
レース情報
【EQADS(エカーズ)選手本人レポート】涌本正樹選手による『GPモントバン(3/14)』レースレポート
★★★3位入賞!!★★★
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レース名:GP Montauban
開催地:Montauban(モントーバン)
開催日:2010年3月14日
カテゴリー:2-3
距離:103km(17km+43km×2周回)
天候:晴れ
レポート:涌本正樹
***********************
コースは、Montaubanの市街地をスタート。
北へ平坦の道を17km進み、ゴールのある43kmの周回路へ。
この周回は常に気の抜けない難しいコースとなっている。
4つのポイントとなる登り(2~3km)、その後のテクニカルな下り、さらに吹きさらしの平坦、と常に自分の位置に注意を払わなければならない。
最後は4つ目の登り、街の頂上がゴールとなっている、17kmと43kmを2周する計103kmのコースで行われる。
今回の個人目標としては、優勝はもちろんのことだが、まず勝負に絡むこと。
そのため、『積極的に』と抽象的では無く、さらに具体的に作戦を組み、自分なりにレースの方向性を読んでの展開とした。
作戦を立てる上でも、事前にレースの詳しい情報を調べ入念に確認した。
天気は晴れ。
前日までの寒波が過ぎ去り、薄着なら少し肌寒い程度で、暖かい陽気だ。
スタートは13時50分。
序盤の作戦は、前回までの2戦を走った上で上位常連チームを確認、その動きを見ながら5人程度の逃げなら容認。
10人ほどを超えるような大きな逃げならそこに入るように展開する。
スタートからのアタックは少数のアタックが多い。
ここは後ろに下がらぬよう、前をキープしつつ様子見とした。
幾度か少数の逃げと、有力チームのコントロールで決まりそうな場面はあった。
しかし、誰もが今日は積極的で、追走のアタックが続き吸収される。
集団は不安定なまま周回へ入り、1つ目の登りへ。
この登りは距離約3km、勾配は緩く、道がきれいで広い難易度の低い登りだ。
しかし、現段階の活発な集団では、道の選択肢も多く、まさにアタックポイント。
ハイペースで1列に伸び、ここで切れる選手も少なくない。
ハイペースで登る集団はここで逃げが決まることはなく、このまま下り、平坦区間へ。
ここからの平坦区間は、横風が強いと言う情報だ。
ここでもしっかり前をキープし、動きをチェックしていく。
この区間では横風を利用しての動きで、集団はさらに活性化。
ここでも幾度と無くアタックと吸収が続き、気を許さない。
全員が積極的に動いている今回の展開。
このあと2つ目の登り、3つ目の登りをクリアしても以前、逃げらしい逃げは出来ない。
そしてレース中盤に差し掛かる4つ目の登り。
ここも勾配の緩い、道幅の広い3kmの登り。
集団の動きが鈍くなってきたところで3名が30秒差で抜け出す。
しかし、有力所のメンバーはいない。
この30秒は広がることも縮まることも無く推移。
完全に泳がして、一時停戦状態。
まさに、これから始まる勝負に気持ちと息を整える時間のようだ。
そして最終周回となる2周目へ。
2周目に入ると同時に、まさしくスイッチの入ったように攻撃開始。
前半までとは違う空気が集団に漂っている。
動ける人数も減ってはいるが、アタックの2人目以降は誰も許していない。
皆、次に決まる逃げが重要だと確信している。
まったく隙がない集団。
こういう時、間を突いたアタックは難しい。
ここで、作戦を立てた。
『2つ目の登りで一気に勝負。』
この登りは道幅が狭く、勾配は10%ほど。
距離こそ長くは無いが、連続で来る上、登りきったら吹きさらしの丘のため、難しい。
また、その後の下りも勾配がきつく、ヘアピンの連続、狭路のため追走も困難になる。
『行くならここ。』と
そこで最大の力を出せるよう、温存。
さらに、ベストポジションで入れるよう位置取りをする。
そして、丘へ。
うまく位置を取ることが出来、2番手で入ることに成功。
上り口から一気にアタックする選手を捕らえ、集団を突き放すことに成功。
そして、先行していた3名に合流し、後ろからも合流する選手と共に、一気に勝負をかける。
そして、下りきったころには集団とは20秒差。
人数は9名。
人数が多く協調が難しいが、なんとかローテーションを形にする。
決していいペースとも言えないが、どうやら集団は崩壊しているようでタイム差を広げ、3つ目の登りに入るころには50秒差。
この登りは道が狭い。
距離は2km程で、全体の勾配は緩いが、ところどころ10%を超えているところがある。
先頭は途中までは協調体制だったが、勾配がきつくなるとアタックが始まり次の展開へ移る。
アタックと牽制が続き、先頭のペースは落ちる。
そこに追走の4名が合流、先頭集団は13名になる。
先頭はこのまま1人もこぼれることなく上りきり、4つ目、最後の登りゴールへ向かう。
最後の登りまでのつなぎ区間も心理戦が続く。
この時点で、後続とは1分以上離れている。
攻撃は止まないが、誰も抜け出すことが出来ない。
そして、ついに登りに入る。
先頭は登りに入ったと同時に攻撃を止め、お見合い。
動くに動けない。
誰もが動かぬまま3km、2km、1kmと過ぎる。
そしてゴールの街に来た。
ラスト600m、1人が先行。
これに全員があわせ、5番手と少し番手を下げてしまってからのスプリント。
しかし、登りで距離もある。
十分いける。
ラスト300mで4番手。
そして200mを過ぎたあたり、満を持してスプリントへ。
しかし、2番手の選手にキレがある。
ゴール直前まで追い込んだが、一人を抜くだけの3位でフィニッシュとなり、レースを終えた。
今回のレース、良かった所、悪かったところが多く見えてきた。
まず良かった点として、設定した目標を最低限達成したこと。
今回はレースを見ることも出来た。
ポイントとなるところでもしっかり動くことも出来た。
悪い点は、挙げればキリが無いが、今回特に反省したいのは『最終局面での動き』。
攻撃性を失い、守ってばかりいたこと。
もっと自分から攻め抜くべきだった。
『スプリントする足が残らなくなったらどうしよう。カウンターでおいていかれたらどうする』。とあまりにも守りすぎ、考えすぎた。
自分は失敗することを恐れてしまった。
これが、今回1番の失敗で、絶対にやってはいけないことだった。
自分に絶対的スプリントの力は無い。
勝つには逃げることが、最重要のはず。
逃げれば勝ち。
逃げれなければ負け。
守りに入った瞬間、自分の負けは、ほぼ確定していたのだ。
それを、分かっていなかった。
それが今回の敗因と思う。
しかし、この場に来れたことで新たに経験を増やすことが出来た。
同じ過ちは2度せぬよう、今回のレースについてしっかり反省したい。
そして、日本に帰るまでに最低1勝出来るよう、残り少ない貴重な時間を大切に、自転車に励みたい。
正式リザルト
http://pagesperso-orange.fr/comite.mpy.ffc/resultats/classement/montauban_lafrancaise.pdf
EQADS(エカーズの紹介):
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=262
★★★3位入賞!!★★★
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レース名:GP Montauban
開催地:Montauban(モントーバン)
開催日:2010年3月14日
カテゴリー:2-3
距離:103km(17km+43km×2周回)
天候:晴れ
レポート:涌本正樹
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コースは、Montaubanの市街地をスタート。
北へ平坦の道を17km進み、ゴールのある43kmの周回路へ。
この周回は常に気の抜けない難しいコースとなっている。
4つのポイントとなる登り(2~3km)、その後のテクニカルな下り、さらに吹きさらしの平坦、と常に自分の位置に注意を払わなければならない。
最後は4つ目の登り、街の頂上がゴールとなっている、17kmと43kmを2周する計103kmのコースで行われる。
今回の個人目標としては、優勝はもちろんのことだが、まず勝負に絡むこと。
そのため、『積極的に』と抽象的では無く、さらに具体的に作戦を組み、自分なりにレースの方向性を読んでの展開とした。
作戦を立てる上でも、事前にレースの詳しい情報を調べ入念に確認した。
天気は晴れ。
前日までの寒波が過ぎ去り、薄着なら少し肌寒い程度で、暖かい陽気だ。
スタートは13時50分。
序盤の作戦は、前回までの2戦を走った上で上位常連チームを確認、その動きを見ながら5人程度の逃げなら容認。
10人ほどを超えるような大きな逃げならそこに入るように展開する。
スタートからのアタックは少数のアタックが多い。
ここは後ろに下がらぬよう、前をキープしつつ様子見とした。
幾度か少数の逃げと、有力チームのコントロールで決まりそうな場面はあった。
しかし、誰もが今日は積極的で、追走のアタックが続き吸収される。
集団は不安定なまま周回へ入り、1つ目の登りへ。
この登りは距離約3km、勾配は緩く、道がきれいで広い難易度の低い登りだ。
しかし、現段階の活発な集団では、道の選択肢も多く、まさにアタックポイント。
ハイペースで1列に伸び、ここで切れる選手も少なくない。
ハイペースで登る集団はここで逃げが決まることはなく、このまま下り、平坦区間へ。
ここからの平坦区間は、横風が強いと言う情報だ。
ここでもしっかり前をキープし、動きをチェックしていく。
この区間では横風を利用しての動きで、集団はさらに活性化。
ここでも幾度と無くアタックと吸収が続き、気を許さない。
全員が積極的に動いている今回の展開。
このあと2つ目の登り、3つ目の登りをクリアしても以前、逃げらしい逃げは出来ない。
そしてレース中盤に差し掛かる4つ目の登り。
ここも勾配の緩い、道幅の広い3kmの登り。
集団の動きが鈍くなってきたところで3名が30秒差で抜け出す。
しかし、有力所のメンバーはいない。
この30秒は広がることも縮まることも無く推移。
完全に泳がして、一時停戦状態。
まさに、これから始まる勝負に気持ちと息を整える時間のようだ。
そして最終周回となる2周目へ。
2周目に入ると同時に、まさしくスイッチの入ったように攻撃開始。
前半までとは違う空気が集団に漂っている。
動ける人数も減ってはいるが、アタックの2人目以降は誰も許していない。
皆、次に決まる逃げが重要だと確信している。
まったく隙がない集団。
こういう時、間を突いたアタックは難しい。
ここで、作戦を立てた。
『2つ目の登りで一気に勝負。』
この登りは道幅が狭く、勾配は10%ほど。
距離こそ長くは無いが、連続で来る上、登りきったら吹きさらしの丘のため、難しい。
また、その後の下りも勾配がきつく、ヘアピンの連続、狭路のため追走も困難になる。
『行くならここ。』と
そこで最大の力を出せるよう、温存。
さらに、ベストポジションで入れるよう位置取りをする。
そして、丘へ。
うまく位置を取ることが出来、2番手で入ることに成功。
上り口から一気にアタックする選手を捕らえ、集団を突き放すことに成功。
そして、先行していた3名に合流し、後ろからも合流する選手と共に、一気に勝負をかける。
そして、下りきったころには集団とは20秒差。
人数は9名。
人数が多く協調が難しいが、なんとかローテーションを形にする。
決していいペースとも言えないが、どうやら集団は崩壊しているようでタイム差を広げ、3つ目の登りに入るころには50秒差。
この登りは道が狭い。
距離は2km程で、全体の勾配は緩いが、ところどころ10%を超えているところがある。
先頭は途中までは協調体制だったが、勾配がきつくなるとアタックが始まり次の展開へ移る。
アタックと牽制が続き、先頭のペースは落ちる。
そこに追走の4名が合流、先頭集団は13名になる。
先頭はこのまま1人もこぼれることなく上りきり、4つ目、最後の登りゴールへ向かう。
最後の登りまでのつなぎ区間も心理戦が続く。
この時点で、後続とは1分以上離れている。
攻撃は止まないが、誰も抜け出すことが出来ない。
そして、ついに登りに入る。
先頭は登りに入ったと同時に攻撃を止め、お見合い。
動くに動けない。
誰もが動かぬまま3km、2km、1kmと過ぎる。
そしてゴールの街に来た。
ラスト600m、1人が先行。
これに全員があわせ、5番手と少し番手を下げてしまってからのスプリント。
しかし、登りで距離もある。
十分いける。
ラスト300mで4番手。
そして200mを過ぎたあたり、満を持してスプリントへ。
しかし、2番手の選手にキレがある。
ゴール直前まで追い込んだが、一人を抜くだけの3位でフィニッシュとなり、レースを終えた。
今回のレース、良かった所、悪かったところが多く見えてきた。
まず良かった点として、設定した目標を最低限達成したこと。
今回はレースを見ることも出来た。
ポイントとなるところでもしっかり動くことも出来た。
悪い点は、挙げればキリが無いが、今回特に反省したいのは『最終局面での動き』。
攻撃性を失い、守ってばかりいたこと。
もっと自分から攻め抜くべきだった。
『スプリントする足が残らなくなったらどうしよう。カウンターでおいていかれたらどうする』。とあまりにも守りすぎ、考えすぎた。
自分は失敗することを恐れてしまった。
これが、今回1番の失敗で、絶対にやってはいけないことだった。
自分に絶対的スプリントの力は無い。
勝つには逃げることが、最重要のはず。
逃げれば勝ち。
逃げれなければ負け。
守りに入った瞬間、自分の負けは、ほぼ確定していたのだ。
それを、分かっていなかった。
それが今回の敗因と思う。
しかし、この場に来れたことで新たに経験を増やすことが出来た。
同じ過ちは2度せぬよう、今回のレースについてしっかり反省したい。
そして、日本に帰るまでに最低1勝出来るよう、残り少ない貴重な時間を大切に、自転車に励みたい。
正式リザルト
http://pagesperso-orange.fr/comite.mpy.ffc/resultats/classement/montauban_lafrancaise.pdf
EQADS(エカーズの紹介):
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=262


























