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レース情報

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ブエルタ・ア・カンタブリア(9/8-10)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ブエルタ・ア・カンタブリア(9/8-10)』

スペインの山岳ステージレース
米世界選手権に向け準備を整える



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【レース情報】
-レース名:『VUELTA A CANTABRIA』
-期間:2015年9月8-10日
-開催場所:スペイン・カンタブリア州
レース会場『カンタブリア州(CANTABRIA)』の所在地:


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【成績】

<9月8日 第1ステージ142㎞>

スペイン・カンタブリア州の州都であるサンタンデールの周辺を走る3日間のステージレース。VOLTA A VALENCIAから中一日、大移動を経ての参加。世界選手権前の最終レースとしてチームの連携とコンディションアップを目的にメリハリをつけて走る。第1ステージは平坦と終盤の3つの3級山岳ポイントで構成されるコース。レースは中盤まで比較的おとなしい展開で進み最初の3級山岳ポイントをきっかけに展開が始まり、チームも連携を取りながら前衛で展開し好位置につける。
最後の山岳ポイントの手前では他チームの4名が先行しゴールへ向かう展開となったが、面手が麓から頂上付近までの捨て身のペースアップで、小石、秋田らを残した追走グループは先頭を吸収しそのままゴールとなった。レースレベルはこれまでのレースと比較するとワンランク低い分、チームとしては終始良い動きが出来ている。なお、日本人としてスペインのクラブチームに所属する小林海選手も今大会に参加しており、先頭グループに残り大変良い走りを見せていた。(浅田 顕)

第1ステージ成績
1 LOPES Daniel(スペイン/CAJA RURAL)
2 ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)
3 AYUSO Bernardo(スペイン/GOMUR)
…18小林海(CONS.PAULINO-LIMO)、31小石祐馬、32秋田拓磨+0s
…47面手利輝、48岡篤志+2m15s
…79内野直也、82小橋勇利+11m24s


<9月9日 第2ステージ147㎞>

第2ステージは第1ステージと比較し起伏が多く4つの3級山岳ポイントが設定されている。チームは小石を上位に残す動きを前提にチームで連携し動く事を重視した。レースは序盤から逃げグループが先行する中、チームからはメンバーを乗せられず、メイン集団に残り後半に備えた。メイン集団は終盤にペースアップし逃げグループを吸収し、約60名に小石、面手、秋田の3名を残し最後の山岳ポイントを迎えた。
ペースアップの末縦に伸びながら峠を越え、下り区間からゴールへ。ゴール前の複雑なレイアウトは面手に向いているため小石が面手を前方へ引き上げスプリントに入る。しかしラスト2㎞からの単独の位置取りに苦戦し16位でのゴールとなった。明日は山岳ステージで展開はガラッと変わると思われる。山岳の得意なスペイン勢の動きを見ながら最終ステージを走る。(浅田 顕)

第2ステージ成績
1 ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)
2 LOPES Daniel(スペイン/CAJA RURAL)
3 SAMOLENKOV Artem(ロシア)
…16面手利輝、24秋田拓磨、26小林海(CONS.PAULINO-LIMO)39小石祐馬+0s
…59岡篤志、?内野直也+5m46s81、小橋勇利+10m01s
個人総合リーダー
ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)6h41m01s


<9月10日 第3ステージ149㎞>

最終ステージは第3カテゴリーと第2カテゴリー山岳がそれぞれ2つ、計4回の山を越える山岳ステージ。チームは前半の逃げの展開と後半の総合争いに備えた。レースは序盤に内野を含む4名が逃げを展開するが、最初の峠に差し掛かる前に吸収されほぼ大きな集団で本格的な山岳に入る。3つ目の登りが始まると一気に展開が始まりペースが上がる。チームは集結し小石を好ポジションで登りを開始させるが、スペイン勢のハイペースに少々遅れ始め、面手が小石のペースを作り一度は復帰するが最後の登りでは少人数のグループに取り残されてそのままゴールへ向かう事になった。
全体の結果としては予想と同等であったが、最後はスペイン勢の登りの速さに少々驚かされた。4日間と3日間のステージレースが連続したため1週間の大きなステージレースを終えた感覚だが、世界選手権までのレースは終了しやるべき事は出来た。フランスへ戻り一休みした後、スピードの回復と集中力を高め世界戦に臨む。

第3ステージ成績
1 ROSON Jaime(スペイン/CAJA RURAL)3h40m13s
2 MARQUEZ Rafael(スペイン/LIZARTE)+13s
3 DIAZ Jose Manuel(スペイン/BICICLETA RODRIGUEZ-EXTREMADURA)+13
…18小林海(CONS.PAULINO-LIMO)+4m38s、30小石祐馬+6m50s、32秋田拓磨+9m03s、33面手利輝+9m04s、…83小橋勇利、89内野直也+23m32s
…岡篤志は途中棄権

<最終個人総合成績>
1 ROSON, Jaime (スペイン/CAJA RURAL)10h21m14s
2 DIAZ Jose Manuel S BIC. RODRIGUEZ-EXTREMADURAa +13
3 ARCAS Jorge (スペイン/LIZARTE)+13
…16小林海(CONS.PAULINO-LIMO)+4m38s、26小石祐馬+6m50s、29秋田拓磨+9m06s、31面手利輝+11m19s…76内野直也40m42s、82小橋勇利+44m57s

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総合76位:内野 直也(EQADS)


<第1ステージ>
前半は割とフラットな区間をこなし、後半は周回コースに含まれる登りなどで展開が起こるであろう145キロのレース。
自分は逃げを狙っていく。
チームで交互にアタックを繰り返すも、スペイン特有の飛び出しはするがそこから踏まずに見合ってしまい抜けだせない。
ずっとこのようは動きを繰り返したため、後半の勝負が掛かる場面に備えて後方で脚を温存していた。
しかし、いつの間にかかなり後方にいてしまい、周回に入る前に固まりが抜け出してしまいそれに乗れず。
その後集団で追いかけるも、足並みが揃わず。
この日は切り替えて脚を使わないように走って次の日に備えた。
集中に欠けていた場面が命取りになった日だった。

<第2ステージ>
昨日とは異なり、各賞のリーダーがいるため、それに便乗した動きをして逃げに乗ることを目標にした。
コースは前日より登りが増え、厳しさは増した印象。
スタートからほぼ最前列だったため、リアルスタートと同時に目の前を飛び出した選手に付いて、逃げ始める。
6名でローテーションを回すが、5キロ程で後ろから集団が追ってきて吸収。
この日チームで逃げの展開を志願したのは自分だけだったので、マークした選手を見ながら動きを絞る。
登りでも抜け出してみるが、決まらない。
そのあとのちょっとした登りでもアタックがかかり、そこで抜け出した11名が行ってしまった。
ちょうど、塞がれてしまった場面で反応が出来ず。
その後に、追走もかけるが決まることはなく。
その後のレースは強豪チームのコントロールにより進み、逃げは中盤に吸収され、カウンターで4名が先行。
自分は小石選手を前に残すためのチームの動きに加わり、なるべく一緒に動いたがラスト25キロの登りで千切れ、後方の集団でゴール。


<第3ステージ>
山岳がいくつも組み込まれコース自体が厳しい最終ステージ。
この日も、逃げを狙う。
最後まで完走出来なくても、逃げに乗ってレースの展開に加わる事を目標とした。
スタートしてからアタック合戦。
小橋選手もこの動きに同調してくれ、交互に対応する。
一度決まりかけた小橋選手の逃げのカウンターで飛び出し、2人で逃げ始める。
しかし、これは吸収。
その後、すぐに今度は自分からアタックして、さっきと同じ選手と逃げる。
しばらくは2人で逃げ続けるが、カハルーラルの選手など2選手が合流し4人。
ローテーションを回して、逃げる。
やっと逃げに乗れた。
かなり苦しく千切れそうだが、粘って逃げ続ける。
しかし、差が大きくは広がらない。
踏み続けたが、登りが始まっていく区間を前に吸収された。
逃げを作るのに力の配分を前半に持ってきてそこで力を使ったため、この時点で脚に余力がない。
登りが始まってから、何度も千切られるが、チームカーの隊列も利用しながら復帰。
いよいよ、勝負が最終局面に差し掛かるラスト2つ目の登りに突入。
ここで力尽きて、遅れた。
グルペットに合流して、ハンガーノックになりながらも何とかゴールは出来た。


バレンシアからの総括
ナショナルチームのエースである小石選手のアシストをするにしろ、自分が先頭集団に残って勝負をしたくても、根本的な力量が足らない。
最後の最後で逃げに乗って、そこから感じられた事があったのは良かった。
自分の今シーズンはここで一区切りなので、特にここまで過ごしてきたあったU-23の期間に感じた事を洗い出して、
考察して、大事なU-23最後のシーズンへ準備していく。


 * * *


第3ステージにて途中棄権:岡 篤志(EQADS)


バレンシアの4ステージを終え、中一日でブエルタ・カンタブリアがスタート。
・第1ステージ
コースは前半は平坦と短いアップダウン、100km過ぎから1周20kmの周回に入り、2.3kmの登り含むコースを2周してゴールの計142km。
午後4時、レースはスタート。
アタックでペースは上がるが、スピードが長続きせず、逃げが決まりにくい感じ。
そもそも逃げたい選手が少なく、逆に最後の登りまで誰も逃がしたくないと思っている選手が多いのだろう。
何度か抜け出せる場面もあったが、皆脚を使いたがらずに吸収される繰返し。
正直アタック合戦に参加するだけ脚の無駄にも感じたが、チームで乗っていないアタックには反応していき距離を重ねる。
そして周回が近付きようやく3人の逃げが決まり、ロシア人が単独で追い付き4人に。
そして集団も登りへ。
位置取りに気を付けて入り、余裕をもって超えることが出来た。
下って平坦ゴールなので、登りでバラけても集団スプリントになる可能性が高いと予想。残れば自分にもチャンスはある。
続く下りと平坦で、数名の抜け出しがあり反応するも、数キロ逃げたところで吸収。
そして最後の登りへ。
集団はエウスカディが牽引し、纏めようとしている雰囲気。
登り口が近付き、ここで面手選手が小石選手を率いて集団先頭へ。
自分は少し埋もれていて合流出来なかった。しかしここは何としても行くべきだった。
面手選手が先頭で登りに入り、そのまま集団を千切る勢いで牽いている。自分は少し位置を下げて登る。中腹で面手選手が下がり、他チームのアタックがかかる。
かなり伸びるが頂上まであと200mほど、しかしここで付き切れず、少しの遅れをとり下りへ。しかしそのまま追い付くこと叶わず、最後の集団スプリントに残ることも出来なかった。
結局ゴール前で後ろの集団にも捕まり、グルペットでゴール。
3ステージ中一番チャンスのあるステージで残れず、勿体無い結果になってしまった。
・第2ステージ
コースは50kmの周回を2周したあと、短縮周回を2周する計147km。
周回には5kmの登りがあり、これを4回登ることになる。
勝負するにはここで残ることが大前提。今回は後半に力を出せるように走ることを心がける。
そしてレーススタート。
チームでは内野選手が逃げに乗れるように動いていく中、他のメンバーは集団で温存。
しかし自分は集団でもあまり余裕を感じられない。
最初の登り、面手選手と小石選手の指示で前へ上がり、牽いているチームの後ろ辺りで登りに入る。
途中までは位置をキープしていたが、途中から路面が悪くなり、一気に脚がいっぱいに。
頂上を最後尾でギリギリクリアし、2周目へ。
2周目も登り口まで同じように動き、前で入る。
今回はペースアップはなく事なきを得る。
しかし小周回の一周目、既に脚が残っておらず登りで離れ、後ろのグルペットと合流してゴールを目指すことになった。
結果5分ちょっと遅れてゴール。
レースの方は、昨日よりも先頭集団は人数が多く残り、50人程のスプリント勝負になった。この中に小石選手、面手選手、秋田選手が残った。
この中に残れていれば、スプリントの連携も出来たと思うので、またもチームの戦力になれなかった事が悔やまれる。
第3ステージ(final)
最終ステージは標高差400m前後の登りを4つ越える150kmの山岳ステージ。
自分としては登りまでにチームに貢献することを目標にスタート。
そしてレーススタート。
最初の30km以上は緩く下り続ける。
ここで内野選手が4人で抜け出し逃げる。
しかし集団有利で捕まり、最初の登りへ。
しかし既に身体がキツく、全くペースの上がっていない集団から遅れ、ペーサーにも付けずに70kmでリタイアに終わった。頑張ってもDNFという結果は同じだったかもしれないが、気持ち次第でもっと粘れたはず。ここまで来たにもかかわらずサポートしてくれたスタッフ方には失礼な走りをしてしまったと反省。
感想
この8日間、踏めていないので筋肉的疲れは少ないが、精神的に少しやられてしまった。
調子の悪い時こそ、闘争心だけは強くもって、いつも以上に集中して走らなければ行けない。
世界選手権まで日は長くないが、やれることはやってベストを尽くしたい。
ありがとうございました。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683
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