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レース情報

【レースレポ(EQADS)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/21-28)』ホームで世界に惨敗も、未来への糧を得た1週間。

【レースレポ(EQADS)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/21&28)』*全8ステージ

ホームで世界に惨敗も、未来への糧を得た1週間。


■TOJに臨む日本ナショナルチームメンバー。未来を見据え、大学生も含まれる若手中心の編成だ。EQADSからは新城雄大(沖縄・EQADS。右から2番目。)がメンバーに選ばれた。

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【レース情報】
-レース名:『ツアー・オブ・ジャパン』
Tour of Japan 2017
-カテゴリー:UCI 2.1
-距離:*全8ステージ、総走行距離743.75㎞
-期間:2017年5月21日(日)-28日(日)

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【成績】
<5月21日:第1ステージ【堺】=2.65㎞個人タイムトライアル>

1ダニエル・サマーヒル(アメリカ/ユナイテッドヘルスケア)3m15s53
2アンソニー・ジャコッポ (オーストラリア/アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス)+0s45
3イヴァン・ガルシア・コルティナ(スペイン/バーレーン・メリダ)+0s83

59孫崎大樹+14s36
60吉岡直哉+14s67
64草場啓吾+15s15
77新城雄大(EQADS)+18s23
80山本大喜+18s80
94黒枝咲哉+23s53

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第1ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『今回のツアー・オブ・ジャパンでのジャパンナショナルチームは所属チームが本大会に参加していないエリート&U23の強化指定選手で構成される中、狙いは吉岡直哉(那須ブラーゼン)と山本大喜(鹿屋体育大学)の個人総合成績をUCIポイント圏内に残す事、そしてその過程でチャンスを見つつ、各選手がそれぞれの特長を生かし見せ場を作る事。本日初日の短距離個人タイムトライアルでは皆全力で走るも上位での成績は無かったが、明日からの本格的ステージに向けて刺激を加え準備を整えた。日本人選手としては岡篤志(宇都宮ブリッツェン)がU23ながらトップから僅か3秒79遅れの8位で走り抜き実力をアピールした。(浅田 顕)』


(写真)TTスタート直前の孫崎大樹
Photo: JCF

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<5月22日:第2ステージ【京都】=105㎞>

■第2ステージ成績:
1マルコ・カノラ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)2h44m17s
2ジョン・アベラストゥリ・イサガ(スペイン/チーム右京)+7s
3ルーカス・セバスチャン・アエド(アルゼンチン/ユナイテッドヘルスケア)+7s
34山本大喜
49吉岡直哉+7s
58孫崎大樹+6m3s
83草場啓吾+18m43s
87新城雄大(EQADS)+21m38s
DNF 黒枝咲哉

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第2ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『第1ステージはテクニカルな緩めのアップダウンサーキットを走るステージ。チームは吉岡と山本をトップグループに残すことを最重要課題としスタート。序盤に出来た5名の逃げにチームから山本大喜が参加し最大3分差まで広がる中、集団では吉岡がパンク等のトラブルで停車、自転車交換し再スタートし何とか集団復帰。終盤には山本を含む逃げもメイン集団に吸収されラストの周回へ。最後はNIPPOのカノラが登りで単独アタックを決め優勝、少人数の長い逃げで少々消耗した山本、トラブルで脚を使った吉岡の2人だったが、トップから7秒遅れのメイングループでのゴールとなり今日の課題はクリアした。新城は吉岡のトラブル時に捨て身でサポートに回り大きく遅れてのゴールとなったが規定内完走で翌日のレースにスタートする。スプリント力に期待がかかった黒枝は体調が悪く途中棄権となった。日本選手勢では山本と逃げた初山翔(ブリヂストンアンカー)が山岳賞獲得。ステージ成績では昨日に引き続きU23の岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が4位、春のU23ネイションズカップに日本代表メンバーで参加した横山航太(シマノレーシング)も10位に入り意地を見せた。(浅田 顕)』


■逃げに乗る山本大喜
Photo: JCF

 * * *

<5月23日:第3ステージ【いなべ】=127㎞>

■第3ステージ成績:
1マルコ・カノラ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)3h11m54s
2ルーカス・セバスチャン・アエド(アルゼンチン/ユナイテッドヘルスケア)+0s
3ジョン・アベラストゥリ・イサガ(スペイン/チーム右京)+0s
24吉岡直哉+8s
32山本大喜+8s
48草場啓吾+51s
孫崎大樹+1m04s
81新城雄大(EQADS)+10m58s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第3ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『例年は厳しいコースと展開で終盤までに絞られた先頭グループからさらに抜け出した選手が勝利するステージ。チームは引き続き吉岡と山本の先頭グループゴールを目標にスタート。序盤から逃げた3名に対して集団が一定ペースでコントロールし、大きな難関もなく終盤に突入。先頭3名は吸収され前方では転回があるものの最後のゴールまでの登りを残し集団は一つ。ゴールは昨日優勝し総合リーダーに立ったNIPPOのカノラが連勝し、上位陣も3位まで昨日と同じ顔ぶれであった。
チームでは吉岡と山本が先頭から8秒差でゴールし本日の目標もクリアした。途中エースたちの位置取りをした孫崎、草場は終盤のペースアップにより先頭から少し遅れてゴールし、新城はラスト1周の位置取り争いで転倒し単独で遅れてのゴールとなった。日本勢では初山(ブリヂストン・アンカー)が山岳ポイントを追加し山岳ジャージをキープ。中根英登が終盤の展開で良い走りが見えた他、土井(マトリックス)が8位、昨日4位の岡(宇都宮ブリッツェン)も14位と健闘した。(浅田 顕)』


Photo: JCF

 * * *

<5月24日:第4ステージ【美濃】=139.4㎞>

■第4ステージ成績:
1マルコ・カノラ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)3h11m54s
2ルーカス・セバスチャン・アエド(アルゼンチン/ユナイテッドヘルスケア)+0s
3ジョン・アベラストゥリ・イサガ(スペイン/チーム右京)+0s
24吉岡直哉+8s
32山本大喜+8s
48草場啓吾+51s
75新城雄大(EQADS)+1m47s
81孫崎大樹+3m21s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第4ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『比較的フラットな美濃ステージでは集団スプリントで決着することが多く、今日のチームは吉岡と山本を温存させながら先頭集団でゴールさせる事を最優先とし、展開の中で新城、孫崎、草場が逃げに参加することも課題とした。レースはスタート直後に山岳賞の初山(ブリヂストン・アンカー)と孫崎の2人が飛び出し、リーダーチームのNIPPOが管理する集団は2人の逃げを容認し90㎞過ぎの2つ目の山岳ポイントまで進んだ。山岳ポイントを加算した初山は集団に戻る一方、孫崎は残る力を込め逃げ続けた結果、スタートからラスト約25㎞まで逃げ続け存在をアピールする事が出来た。
レースは最後には集団でまとめゴールスプリントへ持ち込まれた中、チーム右京のイヴァン・ガルシア・コルティナが大集団のトップで入りステージ優勝を飾った。草場、新城に位置取りでサポートを受けながら力を温存した吉岡と山本もトップと同タイムでゴールし、孫崎の逃げも含め今日もチームの課題を達成した。(浅田 顕)』


■逃げ続ける孫崎大樹
Photo: JCF

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<5月25日:第5ステージ【南信州】=123.6㎞>

■第5ステージ成績:
1マルコ・カノラ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)3h10m05s
2ネイサン・アール(オーストラリア/チーム右京)+0s
3イヴァン・ガルシア・コルティナ(スペイン/バーレーン・メリダ)+0s
13山本大喜+0s
39吉岡直哉+6m31s
43新城雄大(EQADS)+11m01s
54草場啓吾+18m28s
55孫崎大樹+18m28s

個人総合成績
1マルコ・カノラ(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)12h31m08s

19山本大喜+59s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第5ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『山岳周回コースの飯田ステージは朝から雨模様。個人総合成績争いが本格的に始まるステージとして、チームは吉岡、山本をトップグループに残す事を目的としスタート。レースは序盤に飛び出した8名がしばらく先行、山岳賞、スプリントポイントを重ね終盤へ突入。メイングループも人数を絞りながらアプローチを開始し終盤にはすべての逃げを吸収し25名程のグループとなる。主力選手のアタックとともに最後の登りではさらにペースが上がるがゴールでは22名の勝負となり総合リーダーのカノラがステージのゴールスプリントを制し総合成績首位もキープした。山本は終始落ち着いた展開でトップと同タイムの13位でゴールし個人総合成績も19位まで上昇しUCIポイント獲得圏内に位置付けた。吉岡は残念ながら終盤にグループより遅れ個人総合順位を落とした。日本勢では初山(ブリヂストン・アンカー)が山岳賞をキープ、西薗良太(ブリヂストン・アンカー)がステージ4位、U23の雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)も昨日までの岡篤志の活躍を引き継ぎ6位でゴールする健闘を見せた。(浅田 顕)』


Photo: JCF

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<5月26日:第6ステージ【富士山】=11.4㎞>

■第6ステージ成績:
1 オスカル・プジョル・ムニョス(スペイン/チーム右京)38m50s
2 ハミッド・ポルハーシェミー(イラン/タブリーズ・シャハルダリチーム)+1m22s
3 ネイサン・アール(オーストラリア/チーム右京)+1m58s
23山本大喜+7m00s
33吉岡直哉+8m33s
41新城雄大(EQADS)+10m07s
62孫崎大樹+12m35s
68草場啓吾+14m11s

個人総合成績
1 オスカル・プジョル・ムニョス(スペイン/チーム右京)13h10m38s
18山本大喜+7m19s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第6ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『富士山ステージは他力には頼れず、個人の登坂力が試されるステージで個人総合成績に最重要なステージ。個人総合成績の上昇を狙う山本はペース配分に課題が残ったもののステージ23位の成績で個人総合成績を18位へ上昇させた。吉岡、新城、孫崎、草場も個々のペースでレースを走り切り翌日の修善寺ステージに向けてコンディションを維持ている。
優勝は昨年からの連覇のプジョル(チーム右京)、日本勢では昨日4位の西薗良太(ブリヂストン・アンカー)が15位、17位には雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、18位にはこれまで総合リーダーをアシストしつつ実力を見せてきた中根英登(NIPPOヴィーニファンティーニ)が入った。また日本人選手の個人総合成績では西薗の12位に留まっている。(浅田 顕)』


■個人総合成績をアップさせた山本大喜
Photo: JCF

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<5月27日:第7ステージ【修善寺】=122㎞>

■第7ステージ成績:
1 マルコス・ガルシア(スペイン/キナンサイクリングチーム)3h30m53s
2 クリス・ハーパー (オーストラリア/アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス)+1m39s
3 マルコ・カノラ (イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1m52s
…24山本大喜+5m10s
35吉岡直哉
37新城雄大(EQADS)+13m51s
47孫崎大樹+15m19s
71草場啓吾+27m38s

個人総合成績
1オスカル・プジョル・ムニョス (スペイン/チーム右京) 16:45’48”
19山本大喜+8m12s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第7ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『富士山ステージでの結果により、個人総合成績にほぼ決着がついた形で今日の修善寺ステージを迎えた。厳しいステージではあるがチームの今日の目的は山本大喜の個人総合成績をポイント圏内に収めることと、展開次第では吉岡のステージ成績を狙う事も視野に入れた。レースは序盤の実力者4名のアタックが決まり、リーダーチームにコントロールされる集団は最高4分差で周回を重ねた。中盤以降はステージ優勝を狙うNIPPOのペースアップと攻撃により集団は26名程に絞られ、チームからは山本のみが残りゴールまで耐えるレースとなる。レース決着は、先頭4人が分解しつつもメイン追走グループからは逃げ切り、最初からの逃げメンバーのひとりマルコ・スガルシア(キナン)が2位に大差をつけて優勝した。山本は最後の周でメイン追走グループから少し遅れながらも24位でゴールし個人総合成績を19位とした。日本人勢では優勝したガルシアと共に最初から飛び出した初山翔(ブリヂストン・アンカー)が6位に食い留まる健闘を見せた。個人総合成績争いでは日本人勢は大人しいレース展開で順位上昇は無く、依然総合トップ10はすべてカタカナのリザルトとなっている。(浅田 顕)』


Photo: JCF

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<5月28日:第8ステージ【東京】=112.7㎞>

■第8ステージ成績:
1ヨン・イラストルサ (スペイン/バーレーン・メリダ) 2h14m47s
2阿部 嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +0s
3大久保 陣 (ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+5s

21草場啓吾
32山本大喜+5s
42孫崎大樹+13s
58新城雄大(EQADS)+48s
69吉岡直哉+6m30s

最終個人総合成績
1オスカル・プジョル・ムニョス (スペイン/チーム右京)19h00m52s
2ネイサン・アール (オーストラリア/チーム右京)+1m40s
3ハミッド・ポルハーシェミー (イラン・タブリーズ)+1m42s
18山本大喜+7m58s
35吉岡直哉+29m08s
56孫崎大樹+52m24s
62新城雄大(EQADS)+1h05m41s
67草場啓吾1h15m50s

■フルリザルト(PDFが開きます)

<第8ステージ:浅田監督によるレースレポ>
『最終日の東京ステージでは多くの選手が逃げを狙う中、レースはアタック合戦により中盤までハイペースで進み、一息ついたところで13名の逃げグループが形成された。その後ゴールに向けてはスプリント狙いのチームがペースアップを図るがギリギリで捕まえる事が出来ず、先頭グループの中から最後に飛び出したイラストルサ(バーレーンメリダ)が最終ステージを飾り、2位には阿部崇之、3位には大久保陣と日本勢が今大会で初めてステージでのベスト3に入った。チームは各選手アタックを繰り返したが重要なところで外してしまった。個人総合成績19位でスタートした山本は落ち着いたレース展開で集団ゴールし、上位に未出走の選手がいた関係で最終的に18位の成績となった。
8日間通してジャパンナショナルチームはい一丸となり当初の戦略通りに走ることが出来た。エリートの吉岡は途中総合から脱落し残念ではあったが、山本大喜が実力通りの走りが出来、目標のUCIポイント獲得圏内でのゴールとなった。レース全体では日本人選手の成績が非常に低く、一部活躍した選手を除き自国開催の大舞台に相応しい走りでは無かった。日本人の活躍が無いツアー・オブ・ジャパンであってはならない。そんな中、各ステージや個人総合成績でU23選手の若干の活躍があったことは今後に向けて唯一明るい材料である。(浅田 顕)』


Photo: JCF

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【参考リンク】
<2017年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=755
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