レース情報

【EQADSレポート】木下智裕選手による『ツール・デュ・ロット-エ-ガロンヌ(4/17)』レースレポート

【EQADS(エカーズ)選手本人レポート】
木下智裕選手による『ツール・デュ・ロット-エ-ガロンヌ(4/17)』レースレポート


木下智裕:エカーズ選手。仏「G.S.C.ブラニャック」チームに派遣中
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【レース情報】
-レース正式名称:『ツール・デュ・ロット-エ-ガロンヌ』(Tour du Lot-et-Garonne)
-カテゴリー:エリート・ナショナル、2
-距離:142km
-期間:2011年4月17日
-開催場所:ロット-エ‐ガロンヌ
-リザルト:58位

<フルリザルト>
http://www.directvelo.com/actualite/11531-tour-du-lot-et-garonne-classement.html

【レース会場『ロット-エ-ガロンヌ』の所在地】:

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【レースレポート】
レース前のミーティングでコースの情報と、作戦確認。
「今回のコースはかなりキツい、チームから必ず逃げに乗るように」とのこと。
山岳ポイント 30km 65km 80km 120kmで80〜100kmは特にアップダウンが特にキツいとの情報。
高低差が200〜300mの登りを何度も繰り替えす感じ。

天気も晴れて少し暑いくらいだった。

13時半レーススタート。


前半から狂ったように速い。少しスピードが落ちたかと思ってメータに目をやると52km/h。とにかく速くて逃げが決まりそうにないので、ほんの少し待ってからアタックに参加することにする。しかしハイペースで進んでいる時は逃げが決まるテンポも早まるので、集中して前に位置した。

30km地点の登りは何も頑張らなくても前で上れた。この時にチェーンの調子が悪いことに気づく。
パワー掛けてダンシングするとチェーンが外れてしまう。いきなり外れてトルク抜けするので何度も転びかけた。後ろの選手にジャポネー!と怒鳴られる。
アウターのロー側から2、3枚目のチェーンの張りが強い時にチェーンが外れ易いのを察知し、インナーを積極的に利用した。
登りの得意なチームメイトが6人で抜け出すが、さすがフランスは集団の力が強いので下りで一気に吸収。

そこからまた平坦。くねくね道で道が細いので集団は長くなる。

タイで、福島晋一さんに聞いた集団のペースが速い(ゴール前のスプリント前のような)場合に、自分の位置を下げない動き方について教えてもらったので実践してみる。
すると最初はリズムが掴むまでは苦労したけど、次第に何か見えてきて、イメージ通りに出来るようになった。
ちょっとしたアドバイスだけど、自分にとってはとても大きなことだった。気づかせてくれてありがとうございます。とレース中に思う。

次第にペースが落ちるようになって来る、そして集団の密度が高くなってくるのを感じ、そこから自らがアタックしていく立場に回る。

この時にしっかり動けるか動けないかが重要で、自分と同じようにアタック合戦が緩むのを少し待ってから抜け出そうとする選手は多い。そのような時に限って、アタック出来る位置にいるのは難しく、一瞬で決まってしまう場合が多いのでタイミング的かなりシビアになる。さらに道が狭ければ狭い程、アタックする脚はあっても前に上がるタイミングを逃して、アタック出来ない事もある。

前半からアタック合戦に参加していたはずのチームメイトも、なかなか確認出来なくて、前にいるのは自分とチームメイトのミカエル・ダミアンだけだった。

交互にアタックしていく。もう自分が有利だと思ったら、自分からバンバン仕掛けて行く。今の自分は弱いと思いつつ、だからこそペースが緩んだチャンスを最大限生かすべく仕掛ける。

今回は例のアドバイスもあり、道幅が狭い区間で脚を使える位置にいたので、これでもかというくらい攻撃するが、なかなか決まらない。

でも決めました。吸収されて、吸収され際のアタックして吸収されそうになって、また際どいアタックで、4人逃げ。
かなり追い込んだので、その後のローテーションがキツ過ぎた。やはりまだまだ力が無いな。
もっと10、15分ペース走で以前と同じようなパワーを出せれば違うだろう。

ここでようやく集団との差が大きくなり始める。コミッセルバイクも道が細くて前に来れないのでタイム差不明。

結局35kmくらい走り、65kmの山岳ポイントの登りで吸収される。
そしてミカエル・ダミアンがUSモントーバン、wendel等4名で抜け出して逃げ始める。


(写真:元エキップアサダのミカエル・ダミアン(青ジャージ)を含む逃げ集団)

そこで集団が落ち着いてくれたので回復できた。
チームカーからボトルを受け取り、これで今日は終わりか?終わりじゃないか?と聞いたらまだ後半キツいから逃げは決まらないと思うので、チームで前方で固まって勝負どころに備えるように言われる。

よかった。まだチャンスあるぞ。と自分に言い聞かせ、嬉しかった。

80km地点からのアップ&ダウンの厳しい区間に入るが、逃げに乗せていないチームが集団をきっちりコントロールしていたので、そこまでキツく感じなかった。でも周りの選手の表情はキツそうだったのを見て気分よかった。こんな感覚久しぶり。


(写真:元エキップアサダのミカエル・ダミアン(青ジャージ)を含む逃げ集団)

結局ミカエルの乗った逃げも110km地点程で吸収される。吸収される時はかなり集団の緊張感が増して位置取りして次の展開に備えた。

ただ前半のハイペースと、道幅がタイトなことが影響してか、なんとなくのアタック合戦になっている。自分は120km地点の登りに警戒心が強くなって、いい位置で登り始めることしか考えていなかった。
頼むから逃げは決まらないでくれと、実力不足ゆえの神頼み。

そんな願いが通じて、登りが見えてくる。いい位置で入れたが、さすがに最後はもの凄いもがきあい。
そこまでオールアウトのリスクと戦いながら、先頭集団でクリアできる位置で登る。
勾配が3%程になり、更にペースが上がりさすがにインナーで対応出来なくなったので、アウターに上げる。キツいがそこまで辛さを感じない。ただ単に追い込めていないだけかもしれないけど。

前方で走っていると、しばらくして。チェーンが急に落ち、トルク抜けしてまた転びそうになり、後ろのWendelの選手に再び怒鳴られる。こんな大事な場面では怒鳴られて当たり前だ。

チェーンを直して再び走るが、踏み込むとまた落ちる。集中力が切れた。
そこからはまた勾配がキツくなり、あと2km程で山頂だった。
集団から千切れて、一気に脚にキツさを感じた。

そこからは。次のレースの事も考えて7人くらいでラスト20km最後までペース落とさずに走りゴール。

レースの最後は結局集団ゴールだったらしい。やはり集団が強い。

(写真:VSイエロワが集団スプリントをコントロール)


(写真:VSイエロワのスティーヴン・ガルサンが優勝)

今回のレースは、エリートナショナルのレースでレベルも高いはずだったけど、体の調子もよかった。
タイのレースで限界を超えた走りを数回出来たからだと思う。また今回のレースをこなして、コンディションが上向きになっていくと前向きに考える。
チームメイトも自分の走りを少しは認めてくれた感じがした。

普段の生活もっと頑張ろう。
普段の生活が一番大事。

+++++++

スローに行きます。

木下智裕


(写真:強豪VSイエロワが1&3位を獲得した)


(写真:チームメイトとゴールする木下(右))
Photo: Soren

『エカーズ』ジャーナル4月16日:【JCRC群馬「東北地方太平洋沖地震」被災地復興支援大会参戦】

『エカーズ』ジャーナル4月16日
JCRC群馬「東北地方太平洋沖地震」被災地復興支援大会参戦


エカーズメンバーは群馬県サイクルスポーツセンターで行われたJCRC第3戦にて各カ
テゴリーに参加いたしました。


写真:Sクラスの先頭を引っ張りペースを上げる小山貴大(14)

【レース結果】
★Sクラス 36km
1位 金子幸央(NAMAZU PLUS TOCHIGI)56m48s
…9位 小山貴大(14) +15s

(エカーズ選手のレース展開)最上級カテゴリーSクラスへ参加の小山は終始攻撃に参加し中学生ながら多くの成人を押さえて9位でゴールした。

★Aクラス 36km

1位 國分俊幸(ブラウブリッツェン)58m03s
…19位 橋詰丈(14) +2m45s

(エカーズ選手のレース展開)橋詰は常に余裕を持って集団前方をキープしたが後半にチェーントラブルで後退し辛くも19位で完走した。

★Cクラス 24km

…石上優大(13) 完走
(エカーズ選手のレース展開)Bクラスへの昇格を狙った石上も余裕で集団前方をキープしていたが、登り坂でチェーンを外してしまい戦列から外れ単独でのゴールとなった。

★Zクラス 60km
1位 小原賢介(チームオーベスト) 1h33m29s
…6位 一丸尚伍(19)、8位小竹俊輔(22)、10位代凌介(17) +1m21s、谷口正洋
(23)は途中パンクの為リタイヤ

(エカーズ選手のレース展開)JCRC初参加の4名は昨年木下智裕(フランス遠征中)が優勝した最長クラスのZクラスへ参加した。後半により有効な攻撃を仕掛ける事を課題にスタートしたが、前半に逃がしたメンバーを終盤詰めることが出来ず集団ゴールとなった。

【浅田顕監督コメント】
Sクラスの小山はレースをよく観察し善戦した。先頭を良く引くスタイルは今はロス
だが将来10倍になって戻ってくるだろう。
Aクラス橋詰とCクラス石上はともに力が十分ありながら機材トラブルでチャンスを逃したことは残念だが次が楽しみ。
Zクラスは4名も出場しながらレースを動かすことが出来なかった。もっとレースを観察し他選手との力関係を考えレースを主導しなければならない。
経験は浅いもののすぐに出来ることはたくさんあると感じた。


写真: レース前のミーティング。レースの内容と結果を重視する。(by Koichiro SHIIKI)


写真: スタートラインに立つ石上優大(by Koichiro SHIIKI)


写真: スタートラインに立つエカーズ谷口、一丸、橋詰(by Koichiro SHIIKI)


写真: レースをコントロールするエカーズ小竹、代、一丸(by Koichiro SHIIKI)


写真: エカーズの代と一丸(by Koichiro SHIIKI)


写真: レース後のでブリーフィング。勝利に繋がらなかった事を猛省(by Koichiro SHIIKI)

【EQADSレポート】海藤稜馬選手による『グランプリ・ド・ベジエ(4/10)』レースレポート

【EQADS(エカーズ)選手本人レポート】
海藤稜馬選手による『グランプリ・ド・ベジエ(4/10)』レースレポート


海藤稜馬:エカーズ選手。仏「ヴェネルク」チームに派遣中
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【レース情報】
-レース正式名称:『グランプリ・ド・ベジエ』(Grand-Prix de Béziers)
-カテゴリー:2émes , 3émes , Juniors,PC,PCo
-距離:81km=2.7km * 30
-期間:2011年4月10日
-開催場所:Béziers(ベジエ)
-リザルト:不明(出走90名)

レース会場『ベジエ』の所在地:

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【レースレポート】
地中海に近い町でのクリテリウム。町のメインストリートの直線を往復するコースだ。折り返し地点は両方ともロータリーで、コース中間地点のロータリーに向かって緩く登っているコースになっている。今日は強い横風が吹いている。

レースはほぼ最後尾からのスタートだったが、脇道から追い抜く選手に付いて行って、スタート直後から良い位置に上がることができた。そしてすぐにアタックの連続する展開だった。前方に位置して様子を見つつしばらくチャンスを伺った。数周で逃げが決まってしまったが、まだまだレースは長いという思いから追走はしなかった。が、風の強い日にはやはり先手先手で動くべきだと後に感じることになった。

そのあと、なかなか差が縮まらないため次々に追走の動きが起こる。アタックに次ぐアタックで集団は伸びたり縮んだり落ち着かない。風がとても強く集団内にいても折り返し地点で集団が伸びた際に横風煽られ苦しんだ。とにかく集団から抜け出さなければ勝ち目はないと思った。

何度かアタックに反応して追走を狙ったが失敗。そして集団に飲まれ後方に下がってしまう。集団内にいてもかなり苦しかった。集団内で休む時間が長すぎた。そのうちに追走が決まってしまっていた。

苦しみながらも集団が緩んだところでアタックして前方の集団を目指す。しかし途中で失速してしまい、集団からは抜け出せない状況が続く。

強い横風でどんどん集団が縮小して、小集団がいくつも出来る状況だった。半分の15周を終えた頃だろうか、ついに第三集団にも入れずに4つ目の大きな集団に取り残された。まだ半分か、と思うほど自分にとっては苦しいレースだった。このあたりから先頭集団との距離が徐々に広まっていった。

とにかく前に前にと、アタックに加わって一番大きいメイン集団から抜け出したが、それでも第4集団である。第3集団から遅れた数名を吸収して走り続ける。第3集団は徐々に近づいてきた。ここでまたもアタックが繰り返された。残り4周だったが自分は脚が痙攣して遅れをとってしまった。

脚の筋肉を完全に使いきり、後方から来る選手や集団にも付けずに単独でのゴールとなった。

今回のレースは第2カテゴリーのレースであるのに全くもって戦えなかった。集団内でも辛く感じた自分は本当に弱いのだと感じた。とにかく高強度での走行が持続できない。それは普段の練習から高強度に慣れていないのが原因だと思う。とにかく自分の練習態度に甘えがあるはずだ。レールのように脚が攣るまで追い込めるような練習をこなさなければいけないと感じた。

春のフランス遠征でのレースはこれが最後となるが、この現状を反省して今後の練習を改善していきたい。

海藤 稜馬

【EQADSレポート】海藤稜馬選手による『プリ・ド・ドゥルイユ(4/3)』レースレポート

【EQADS(エカーズ)選手本人レポート】
海藤稜馬選手による『プリ・ド・ドゥルイユ(4/3)』レースレポート


海藤稜馬:エカーズ選手。仏「ヴェネルク」チームに派遣中
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【レース情報】
レース名:プリ・ド・ドゥルイユ(Prix de Dreuilhe)
カテゴリー:2émes , 3émes , Juniors
距離:94.6km=8.6km×11周
期間:2011年4月3日
開催場所:Dreuilhe
出走リスト:117人
リザルト:完走(順位不明)

レース会場『ドゥルイユ』の所在地:

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【レースレポート】
去年は6位のレースだったので今年は勝つと目標にしていた。会場に着くと去年とは周回が逆回りになっていた。今日は風がほとんど無い。少し肌寒かった。そして去年よりも参加人数とチームが多かった。

周回はスタート直後から小さなアップダウンが連続する。道はそれほど広くない。そのあと一番の特徴である2キロほどの平均勾配5パーセントの登りがある。登りきった後は一直線の下りを終えて、直線区間に入る。そしてまたアップダウンを4つほどこなしてスタート・ゴール地点の小さな集落へと戻る厳しいコースだ。

スタートはゼッケン順で自分は30番目くらいからスタートした。地元チームのREVEL SCの選手が10名ほど並んでいる。スタート直後から逃げを作る動きが予想される。この人数でこの農道の道幅だと常に前で展開しなければいけないと感じた。

そしてやはりスタート直後からすぐに逃げが決まった。自分は集団前方をキープして追走に備えていた。一周目の登りで完全に逃げが差を広げた。しかし集団も元気なので、1周を終えずに吸収された。

周回後半のアップダウン区間の路面が悪く、パワーがいるので苦しむ。もちろんアタックがかかる。集団は長く伸び、2周目に入る。まだ決定的な逃げはないが、常に誰かがアタックを仕掛ける展開でなかなか最前線に上がる余裕もなかった。

そのままの勢いでまた逃げが決まり集団が落ち着いた。逃げが見える位置で集団がスピードを抑えている状態だった。そのまま一周して3週目に入る。平坦区間で追いつきそうにはなるが、ペースがコントロールされまた差が広がる。道が狭く前になかなか上がれなく集団で待機するしかなかった。

そしてまた平坦を抜け、アップダウン区間でペースが上がる。自分はここでかなり苦しむ。脚がかなり消耗するのを感じた。

4周目に入り集団が沈静化しているため、登り口からアタックをかけ追走を狙う。しかし、集団を引き離すことができなかった。ここから集団がペースアップして縦に長く伸びる。登りきったあともハイペースが続く。

平坦区間で2,3人ほど前の選手が車輪をはすらせて、落車する。自分も巻き込まれると思ったが、落謝した選手が右にそれていき、なんとか無事だった。それにしても自分はまったくブレーキ等の回避する余裕はなかった。ほんとに運が良かった。集団の3分の1ほどが巻き込まれたと思う。

そのあともハイペースが続き、アップダウンで苦しむ。脚が悲鳴を上げる。5周目の登りに入って突然足が攣りペダルが回せなくなり、集団から離されてしまった。何とか下りで追いつこうとするが、間を詰めることができずに千切れてしまった。

その後は痙攣に耐えながら4人のグループで完走した。

非常に不甲斐ない結果だった。まず登りで大きく力を浪費していると感じた。正直に言うとアップダウン区間を軽快に登れないのは、自分の体重に原因があると思う。去年のベストの体重よりも3キロ重い。

また、レースへの調整も完全に失敗した。数日前からの喉の痛み、レース中に吐き気があり、補給食がうまく喉を通らなかった。そして脚攣りは疲労が抜けていなかったことにある。前日の練習で頑張りすぎたことによる筋肉痛、レース前の自転車での移動による疲労が、レース中盤での痙攣に繋がった。

自分の思い通りに走れないのが悔しい。そのために何が必要なのかを考え実行していきたい。

海藤 稜馬
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