レース情報

【レースレポ(EQADS)】『都ロード(3/30)』石上、都ロードで独走優勝!

【レースレポ(EQA U23)】『都ロード(3/30)』

石上、豪雨の都ロードで独走優勝

現U17日本チャンピオン、攻めて勝つ。


■写真:豪雨の中、石上 優大(左)が10周中7週目からアタック。最後は力でライバルをねじ伏せ独走優勝を果たした


■写真:単独でゴールラインを切る石上 優大

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【レース情報】
-レース名:『「白井滋杯」第54回社会人対抗ロードレース大会』Aクラス
*通称「都ロード」
-距離:53.5km
-期間:2014年3月30日(日)
-開催場所:日本CSC

大きな地図で見る

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【成 績】
<クラスA>
優勝:石上 優大(EQADS準所属/横浜高校)1時間34分12秒(平均時速34.08km)
2位:若松 達人(GRUPPO ACQUA TAMA)トップから+14秒
3位:品川 真寛(TEAM YOUCAN)トップから+1分33秒

■フルリザルト:
http://www.tokyo-cf.jp/wp/wp-content/uploads/downloads/2014/03/20140330result.pdf


■写真:表彰式の選手達の清々しい表情。「皆が力で競い合った気持ちの良いレースができました。」との本人コメントにもあるように、非常に活発なレース展開となった。

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【選手によるレースレポート】


石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)

『大雨の中行われたレース。
スタート前、十分にアップしたつもりでいたが、余り身体が温まっている気配がなかったため、スタート後3周は集団の中に待機し調子を整えることとした。

身体が温まってきた4周目頃から先頭に出て、いよいよ攻撃を開始。ホームストレート通過後の一号橋の登り返しでアタックし、集団を分断。同時にペースアップにも成功した。この結果、20名ほどで先頭集団を形成した。さらに集団を絞るためこのスピードを次の下りでもキープしたまま、次の登り返しでもう一度アタック。集団の人数を絞ると同時に追走を振り切った。

その後も、登りを中心に攻撃を続け、6周終了時点で先頭集団6人に絞った。メンバーは、若松選手(GRUPPO ACQUA TAMA)、品川選手(TEAM YOUCAN)、中村選手(イナーメ)、金子選手(早稲田大学)、渡辺選手(駒澤大学)と自分。
このメンバーで1周回。そろそろ脚に来るころか、集団のペースが落ちたホームの下りで、アタック。

単独で抜け出し、一号橋の登り返しで、後ろから若松選手(アクアタマ)、中村選手(イナーメ)の2人が追いつき3人に。
そこから秀峰亭手前で中村選手(イナーメ)遅れ、若松選手(アクアタマ)と2人で8周回へ。

最終回突入(秀峰亭)と同時にアタックを開始。それが引き金となりアタック合戦となる。その中で冷静に相手の状況を把握する。ギヤ比の差も含め、相手の動きやアタックの切れ、顔の表情などを観察した。
最終的なゴールスプリントを想定した対応も考えた。ゴール地点がギア比の影響がない登りであることも明るい材料だ。
その甲斐があってゴール前でも余裕をもって攻撃することができ、結果的に独走でゴールすることができた。

皆が力で競い合った気持ちの良いレースができました。
チャレンジロードレースに向けて、いい感触が掴めました。来週も頑張ります。(石上 優大)』

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQA U23/日本代表U23)】『GPサンテガベル(3/30)』 岡が価値ある5位入賞

【レースレポ(EQA U23)】『GPサンテガベル(3/30)』

岡、最終局面で及ばずも価値ある5位入賞


■写真:5位入賞の岡(中央黒ジャージ)。表彰台常連の蹴落としを期待。

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【レース情報】
-レース名:『GPサンテガベル』
(Grand Prix National de Cintegabelle)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:114.3km
-期間:2014年3月30日(日)
-開催場所:サンテガベル(オート・ガロンヌ県)


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【成 績】
1位:ロマン・カンピストルー Romain CAMPISTROUS(ALBI VELO SPORT)3時間4分4秒 (平均時速36,96km)
2位:ミカエル・ラルプ Mickaël LARPE(GIRONDINS DE BORDEAUX CYCLISME)トップと同タイム
3位:フロラン・カステラノー Florent CASTELLARNAU(US MONTAUBAN)トップと同タイム
4位:ギヨーム・ド・アルメイダ Guillaume DE ALMEIDA(US MONTAUBAN)トップと同タイム
5位: 岡 篤志(EQA U23/日本代表U23)トップから+27秒

8位:内野 直也(EQA U23/日本代表U23)トップから+1分28秒
9位:清水 太己(EQA U23/日本代表U23)(EQA U23/日本代表U23)トップから+2分53秒

30位:徳田鍛造(鹿屋体育大学/日本代表U23)トップから+10分33秒

リタイア:萩原 慎也(EQADS)

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【選手本人によるレポート】


5位:岡 篤志(EQA U23/日本代表U23)

『この日のレースは、拠点である家から10㎞程のすぐ近く、サンテガベルで開催されました。
アップもかねて、家から自走で会場入り。この日は風が非常に強く、風速10m/s以上の風が吹き続けていた。コースも遮るものがなく、荒れた路面に車1台分の細い道。1周9.5㎞で、登り~平坦~下り~ゴールというコースを12周の114㎞。
150人のエントリーがあり、スタートから前で展開しなければ終わってしまうことは明白。チーム皆が前で展開し、絞られたグループに出来る限り乗せる、そして次の展開に備えて、調子のいい選手をエースにして勝ちを狙うという作戦で。
そしてレーススタート。スタートしてすぐの登りは「斜め追い風」、そしてGPMからリアルスタート。予想通りスタートからもがく様なペースで進む。そして強烈な横風区間で10人ほどが抜け出した。しかしここに入ることが出来なかった。集団では単発なアタックが繰り返され、面手選手が乗った追撃グループが新たに形成。自分、内野選手、太己選手、鍛造選手で次の展開に対応した。
横風区間では、走る位置取りによって攻撃にも地獄にもなる。風になれてきたのか、中盤から余裕が出てきた。そして登り区間でアタックがあり、内野選手を含む6人で飛び出すことに成功。後ろから4人が合流し、協調して前のグループに追いつくことができた。
ここで集団は20人ほど、そしてこれが先頭集団だったのだが、愚かにも僕は、最初に飛び出したグループを吸収できていないと思い込んでいた。このことにゴールするまで気付かず走ってしまった。
次の周、再び登り区間でアタックが。やはり横追い風の登りは一番の勝負所。人数を減らしながら進が、このペースには余裕をもって対処でき、常に前で動けていた。
そしてラスト3周、優勝候補のミカエル・ラルプ選手が麓からアタック。かなり強力なアタックに、5人に絞られた。苦しかったが、ここに入ることが出来た。次の周はアタックもなく平和に終わったが、ここで自分の脚に余裕がなくなっていた。そして最終周、予想通り登りでアタックの掛け合いに。頂上まで我慢すればゴールまで残れる、と思いながらも、反応するので精一杯。モントーバンが2人いたことから、チームプレーがキツイ。そして頂上の一歩手前で3人と距離が開いてしまった。後ろのモントーバンは当然牽いてくれず、自分が垂れたところでアタックしていった。強風区間で一人取り残されてしまい、前が牽制してくれるのを願って最後まで踏み続けたが、追いつくこと叶わず、先頭の後姿の見える位置でゴール、5位に終わった。

☆反省点
横風区間での位置取りを何度か失敗していたこと、5人になってからローテーションを飛ばす選手が出てきたのを埋めるため、律儀に牽きすぎていたことがあったと思う。なにより、優勝を狙う集団だということに気づいていなかったことが大問題。勝ちにこだわる走りをしていれば、走りかたも変わってきたはず。
しかし今回のレースは、風に対する良い経験になったと思います。少しづつ結果も良くなってきているので、もっと力をつけて次戦に臨みたいと思います。
ありがとうございました。岡篤志』

 * * *


8位:内野 直也(EQA U23/日本代表U23)

『9.5キロの周回を12周のレース。
当日は強風が吹いており、風でレースが左右されると予想された。
今日の自分の目標として、積極的に、何が何でも前に残る事。

100数十名以上のエントリーがあったため、レースがスタートしてからはすぐさま前方に位置する。
いくつかの攻撃の末、数名が先行するも差は広がらず、メイン集団でも常に動きがある。
何度も追走の動きをするが、決まるに至らない。
3周目あたりで面手選手含む追走が出来る。
ここで、終わりにせずにさらに追走を作り数名で前を追いかける。岡選手も含む。
5周目完了の時点で、最初に先行していた逃げー面手選手の集団ー内野、岡選手含む集団が一塊になり、20名ほどの先頭集団が出来る。

登りの度にペースの上げ下げがあり、徐々に数が絞られていく中で、6周目の登りでミカエル・ラルプのアタックにより集団がばらける。

これに反応し、岡選手も入り6名で抜け出す形となった。

その後、後ろから4,5名が追いつきこれが先頭集団となった。
この集団で周回をこなしていく。
毎周回、登りと横風区間でペースが地味に上がりジワジワ脚にくる。
序盤の動きのツケがここに来て、出始めあまり脚に余裕はない。
ラスト3周の登りでラルプがアタックし、これに岡選手含む5名が反応していく。これに反応したものの、結局追いつく事は出来ず。

残り周回は残された3名でこなしていき、最後は攻撃し合いながら進んだが、ここでトップは取れなかった。

8位。

<感想>
今日は何が何でも先頭集団に入ると、いつも以上に気持ちを強く持って走れた事は良かったと思います。

終盤のラルプのアタックについていけなかったのは単純に力不足。

レース全体で振り返ると、もう少しセーブすべき場面もあったと思うので、いかに無駄な面を削ぎ落として、前で勝負するかを考えながら今後は走りたいと思います。

その反面、多少脚を使っても「力を付ける動き」という点も大事にして
今はこの環境で経験と力を付けていきたいと思います。(内野 直也)』

 * * *

9位:清水 太己(EQA U23/日本代表U23)
『9.5kmの周回レースで風が強く吹きさらしの区間+登り区間とで休める間があまりないレースでした。
1周目からアタックは繰り返され、登りで分裂、さらにその後の横風区間でも分裂でもうバラバラに。

前半で決まった逃げとの差は1分前後を推移していた。
視界で捉えられる位置にあった。
そこに、ブリッチをかけるもあと少しで追いつけず、横風区間に入り後続と追うことに。
ペースはなかなか安定せず、徐々に差はひらいた。

結局、自分の集団は追走で徐々に人数を減らしながらラスト1kmは3人でゴールスプリントで先頭通過した。
先頭集団は8人で、最後はバラけ、4人の勝負になった模様。

全体を通して、風がこの日は強くタフなコースだったと思う。
今の感触を忘れず、修正していきたい。(清水 太己)』

 * * *


リタイア:面手 利輝(EQA U23/日本代表U23)

『その日は風が強く上りのある1周9kmのこのコース形状からして1周目に先頭グループが形成される重要な動きがあること考えてスタート最前列でスタート。リアルスタートと同時に一発目のアタックに反応。毎度のレースで重要人物と見ているミカエル・ラルプが目の前でアタックに反応していた。風が強いことからこれは読み通り1周目に先頭グループが形成されると思った。

ミカエル・ラルプ選手を含む強力な6人が先行する。自分は集団から追走グループの形成を試みた。これだけ風が強い中のレースは集団にいるより少人数の先頭グループにいた方が絶対に良い。

2周目の後半に下りでアタックし数人で抜け出すことができて、そのまま3週目の上り区間へ。その上りでペースアップし集団との差を広げることができて追走グループが形成された。

その後自分のいた追走グループは先頭に追い付き先頭10人ほどになる。後発で追ってきた10人ほどの追走とも合流し、先頭20人ほどに。岡選手、内野選手も乗ってきたので3人を先頭に乗せたところでこれから勝負が始まるというところだったが上りでアタックが掛かったときに完全オールアウトしてしまった。その後スタートから2時間でDNFしました。

【反省点】
・集団から抜け出してから、先頭に追い付くまでに脚を使いすぎた。先頭でレースをしなくてはレースが終わるという考えで頭に余裕が無かった。力の使い方が雑になっていた。
・内野選手、岡選手と合流してからの先頭グループから千切れた上り、冷静さが欠けていた。
【悪くなかったと思いたい点】
・リアルスタート後に出来た先頭6人に第1追走で追いつけたこと。その後さらに追走で人数が増えた先頭集団から千切れる上りまで常に先頭でレースをしたこと。

カラダのコンディションも良いので今回の結果は勉強として受け止めて、また来週に向けてしっかり準備していきます。(面手 利輝)』

 * * *

リタイア:萩原 慎也(EQADS)

『風が強く一瞬で集団がばらけてしまう可能性があったので集団前方に居るようにと考えていてスタートして横風も強く前に力をなるべく使わないような場面で前に上がろうと思っていましたが周回を重ねるごとに脚が無くなっていき前にも上がれず集団から離れ、結果9~10周目にリタイアになりました。

この結果は力不足が原因なのは当たり前なのですが今回のように風が強い場合は特に力の使うべき場面の見極めができていなかったのもダメな点だったとレース後選手同士で話して思いました。

走力を鍛えるのは当然ですがレースでの 周りを見極めて重要な場面で力を出し、休むべき所では無駄に力を使わない事が出来るように今回感じたことを忘れずに次回からは考えて走ることもテーマにして走ろうと思います。
(萩原 慎也)』

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【次のレースは4月6日(日)です】
-レース名:『プリムヴェール・モントワーズ』
(la Primevère Montoise-Souvenir Janine Sabathier à Mont-de-Marsan)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:145km
-期間:2014年4月6日(日)
-開催場所:モン・ド・マルサン


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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQA U23/日本代表U23)】『ブークル・ジェルゾワーズ(3/22)』

【レースレポ(EQA U23/日本代表U23)】『ブークル・ジェルゾワーズ(3/22)』

最後は及ばずも成長を実感

ジロ&ブエルタ完走のカゾー圧勝


■写真:独走優勝のピエール・カゾー。ジロとブエルタを2度ずつ完走している元プロ選手だ。
Photo:SudGirondeCyclisme


■写真:最初に構成された7名の逃げに加わった岡。
Photo:SudGirondeCyclisme

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【レース情報】
-レース名:『ブークル・ジェルゾワーズ』
(Ronde et les Boucles Gersoises)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:125km
-期間:2014年3月22日(土)
-開催場所:仏 オーシュ

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【レース概要】
フランス南西部ジェール県のAUCH(オーシュ)周辺の丘陵地帯を大きく1周する125㎞のラインレースで終盤にかけて1~2㎞の吹きさらしの登りが連発する。スタートはプロを目指すトップカテゴリーからジュニアまで約130人がエントリー。中5日のトレーニング&調整からの今大会、チームは今日も前半から逃げに乗る動きを展開しキツイレースで最後の勝負どころまで残ることを課題とした。

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【成 績】
1位:ピエール・カゾー Pierre CAZAUX(GSC BLAGNAC VELO SPORT 31)3時間3分39秒(平均時速40,839 km)
2位:ティボー・ナンス Thibault NUNS(C.O. COURONNAIS)トップから+11秒
3位:ジャン・リュック・デルペシュ Jean-Luc DELPECH(ENTENTE SUD GASCOGNE)トップから+1分42秒'

12位:岡 篤志(EQA U23)トップから+3分8秒
15位:面手 利輝(EQA U23)トップから+3分29秒
23位:清水 太己(EQA U23)トップから+7分37秒
24位: 横山航太(篠ノ井高校/JCF強化指定選手)トップから+7分37秒
30位:内野 直也(EQA U23)トップから+7分37秒
39位:広瀬 樹(中央大学/JCF強化指定選手)トップから+7分37秒
43位:徳田鍛造(鹿屋体育大学/JCF強化指定選手)トップから+7分37秒
完走:萩原 慎也(EQADS)

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【浅田監督のレポート】
レースは冷たい雨と風の影響で序盤から逃げを作る動きが活発で、125㎞という距離からは予想できない力勝負の消耗戦になった。天気が悪い事から早々と少数になりたがった主力選手がスタートから激しいアタックをし7名の先頭グループが出来る。チームの積極的に反応した結果、岡が先頭グループに入る。横風が強く、集団もペースを落とさずタイム差は広がらぬ中、面手を含む7名の追走グループが先頭を追う。2つのグループが合流する瞬間、先頭から2名がアタックし、エースを行かせた最有力チームの3名のアシストが追走グループを完全にコントロールし2人の逃げ切りを決定づけた。差が確実になってからは3位狙いの猛攻が開始され、それまでの展開と天候で消耗していた岡、面手は3位勝負からも外れてゴールとなった。後続の徳田、清水、内野、広瀬、横山の5名は7分遅れのメイン集団でのゴールとなった。優勝はCAZAUX Pierre(ピエール・カゾー)グランツールも経験した元プロ選手、2位はNUNS Thibault(ティボー・ナンス)、今回は出身クラブでの個人参加だが、普段は第1ディヴィジョンアマチームに所属し、先週のフランスカップ(年間シリーズ戦)で3位に入賞している19歳。そして3位は昨年までプロコンチネンタルチーム、ブルターニュで長年走っていたDELPECH Jean-Luc(ジャンリュック・デルペシュ)と上位には実力者が密集している。岡と面手が最後の勝負に加われなかったのは残念だが、選手個々の動きや展開力は上がってきている。(現地より/浅田 顕)


■写真:先頭から脱落後の岡と面手が、逃げの2名を追う
Photo:SudGirondeCyclisme


■写真:インタビューにフランス語で答える岡
Photo:SudGirondeCyclisme

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【選手本人によるレポート】


12位:岡 篤志(EQA U23/日本代表U23)

『今シーズン5戦目となる今回のレースは、雨と風のある厳しいコンディションで行われました。
コースは125㎞の大周回を回るラインレース。ひたすら緩いアップダウンが続き、じわじわ脚に来る感じ。
天候も厳しいことから、レースは最初から動いてくるだろうと予想。リアルスタート前のニュートラル時に、脇から前に上がっておく。そしてリアルスタート。まさに最初の坂でレースは動いた。BLAGNACのCAZAUX Pierre選手、LOUBET Julien選手など、有力な元プロ勢(元エウスカルテル、アージェードゥーゼル)が登りでアタック。いくつかの動きの後、早くも6人の逃げができた。このグループに、キツイながらも入ることが出来た。
このメンバーはかなり強力で、ペースも速くキツイ。これなら勝ち逃げになる!と思うも、一向にタイム差が広がらず、最大でも1分いかない程度、心が折れそうになる・・。集団から1人のブリッジがあり、その後7人になり逃げは続く。そしてレースが動いたのは、70㎞過ぎほど、集団から飛び出した7人の追走グループが迫ってきた。その直後、アタックというにはキレもなく、ちょっと飛び出してしまった程度に見えた2名が、そのまま逃げの体制に。僕を含む後ろの5人は、追走の7人と合流。この人数で行った方が安全と考えた結果だ。ここには面手選手が入っており、チームで上手く展開できていた。メイン集団はこれを機にストップしたようで、一気に差は開いた。
しかし先頭2人の逃げは強力で、BLAGNACのCAZAUX選手がいたことで、僕のグループにいるBLAGNAC3人が、完全に抑えとチェックに回って集団のペースは上がらない。見事なまでに逃げ切られてしまった。結局このグループは3位狙い集団となるが、逃げ切りが決まった頃にBLAGNACや各チームの攻撃が再び始まった。登りのペースアップで、バラバラになっては合流という感じ。自分も限界が近く、ラスト10㎞を切った登りで単独で遅れてしまった。ここからは気持ちが切れてしまい、先頭から3分、3位グループから1:20秒遅れの12位。逃げグループ内では下位に沈む結果に。
今回は、前半から動いたことで消耗も激しかったが、そのグループから優勝者が出たので、選択は間違っていなかったといえる。しかし、逃げ切った2名の力には完敗であった。3位グループ内では、皆が牽きたがらないところ(ペースが遅いときなど)で牽かされている場面が多く、ここぞという時に脚を残せていなかったというのが反省点。こちらの選手は本当にレースが上手いし、僕らの何倍も脚の使いどころを心得ているので、そういった所も盗んで次に生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。(岡 篤志)』

 * * *


15位:面手 利輝(EQA U23/日本代表U23)

『今日の天候は雨。雨はレース展開などにも大きく影響するのでスタート前には今日の天候( 雨が降っていて風が少し吹いている )からしてレース前半に勝ち逃げが決まる前半戦が苦しいレースになることを予想した。もちろんその逃げには乗っていくつもりだ。

小雨が止んだり降ったりとはっきりしない天気の中レーススタート。予想通りスタートして間もなく道の細い上り区間で7人の逃げグループが形成された。そこには自分も乗っていきたかったが外してしまった。チームから岡選手が入ってくれてしばらくは彼にレースの先頭を任せることができる。逃げている選手本人にはもちろん、チームメイトが逃げに乗っていることは集団にいるチームメイトにとってもメリットがある。

先頭7人と集団とのタイム差は1分ほど。集団も追走する気があるようでペースは速かった。速いうちに自分から動くより集団の追走モードが緩んできてペースが落ちてきてから自分からの動きをした方が良いと考えて必ず後に起こる集団の緩むときを待った。

集団から抜け出し追走グループをつくろうとする動きが活発になってきてアタックがかかっては緩む、その繰り返しが激しくなっていた区間で7人ほどで集団からうまく抜け出すことができた。先頭を逃げているグループに追いつこうと協調体制をとってハイペースで追走し前との合流に成功したがその時点で更に2人の選手が先頭グループから抜け出していると岡選手から情報を聞いた。ピエール・カゾー選手(元エウスカルテル)が逃げていて、そのチームは彼を勝たせるレースを組み立て始める。自分と岡選手のいたグループにもピエール・カゾー選手のチームメイトが2人いたから先頭2人の追走は本当にやりづらい。

その後はうまく先頭を追う体制がとれずに結果的には自分と岡のいたグループは3位争いになったが、ゴール10kmを切ってからの最後の勝負所の上りで遅れてしまい15位でゴール。

スタート間もなく形成された岡選手が乗った7人グループは結果的に最後まで逃げ切り勝ち逃げとなった。そのスタート直後のポイントでは乗れなかったものの追走グループとして集団から抜け出しレース中盤を過ぎたところで最初にできた逃げグループと合流できたことは良かった。でもその後の力勝負の最後の上り区間。ここで耐えきれずに千切れて3位争いから脱戦してしまったことは力不足を感じる。千切れた瞬間の光景が目に残っている。

時間もこうして走れるレースも限りがあり、そのなかで確実に成長をしてカタチにしないといけない。今は何度も何度も挑戦して打たれてもまた挑戦する。打たれても気持ちは腐らず常に挑戦する姿勢を失わない。(面手 利輝)』

* * *


23位:清水 太己(EQA U23/日本代表U23)

『天候は雨、気温も低い中のレース。
初めて出場のレース、そしてラインレースだった。

起伏の絶えないコースの中、速い展開で進み風と低い気温(雨)のレースを久々に経験した。
集団は、逃げが決まってからもペースは緩まず進んだ。
そんな中、距離を進むにつれ、集団のペースが落ちていき追走集団も先頭の逃げグループに追いつく。

その時、既に先頭は2人になっていた。
第2グループ(追走)はその後の連続する登り区間でバラバラに。
メイン集団はペースが落ち着くも、天候のコンディションの影響か人数が削られていく。

先頭には2名のチームメイトが。後方の集団には5人。
レースを前で展開できていなかった。
展開に噛み合っていない感がある。
反省すべき点は、あるが色々考えていても始まらないので次をどう走るかに目を向けて、
走っていきたい。』

* * *


30位:内野 直也(EQA U23/日本代表U23)

『大きい周回をぐるっと一周する125キロのレース。
コースはフランスのこの地域特有のアップダウンをひたすら繰り返す。
そして今日は雨と風がある。
スタートし、アタック合戦。
最初に感じた事は今日は調子が良いという事、積極的に前に行く。
前で動いていて自分達の動きが吸収された次の動きに岡選手が入り、
今回11人エントリーのブラニャックも有力選手を入れた事で集団は一旦止まる。
前に入れなかったチームを中心にペースの上げ下げはあるものの、差は1分以内を推移。
中盤過ぎ、風とアップダウンが連続する区間で追走の動きが多発する。
ブラニャックもさらに入れたいようで攻撃の手を止めない。
何度かアタックがあったのち、自分から仕掛け5,6名で抜け出す。
逃げ集団まであと少しの所で、後ろの集団に吸収。
カウンターで面手選手含む数名が抜け出し、これに各チーム入ったため集団はスロー。
チームとしては、前に複数名送り込めたので先頭きって追いかける必要はないが、自分としてはあそこに入りたかった。
あとはこの集団でゴールする事になった。

感想
繰り返しになってしまいますがチームとして、前に複数の選手を入れられた事は動きとして良かったと思います。
個人的にはどちらも自分が動いて苦しくなってからの飛び出しに入れなかった点は調子は良いと感じられただけに残念な所です。
もう少し冷静に周りをしっかり見て動いていきたいです。
あまり次に次にとは言いたくないですが、体調を崩さず次に備えたいと思います。(内野 直也)』


 * * *


完走:萩原 慎也(EQADS)

『スタート直後から体調のせいかわかりませんがきつく、集団後方になっていました。
緩い下りで路肩に落ちてしまいそれから徐々に集団から落ちていき
風の強い登り区間で完全に離れ、車列を使って集団に戻ろうとしましたが出来ませんでした。

離れてからは離れた選手同士で集団になりました。
順位とかを考える様な位置ではないですが、せめて最後まで走り切ろうと切り替えて
ゴールまで走りました。

雨や風で厳しい状況でしたが状況は皆平等なので自分の力不足がこの結果の原因なので
自分自身の力を上げることが一番の解決策と思います。』

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【次のレースは3月30日(日)です】
-レース名:『GP サンテガベル』
(GP Cintegabelle)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:114.3km
-期間:2014年3月30日(日)
-開催場所:サンテガベル(オート・ガロンヌ県)

大きな地図で見る

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQADS)】『全国高校選抜ロード(3/23)』橋詰が独走優勝!

【レースレポ(EQADS)】『全国高校選抜ロード(3/23)』

橋詰、全国高校選抜にて独走優勝!


■写真:表彰台の橋詰。自身初の全国レベル大会の優勝となった
Photo:Masaki YONEYAMA


■写真:最終周回の上りでアタックした橋詰丈が後続に12秒差を付けて余裕のフィニッシュ
Photo:Masaki YONEYAMA

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【レース情報】
-レース名:『全国高等学校選抜自転車競技大会2014ロードレース』
-距離:80.5km
-期間:2014年3月23日
-開催場所:熊本県山鹿市「あんずの丘」周辺周回コース
レース会場『あんずの丘』の所在地:

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【成績】
優勝:橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校) 2時間3分51秒7
 *5,6,7周回目の山岳賞を全て獲得
2位:孫崎 大樹(北桑田高校)トップから+12秒
3位:高橋 優斗(日出暘谷・日出総合)トップから+12秒

8位:小山 貴大(EQADS準所属/前橋育英高校)トップから+19秒
9位:石上 優大(EQADS準所属/横浜高校)トップから+20秒
 *1周回目スプリント賞を獲得

<フルリザルト(PDF)>
http://www.hs-cycling.com/senbatsu/2013/program/04_all_result.pdf


■写真:1周目終了時、先頭グループの石上と小山(石上はスプリント賞獲得)
Photo:Masaki YONEYAMA

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【橋詰丈、レース直後のコメント】
『長いトンネルを抜けてやっと全国優勝出来ました!後続とは約20秒差の独走優勝でした。昨年はパッとした成績がなかったので、本当に本当に嬉しいです。皆さん、成績が出せずにいたのに、応援し続けて下さって本当に有難うございました!やりました!この調子で今年は生まれ変わります!』

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【選手本人によるレポート】


優勝:橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)
『去年は8位に甘んじたレース。今年こそは積極的に行き、やってやるという思いがあった。
距離は75キロとあまり長くはないが地味に脚にくるレースになるからこそ、周りをもっと消耗させるためにも動ける場面さえあれば積極的に動いていくことにした。
スタートから前で展開していく。決定的な逃げができないまま後半に突入。残り3周、レースを動かす為に得意の上りで入口からアタックして1人抜け出る。3キロ程逃げると後ろから7人ほどが追いついてきて8人で逃げる。しかし逃げ集団の意思が統一出来なかった事などによって、この逃げは約4キロして吸収される。残り1周になると集団は約20人に絞られていた。最後の上りも入口から一定ペースで進んでいき集団はバラバラになっていく。ここで勝負を決めるべくそこからもう一踏みアタック。そこから頂上まではとにかく差を開くべく踏み抜く。ゴールまでは8キロ。1キロの下りを終えて差は25秒。少し不安もあったが後はとにかくゴールまで踏むだけ。何秒差でも良いので優勝目指して踏み続けた。そこから差は詰まることなく、残り300mで勝利を確信。とうとう優勝することができました。
今回のレースではとにかく積極的に果敢に攻め抜いたことが優勝に繋がったと思います。
今まで応援、サポートしてくださった方々のおかげでやっと勝てました。
この勢いのまま頑張っていきますのでよろしくお願いします。橋詰 丈』

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(日本代表U23)】『トロフェ・デ・バスティド(3/16)』

【レースレポ(日本代表U23)】『トロフェ・デ・バスティド(3/16)』
*日本ナショナルチームU23活動(JCF-U23欧州合宿)

苦戦するも、課題が明確になった貴重なレース


写真:優勝のジョフレ・ブトゥア-スイール。最後は一対一のスプリントを制した。
Photo:Sud Gironde Cyclisme

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【レース情報】
-レース名:『トロフェ・デ・バスティド』
(TROPHEE DES BASTIDES)
-カテゴリー:全カテゴリー
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:103km
-期間:2014年3月16日(日)
-全日本U23ナショナルチーム参加選手
徳田鍛造(鹿屋体育大学)、清水太己、面手利輝、内野直也(EQA U23)
-開催場所: フランス・ロテガロンヌ県

大きな地図で見る

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【成 績】
1位:ジョフレ・ブトゥア-スイール Jauffrey Betouigt-Suire (A.PO.GE U Charente-Maritime) 3時間12分30秒
2 位:ギヨーム・ド・アルメイダ Guillaume De Almeida (US Montauban 82) +0s
3 位:クアンタン・パシェQuentin Pacher (AVC Aix-en-Provence) +10s

11位:面手 利輝(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+2分3秒
26位:内野 直也(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+3分30秒
30位:清水 太己(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+3分30秒
順位不明(完走):徳田鍛造(鹿屋体育大学/JCF強化指定選手)

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【浅田監督のレポート】
今回はチームを二つに分け、若い選手を低いカテゴリーのレースに参加させたため4人での出走となった。昨日のレース(CHATEAUROUX-LIMOGES)の疲れも残る中、なかなか逃げが決まらぬ展開を脱出すべく動いたようだが、疲労と力不足で終盤の重要な逃げを逃してしまった。後続集団も常に活発で優勝には絡まないまでも追撃の動きがありその展開に参加しながらきついレースを終えた。逃げに乗るスピードの持続力がまだ足りない。少し休んで今後もトレーニングで重点的に強化し次は勝ち逃げに乗りたい。
(現地より/浅田 顕)


写真:清水(先頭から2人目)が積極的に追撃参加。
Photo:Sud Gironde Cyclisme

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【選手本人によるレポート】


11位:面手 利輝(EQA U23)

『昨日に続き2連日となる日曜日のレース。前日にレースがあった場合のレースはスタート直後がきつくてレース開始1時間後くらいから体が動くようになってくる。だからこの日は家での朝食後にローラーでアップを入念に行ってシャワーを浴びてからレース会場へ向かった。

この第1.2.3カテゴリーのレースは力勝負で勝ちたいレースレベル。毎レースで課題を見つけて次のレースではそれを確実にクリアしていくことを強く意識している。そうしていけば一歩ずつ成長していけるはずだ。だからこの場での経験というのはすべてが血となり肉となる。そう思っている。

レーススタート後に集団先頭でのアタック合戦がいつものように動くが、その日は先頭での逃げを打つ展開には普段に比べ加わらなかった。中盤や後半に必ず有力選手が起こす強烈なアクションがあると予想し今日はそのポイントで力勝負をすると決めていたからだ。

確実に大きなアクションが起こるだろうと思っていた上り区間より手前で以外にもダラダラと先行した選手たちが集団を離していくのが見えた。これはアタックして追走を試みるか、少し先に待ち構えている上り区間まで集団で行ってそこで追走をかけるべきか迷った。しかし後者を選んだ。この判断は悪くなかったと思う。

上り区間で追走をしかけ前に見える15人ほどの先頭グループとの差を埋めていった。追いつこうとオールアウト寸前で踏んだが上り頂上でギリギリ追いつけず下りへ。一気に離され後方集団へ飲み込まれる。自分が昨日のレースも同様に有力選手と見ていたミカエル・ラルプ選手が右から抜いていき強烈なスピードで上って行って前へ合流したようだったが、これは真似できなかった。

メイン集団では逃げにチームメイトを乗せることができなかったチームが隊列を組んで集団をけん引。集団後方でこの集団が先頭を吸収することを願って最終局面の厳しい上り区間に備え温存した。結局30人ほどに絞られたメイン集団も先頭数名を吸収はできぬままラスト15km。ここから本格的に厳しい上りと下りの連続する区間が続く。

優勝争いは外してしまったが、力勝負をしに来た今日はこの集団では先頭でゴールすることを再度強く意識した。上りの入り口からペースアップし即バラバラになる。30人ほどが一気に6人にまで減った。絶対に先頭を外さないようにペースアップとアタックには喰らいついた。アタックされないように6人のグループを一定ペースでできるだけ速く前を引いてはみたが、後ろからアタックされて効果がないと判断して同じ動きをするように切り替えた。

その6人スプリントでは2番目にゴールに入りこのレースは11位。

力勝負は有力選手の乗った先頭グループでやりたかった。先頭を外してしまい優勝争いできなかったことは残念だが、今日の最終局面の厳しい上り区間での走りは必ず次に繋がると思う。
その他にも、厳しい上り区間で力のある選手がどういう力の使い方・出し方をしているのかをこの2連日のレースで2日ともミカエル・ラルプ選手を見ていて得るものがあった。(面手利輝)』

 * * *

26位:内野 直也(EQA U23)

『レースは115キロの大周回と20キロの小周回の135キロのレース。
昨年も出場しているが、寒さとひたすら戦っている事に必死だったのでコースの記憶は断片的にしかない。
しかし実際、今年は少しコースが変更されていた。

チームメイトは徳田選手、清水選手、面手選手。
レースがスタートし、いつも通りのアタック合戦のハイスピードな展開。
自分も展開していくが、昨日の疲労感は否めない。次第に良くなっていく事を願いながらも動いていく。
アタック合戦は2時間弱にわたり続いたが、決まらない。
決まったのは見通しの良い平坦路。ここに徳田選手がブリッジをかけて合流。
差が開いては縮まり、比較的長い登りへ突入。
ここではかなりのハイペース、しかし、いつもならもう少し余裕を持って登れるはず。
今はかなり苦しい、耐えていたがここから強豪のミカエル・ラルプが抜け出していく。
絶対に行かせてはならないと、自分も周りの選手も分かっているが開いた差が埋まらない。
その後、レッドゾーンに入った集団はガクンとペースが落ちる。
これでは終わると、数名で抜け出すもあと10秒が縮まらない。
前に追いつくより先に後ろに追いつかれる。
その後は、前30名ー集団の構図になるが、この後、徳田選手が遅れてしまい前を追いかける。
なんとか追いつく直前に、前ではさらに数名に抜け出される。
今度は約6名ー約6名ー集団の構図に。
ガスコーニュチームが積極的に集団をけん引してくれたものの、前との差は開いていき、
前から降ってきた数名を吸収し、小周回へ。
40名はいた集団も、3か所のきつい登りでバラバラになり、自分は分断された二つ目の集団で最後はスプリントをしてゴール。
順位は20位ほど。

感想
レースが動いたのはやはりあの登りでした。
きつい領域からさらに加速していける力が足りないと痛感しました。
連戦で身体はきつかったですが、周りにも同じ状況の選手はいたので実戦を繰り返して強い身体を作っていくしかありません。
地道にやる事をやっていきます。(内野 直也)』

 * * *


30位:清水 太己(EQA U23)

『初めて出場のレース。今回も序盤からのアタックに積極的に動いていった。
しかし、この日のレースもなかなか逃げは決まらなかった。
2時間近く逃げは決まらず、その後登り区間の始まる前の何でもないフラットで逃げが決まる。
しかし、そこには乗れずに通過。
そのまま、登り区間に入り集団は更に分裂を繰り返す。
レース後半は、かなり起伏に富んだコースレイアウト。
横風区間もある。

先頭との差が徐々に開く。
追走は自分らを含め30名弱の集団で追う展開。
20kmの大周回は山岳ポイントのあるきつい坂が連続tきにあった。

後方集団も絞られ、前6人ほどの逃げは逃げ切った模様。
最後は、色々あり単独で無事ゴール。

内容、展開共に厳しいレースだったと思う。
勝負出来るポジションで展開出来る用に次回修正したい。(清水 太己)』

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【次のレースは3月22日(土)です】
-レース名:『ブークル・ジェルソワーズ』
(Boucles Gersoise)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:136km
-期間:2014年3月22日(土)
-開催場所:仏オーシュ

大きな地図で見る

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(日本代表U23)】『モントーバン-ラ・フランセーズ(3/16)』

【レースレポ(日本代表U23)】『モントーバン-ラ・フランセーズ(3/16)』
*日本ナショナルチームU23活動(JCF-U23欧州合宿)

積極的なレース展開で岡&横山が入賞


■写真:ピヨンが力の差を見せつけ優勝。2位にはかつてプロ「ケルメ」チームに所属したユーグ・アネが入った。
Photo: LaDépêche.fr

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【レース情報】
-レース名:『モントーバン-ラ・フランセーズ』
(MONTAUBAN - LAFRANCAISE)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:103km
-期間:2014年3月16日(日)
-全日本U23ナショナルチーム参加選手
広瀬樹(中央大学)、横山航太(篠ノ井高校)、岡篤志(EQA U23)
-開催場所: フランス・タネガロンヌ県
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【成 績】
1位:セバスティアン・ピヨン Sebastien PILLON (COLOMIERS) 2時間35分33秒
2 位:ユーグ・アネ Hugues ANE (COMMINGES)
3 位:ジェレミー・リウ・パテ Jeremy RIEU PATEY (ISLE JOURDAIN)
4位:横山航太(篠ノ井高校/JCF強化指定選手)トップとのタイム差は未発表

6位:岡 篤志(EQA U23/JCF強化指定選手)トップとのタイム差は未発表

12位:萩原 慎也(EQADS)トップとのタイム差は未発表
45位:広瀬 樹(中央大学/JCF強化指定選手)トップとのタイム差は未発表

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【浅田監督のレポート】
フランスのトップカテゴリーが出場できないレベルのレースに参加し、レース展開で主導権を握ることを目的に今大会に至った。トップカテゴリー不在とはいえ出走が200人で地元クラブチームにとっては大きな目標レースなため勝つことは簡単ではない。参加した3名は常に前方でレースを展開し、最終局面にも岡と横山が残った。岡は逃げ、横山はスプリントに備える展開で動き横山が4位、岡が6位でゴールした。ジュニア上りの選手は特に、ここで勝てる展開力を身に着ける必要がある。
(現地より/浅田 顕)

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【選手本人によるレポート】


6位:岡 篤志(EQA U23)

『この日はチームを2班に分け、2カテで登録している僕、萩原さん、広瀬さん、横山の4人は2.3.Jrカテゴリーのモントーバン‐ラフランセーズへ参戦。
これまでのレースに比べ、レベルは大きく下がるが、勝つことは簡単ではなく、自分たちでレースを展開していく必要がある。エリートナショナルのように、強い選手に引っ張られていくレースとは違い、今度は引っ張っていかなくてはいけない。こういったレースもたまに入れていくことで、勝負勘などを付けていくのも目的。昨年大会では面手選手が優勝しているこのレース、チームの目標は勿論優勝。
コースは20㎞ちょっとのラインレース後、40㎞のアップダウン周回を2周する103㎞。レース前のミーティングでは、前半は先頭で動ける位置で様子を見て、周回に入って人数が絞られてから勝負するようにという感じで。
そしてレーススタート。アタックはあるが決まらず、密集した危険な雰囲気の集団で進む。前日のレースの疲れはあったが、予想したほどではなく、脚には余裕を感じた。集団のペースも遅かったので、調子に乗ってアタック。しばらく単独で逃げ、2人が合流。20㎞程逃げたが、泳がされていただけであった。そしてレースは半分を超え、重要な動きがあったのは下り。登りで伸びた集団が、つづら折りのヘアピンコーナーで中切れし、先頭20人と距離が開いた。この20人には、僕、萩原さん、横山の3人を送り込むことに成功していたため、追いつかれたくない。集団に取り残されたチームが懸命に追ってきているのが見え、しばらく追いかけっこが続いたが、やがて後続は諦め、勝負は20人に絞られた。
そして後半に入り、できればさらに人数を絞り込みたいところ、横山の提案で、下り区間でペースアップ。しかし仕掛けどころを誤ったようで、失敗。この瞬間から集団は協調体制が崩壊し、アタックと牽制の繰り返しに。
そして登り区間で3人の逃げを許してしまった。集団に追う姿勢がなかったので、ブリッジをかける。2人が合流し、テクニカルな下りで前の3人に追いつき6人の逃げが決まった。
しかし次のGPMでアタックがかかり、3人に先行を許してしまい、後続から飛び出した10人ほどのグループにも捕まってしまった。
3人対10数人という構図になりラスト10㎞。このメンバーの中でスプリント力のある横山を温存させ、僕は逃げにブリッジ、もしくは吸収するべく動く。
しかし集団の協調体制はなく、かといって単独で追いつく脚もなく、無駄足ばかりを使ってラスト3㎞の登りへ。1人が降ってくるも、集団は牽制になり、2人には完全に逃げ切られてしまった。3位争いのスプリントも伸びず、横山が4位、自分は6位に。
今回の一番の反省点は、最後の勝ち逃げから自分がこぼれてしまったこと。勝負は中盤からと分っていたにも関わらず、前半の平坦区間から攻撃してしまい、肝心の勝負所まで脚を残せなかった。気持ちが落ちていたこともあり、勝ちへの執着が足りなかったのも反省点。
これからまた厳しいレースが続いていくので、気持ちを落とさないようにしていきたい。(岡 篤志)』

 * * *


12位:萩原 慎也(EQADS)
『2.3カテゴリーという事で今まで出てきたレースでカテゴリーも低いレースなので
しっかり動いて前年度 面手選手が優勝しているので日本人で連覇を目標に走りました。

40kmの周回に入るまで20kmでは大きな動きもなく先頭をキープすることに集中しました。周回に入って登り区間で徐々に人数が減っていき後半のアップダウン区間あたりで20人ほどの選手、横山選手、自分の入った集団ができました。

集団が出来てからは単発的にアタックがあり取り残されないようにできるだけ反応し
ていました。

ゴール前の登り区間で2人が先行していて集団は牽制しペースも落ち残り500m程で
集団先頭に出てペースを上げるつもりがあまり上げられずスプリントが始まり抜かれ
ゴールしました。

先頭集団に残りまとまって動いて行けたのはよかったです。
2.3カテゴリーで自分でも動けるがゆえに無駄に脚を使うような場面も多くあり
周りを見分ける力、ローテションなどの技術を向上させると無駄なく走れるようになると
思います。

順位は中途半端な順位でしたがこのカテゴリーだからこそ学べたこともあり
この経験はのレースに生かせると思います。(萩原 慎也)』

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(日本代表U23)】『シャトールー-リモージュ(3/15)』ハイレベルレースに揉まれる充実の遠征

【レースレポ(日本代表U23)】『シャトールー-リモージュ(3/15)』
*日本ナショナルチームU23活動(JCF-U23欧州合宿)

ハイレベルレースに揉まれる充実の遠征

4月のUCIネイションズカップU23に向け挑戦は続く


■写真:チームプレゼンテーションに立つ日本ナショナルチームU23。左から岡、横山、面手、内野、広瀬、清水、徳田。

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【レース情報】
-レース名:『シャトールー-リモージュ』
(CHATEAUROUX - LIMOGES)
-カテゴリー:1.12.1
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:160km
-期間:2014年3月15日(土)
-全日本U23ナショナルチーム参加選手
徳田鍛造(鹿屋体育大学)、広瀬樹(中央大学)、横山航太(篠ノ井高校)清水太己、面手利輝、内野直也、岡篤志(EQA U23)

-開催場所: フランス・アンドル県、クルーズ県・オートヴィエンヌ県

大きな地図で見る +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【成 績】
1位: テオ・ヴァンペール Théo VIMPERE(BIGMAT-AUBER 93) 3時間47分06秒
2 位:ケヴァン・スーベ Kévin SOUBES(CC PERIGUEUX DORDOGNE)トップから+8秒
3 位:ファビアン・フレスィーニュ Fabien FRAISSIGNES(OCCITANE CYCLISME)トップから+8秒

26位:面手 利輝(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+8秒
32位:清水 太己(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+8秒
56位:内野 直也(EQA U23/JCF強化指定選手)トップから+1分1秒
62位:徳田鍛造(鹿屋体育大学/JCF強化指定選手)トップから+1分1秒
72位:横山航太(篠ノ井高校/JCF強化指定選手)トップから+6分43秒

リタイア:岡 篤志(EQA U23/JCF強化指定選手)
リタイア:広瀬 樹(中央大学/JCF強化指定選手)

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【浅田監督のレポート】
レースは逃げを決めるべくアタックが終始続けられたが、ラスト40㎞にて2名で飛び出したテオ・ヴァンペール(コンチネンタルチーム BIGMAT-AUBER所属)が最後はライバルを引きちぎり、力強く粘りのある走りで逃げ切った。途中何度か集団が分断する場面もありきついレースではあったが、2位以下はゴールスプリントとなった。今日はチーム内で役割を決め、とにかく展開に参加することを課題としため序盤からジャパンジャージが前方での動きに多く参加していることが確認できた。良く動いた分後半は消耗状態でゴールプリントには力を残せなかったが、しばらくは力を付けるためにもキツイレースを続けてもらうことにしている。
(現地より/浅田 顕)


■写真:U23全日本チャンプの徳田鍛造(鹿屋体育大学/JCF強化指定選手)


■写真:ハイスピードレースで長く伸びる集団

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【選手本人によるレポート】


26位:面手 利輝(EQA U23)

『今回レースへの参加はU23ナショナルチームとしての参加。レース前夜のミーティングで7人の選手それぞれのおおまかな役割を決めてレースを迎えた。

レーススタート直後から起こる逃げを打つアタック合戦には日本チームからも選手を展開に加えて、いつどのアタックが決まって逃げとなっても、日本チームから選手を送ることができるようにチームでの動きをした。この動きができれば展開に穴がなくなりいつどの逃げが決まっても選手を逃げグループに送ることができる。

レーススタートから2時間が経過してもアタックが決まらず逃げグループは形成されない。集団先頭ではアタックの打ち合いや上りでの集団人数を削ろうとするペースアップが常時起こりハイスピードなレース展開が続く。

レース中盤の上り区間。力のある選手が集団先頭で逃げを形成しようとアタックの打ち合いを始める。ここは決まる可能性が高いと思い自分も先頭の展開に加わり勝負をかける。しかし集団は縦には伸びるもののその区間では逃げグループの形成には至らなかった。でも有力選手たちと上りが続く苦しい場面で抜け出しを試みる同じ動きができたのは良かったと思う。次に繋がる。

レース終盤、ラスト10kmを切ってからスピードはもう下がらない。このスピードからアタックして抜け出すという選択肢は頭の中にはなかった。集団スプリントに切り替え集団内で内野選手と徳田選手とその場で日本チームのゴール前の動きを話し自分がスプリントすることにした。内野選手のサポートを受けてスプリントしたが先頭には届かず26位でゴール。サポートを受けたのにこれではダメだ。アシストしてもらったのならばそれを返せる選手でなくてはいけない。

最後、ゴール2km手前から位置取りが急に難しくなる切り替わりのポイントで集団前方でスプリントに備えるチームの隊列での位置取り技術がまだ足りないと思った。でも実戦を通して経験を重ねて行けばゴール前の動きも必ず良くなっていくと思う。

4月のUCIネイションズカップU23に向けて今積み重ねていけるものを確実に積み重ねて準備をしていく。(面手 利輝)』

 * * *


32位:清水 太己(EQA U23)

『天候はあまり良くなく、かなり肌寒い気温のなかレースはスタート。
レース序盤、霧が立ち込めてくる場面もあるほど。
それを、逆手にフランス人はアタック従って集団は活性化していった。

しかし、約2時間ほど逃げは決まらず、その間常に集団はアタックの連続でペースは落ち着かない。
横風区間も何度もありペースは常に速い。

今回チームとしての課題であった、レースの展開に積極的に参加していき、順位はその次として、序盤から2h近く集団前方で動き、自らも動いてみた。
そんな中、去年とはコースが変更になり、更に起伏に富んだコースでついに逃げ集団ができた。
残り15kmで大周回に入る少し前だった。

逃げは6名ほどそこから最後の局面で飛び出した1人が独走逃げ切り。
集団は2位争いの約50人のゴールスプリント。

2h近くも動き続けて最後に、逃げとゴールスプリントに参加できなかった。
次回は、この感覚を忘れずにレースしていきたい。(清水 太己)』

 * * *


56位:内野 直也(EQA U23)

『レースは160キロのアップダウンのあるラインレース。
145キロの大周回と15キロの少周回を走ってゴールとなる。

ジャパンチームとしては、前半から攻撃中心の選手と
攻撃しつつも後半の勝負に備える選手の二組に役割を分担し、自分は前者の担当になった。

レースがスタートし、すぐにアタック合戦。
気温が低いこともあるのか、色々な選手が攻撃をしていく。
自分も積極的に攻撃をし、誰かのアタックに乗るだけでなく自分からもアタックを繰り返す。
ジャパンチームとしても、常に先行したグループに誰かを乗せられているよい状況だった。
しかしこの日は中々逃げが決まらない。
何回アタックがあったのか分からないが決まらず。
中盤にかけて登りが連続し、数が絞られてはいくものの少数にはならない。
何度か、20名程で抜け出す場面もあったが60名ほどの集団のまま最後の少周回へ。
ここでジャパンチームは4名。
ここに来るまでに逃げられなかった自分がここから出来る事は限られる。
近くにいた面手選手に声をかけスプリント勝負を頼んだ。
清水選手とは少し離れてしまい、徳田選手にも頼み隊列を組もうとするも慣れていない事と、狭い道と高いスピードに苦戦し上手く面手選手を発射する事は出来なかった。
一人が逃げ切り、その後ろは集団スプリントとなり自分はその集団でゴール。

感想
チームとしても個人としても攻撃を繰り返しただ集団にいるだけでなく、
レースに参加するという一つの具体的目標は出来たと思います。
最後のスプリントに関しては、実戦を繰り返していくしかないと思うので
どこが悪いのか選手間でのコミュニケーションを大事にして次に繋げたいと思います。

自分個人の体調も良いので、自分のチャンスも逃さずいきたいと思います。(内野 直也)』

* * *


リタイア:岡 篤志(EQA U23)

『今シーズン3戦目のレースは、エリートナショナルカテゴリーのシャトールーリモージュ。
ナショナルチームとしての参戦となった今回、ジャパンチーム7人で臨みました。人数もそろっているため、チームで交互にアタックに反応して、レースに積極的に参加していくという作戦で。
コースはChateauxrouxをスタートし、Limogesまで南下する160㎞のラインレース。
前半は平坦で、中盤から道が細くなったりアップダウンが連続するコースレイアウト。
長袖を着込んでも寒いほどの低気温の中、チーム紹介後スタート。
寒さのため脚が回らないが、フランス人は皆レッグも着けずに走っている。日本人は寒さに弱いと感じた。前ではアタック合戦だが、コースの特徴も単調なため逃げは決まらない。最初の30分はアベレージ50㎞/hに達しそうなスピード。自分も何度か飛び出そうとするが、一瞬で引き戻される。結局80㎞を過ぎても逃げは決まらず、ずっと速い展開が続いた。
そして100㎞手前くらいだろうか、道の悪い細い下りで、飛んできた枝がスポークに入ってしまい、折れてしまった。サポートカーを待ち、前輪を交換して追走。ペーサーをしてもらい追うが、アップダウンが厳しく登りは休めず、下りも車がすれ違える程の幅がなく、なかなか差を詰められない。20㎞近く上がっては下がってを繰り返し、やっと集団の最後尾に追いついたころには脚はもう限界が近かった。そしてすでにもう一つ30人ほどのグループが先行しているのが見えた。追いつきそうな微妙な距離だったが、今の自分にはこのグループにしがみ付くのがやっとだった。結局2つのグループは合流したが、登りの度に千切れては追いつく繰り返し。
そしてゴールの町に入り、ラスト12㎞の周回に入ったところで力尽き、まだ80人近くいる集団から単独で遅れ、ゆっくりゴールを目指したが、曲がるところを直進してしまったようで、気付いた時にはすでに遅く、完走もならなかった。
先週に続き、今回も惨敗に終わってしまった。途中のトラブルは確かに余計な脚を使ったが、それ以前に、どうしようもなく周りの選手との力の差は絶大だった。初戦で一桁に入り、力の差をほとんど感じなかっただけに、この2戦での走れなさには焦りを感じてしまう。レースはまだまだ続くので、修正していく機会を与えられているこの環境を無駄にしないようにこれからのレースに臨んでいきたい。(岡 篤志)』

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(日本代表U23)】『GPアルビ(3/9)』仏アマの洗礼を受けるも士気は上々

【レースレポ(日本代表U23)】『GPアルビ(3/9)』
*日本ナショナルチームU23活動(JCF-U23欧州合宿)

仏アマの洗礼を受けるも士気は上々

4月のUCIネイションズカップU23に向け挑戦は続く


■写真:先頭集団に追いつこうとする清水太己

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【レース情報】
-レース名:『GPアルビ』
(Grand Prix d'Ouverture d'Albi)
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:132km
-期間:2014年3月9日(日)
-開催場所:アルビ&タルン川周辺(オート・ガロンヌ県)

大きな地図で見る
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【成 績】
1位: アントニー・ペレスAnthony PEREZ(AVC AIX-EN-PROVENCE)3時間20分
2位:クアンタン・パシェ Quentin PACHER(AVC AIX-EN-PROVENCE) 同タイム
3位: ロイク・ブシュローLoïc BOUCHEREAU (CA CASTELSARRASIN) 同タイム

15位:清水 太己(EQA U23/JCF強化指定選手)+トップから約7分遅れ
17位:内野 直也(EQA U23/JCF強化指定選手)

32位:横山航太(篠ノ井高校/JCF強化指定選手)
34位:面手 利輝(EQA U23/JCF強化指定選手)
36位:萩原 慎也(EQADS)

リタイア:岡 篤志(EQA U23/JCF強化指定選手)
リタイア:徳田鍛造(鹿屋体育大学/JCF強化指定選手)
リタイア:広瀬 樹(中央大学/JCF強化指定選手)


■写真:優勝のアントニー・ペレス22歳。本大会は昨年に続く2連覇だ。

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【浅田監督のレポート】
今回の拠点の隣の県で開催されるアマチュアレースにGP D’ALBI(130㎞)に参加した。アマチュア全カテゴリーが参加できるレースだが参加者の7割がトップカテゴリーでレベルも高い。レースは全国級のレースでない為、主催者としてはJCF-U23ナショナル合宿チームでの参加が不適切とされた理由で、選手それぞれの所属チームジャージでの参加となった。

今回の課題は初戦という事もあり、状況把握とレース展開予測をしたうえで。各選手がフランスのアマチュアレースレベルに今の自分の状態をストレートにぶつけてみる事を指示した。朝から晴天に恵まれたものの強風が気になる。レースは序盤から強いアタックが繰り返され徳田が積極的に動く。後に12名が先行グループを形成。日本勢では岡篤志が必死に食らい付いたが、少数で逃げを決めたい思惑から激しい揺さぶりにより半数と共に脱落してしまう。他の選手も追走を試みるが力及ばず、二度と先頭を見る事なく強風で複数に分断された後続グループに留まりレースを終えた。
メンバー最高位は今レースに出場経験の有る清水太己がトップから約7分遅れの15位であった。
今年はアマチュアのフランスカップが2月から始まっているので地元選手は例年よりも仕上がりが早い。レース後は各選手が感想と次のレースへの課題を唱え次回レースへの挑戦を誓った。(現地より/浅田 顕)


■写真:スタートラインにて決意の表情を見せる面手利輝


■写真: 仏二戦目の岡 篤志。早くもフランスへ適応しレース前も落ち着いている。

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【選手本人によるレポート】


15位:清水 太己(EQA U23)

『スタートからの有力選手のハイペースの展開に乗り遅れたかたちとなり、主力メンバーの先頭集団に結果入ることが出来なくレースを終えた。
自分にとって今回が初レースとなったことだが、スタート直後に決まったレースに置いて行かれたことが反省点。

その後のレースの走りについては、勝負する集団にいられなかったので何も言えません。
体調を整えて、勝負出来る位置で走るように準備していきたい。(清水 太己)』

 * * *


17位:内野 直也(EQA U23)

『レースは11キロのアップダウンのあるコースを13周。
そして今日は風がある。
スタートし、最初に徳田選手が攻撃し立て続けにアタックがかかる。
2つ目の登りで有力選手含む8名が抜け出しそれを集団が追う形に。
自分は集団にいたが、強豪のミカエル・ラルプがいたためこの選手が次の周回の登りでブリッジをかけると読んでマーク。
2周目に入り、各選手前に追いつこうと強烈にペースを上げ、自分も加わる。
ワットで言うとずっと400w~500w近辺で走っている、少しずつ前が近づく。
ここでラルプがアタックをかける、これは絶対逃がしてはならない、そう思って付いていくがさっきまでのオーバーペースのダメージから回復しきっていない状態で反応してしまったためかなりきつい。
次第にラルプとの距離が離れていき、このままではバックファイヤーすると判断して一旦集団に戻ろうとするも集団もバラバラ。
下りで一塊になるも、皆きつそうでペースが上がらない。
しかし、ここでもう一段追走が出来てレッドゾーンに入ってしまった自分はあと少しの所で加われなかった。
一旦立て直し、次の周回で4,5人でさらに追走を作り前を追いかけなんとか追いつくも、最初に先行した8名は遠く。さらに自分が追い付く前に何名かがこの集団から抜け出していた。
結局この集団で周回をこなし、ゴール向けて毎周回、清水選手を中心に数を絞っていき、最終周回の平坦で清水選手含む3名で抜け出しゴールした。
17位。

力的な面から見て、去年より強くなっている部分も感じられるが周りも強くなっている。
また技術的な面では、トップの選手は自分より遥かに巧みにレースを動かしている。
ですが、難しいですが隙をつく事は可能だと思います。
フランスに来て2戦が終わり、まだ納得いくレースが出来ていません。
次戦のシャトール・リモージュに向けて整えていきたいと思います。(内野 直也)』

 * * *


34位:面手 利輝(EQA U23)

『今回のレースは今期2戦目。フランスの生活もすっかり安定していて2戦目ともなればそろそろレースで変化をカタチにしていかなければいけない時期。カテゴリーは1、2、3というエリートナショナンルより1ランク下に位置するカテゴリーのレース。去年は2、3カテゴリーで勝っているので今年はこのカテゴリーでは確実に勝てるようにしないといけない。そう指標にもしているカテゴリーのレースです。

【スタート前に意識したこと】
コース形状からして強力な先頭グループができたらレースはその先頭グループのみ行っているような状態になると予想し、先頭に乗ることが最重要なポイント。それも1周目や2周目、スタート30分もしないうちに決まると予想していた。

【レースレポート】
スタート直後の激しいアタック合戦に備えアップをする。フランス人選手のアップの少なさとそれとは対照的なスタート直後からの激しいアタック合戦の動きとパワーには毎度驚かされる。リアルスタート後の最初の上りで数名の選手がアタックしていき集団を離しにかかる。風が左から吹いている吹きさらしの上り区間だ。

集団は縦に伸びひとつになるとことを願って自分からのアタックはしなかった。上りきりのところで集団とアタックしていった選手が繋がっていないことに気付きそこでアタックした。

しかし、それは下手だったと思う。先頭数名が集団を離しにかかっているまさに踏んでいるときに単独で追っても追いつけない。すぐに集団も流れてきたので前に位置してもう一度抜け出せるタイミングをうかがった。数人がブリッジを仕掛けるのが見えて自分もブリッジを仕掛けた。追走10名ほどにあと数十メートルとところで追いつけるところだったが追いつけなかった。

最重要としていた最初の逃げ、またはそれを追う前半の追走に乗る動きが今回も中途半端になってしまったことが悔しい。ここでのレースは後ろの集団で脚に余裕があっても何にもならない。逃げというより、先頭グループと言った方がいい。そこに乗ることがまず大事。この課題は次のレースにも持越しです。

その後、集団復帰後は抜け出し先頭を追うという動きができぬままゴール。

【レースを終えて】
去年9月。スペインのヴァレンシアの最終ステージ。確かに今回走ったこのカテゴリーよりレベルの高いレースであったと思うが、最終ステージは逃げに乗ることが総合から大きく遅れた自分がその日スタートするただひとつの理由だった。

その日は自らのアタックで逃げを作り、逃げることができた。集団に吸収された後はリタイアしたが。その日チームメイトから求められた役目は果たせたことを覚えている。

あのときは、レース後半の3時間後のことなど一切考えず、スタート直後のアタックの打ち合いに全神経を集中させてもがいていたな。それが逃げに乗ることの成功に繋がったのではないかという気がした。

今回、気持ちのどこかにまだスタート直後に全開になる勇気が足りない。その一瞬に全開を出したらオールアウトしてリタイアするかもしれない。などと言った迷いや臆病な気持ちがどこかにある。冷静な見方と判断は必要なことだけど、アタックするとき、行かなきゃいけない瞬間にブレーキをかけてしまうようなそういう気持ちは必要ない。

勝負はいつも一瞬だからここだと思った瞬間に全開になる。ずっと8割で頑張るのではなくて、5割10割の力を溜めるときと全開になるときと見極めをつけてここだと思ったら全開になる。そういう気持ちを持って重要な一瞬に冷静になりできると思って全開に動くレースをしたい。次回はそれができるように意識を高めます。(面手 利輝)』

* * *


36位:萩原 慎也(EQADS)

『フランス2戦目でレースについてはもう慣れてたので今回は逃げに乗る事、先頭集団にいることを目標としてスタートしました。

スタートから登りでアタックが始まりペースも上がり集団の前方に居ましたが
ズルズルと下がっていき集団後方まで下がってしまいました。
この時にはすでに強いメンバーの逃げ集団が出来ていて先頭からも距離が開き
後方集団になってしまいました。

4周目ほどに下り区間で抜け出し、後に面手選手と合流しその後にも6人が合流し
8人ほどで小集団になり残り2周目に後続集団に吸収され

最終周回の登りで4~6人がペースを上げた時に離れてしまい
6人ほど集団でゴールしました。

圧倒的にアタック時のスピード、持続時間が段違いだと身をもって痛感しました。
この二つを改善し少しでも良い走りができるようになるよう練習を行っていきます。(萩原 慎也)』

* * *


リタイア:岡 篤志(EQA U23)

『今回は1,2,3,Jrクラスのレース。メンバーも先週のレースより少し少ない程度で、基本的なレベルはあまり変わらないだろうと予想。
コースは1周11㎞×12周(132㎞)の周回レース。1㎞程の登りが2カ所あり、この日は風が強かったことから、厳しい展開が予想された。
今回も必ず逃げに乗って、積極的に動くという作戦で。
そしてレーススタート。すぐに前に上がり、GPM(山岳賞ポイント)でリアルスタート。
スタートと同時に飛び出したのは徳田選手。3人で逃げを打つ。しかし下ってからの平坦で吸収され、またアタック合戦。
そしてレースは早くも動き、2つ目の登り、有力選手らが下から上まで踏み倒し、10人ほどが先行する形に。
チームからは乗せられず、ブリッジを試みるも宙ぶらりんになり失敗。集団で休んでから今度は全開でブリッジ。1人が反応し、2人で追うが追いつくまでに時間と脚をかなり使ってしまった。しかし追いつくことに成功し、結果この逃げがそのまま決まることに。
しばらく最後尾で回復を待つが、なかなか呼吸が整わない。いつもなら、ここから!という時に力が入らない。ここで2周目に入り、登りへ。
せっかく追いついた逃げグループから呆気なく遅れ、完全にオールアウト。メイン集団に付き直すこともできず、スタートから僅か12㎞で一人旅になってしまった。
ここからは気持ちが切れてしまい、もうレースに戻る気力はなく、4周ほど走ってリタイア。

前回それなりの結果が出ていただけに、今回の結果はショックが大きかった。最初は走った感じも悪くなく感じたし、途中までは順調に行っていたと思う。浅田監督が言っていたように、脚の使いどころが悪く、ブリッジしたタイミングも自分にとってキツイ場所であったことは確かだった。しかし、今日の自分に優勝争いに絡む脚がなかったことは明白。言い訳のしようもない力不足でした。
悪かった場所は改善し、次に繋げるためにも、今回の結果に落ち込みすぎず、前向きに次戦に臨めればと思います。
ありがとうございました。(岡 篤志)』

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【次のレースは3月15日(土)です】
-レース名:『シャトールー・リモージュ』
(Chateauxroux-Limoges)
-カテゴリー:1.12.1(仏自転車連盟公認エリートナショナルクラス)
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:157km
-期間:2014年3月15日(土)
-開催場所:仏アンドル県>オートヴィエンヌ県(ボーヌ・レ・ミーヌ)

大きな地図で見る
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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQA U23)】2014開幕戦は新人の岡が9位入賞の快挙!

【レースレポ(EQA U23)】『GPモンタストリュック(3/2)』

2014開幕戦は新人の岡が9位入賞の快挙!

仏アマ最高峰クラスで存在感を出すEQA U23


■写真:レース展開を振り返る岡 篤志の口調は珍しく「あつし」


■写真:優勝のロイク・シュトゥ(GSCブラニャック-Vélo Sport 31)。昨年まで3年間スペインチームに所属の22歳。地方期待の若手選手だ。Photo:GSC Blagnac Vélo Sport 31

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【レース情報】
-レース名:『GPモンタストリュック』
(Grand Prix d’Ouverture Pierre Pinel)
-カテゴリー:1.12.1(仏自転車連盟公認エリートナショナルクラス)
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:138km
-期間:2014年3月2日(日)
-開催場所:モンタストリュック・ラ・コンセイエール(オート・ガロンヌ県)
レース会場『モンタストリュック・ラ・コンセイエール(Montastruc-la-Conseillère )』の所在地:

大きな地図で見る

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【レース概要】
南仏トゥールーズの北東に位置するモンタストリュック・ラ・コンセイエールという小さな町で開催される歴史あるレースで、南仏の開幕戦に位置付けられるレース。丘陵地帯を走る105㎞の大周回と25%の激坂を含む7㎞の小周回で構成される138㎞のレース。

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【成 績】
1位: ロイク・シュトゥ CHETOUT Loïc(GSCブラニャック-Vélo Sport 31)3時間11分47秒 (平均時速:42,860km)
2位: マルクスターレン STAELEN Marc(リムザン地方選抜)トップと同タイム
3位: ピール・カゾー CAZAUX Pierre(GSCブラニャック-Vélo Sport 31)トップから+7秒

9位:岡 篤志(EQA U23)トップから+4分18秒

*公式記録不明(40位前後):内野 直也(EQA U23)

42位:面手 利輝(EQA U23)トップから+9分32秒
44位:萩原 慎也(EQADS)トップから+9分32秒

DNF:清水 太己(EQA U23)

…内野直也、面手利輝、萩原慎也はトップより9分以上遅れた各グループで完走、
清水太己はパンク時のサポートが出来ず途中棄権

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【浅田監督のレポート】
今年はフランスカップ初戦が2月下旬に始まっていることから、フランス国内の各有力チームはすでに10レース近く消化している。チームは欧州出発前の降雪続きで若干仕上がりが遅れ気味だが、待ちに待った初戦であった。チームとしては成績を問わず、誰かしら逃げに参加し積極的にレースを展開し次につなげる走りを指示。

レースはスタートから速い展開の中18人の逃げが出来、そこに新人岡が乗る。メイン集団には主力選手も多数残っていることから捕まる逃げにも見えたが、追走はことごとく追いつかず先頭グループは105㎞の外周を終えるところまで来た。山岳賞争いの一時的な展開を軽視した岡は8名の先行を見送ってしまったものの、第2グループの先頭9位でゴールした。

優勝は先週終了したシリーズ戦エソールバスクで総合優勝した21歳のロイク・シュトゥ。所属するGSC BLAGNACは今季5勝目を数える。

EQA U23としては初戦を良い形で終え、さらにトレーニングでも好調だった新人岡篤志の快挙はチームに良い刺激を吹き込む結果だ。そして来週から全日本U23欧州合宿が始まる。まずは今年最初のターゲットである4月のネイションズカップに向けて戦力を上げてゆきたい。(現地より/浅田 顕)


■写真:シーズン初戦に緊張の面持ちの面手利輝と岡篤志


■写真: GPモンタストリュック名物の25%の激坂

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【選手本人によるレポート】


9位:岡 篤志(EQA U23)

『待ちに待った今シーズン初レースは、3月2日に行われたGP MONTASTRUC(1.12.1)
今シーズン初戦、そしてこのチームでの初レース、初のエリートナショナル(アマチュア最高クラス)と、初めて続き。
フランスに来てから6日がたち、時差や環境にも慣れてきて、脚の調子もどうにかレースに合わせることが出来ました。
天気が心配されていたレース当日でしたが、嘘のように晴れて風もなく、日差しが暑いほど。悩んだ末、半袖半パンをチョイス。
コースは、スタートの町から大きく105㎞の周回を回って戻ってきて、7㎞の小周回を5周する計140㎞。大周回には、長くても2㎞程の丘がいくつかある程度で、クライマー向きのコースではない。小周回には、20%近い200mの壁坂があり、ほかは緩いアップダウンという感じ。
フランスのアマチュアレースでは、集団ゴールになることがほとんどなく、逃げがそのまま逃げ切ることが多いので、アタック合戦の末、どこかで決まるであろう逃げに、チームから必ず乗せること。それを一人に任せず、チームで対応していくという作戦で。
160人近くがエントリーしたこのレース、ローリングスタート区間で出来るだけ前に上がり、2列目からリアルスタート。
アタックの打ち合いが始まった。そして早くも5人ほどが先行、チームは乗っていなかったので、ブリッジをかける。同じ動きをした選手を利用して、全く脚を使わずに合流。その後も後ろから合流を繰り返し、30人ほどに増えたところで、集団と距離ができた。チームから乗ったのは自分のみ。この人数だともう一人は欲しいところ・・・
しばらく追いかけっこが続いたが、2列ローテーションをきれいに回した先頭は、やがて1分のリードを得て、逃げが決まった。
しかし後ろもまだ追ってきていて、逃げのペースもかなりのハイペース。50km/h巡航が続き、久々の暑さのせいか足の裏が痛い・・最後までこの痛みに耐えることとなった。
あまりにも人数が多かったため、全員がきれいに回るとはいかず、順番も度々変わり、下がって付き直す際に毎回無駄足を使ってしまい、思うように休めなかった。
途中でホイールのマグネットセンサーがずれてしまい、スピードが出なくなる。これでは距離もタイマーも動かない。感覚に頼って走ることに。
何度か越えた丘で、数人減っていったが、依然25人ほど。しかしハイペースを維持した結果、1分半を推移していたタイム差が、一気に9分に。集団は諦めたようで、逃げ切りが決まった。
そしてレースが動いたのは、90㎞あたりの山岳ポイント。3人ほどが頂上手前でアタック。ポイント狙いのアタックだと思い、無視していたが、さらに1人2人飛び出していき、気付いた時には集団が割れていた。慌ててブリッジをかけようとしたが、前にも追いつけず後ろのグループも来ないで、宙ぶらりんに。結局、後ろの5人のグループで前を追ったが、協調が取れず、完全に優勝争いから脱落。残りまだ50㎞近くあったので、完走が目標になってしまった。
周回コースに入り、激坂で脱落したであろう数名を吸収しながら周回を重ね、最終周は4人に数を減らしゴールスプリント。どうにかグループの先頭でゴールし、結果は9位。

初めてのエリートナショナルでしたが、序盤に出来た勝ち逃げに乗り、先頭でレースを展開できたことは良かったと思う。しかし、肝心の勝負所で油断と判断ミスをしてしまったことに悔いが残る。脚に余裕はあまりなかったが、優勝争いに絡むなら行かなければいけない所でした。
しかしこの結果には自信をもって、今後のレースに繋げたいと思います。

ありがとうございました。(岡 篤志)』

 * * *


順位不明(40位前後):内野 直也(EQA U23)

『今年初戦はエリートナショナル。
このカテゴリーで入賞、そして優勝する事が今年の目標の一つ。

レースは105キロの大周回と7キロの激坂含む小周回5周の140キロ。
スタートし、アタック合戦が始まる。
自分は後方からのスタートで、徐々にポジションを上げていく。
が、早々にチームメイトの清水選手、岡選手含む大きな逃げが先行する。
しかし清水選手はパンクで後退してしまう。
有力どころがごっそり入った逃げだった事もあり、差は広がっていく。
その後、追走が出来たが中切れに遭い合流できず。
何度か動きを試みるも足並みが揃わず。
しばらく逃げー集団の1分半前後の追いかけっこが続いたが、途中で一気に開き
事実この集団は勝負する場所ではなくなった。
小周回に入り、周回をこなし、最後までこの集団で走るのは嫌だったので最終周回の激坂で抜け出して数名と合流してゴールした。

自分で満足いくレースが出来なかった事はとても後悔が残っています。
ここ最近のトレーニングであまり調子が良くなかった事が頭のブレーキをかけてしまっていました。
実際に自分が思っているより状態は悪くない事を感じられたので次はスタートアタックをするくらいの攻める気持ちでいきたいと思います。
早く次のレースを走りたい。待ち遠しいです。

今日のレース、岡選手は恐らく9位。
このクラスのレースでこの成績を出す選手がチームメイトにいる事に感謝。
また浅田監督に、EQA U23というチームがこちらで認められていると言われました。
それは昨年在籍していた選手達の今までの功績による物だと思います。
その事に感謝し、そしてまたさらに自分達によって認めてもらえるようこれから走っていきます。(内野 直也)』

* * *


42位:面手 利輝(EQA U23)

『スタート直後に結成された逃げグループに乗り遅れ、集団のペースは安定せずに失速。タイム差は開く一方で9分。こうなると集団で余裕があっても力があってもどうしようもない。そういう良くないレースをしてしまった。

平坦区間でできた逃げだから場所というよりは展開で決まった逃げグループ。久しぶりにレースを走って思いだしたことは、ある程度までは集団や他チームの選手を頼りにし、ある程度からはあてにしてはいけない。そのバランスというか境目。それを久しぶりに思いだした。利用されるだけになってはいけないが行かなきゃいけないときはどういう状況でも行かなきゃいけない。

勝負はいつも一瞬だから、ここだと思ったときに全開になれるかどうかが大切だと思う。去年はずっとそれも課題としていたこと。今年はそれを確実に身に着けて先頭グループでレースを走りゴール勝負をする。

カラダのコンディションは良いし、レースを走った感覚も良い。少し慣れてレースの「動き」が見えてくれば必ず良いレースができるはずだ。(面手 利輝)』

* * *


44位:萩原 慎也(EQADS)

『フランスで初めてのレースでエリートナショナルカテゴリーに属したレースで
海外のレースの当然初めてなのでレースの雰囲気、速度、集団が全く想像がつかず
緊張というよりは不安の方が多かったです。

スタートしてからはスピードの違いに驚きました。ですが集団内では選手が多いものの皆の技術が高く、落車等の不安はなく走れました。

前半の複数の丘では正直きつく離れないようにするだけでした。
逃げが決まってからは大集団のペースも落ち、レースに慣れるように集団前方にいるよう走っていました。

小周回に入ってからは先頭集団にラップされてからは、審判車から先頭集団から離れるようにと足止めされ、ペースも落ちましたが出来るだけ上の順位でゴールできるよう走り、最後のスプリントでは距離が若干解らなかったですが踏み切ってゴールできたのは良かったです。

完走だけになってしまいましたが、重要な経験をし今後の練習やレースに生かしていきたいです。(萩原 慎也)』

* * *


パンクリタイア:清水 太己(EQA U23)

『距離140kmのレースで、今年で3度目となるこのレースでしたが、レース早々、序盤にパンクがありました。自力での復帰でしかなく、集団はハイペースで追いつかず結果リタイヤとなってしまった。

また、気持ちを新たに次へ望む。(清水 太己)』

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【次のレースは3月8日(日)です】
-期間:2014年3月8日(日)
-レース名:『シルキュイ・デ・カトル・カントン』
(Circuit des Quatre Cantons(1.12.1))
-カテゴリー:1.12.1(仏自転車連盟公認エリートナショナルクラス)
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:164km
-開催場所:フランス・オーヴェルニュ地方
レース会場:オーヴェルニュ地方の所在地:

大きな地図で見る

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【参考リンク】
<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623
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