レース情報

【レースレポ(EQA U23/EQADS)】『全日本選手権ロード(6/27-29)』無冠に終わった全日本選手権。レベルアップあるのみ。

【レースレポ(EQA U23/EQADS)】『全日本選手権ロード(6/27-29)』

無冠に終わった全日本選手権。レベルアップあるのみ。


Photo by Yuichiro HOSODA

【大会基本情報】
◆大会名:全日本自転車選手権大会ロードレース(通称:全日本選手権ロード)

◆開催場所:
岩手山パノラマラインコース= 岩手県八幡平市八幡平温泉郷
(個人ロード:15.8km/周 個人タイム・トライアル:13.4km/周)

◆開催期間:
平成26年6月25日(金)~平成26年6月27日(日)

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【リザルト】

<6月29日開催:男子エリートロードレース(14周 221.2km)>

1位:佐野  淳哉(那須ブラーゼン) 5時間41分49秒56(平均時速38.82km/h)
2位:井上  和郎(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)トップから+10秒
3位:山本  元喜(VINI FANTINI - NIPPO)トップから+15秒

20位:面手 利輝(EQA U23)トップから+4分32秒

DNF:岡 篤志(EQA U23)残2周でタイムアウト
DNF:清水 太己(EQA U23)残2周でタイムアウト
DNF:一丸 尚伍(EQA U23)残6周でタイムアウト
DNF:内野 直也(埼玉・EQA U23)残9周でタイムアウト


Photo by Yuichiro HOSODA


<6月28日開催:男子ジュニアロードレース(126.4km)>

1位:松本  祐典(明治大学)3時間29分09秒92(平均時速36.25km/h)
2位:水谷  翔 (南大隅高)トップから+8秒
3位:冨尾  大地(南大隅高)トップから+12秒
4位:小山 貴大(EQADS準所属/高体連所属=前橋育英高校)トップから+40秒

6位:石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)トップから+1分2秒
8位:橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校) トップから+1分49秒


<6月28日開催:男子U17+U15ロードレース(6周 79.0km)>

1位:沢田  桂太郎(東北高校)2時間16分18秒47(平均時速34.77km/h)
2位:吉岡  衛(奈良北高)トップと同タイム
3位:日野  竜嘉(松山聖陵高)トップから+1秒

5位:渡辺 歩(EQADS準所属/高体連所属=学法石川高校)トップから+1秒
6位:大町  健斗(チームサイクルプラス)トップから+8秒

14位:蠣崎 優仁(EQADS)トップから+3分56秒

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<6月27日開催:男子エリートタイムトライアル(40.2km)>
1位:別府 史之(TREK FACTORY RACING)53分1秒82(平均時速45.48km/h)
2位:佐野 淳哉(那須ブラーゼン)トップから+29秒40
3位:山本 元喜(VINI FANTINI - NIPPO) トップから2分9秒90

5位:岡 篤志(EQA U23)トップから+3分32秒51


<6月27日開催:男子ジュニアタイムトライアル(13.4km)>

1位:山本 大喜(鹿屋体育大)18分6秒70(平均時速44.39km/h)
2位:草場 啓吾(北桑田高)トップから+5分91
3位:安田  開(北桑田高)トップから+24秒32
4位:橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校) トップから+50秒66


<6月27日開催:男子U17+U15タイムトライアル(13.4km)>

1位 沢田桂太郎 宮城 東北高校 18分54秒70
2位 大町 健斗 広島 チームサイクルプラス 19分20秒11
3位 渡辺 慶太 埼玉 浦和工高 19分44秒26
4位 渡辺 歩(EQADS準所属/高体連所属=学法石川高校)19分51秒30

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【選手本人によるレポート】

エリートロード=20位:面手 利輝(EQA U23)

『今年のシーズンは大きく分けて5つの大きな舞台で結果を出すことを目標に自転車に乗ってきている。その一つに日本で開催されるこの全日本選手権エリートレースがあった。10位まで与えられるUCIポイントの獲得はU23日本代表選手として絶対に達成しなくてはいけない目標だった。
年齢的にはU23カテゴリーの自分。しかしU23カテゴリーのレースにはポイントが与えられない。エリートレースへの参加をして戦う理由はポイント獲得のため。

レースはスタート前から灰色の空が重たく雨の中のレースになることが予想できた。悪天候のためスタート前にレース距離が252kmから221kmへ短縮された。それでも今までに自分が経験してきたどのレースよりも距離が長いレースであったから後半に力を出して勝負できるように温存しながら距離を消化していく走り方をしていた。

レースは後半に差し掛かり上り区間でのペースアップが苦しい場面があった。キツくて上りきりで遅れてしまい下りの後の平坦で追いつくことの繰り返しを何回かしていた。「 調子は悪くないから耐えれば乗り切れる 」苦しいときにはそんな言葉を何度も自分に言い聞かせて10位までのポイント獲得を目指して走ったが200kmを過ぎてからラスト1周に入る前の上りでのペースアップでメイン集団から完全に千切れて勝負から脱落してしまった。千切れてからポイント獲得が非現実的になってしまいひたすら悔しかった。でも、ただゴールラインまで全力で踏み続けることを辞めないことしかできることはなかった。先頭から4分半遅れて20位でゴール。

エキップアサダ後援会の方々、会場へ応援しに来てくださった方々、雨のなか本当にありがとうございました。表彰台に立ってほしいという期待に応えられませんでした。そしてU23ナショナル代表選手として絶対に達成しなくてはいけなかった10位までのポイント獲得も達成できませんでした。求められた結果を出せない選手という評価は残念ですが結果がすべての競技界なので当然の評価です。そしてこれが今の自分の100%でした。

応援ありがとうございました。

苦悩のその先にある勝利を掴んだ佐野選手の姿はかっこよかった。選手1人1人にはそれまでのストーリーがあるからこそ勝った瞬間に感動が生まれる。その一瞬を掴むために僕はまだまだ頑張りたい。』



エリートタイムトライアル=5位、エリートロード=DNF:岡 篤志(EQA U23)

■エリートタイムトライアル編:
『6月27日、岩手県八幡平市にて、全日本選手権タイムトライアルが開催されました。
今回はUCIポイントを狙い、ポイントの付くエリートクラスにエントリー。上位3名に与えられるポイントを目指して臨みました。
自分にとってどちらかというと得意種目であるTT、この日のために高橋メカには苦労をかけましたが、ポジションに妥協がないように万全の準備をしてきました。
コースは、片道6.7㎞で高低差140mほどのコースを往復する13.4㎞×3周(40.2㎞)
ギアはフロント55×39、リアは11×23をチョイス。コースを試走し、思いのほか登りの勾配が緩かったため、ディスクとバトンホイールを使い、多少重いものの、スピードと空力を重視した仕様とポジションに。
そしてレース当日、バイクチェックでポジションを直されるハプニングがあったものの、それほど問題なく、アップを済ませてスタートへ。
そしてかなり風の強い中、スタート。
別府選手や佐野選手と戦うにはAve45km/hは必要だろうと思ったが、自分の調子的に厳しいと判断、44km/hを目標に。
1周目の下りは良いペースを刻んだが、このまま40㎞は持たないことが自分でもわかってしまった。残念だが実力不足。ここからは最後まで垂れないペースを意識して、1周18分40~50秒まで落としてゴール。結果は56分34秒(Ave42.63km/h)
暫定トップタイムではあったが、目標よりも1分半近く遅く、入賞にも届かないのではと思ったが、どうにか5位にとどまってくれた。
しかし優勝した別府選手との差は絶大で、改めて世界との差を思い知りました。単純に、出せるパワーの領域が違うので、地道にトレーニングしてこの差を埋めていくしかありません。
今回、準備サポートしてくださった高橋メカ、浅田監督、応援してくださった皆様、ありがとうございました。』

■エリートロード編:
『タイムトライアルから中1日の6月29日、岩手県八幡平市にて、全日本選手権が開催されました。
雨により15.8㎞のコースが2周短縮になり14周(221㎞)になったとはいえ、今まで経験のない長丁場のレース。
今回の作戦は、後半までしっかり脚を残すこと。例年逃げは出来るものの、エースが前半の逃げに乗ることは考えにくく、この単調なコースの特性上、逃げに有利ではない。最後に集団で温存できた選手が勝つことが予想された。なので、チームからは逃げには乗せず、UCIポイント圏内であるトップ10を何としてでも目指すという作戦。
タイムトライアルで圧倒的な力で優勝した別府選手は間違いなくこのレースの重要なキーとなることも予想された。

そしてレース当日、朝5時に朝食を多めに取り、若干の寝不足気味ながらレースに備えた。
天候は予報通り雨の中、レースはスタートした。
楽な展開にするには、早くに安全なメンバーでの逃げが決まってくれるのがベスト。平坦では決まらず、登りでもアタック合戦。3人ほどが飛び出し、集団は別府選手が先頭に立ち、容認する姿勢を見せた。しかしこのままでは終わらず、1人、また1人とブリッジをかけていき、佐野選手まで逃げに乗ってしまった。メンバーは井上選手、伊丹選手(アンカー)、野中選手、木村選手(シマノ)、綾部選手、平塚選手(愛三)、佐野選手(ブラーゼン)、山本元喜選手(NIPPO)、阿部選手(ブリッツェン)、山本隼選手(UKYO)、武井選手(フォルツァ)の11人。2日前のTTで2,3,4,7位の選手含む非常に力のある選手が揃い、全ての有力チームが乗ったが、別府選手は動かない。自分も位置的に行けたため、行こうか迷ったが、残り距離を考えて待機することに。
3周を終え約3分差。その後はしばらく落ち着くかと思ったが、4周目の登りで早くも別府選手が動いた。登りを強烈に牽引し、一気にタイム差を縮める。その後も、下り、平坦でも後方からスピード差のあるアタックを仕掛け、気の抜けるタイミングが少ない。別府選手対その他全員といっても過言ではない展開。集団に協調体制はなく、ペースが落ちると別府選手が破壊力のあるペースアップ、というのを繰り返し、タイム差も2~5分という大きな幅を推移する。
自分も初めのうちは問題なく対応できていたが、回数を追うごとにきつくなり、ポジションを下げてしまう。そして100㎞を過ぎたころのペースアップで集団は分裂、エース級の精鋭6人ほどと、20人弱、さらに20人ほどのグループに分断され、自分は3番目のグループ。一時は見えなくなるほど離れ諦めかけたが、皆に追う意思があったため自分も強調して下り区間を踏み抜き、幸いにも逃げ以外のグループすべてがまとまった。しかしチームでは自分と面手選手のみに。
集団がまとまったことでペースは緩んだが、当初の目的であるトップ10という目標は余裕の無さから霞みはじめていた。
案の定150㎞地点でのペースアップであっさり遅れ、勝負の土俵から完全に脱落。
そこからは気持ちも続かなくなり、脚がぱったりストップ。ラスト2周を残してリタイアに終わりました。
結果的に、最初の逃げは最後まで逃げ切り(3人のみ)、結果論からすると逃げに乗るべきだったかもしれない。
しかし、今の自分では途中でこぼれていた可能性が高い。ジュニアから上がって1年目、なかなか長い距離のレースに対応できず、スタミナ不足を感じます。とは言え、1年目から結果を出している選手もたくさんいるので、甘えずに鍛えなおしたいと思います。

今回はたくさんの応援を頂き、そしてU23を代表して何が何でもという気持ちでしたが、目標と結果とのギャップが大きくショックが否めませんが、この結果を受け止めたうえで諦めずに頑張っていきます。

サポート、応援ありがとうございました。』



エリートロード=DNF:内野 直也(EQA U23)

『レースは15.8キロのコース14周の200キロ超の長丁場。
長いが、天候は雨、単純に終盤勝負とはいかなそうなレースで色々な展開が予想された。
目標は10位以内に入ってUCIポイントを取る、それのみ。
しかし、始めに述べると自分個人としてはそれとは程遠い結果となった。

レースがスタートし、アタックが開始される。
EQAとしてはこれには加わらず集団で様子見だった。
1周目の登りは比較的速いペースで進んでいき、2周目からは安定する。
しかし天候は雨で、気温も低く下り、平坦区間を終える頃には身体が冷え切ってしまう。
必然的に登りではペースアップ。
ペースアップはアップだが、普段なら何の問題なくこなせるペース。
しかし、今日は身体がおかしい。
どうにも力が入らない。我慢を言い聞かせて走ってきたが、どうにも動いてくれない。
プツンと集団から千切れ、2時間を走ってレースは終える事になった。

シーズンのピークを持ってくるべきレースでこのような結果に終わり本当にショックです。
原因は分かっているだけに、それをここに間に合わせる事が出来なかった。
いくら悔やんでも今年の全日本選手権は戻ってこない。
仕切り直し、身体の状態を整え、後半に巻き返したい。』


ジュニアロード6位:石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


『自分としては、逃げ切ることが一番理想だが、レースの週まで、ドイツのステージレースを全開で走っていたため、時差ボケに寝不足が重なり、脚の回復状況の確認などが行えてなく、体調が良いとは言えない状態でレースを迎えた。それでも、できる限りのことをし、最善を尽くそうという気持ちで走った。

レースは、最後尾からスタート。ニュートラル区間を利用して一番前に上がった。
下り区間を終え、正式にスタートが切られると同時にペースが上がる。一周目から、逃げを作るように積極的にアタックをかけるが、自分のアタックには即座に反応され集団を分裂することなく1周目を終えた。
2周目のコース後半、登りにかかるといきなり牽制がおこり、前方の3名が先行してしまう。この先行グループには、強化指定選手2人が乗っていたため、注意しなければならないところ、集団のペースが上がらないため、すぐにタイム差がついてしまった。その状態で、コントロールラインを超え、3周目に入った。
あまりにも遅いレース展開に、補給場前で強めのアタックを掛けペースアップを図る。自分のアタックに反応するかたちで草場選手と二名で集団から抜け出した。これにすぐに集団も追って来ため、先行の3名には追いつかなたったが、集団のペースを一時的に上げることには成功した。しかし、上がった集団のペースもその時だけで、またペースが落ちる。自分が集団内に留まっていると、5名程が抜け出し追走集団ができた。その追走集団は先行の3名に追いつき、その中から何名かこぼれて、6名ほどの先頭集団が形成された。

自分が毎周回の登りでペースをあげ、前を捕まえよう秒差を縮めるものの、下りに入り牽制がおこることで結果として先行との距離は詰まらず。
その後も、登り以外でもアタックをかけ、逃げを作ろうとするものの、集団に追いつかれ、また牽制という展開が続いた。せっかく、登りで集団の人数やタイム差を詰めても、下りで牽制が入ることで集団の中にいる人を休ませてしまった。しかし、状況は変わらず集団のペースは全く上がらなかった。結果として2周目に作られた逃げを4周目まで先行させてしまった。集団を動かすために、とても無駄に脚を使った気がした。

5周目に単独で逃げができた。逃げが一人だったということもあり、集団ではお決まりの牽制。その後、集団から3人抜け出し、追走が作られる。さらに集団の人数を削るため自分が動き始めるが、それでもなお牽制している。そんな中、横風区間に入り成海選手、中村選手と3人で集団から少しだけ抜けでた状態となった。さらに中村選手と目が合い、踏み始めると簡単に抜け出してしまった。なんで?と思いながらも、逃げ集団を追走していると、後ろから有力なメンバーが追いついてきた。これは行けると思い、登りで先頭と追走を捕まえ、6周目へ。この時点で13名。集団とのタイム差を登りで稼ぐのではなく、下りで稼いだ。この辺は、ステージレースでの教訓だ。

前半から動いていたためか、脚が思うように動かなく、10名程で最後の登りへ。脚はきていたが、ドイツ程ではなく、まったく問題なく勝負できる状態だった。しかし、登り口で脚が攣りかけたことを機に踏めなくなる。やむなく戦線離脱。ここにきて、全ての疲れがきた感じがした。残念ながら、そのまま、1分2秒遅れの6位でレースを終えた。
6位という結果よりも、脚が攣りかけたことに悔しさを覚えている。それは、今まで、どのような酷使したレースでも攣ったことはなかったから。脚が攣りかけなければ、もっと上の順位になれたと思う。しかし、これも実力の内。このような身体の状態で出来ることはやり切ったから、良しとしたい。
ドイツからの疲れが溜まっているので、完全に脚をリフレッシュさせてから、次のレースに備えたいと思う。』

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【参考リンク】

<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQADS)】『トロフェオ・カールスベルク(6/20-6/22、ドイツ開催)』、石上総合14位、貴重なポイント獲得

【レースレポ(EQADS)】橋詰&石上出場『トロフェオ・カールスベルク(6/20-6/22、ドイツ開催)』

石上が総合14位、UCIジュニアネイションズカップポイント獲得





EQADSエカーズ準所属の橋詰丈(写真左)と石上優大(写真右)が、6/20-6/22にドイツで開催の「UCIジュニアネイションズカップ」の一戦、『トロフェオ・カールスベルク』にジュニア日本代表チーム選手として参戦。「UCIジュニアネイションズカップ」とはジュニア選手(17-18歳)の国別対抗ワールドカップシリーズ戦です。

【大会名】 
『トロフェオ・カールスベルク』
Trofeo Karlsberg
(UCIジュニアネイションズカップ戦)

<大会公式サイト(独語)>

【開催期間】 
大会期間 平成26年6月20日(金)~22日(日)
派遣期間 平成26年6月18日(水)~24日(火)

【カテゴリー】
各国代表ジュニア(17-18歳選手)

【代表選手団】
<監  督>
  柿 木 孝 之(ジュニア強化育成部会)
<メカニック>
  中村  仁(ロード強化支援スタッフ)
<選  手>
草場 啓吾(京 都・北桑田高校)
孫崎 大樹(京 都・北桑田高校)
石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)
松本 祐典(京 都・明治大学)
橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)
中村 圭佑(東 京・昭和第一学園高校)

【開催地】
ザールブリュッケン周辺(ドイツ)

<開催地ドイツ・ザールブリュッケンの場所>

大きな地図で見る

【ステージ概要(全3ステージ)】


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【リザルト&選手レポ】

<6月20日第1ステージ>
ローリング(15km)+30kmの周回×3 =113km

<ステージリザルト>
1 Zverko David(スロヴァキア)2時間25分56秒
2 Jaspers Ward(ベルギー)2秒差
3 Anderberg Hampus(スウェーデン)2秒差
15 松本祐典(明治大)54秒差
29 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)1分差
49 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)1分9秒差
62 草場啓吾(北桑田高)1分16秒差
72 孫崎大樹(北桑田高)1分16秒差
93 中村圭佑(昭和第一学園高)2分39秒差

■第1ステージフルリザルト



石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


『自分自身、海外戦3回目となるネイションズカップの今大会は、ツール・ド・イストリアと違い、個人タイムトライアルがあるため、日本チームが総合で上位を狙うのは難しい状況だ。なので、ステージ6位以内のネイションズポイント獲得がチームの目標だった。
今大会は、有力国が少なく、逃げ切る可能性が高いレースだと柿木コーチから言われた。
一周15kmのコースは、急勾配の登りを複数含むアップダウンがあり、ゴールまでの残り1kmはゲキ坂で、登坂力よりもパワーが求められた。
自分としては、このステージが入賞の一番可能性の高いコースだと思い、最後の登りに備えるのと、逃げに乗り逃げ切ることを目標にして走った。
また、逃げに乗って、タイム差をつけた状態でゴールすることが出来れば、TTの不安要素も少なくなり、総合も狙えることができるようになる。
ローリングを前の方で済ませ、リアルスタート。
ここから98km先のゴールを目指す。始めからアタックがかかるものの決まらず、最初のKOM(ゴールラインで毎周回ある)へ。
集団走行に慣れているのか、容易に集団前方で位置し続けられる。KOM賞がかかっていたので流石に速い。他の選手がパワーでどんどん登っていく中、パワーが劣る自分は前の方で入り、番手を落としながら登っていき頂上を過ぎたところで、加速し前方に上がっていく。
集団が落ち着いたところで、草場選手がアタックし、4人の先頭集団ができる。半周過ぎたところで、草場選手とオーストリアの選手を吸収した。前方に位置していた自分は、集団のペースが落ちたことで、前に出たことでそのまま抜け出してしまい、後ろから来たオーストリアの選手と合流し、追走の逃げに入ることに。(前にはスウェーデンとアイルランドが1名づつ逃げている)
集団が牽制していたため、すぐに1分強のタイム差を得る。自分としては、このタイミングでは逃げる予定ではなかったため、追走との合流での逃げを期待した。それにしてもきつい。登りはいいものの、平坦&下りで前にでてもペースを保つことが出来ない。平坦での力不足をもろに感じた。
1周目終了まで1.5km。ようやく後ろから8人の逃げが自分たちに合流した。ゴールまでの登りに差し掛かったとき、柿木コーチに「いいメンバーだからこのまま行こう」と言われた。しかし、追走のペースが上がり、脚がなく千切れてしまった。この集団で逃げ切りそうだなと思いながらも、その集団にいることができなかった。完全に千切れてしまった自分は、集団を待った。集団に戻ると、積極的にコントロールするチームがなく、逃げとは1分強のタイム差でずっと推移していた。
自分は最後のゲキ坂登りに備え、脚を回復させたが、最後の登りを集団の5〜9番手で入り、脚なく埋れて、トップから+1分の29位でゴールした。
逃げ切れる逃げに乗れたことはよかったが、やはり全然力が足りない。特に、平坦や下りで力のなさを感じた。登りが得意だとしても平坦や下りで、脚を使ってしまい、得意なところが活かせない。登りも、もっとパワーをつけなければならないと思った。
第2ステージも、逃げに乗って千切れるかもしれないが、恐れずに前へ前へ展開して行きたいと思います。』


 * * *

<6月21日第2-1ステージ>

<ステージリザルト>
1 KUMAR Kristian(スロベニア)1時間50分14秒
2 BARTA William(アメリカ)同タイム
3 KURIANOV Stepan(ロシア)同タイム
6 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)同タイム
19 松本祐典(明治大)26秒差
36 孫崎大樹(北桑田高)同タイム
61 草場啓吾(北桑田高)5分44秒差
64 中村圭佑(昭和第一学園高)同タイム
88 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校) 12分57秒差

■第2-1ステージフルリザルト


石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


『この日は昼からのロードレースと夕方のT.T.の2つのステージが行なわれた。昼からのロードレースは1周20.5kmの周回コースをニュートラル区間含めて4周回する79.5kmで、2kmほどの登り区間もあるが全体的に平坦なコース設定となっている。

昨日のステージよりは、逃げ切りの可能性が低いコース設定なものの、昨日と同様例年にはない展開が予想することができた。なので、逃げ切りそうな逃げには乗ること。集団スプリントになった場合には、スプリント力のある孫崎選手をアシストすることをチームの目標に走った。

スタートから前方に位置し、集団の動きに注意しながら走る。1周目の登りで、予想していたスピードよりも速く進行した。昨日の疲れからか脚が重い。少し番手を落としながら、頂上を越えた。
レースが動き出したのは2周目。2kmの登りで、ロシアを含む9人の逃げが決まりそうになったところで、残ったロシアが集団を抑えている。頂上付近では20秒差くらいまで広がっていた。
この逃げは、有力選手が何名か乗っている強い逃げだとすぐに感じた。しかし、悪いことに日本チームは誰も乗っていない。また、「この逃げ決まっちゃいそうだな」と薄々感じ始め、次にどうするか考えた。状況は、集団ではリーダーを含む総合上位の有力選手が追う動きがあるものの、単発的でタイム差が詰まったり広がったりしていた。
残り50km辺りか、登り終わった後の長い下りを経て、逃げと集団との差が10秒強くらいに詰まったときに、一人でブリッジをかけることにした。脚が重く、ダンシングとシッティングを繰り返しながら、45秒程掛けて先頭と合流することに成功した。
とてもきつかったが、何とか追いつきまずは一安心。そして、すぐに脚を休める。この時点で、ロシア、ドイツ×2、アイルランド、アメリカ×2、ポルトガル、日本、スロベニア、チェコの逃げ集団となった。
自分の居る逃げと集団とは30秒前後のタイム差でずっと推移している。逃げもペースを緩めることなくとてもキツイ状態が続き何度も千切れそうになる。
残り30km辺り、3周目の2kmの登りも山岳ポイントがかかっていたため、さらにペースが上がり、先頭集団の一番後ろで千切れそうになりながらも、食らいついた。この登りで千切れなければ、その後はついていけると。まだ、タイム差は30秒前後。これまで力を見せていたアイルランドの選手がハイペースで長い時間引っ張っていた。この選手は、昨日も逃げていた選手だ。
残り20kmラスト1周に入り、集団とのタイム差は30秒前後。先頭メンバーは10人でかわらず。
ゴールを控えペースが上がるであろう2kmの登りの前に、黒のMeitanを補給する。
残り10km辺り、2kmの登りに入り、予想通りペースが上がる。ポルトガルとドイツの2人が遅れた。ここは、今までになくとてもキツイ。必死に食らいつくが集団との車間が空いてしまう。ホーム、ペダリング関係なくペダルを踏んだ。筋肉が今までで一番キツイ状態になり本当に脚がもげそうになるが、ここでついていけばいけると、自分に何回も言い聞かせ、頂上を自転車1台分の車間でクリアすることが出来た。

残り1km。集団とのタイム差は縮まらない。8人となったこのメンバーでスプリントへ。残り500mで2番手につけ、残り200mでスプリント開始。無我夢中でゴールした。
結果的にスロベニアが1位をとり、自分は同タイムの6位でゴールした。

何度も千切れそうになりながらも、本当にあそこでついていってよかったと思います。今まででのレースの中でずば抜けて一番キツイレースになりました。結果として6位ではありましたが、ネイションズポイントと獲得したこともあり、キャリア史上一番の成績だと思います。
この結果に満足せず、次のステージも積極的にいきたいと思います。脚が本当に崩壊寸前です…この後のTTのことを考えずに走り切りました。少しでも脚の疲れを抜いて備えたいと思います。』

 * * *

<6月21日第2-2ステージ>
タイムトライアル8.8km

<ステージリザルト>
1 KAMNA LENNARD ドイツ 11分9秒580
2 BARTA William (アメリカ)7秒差
3 SIVAKOV Pavel(ロシア)23秒差
15 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)36秒差
47 松本祐典(明治大)1分8秒差
52 草場啓吾(北桑田高)1分15秒差
75 孫崎大樹(北桑田高)1分43秒差
83 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)1分54秒差
93 中村圭佑(昭和第一学園高)2分9秒差

2-2ステージ後の個人総合順位
1 KUMAR Kristjan (スロベニア) 4時間24分40
2 DUNBAR Edward(アイルランド)9秒差
3 BRKIC Benjamin(オーストリア)39秒差
15 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)1分15秒差
33 松本祐典(明治大)2分7秒差
51 孫崎大樹(北桑田高)3分4秒差
63 草場啓吾(北桑田高)7分54秒差
71 中村圭佑(昭和第一学園高)10分11秒差
80 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)15分39秒差

■第2-2ステージフルリザルト

 * * *


石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


『このコースは、前半区間は平坦が多く、5km過ぎから3km弱は道幅が狭く車が1台通れるほどで、ほぼ下り基調だがアップダウンの区間がある全体的に平坦のT.T.選手に有利な設定だ。

スタート前、やはり午前中の脚の疲労は極度に達しており、このTTはものすごく不安があった。
しかし、唯一自分だけがTTバイクの持参を許されたので、何があっても可能な限りやり抜こうと思い、スタートラインに立った。

全体的な作戦としては、脚の影響を考え、序盤をセーブして平均的に走り抜こうとした。、当然、序盤の登りは多少セーブし、その後の下り区間でタイムを稼ぐ走り方にした。

タイムアタック開始。
序盤、それでも脚は重たかった。4kmを過ぎたところから、コーナーが出始め、入口から出口へスピードを繋げるようにして走った。道の狭いアップダウン区間でも、スピードを繋ぎ下りの勢いを利用してで登りきることを意識して走った。
最終コーナーを曲がり、残り1.2km程。脚は限界で踏めなくなり、どうしようもなく引き脚だけで耐え続け、ペダリングがグヂャグチャの中でゴールした。自分でも、よく走れたのかどうかもわからない。
途中の2ヶ所でコーナーがあることを忘れて、スピードを繋げられず、重たいギアでコーナーを出てしまい、スムーズに加速できなかったのが残念だった。

相当、脚にきていたので、ダメかなと思ったが、トップから+36秒差の15位と、自分でも想像を遥かに上回る結果となった。これで、総合も+1分15秒差の15位となった。
これにより、総合でのネイションズポイント獲得が見え、次のステージでの個人総合のさらなるジャンプアップを狙うことになった。』

 * * *

<6月22日第3ステージ>
20㎞×5=100㎞

<ステージリザルト>
1 MENTEN Milan (ベルギー) 2時間26分34秒
2 ZVERKO David(スロヴァキア)同タイム
3 KAMNA LENNARD(ドイツ)同タイム
9 松本祐典(明治大)同タイム
15 草場啓吾(北桑田高)同タイム
43 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)同タイム
52 中村圭佑(昭和第一学園高)1分13秒差
64 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)7分50秒差
65 孫崎大樹(北桑田高)同タイム

<最終個人総合順位>
出走 18か国 108名 完走79名 

1 KUMAR Kristjan(スロヴェニア)6時間51分14秒
2 DUNBAR Edward(アイルランド)9秒差
3 KAMNA LENNARD(ドイツ)35秒差
14 石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)1分15秒差
29 松本祐典(明治大)2分7秒差
52 草場啓吾(北桑田高)7分54秒差
57 孫崎大樹(北桑田高)10分54秒差
59 中村圭佑(昭和第一学園高)11分24秒差
67 橋詰 丈(EQADS準所属/高体連所属=昭和第一高校)23分29秒差

年代別 順位 出走38名 完走27名
1.JASPERS Ward(ベルギー)6時間51分53秒
2.COSTA Adrien(アメリカ)32秒差
3.石上優大(横浜高/EQADS)36秒差

■第3ステージフルリザルト

 * * *


石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


『1周20kmで、3.5kmの登りと500m程の急勾配の登りがある、平坦基調なコース。
昨日と同様、今日も逃げ切れる可能性がある。その場合、総合順位を一つでも上げることが出来るため、必ず逃げには乗り、5周目の3.5㎞の登りで逃げが決まらなかった場合、スプリント力のある孫崎選手でゴールを狙うチームオーダーだった。
自分は、逃げに乗ることを最優先に考え、逃げが決まらなかった場合は、落車する可能性のことを考え、チームのトレインには入らず、集団でゴールすることになった。

レースは、始めからリーダーチームのスロベニアがコントロールする形となり、落ち着いてレースは進行している。落ち着いているとはいえ、毎周回の3.5㎞の登りでは、集団のペースが一気に上がる。それでも、逃げ集団が出来ることはない。
今日は、スロベニアのコントロールが入っていたため平坦での逃げが出来るのは難しいと思い、登りに集中することにした。自分も、昨日のレースで大分脚にきていたため、無駄な動きはせず、逃げができそうになるまで、脚を使うことを避けた。なので、有力選手のアタックが絡む数人の逃げを警戒することとして、自分からの攻撃はしかけなかった。

残り1周の3.5kmの登りが他の周回に比べて、比べものにならないくらい速かったが、全ての周回でチームメイトに助けられながら走れたため、先頭の方でクリアした。
この時点で逃げができなかったので、最終的にトップとタイム差なしの集団ゴールを目指すことにした。
その結果、落車等の影響もなく無事に集団ゴールすることができた。

タイム差なしで最終的に総合順位が上がり、トップから+1分15秒差の14位でレースを終えることがでた。
これにより、ネイションズポイントを7ポイント、第2ステージと合わせて、8ポイント獲得した。

今回の遠征で、途轍もない量の経験値を積めたと思います。今後も、この結果に甘んじず、さらなる上を目指して行きたいと思います。』

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【大会PRビデオ(独語、2013年製作)】


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【参考リンク】

<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623

【レースレポ(EQA U23/日本代表)】『ツール・ド・シンカラ(6/7-17)』内間が第6ステージで再度ステージ優勝!

『ツール・ド・シンカラ(6/7-14)』:EQA U23の清水、内野、面手が日本代表ナショナルチームとして出場

内間が第6ステージで再度ステージ優勝!


30kmの逃げを敢行し見事に逃げ切りを決めた内間康平。今レース2勝目!
Photo:Sonoko.Tanaka/tour de shingkarak2014

 * * *

EQA U23の清水 太己面手 利輝内野 直也の3名が灼熱のインドネシアで開催される『ツール・ド・シンカラ(UCI2.2)』に日本ナショナルチームメンバーとして出場中です。監督は浅田顕

【大会基本情報】
◆大会名:ツール・ド・シンカラ(UCI2.2)
◆開催場所
インドネシア共和国・パダン周辺コース
◆大会期間
2014年6月7日(土)~6月15日(日)
◆大会概要
インドネシア・スマトラ島の西部を9日間かけて走るステージレースは今年は地域あげての大規模なイベントに発展した。5月のツアーオブジャパンで総合優勝したタブリスペトロケミカル(イラン)やツールド熊野で総合優勝したスカイダイブ(UAE)もメンバーを変えて参加している。日本代表チームは引き続きU23メンバーを中心に構成するが、実力と経験の有るエリート選手を加えることで効果的なレベルアップを図り、このチームで積極的に展開しステージ優勝を狙う。

◆日本代表選手団
<選手>
内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)
初山  翔(日本代表/ブリヂストン アンカー)
黒枝 咲哉(日本代表/鹿屋体育大学)
内野 直也(日本代表/EQA U23)
面手 利輝(日本代表/EQA U23)
清水 太己(日本代表/EQA U23)
横山 航太(日本代表/シマノレーシング)

<監督>
浅田顕

<日本選手団フルメンバーは下記をご参照下さい>
http://jcf.or.jp/?p=37219

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【リザルト】

<6月7日第1ステージ>



1位:内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)2時間52分11秒
2位:AHMED MIRZA ALHAMMADI Yousif Mohamed (UAE)トップから+3秒
3位:PUJOL MUNOZ Oscar (SKD)トップから+3秒

29位:面手 利輝(日本代表/EQA U23)トップから+21秒
62位:初山  翔(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+21秒
69位:黒枝 咲哉(日本代表/鹿屋体育大学)トップから+21秒
79位:清水 太己(日本代表/EQA U23)トップから+21秒
80位:内野 直也(日本代表/EQA U23)トップから+21秒
96位:横山 航太(日本代表/シマノレーシング)トップから+21秒

■第1ステージフルリザルト

<第1ステージ後の浅田監督コメント>
『初日はフラットな100㎞弱のフラットステージだが、日本人選手にとっては暑さへの順応が課題となった。レースは序盤のアタック合戦が静まった50㎞地点で内間がアタックし9名の先頭グループを形成。タイム差は1分前後で推移する。スプリンター狙いのチームのペースアップが予測されたがメイン集団は暑さで動きは鈍く、先行グループが優勢となってきた。内間はラスト5㎞でさらに単独アタックを決め、ゴールでは3秒差で逃げ切りステージ優勝とリーダージャージを獲得した。初日にして早くも目標達成。明日はリーダージャージを守る走りでチームが試される1日になるが、どんな結果であろうと残りの8日間が楽しみで仕方ない。』


■写真:総合3賞の表彰。内間康平(中央、日本代表/ブリヂストン アンカー)が総合リーダージャージを身に纏う。
Photo:JCF


■写真:チームプレゼンテーションに立つ日本代表ナショナルチーム選手たち。
Photo:JCF

 * * *

<6月8日第2ステージ>

1位: ALIZADEH Hossein (イラン/TABRIZ SHARDARI RANKING)3h06m31s
2位: MOAZEMI GODARZI Arvin(イラン/PISHGAMAN YAZD) +0s
3位: ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD) +0s

16位:初山  翔(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+6分17秒
31位:内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+6分17秒

66位:内野 直也(日本代表/EQA U23)トップから+11分5秒
74位:黒枝 咲哉(日本代表/鹿屋体育大学)トップから+11分5秒
75位:面手 利輝(日本代表/EQA U23)トップから+11分5秒
90位:清水 太己(日本代表/EQA U23)トップから+11分5秒
96位:横山 航太(日本代表/シマノレーシング)トップから+18分42秒

◆総合成績:
1位:MOAZEMI GODARZI Arvin(イラン/PISHGAMAN YAZD)5時間28分18秒
11位:内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+6分1秒

<第2ステージ後の浅田監督コメント>
『内間の総合リーダーで迎えた第2ステージは早くも山岳が始まる。チームは序盤に出来た3名の逃げグループに対し、中盤にある2級山岳の麓までU23メンバーで集団をコントロールし、登りからは内間そして初山が他チームの攻撃に備えた。しかし攻撃はそれほど甘くなく、3チーム参加のイラン勢を中心に容赦ない展開となる。先頭はスタートからの先行3名に登りで追撃した3名が合流し6名に。次いで4名の追走グループも見送ってしまい、初山と内間共に11位以下のグループでのゴールとなった。U23勢は初めてのリーダーチーム経験を終え、遅れ他グループでゴールとなった。山岳ステージでは内間がジャージを奪われるのは想定内だったが、今回もイラン勢の強さに圧倒された。明日からはステージ優勝を狙い、攻撃を再開する。(浅田 顕)』

 * * *

<6月9日第3ステージ>


■写真:第3ステージにて初山が3位入賞。
Photo:TdSingkarak

1位: MEHRBANIAZAR Ramin(イラン/TABRIZ SHARDARI RANKING)2時間32分54秒
2位: SURYADI(インドネシア/PEGASUS CONTINENTAL CYCLING)トップから+5秒
3位:初山  翔(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+5秒

7位:内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+5秒

43位:内野 直也(日本代表/EQA U23)トップから+5分52秒
51位:横山 航太(日本代表/シマノレーシング)トップから+5分52秒
77位:面手 利輝(日本代表/EQA U23)トップから+10分43秒
78位:黒枝 咲哉(日本代表/鹿屋体育大学)トップから+10分43秒
80位:清水 太己(日本代表/EQA U23)トップから+10分43秒


◆総合成績:
1位:ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD))
9位:内間 康平(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+5分59秒
10位:初山 翔(日本代表/ブリヂストン アンカー)トップから+6分19秒

<第3ステージ後の浅田監督コメント>
『昨日のステージ成績で個人総合争いから解放された第3ステージは距離こそ短いが1級の峠を含む山岳コース。序盤から積極的に逃げを作りステージ優勝を狙う事で認識を統一しスタート。スタートから面手が積極的に動き6名のグループで最初の山岳ポイントを通過。しかし大きな追走グループが一気に飲み込み、直後に内間が6名の逃げを作り先行が始まる。集団では2分前後のタイム差でリーダーチームがペースを作る中、初山が1級山岳でのペースアップに備える。山岳では内間のグループで温存していたリーダーチームの選手が満を持してアタックし独走態勢になる。内間は頂上2㎞手前で初山が食らい付くリーダージャージの小グループに追い付かれ、レースもラスト20㎞を残し下りに差し掛かった。
下りではリーダージャージを含む3名のイラン選手が落車し遅れてしまう。ラスト15㎞で先頭はリーダーチームのイラン人選手1名、追走は内間と初山を含む6名となる。全力で追いゴールでは5秒差まで迫るが2位以下の勝負では初山が3位でのゴールとなった。U23若手選手達は後続の小集団でそれぞれゴールした。明日は更に厳しい山岳コースが待っている。明日は初山の個人総合順位アップを狙う。(浅田 顕)』

 * * *

<6月10日第4ステージ>

1 EMAMI Rahim (イラン/PISHGAMAN YAZD)4h28m15s
2 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)+16s
3 MEHRBANIAZAR Ramin (イラン/PISHGAMAN YAZD)+29s
…13 初山翔+2分21秒、31 横山航太+5分50秒、51位内野直也+9分5秒、57位面手利輝+12分43秒、69位内間康平+13分47秒、75位黒枝咲哉+16分39秒、87 清水太己+20分31秒
第4ステージ終了時点個人総合リーダー
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)12h20m01s
…9初山翔+8分30秒

<第4ステージ後の浅田監督コメント>
『今大会最大の山岳ステージで唯一の登りゴールステージ。個人総合成績はすでにイラン勢が上位を占めているが、チームは逃げの展開に参加しながらイラン勢のアシストを消耗させ、最後に待ち構える10㎞の1級山岳と4㎞の登りゴールには初山を備え、個人総合アップを狙う。レースは面手のアタックでスタートしたが、カウンターアタックに誰も乗れず6名の先行グループを行かせてしまう。その後、内野、清水と追撃を試みるが決まらず、リーダーチームの長いコントロールが始まる。2~3分で推移するタイム差を見ながら淡々と進んだ後、1級山岳に差し掛かる手前で面手を含む小グループが先行グループにジャンプアップに成功しリーダーチームに圧力をかけるが、1級山岳では総合リーダーを始めとするイラン勢がチームの垣根を越えた協働体制で走りあっという間に吸収、ゴールも1~5位までを独占した。初山はトップから2分21秒遅れの13位でゴールし個人総合9位となった。明日は逃げの展開とスプリントの展開両方に備えてステージ成績を狙う。(浅田 顕)』

 * * *

<6月11日第5ステージ>

1 PUJOL MUNOZ Oscar(スペイン/SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING)2h23m42s
2 FITRIYANTO Hari(インドネシア/INDONESIA NATIONAL TEAM)+0s
3 NOHALES NIETO Edgar(スペイン/TEAM 7 ELEVEN ROADBIKE)+0s
…28横山航太、35初山翔、58清水太己、69内間康平+5s
…85黒枝咲哉、93内野直也+9分30秒、…96面手利輝+16分34秒第5ステージ終了後個人総合リーダー
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)14h43m48s
…初山翔+8分30秒

<第5ステージ後の浅田監督コメント>
『山岳ステージ明けの比較的フラットなショートステージは、逃げの展開を作りステージを狙う。小グループに出来れば2名送り込み優位に展開することを課題とした。レースはスタート直後から面手、内野、横山そして内間が逃げを作ろうと展開するが、追走が追いつき逃げグループの人数が増えると、もとの大集団に戻る動きが繰り返され、逃げはなかなか決まらない。その中、中間にある2級の山岳ポイント付近で3名の先行グループが出来、チームはこれを見送ってしまった。リーダーチームは3名の逃げをゴールまで容認しそのままゴール、チームは後続集団でペースアップに参加したが、残った4名は4位以下の集団ゴールとなった。今日は逃げ切りが許されたステージだけに、逃げに乗れなかったことが残念。明日も同じような性質のステージなので再び逃げの展開でステージを狙ってゆきたい。(浅田 顕)』

 * * *
<6月12日第6ステージ>


30kmの逃げを敢行し見事に逃げ切りを決めた内間康平。今レース2勝目!
Photo:Sonoko.Tanaka/tour de shingkarak2014

1 内間康平 2h37m48s 
2 HADDI Soufiane(マリ/SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING)+39s
3 SURYADI Dadi (インドネシア/PEGASUS CONTINENTAL CYCLING)+41s
…7 黒枝咲哉、33内野直也、43初山翔、+1m28s …85横山航太、89面手利輝、90清水太己、+14分21秒

第6ステージ終了時点個人総合リーダー
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)17h23m04s
…初山翔+8分30秒

<第6ステージ後の浅田監督コメント>
『3級と4級山岳を3つ含む112㎞のショートステージでは密度の濃い展開が予測される中、チームは逃げの展開を作るべく序盤から積極的に動く。アタックは止まずハイペースでレースは進んだが、キツイところで内間が7名で逃げを決めた。その後最後の山岳ポイントの頂上後に内間が単独でアタックし30㎞を残し独走態勢に入る。追走は2名に絞られ内間を追うが結局30秒がゴールまで縮まらず内間は独走優勝を飾った。4位以下の集団ゴールスプリントでは備えた黒枝が4番手の7位でゴールしスプリント力をアピールした。今日は前半からのアタック合戦とハイペースな展開に皆が消耗した状態で、最後は内間のパンチが効いた。チームもほぼ全ての危険な逃げに乗れていたので良い方向に向いている。明日はフラットステージだがチャンスがあれば躊躇なく攻めてゆきたい。(浅田 顕)』


Photo:Sonoko.Tanaka/tour de shingkarak2014


Photo:Sonoko.Tanaka/tour de shingkarak2014

 * * *
<6月13日第7ステージ>

1 JONES Brenton (オーストラリア/AVANTI) 4h00m02s
2 SOHARABI (イラン/TABRIZ PETROCHEMICAL)+0s
3 BORDEOS Mark Julius (フィリピン/TEAM 7 ELEVEN ROAD BIKE)+0s
…5 黒枝咲哉、15初山翔+0s、17内野直也+09s、64内間康平+57s、75横山航太2m42s、78 面手利輝+2m55s、79清水太己+33s(ゴール前3㎞以内のトラブルにつき救済措置適用)

第7ステージ終了時点個人総合リーダー
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)21h23m18s
…初山翔+8分30秒

<第7ステージ後の浅田監督コメント>
『序盤に3級山岳があるが全体的にフラットなステージ。逃げとスプリントの両展開に備えスタート。まずはスタートアタックを面手が決め、5名の先頭グループを形成。メイングループ箱の逃げを容認ししばらく3~4分のタイム差をキープ。中盤には1名が脱落し4名の先頭グループとなり4分差でラスト60㎞地点を通過。その後集団はスプリント勝負に持ち込みたいオーストラリアチームの牽引で差を縮めラスト20㎞で1分20秒となる。面手ら先頭グループは協調体制を崩さず力を振り絞るが、ゴール前2.5㎞で吸収され集団スプリントとなる。
スプリントに備えた清水は不運にもゴール前2㎞パンクし脱落。黒枝がスプリントし5位でゴールとなった。スプリントではチームの連携が整わず十分力を出し切れなかったが、今日は面手の逃げと、昨日に引き続いての黒枝のスプリントとと、若手の好成績を予感させる走りが見えた。明日は厳しい山岳ステージ。登りでは完全にイラン勢に征服されているが、攻め方を考えてチャレンジしたい。(浅田 顕)』

 * * *
<6月14日第8ステージ>

1 HADDI Soufiane(モロッコ/SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING) 4h25m08s
2 ZARGARI Amir(イランPISHGAMAN YAZD)+0s
3 MEHRBANIAZAR Ramin(イランPISHGAMAN YAZD)+0s
…11初山翔+6分3秒、24内間康平16分31秒、25横山航太+17分16秒、50黒枝咲哉、56内野直也、67清水太己+20分11秒 …面手利輝は途中棄権

第8ステージ終了時点個人総合リーダー
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)21h23m18s
…9初山翔+14分11秒

<第8ステージ後の浅田監督コメント>
『第4ステージに次いで第8ステージは山岳ステージの2本柱のひとつ。15㎞程登る1級山岳とそのまま下らずに高原地帯のアップダウン走るコースが過酷さを追加する。レースはイラン勢が完全支配することが予測される中、チームは初山のステージ成績と個人総合アップを狙いスタート。スタート直後の7名の逃げには内間が参加し1級山岳を登り始める40㎞地点で4分の差のリード。しかし峠区間では7名は分解し、内間は頂上手前3㎞で総合リーダーを先頭に上る追走にパスされる。初山はリーダーから少し遅れた小グループで頂上へ向かうが、先行グループから残った3名と、追走で追いついたリーダーとリーダーチームの3名、計6名が強力な先頭グループとして、初山と内間が合流した18名の後続グループをぐいぐい離してゆく。その後結局トップグループをゴールまで見ることなく初山は先頭から6分遅れの11位でゴールとなった。U23メンバーは1級山岳で前方に残れず、ほとんどレース展開に参加することなくレースを終えた他、昨日大逃げを打った面手は疲労からレースをリタイヤした。明日はいよいよ最終ステージ。的を絞ってステージステージ成績を狙う。(浅田 顕)』

 * * *

<6月15日第9ステージ>

ステージ成績
1 JONES Brenton (オーストラリア/AVANTI RACING TEAM) 2h43m12s
2 HADDI Soufiane (モロッコ/SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING)+0s
3 黒枝咲哉、…41初山翔、66横山航太+16s、69内野直也+38s
清水太己は途中棄権、内間康平は未出走。

最終個人総合成績
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)28h31m48s
2 EMAMI Rahim (イラン/PISHGAMAN YAZD)+1m37s
3 MEHRBANIAZAR(イラン/PISHGAMAN YAZD)+4m53s
9 初山翔+14m11s、55内野直也+55m54s 61横山航太+1h03m00s 63黒枝咲哉+1h07m28s

<第9=最終ステージ後の浅田監督コメント>
『最終ステージはアップダウンのライン区間とフラットなゴール周回を組み合わせたコース。個人総合成績の決着はついているため、豪州チームのスプリント勝負を軸にレースが動くことを予測し、チームは黒枝のスプリントに絞りレースを展開することでスタート。しかしキャプテン内間が体調不良により出走を断念、清水も体調不良で序盤でリタイヤし、少人数でのレースとなってしまう。レースはリーダーチーム(イラン/PISHGAMAN)と豪州チーム(AVANTI)の連立でコントロールされ着実にゴールスプリント勝負に運ばれる。ゴール周回に入り初山が位置取りし、内野が牽引する形を続けラスト1㎞強まで黒枝を温存。最後は横山も助け、残された距離を黒枝が展開し3位でのゴールとなった。人数不足で苦戦したが、個々が全力を尽くし残した成果であった。

個人総合成績は山岳に強いイランチームが3チーム参加したこともあり、1位から7位までをイラン勢が独占し、過去の優勝者のオスカール・プジョル(スペイン)が8位、初山は9位に甘んじた。レース全体としての完走は、主催者側に勢いがあり、観客も非常に多く、暑さと山岳ステージが厳しいレース。レース外ではスケジュールが流動的に変わる中、移動時間と待ち時間が非常に長く、食事に非常に神経を使い、体調を維持することが難しかった。成果は2つのステージ優勝と2つのステージ3位の成績、それ以上にエリート選手とU23選手の混成により経験を伝授できチームとしての動きを実践できたことが収穫と考える。(浅田 顕)』

 * * *

【選手本人によるレポート】


内野 直也(EQA U23)

第1ステージ
初日という事でレースの雰囲気とこの気候に順応する事も重要。
カザフスタンは寒い地域だったので、一層インドネシアは暑く感じた。
レースはスタートから色々な選手が積極的にアタックを繰り返していく。
自分もその中に加わる。
しかし、どれも中々決まらない。自分も何度も仕掛け苦しいがこういう時こそ決まるので
ひたすら我慢。
逃げが決まったのは中盤過ぎのちょっとした登りで、そこに内間選手が入る。
差は広がり、最後は内間選手が独走で優勝。
自分は集団ゴール。
今日は暑さに苦しめられたが、距離が短い事に救われた。
明日はリーダーチームとして、集団をコントロールする責務がある。
初めての体験だが、気を引き締めていこう。

第2ステージ
コースは2級山岳を含むアップダウンのコース。
チームとしては、なるべく少数の逃げを先行させて集団を安定化させたい。
スタートしてすぐの3級山岳ではアタック合戦で集団はバラバラに。
下りきる頃に集団一番前に上がっていき、日本チームでコントロール。
少数の逃げが先行している。
最初は初山選手にも先頭を引いてもらいどのようなペースで引けば良いのか学習。
初山選手は総合成績もあるので、途中からU-23の選手で集団のペースを作る。
決してオーバーヒートにならないように。
2級山岳が始まり、アタックがかかり始める。
自分も付いていこうとするが、どんどん引き離される。
決してきつい強度では引かないようにと集団を引いていたが、思った以上に集団コントロールは
力を使う事が分かった。
その後は、周りの遅れた選手と一塊になりゴールを目指した。
チームはリーダージャージを失ってしまったが、明日からは自由の身。
攻めていきたい。

第3ステージ
逃げに乗る事が今日の目標。
集団の前でスタートし、備える。
最初の3級山岳に入る、前で登る事は出来るがそこから抜け出す余裕を感じられない。
昨日までの疲労が出始めた。
面手選手他数名が先行し、下り区間でダウンヒルが得意ではないリーダーチームのイランの隙を突いた内間選手と数名が抜け出して
いき、前の面手選手達に合流しそこで逃げがシャッフルされ、内間選手他数名の逃げが出来る。
自分もイランチームが下りが苦手な事は分かっていたが、そこを突く事が出来なかった。
この辺り、エリート選手から学ぶ事が多くある。
その後は集団でこなし、ハイペースで登った3級山岳はなんとか前方付近でこなしたが
最後の1級山岳では離されてしまい、最終的には下り終わってからのゴールでは6分近い差を付けられてしまった。
長い登りではその差をもろに痛感した。
しかし、1級山岳ではそこそこ良い感触で登れたので明日以降も頑張りたい。


第4ステージ
今日も引き続き、逃げを狙う。
そして、今日は今大会の名物でもある1級山岳ケロッグ44が登場する。
自分は逃げる事と、そしてもし逃げに入る事が出来なかった場合はケロッグでどこまで
行けるか試させてもらう事になった。
スタートし、最初の4級山岳では逃げに入る事が出来なかったが、集団ではまだ動きがあると読んで前に位置する。
下りに入り、イランチームが苦戦している所を突いて下りでアタック。
その前にアヴァンティの2選手が抜け出しており、自分はそれを追いかける。
自分の真後ろにもアヴァンティの選手がチェックしてきて単独で追走せざるをえない。
前は見えているが、あと少しが届かない。
結局、集団もペースを上げ吸収された。
その後は一気に差が開いた。前のアヴァンティの選手は追い付いた、とてももったいない事をした。
ひたすら悔しかった。
その後はいくつもアップダウン区間をこなし、ケロッグへ。
ここに備えていたが、イラン勢を始めとする総合上位勢は強力で、マイペースで登らざるえなかった。

第5ステージ
スタートして、逃げを担うチームメイトと交互に攻撃を繰り返していく。
何度か先行する事が出来たが、逃げに至らない。
身体の状態も良いとは言えないが、動かない事には決まる事もない。
内間選手含む逃げが出来た後に、追走の動きがかかりそこに便乗。
勢いがよかったため追いつきそうだったが、抜け出した後の足並みがバラバラで中々追いつけない。
同時に2級山岳が始まり、集団もペースが上がる。
さっきまでの動きから回復が追いつかず、集団に付いていけない。
下りを使って追いつこうとするも叶わず、グルペットでゴールとなった。
今日はたくさん動いた結果、その代償が大きく集団にもついていく事が出来なかった。
しかし、逃げる事を目標にしている以上、恐れずチャレンジしていきたい。

第6ステージ
速い段階から内間選手と面手選手数名の逃げが先行し、次に備えていた。
3級山岳に入ると上位勢のペースアップに対応出来ず、一度遅れてしまうが下りで再び追いつく。
内間選手は一度吸収されたが、もう一度仕掛け抜け出していった。
実力差ももちろんあるが、その気持ちの強さにおいて自分は学ぶ事がある。
その後もいくつか山岳をこなし、逃げは差を開いた状態で最後の平坦区間へ。
集団には初山選手と黒枝選手と自分の3人。
集団スプリントへ向けて連携し、黒枝選手は集団の4着。
前では内間選手が再び優勝した。

第7ステージ
今日はフラットな170キロほどのコース。
逃げが決まる事も考えられる。
デンジャーな区間の終わり際で攻撃したイランの選手と面手選手他3名が抜け出していく。
ここで自分も乗ろうとしたら、アヴァンティが必要以上にブロックしてくる。
話したら、「5人以上は行かせない、日本チームは入ったからお前は入るな」と。
冷静になり、ここで無理やり行って逃げを潰してしまう事の方がよくないと判断し
取りあえずは一度集団に戻るが、他の選手の動きに反応出来るよう前に位置する。
何度か攻撃はあるものの、アヴァンティは徹底していて許されず。
その後は、逃げー集団の構図が終盤まで続く。
どんどん差は縮まり、前では面手選手が懸命に逃げているが、
集団で日本チームは黒枝選手のスプリントに備える。
内間選手が位置取りをして、その後ろに自分が続き隊列を組む。
どんどんペースが上がり、前の逃げをついにラスト2.5キロで吸収。
ここで落車が発生し、集団は20人ほどに。
日本チームは全員前にいた事もあり、巻き込まれる事はなかったが、ここからの連携が上手くいかず
最後に黒枝選手を上手く発射させる事が出来なかった。
自分自身、言い訳になってしまうがああいった場面での経験が少なく、頭の中にあるスプリントの連携パターンが少ない。
とっさに頭の起点をきかせる事が出来なかった。
しかし、今日で勉強になる事も多くあった。次のチャンスは最終ステージ。

第8ステージ
今日はとにかく厳しい山岳コース。
特に動きは決めず、とにかく山を出来るだけ速く登り、前で展開出来ればする事。
1級入ってからその厳しい登りに愕然とした。
イラン選手は飛ぶように登っていき、すぐに見えなくなってしまった。
自分が維持できるギリギリのペースで登ったが、その後下りを攻めても前に追いつく事はなかった。
大きなグルペットでゴールした。
相当厳しいステージだった。
明日は黒枝選手のスプリント1本に備える。

第9ステージ
この日は、面手選手と体調が悪くなってしまった内間選手が出走出来ず、
また清水選手も出走したが途中でリタイヤとなってしまい4人で最後の集団スプリントに備える事になった。
周回コースに入ってから初山選手に位置取りをしてしまい、ラスト1周から自分が黒枝選手を引き連れ
前に上がっていく。
この場所はかなりクレイジーだ。
ラスト1キロ強まで引き連れていき、その後は横山選手も手伝ってくれたが
最後は黒枝選手単独で位置取りし、スプリントを開始していった。
結果は3位。少しだが、自分のした事が報われたかなと感じた。

総括
一言で言えば、自分にとって苦しいレースの毎日だった。
中々自分の思うように身体が動いてくれない事にストレスを感じる事をあった。
しかし、実はこのステージレースが始まる前の疲労度はかなり濃かった。
TOJ、アジア選手権からの連戦が当初、思っていた以上に疲労させており、内心不安はあった。
まずは逃げに乗って、次はそこから優勝争いをする。
この目標は達成する事は出来なかったが、かつて経験のないステージ数のレースを最後まで
走り切れたという点は自信になった。
また今回、一緒に戦った内間選手と初山選手から学ぶ事はたくさんあった。
彼らがやった事をいきなり出来なくても、どうすればああいう動きが出来るのか
ちゃんと考えて、それを練習、生活に実行したい。
ありがとうございました。

自分自身、まだ今月に大事な一戦が控えています。
まずは疲労から回復する事を優先して、準備して全日本選手権に行きたいと思います。(内野直也)』

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【参考リンク】
<JCF日本自転車競技連盟ホームページでの告知>
http://jcf.or.jp/?p=37219

<2014年「エキップアサダ(EQA U23 & EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/submit.php?bid=623
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