レース情報

GP TORRES VEDRAS 第5ステージ レースレポート

新城ポイント取れず、力負けの最終日
//// 強い風、厳しいレース展開に太刀打ちできず ////

■7月13日 第5ステージ Circuito Torres Vedras 98,4km
1.MULLER Dirk (ドイツ、TEAM SPARKASSE)  2h36m51s
・・・ 44.新城幸也 +5m20s
58.中島康晴 +10m02s、74.福島康司 +10m02s
リタイア:清水都貴、プラジャック・マハウォン

◇個人総合
1.MACHADO Tiago (ポーランド、 MADEINOX BOAVISTA) 18h55m02s
・・・37.新城幸也 +15m32s
54.中島康晴 +34m33s、71.福島康司 +45m43s


■現地レポート/岩佐千穂
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最終日はトレースベドラスの街を12周する周回コース。8,2キロのサーキットには、丘も含まれており最終日までアップダウンが激しい。
スタートはかなり遅く15時30分からで、この日は風がいつも以上に吹いていた。
最終日、狙うは新城のスプリントリーダージャージだ。同ポイントで並ぶリーダをなんとか逆転したい。そのため、2周目に設置された最初のスプリント地点を狙いスタート直後から激しい戦いが始まった。
1周目でアタック合戦に反応していた中島やトミーは遅れてしまい、勝負となる2周目直前は集団から飛び出した数人の先頭グループに新城一人。一方、相手はアシストを携えてスプリントとなった。200m手前で最初にアタックした新城。前方に立ち1位通過を狙うが、後ろから迫った選手たちに抜かされラインを通過。3位にリーダージャージを着たESCOBARが入り、1ポイント差をつけられてしまい、次の中間スプリントとなる7周目にかけた。

その後、レースの方は集団から数人のアタックが決まり、新城は先頭グループには入れず。ポイントリーダージャージのESCOBARは、かなり遅れを取っていたため、福島康司が集団を引いて、先頭グループを追うも風も強く差を縮められず。7周目の中間スプリントポイントは、逃げが決まったままで勝負できずに終わった。この日も逃げが決まる形となり、集団に取り残された総合リーダーは2分以上差をつけられ、最終日で総合トップが変わった。

このステージ前まで、総合23位につけていた清水都貴は「今日は全く調子が出なかった。康司さんに押してもらいなんとか走っていたが、珍しく足が攣ってしまいそれ以降はもう駄目だった」と3周目で大きく失速し、リタイアとなった。

■水谷監督のコメント:都貴がいつもどおりの足であればいい走りをしていたはずだが、前半から都貴の調子が悪かったので、その後のレース展開に大きく響いてしまった。スプリントリーダーはチーム全員で戦ってきたが、最初のスプリントでうちとしては新城一人になってしまい、一人で勝つことは難しかった。

GP TORRES VEDRAS 第4ステージ レースレポート

逃げが決まって総合大きく変動
//// 変なレース展開に惑わされ力発揮できず ////

■7月12日 第4ステージ PRAIA DA AREIA BRANCA-VIMEIRO 153,6km
1.FALTUS Richard(TEAM SPARKASSE、チェコ) 3h45m59s
・・・39.清水都貴 +3m58s
58.新城幸也 +4m22s、69.中島康晴 +5m32s、84.プラジャック・マハウォン +8m42s、94.福島康司 +11m53s

◇個人総合
1.BUENDIA Jesus(CONTENTPOLIS-MURCIA、スペイン) 16h15m58s
・・・23.清水都貴 +4m38s

■現地レポート/岩佐千穂
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起伏はあるものの、このレース全体でみれば、平坦ステージとなる第4ステージ。最後に300mの激坂がある。朝選手たちはウォーミングアップがてらゴールの坂を上り、イメージトレーニングもばっちりでレースに挑んだ。

この日も狙うは新城のスプリントジャージだ。23キロ地点にあるスプリント地点をチーム一丸となって取りに行くも、ポイント通過のキロ数と実際のキロ数に誤差があり、スプリント地点1キロ手前看板で集団の中から前方へ行くがもう一歩で間に合わず。集団のままで、まったく関係ない選手たちがポイントを取った。
ここでのスピードアップで集団から5人の逃げが決まり、追走で4人乗って先頭は9人。
総合で1分21秒遅れの選手が入っていたため、リーダーチームがすぐに追って潰すかと思われたが、逃がす状態で差が徐々に開いていく。最高7分弱開き、総合2位の選手がいるベンフィカが集団をコントロールし追うも、差は思うように縮まらず。結局後半になってもペースアップできずに、先頭グループが逃げ切る形となった。

ラスト25キロ、不運にも好調の清水がパンクに見舞われ、集団復帰するのに足を使ってしまう。何とか集団に戻ったものの、最後の上りで数選手追い抜かすが、不完全燃焼のままレースを終えた。

■新城のコメント:今日はバリバリやるきがあって、スタートからスプリントリーダージャージがアタックしたので、カウンターを仕掛けたりして、スタート直後からやりあっていた。
PQ(ボーナスタイムのあるスプリント地点)を2位のチームがもがいていたので、その後だと待っていて、都貴さんと逃げに乗ったりしたが決まらず。スプリント地点まであと3キロだと思って集団に埋もれてたら、もう1キロでそこから行ったけれど、前に出れず。なかじが4位通過で、自分は5位くらい。最終日は、ポイントを取りに頑張る。

GP TORRES VEDRAS 第3ステージ レースレポート

霧の頂上ゴール、山岳で清水がいい走り
//// 福島康司が逃げに乗りいい動きを見せる ////
■7月11日 第3ステージ SOBRAL DE MONTE AGRACO-ALTO DE MONTEJUNTO
 158km 1.GIL Koldo (LIBERTY SEGUROS、スペイン)  3h59m55s ・・27.清水都貴 +1m46s 42.新城幸也 +4m、75.福島康司 +15m21s、84.中島康晴 +18m44s、85.プラジャック・マハウォン +18m44s

◇個人総合
1.GIL Koldo (LIBERTY SEGUROS、スペイン)  12h28m24s
・・・21.清水都貴 +2m15s
■現地レポート/岩佐千穂
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第3ステージは、このレースで一番厳しい山岳ステージ。後半にカテゴリー2級の上りを超え、最後カテゴリー1級の上りゴールとなる。今日の目的の一つは、25キロ地点にある中間スプリント地点で新城がスプリントポイントを獲得しトップに立つことだった。

スタート直後から逃げができ、中島が反応し入るも数キロで捕まり、次にできた16人の逃げに福島康司が乗った。ここに中間スプリントポイントがあったので、新城のポイント争いは変わらないまま。勝負はまた明日へと持ち越された。

この16人の逃げから、さらに5人が飛び出し、ここに福島康司は入る。その後追走で、3人が追いつき、先頭は8人で集団との差は最高5分弱まで開いた。先頭に総合で28秒遅れの選手がいたため、リーダージャージを擁するベンフィカが集団を引いてコントロールするも、先頭グループも粘りの走りでスピードはなかなか落ちず、差は縮まりそうで縮まらず。峠のふもとで差は3分くらい。峠に入ると福島康司に疲れがみえ、100キロ近く逃げ続けたが、先頭から後れを取ってしまった。その峠で先頭は3人に絞られ、集団もどんどん小さくなっていく。

集団に残ったのは清水と新城。ラストは10キロ程の上りで、ゴール手前5キロから一気に勾配がきつくなる。新城はラスト4キロくらいから徐々に遅れ、清水は最後まで粘るも「一定ペースだと上れるけれど、アタックの加速にはついていけない」と、先頭でかかったラスト勝負に反応できず。しかし、最後 300mからのラストスパートで、数人を追い抜きトップから1分46秒遅れの27位でゴールし、本格クライマーたちと負けず劣らずの成績を出した。

総合で清水は順位を落としてしまったが、チームの雰囲気も良く、連日誰かが前で動き、勝てそうな感覚も掴めている。残り2ステージ、ステージ優勝と新城のスプリントジャージ獲得を狙い、チーム団結して走る。

GP TORRES VEDRAS 第2ステージ レースレポート

新城が115キロ逃げ、最後は清水でスプリント勝負
//// ゴールスプリントに向けてチーム一丸で列車組む ////

■7月10日 第2ステージ Manique Intendente-Samora Correia 172.2km
1.LJUNGBLAD Jonas (P3-TRANSFER BATAVUS、スウェーデン)  4h18m48s
・・・16.清水都貴 +0s
30.プラジャック・マハウォン、35.新城幸也、41.中島康晴 +0、89.福島康司 +2m04s

◇個人総合
1.PETROV Danail (BENFICA、ブルガリア)  8h28m30s
・・・11.清水都貴 +28s

■現地レポート/岩佐千穂
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平坦基調の第2ステージ、作戦は新城のスプリントジャージ狙いと最後清水かトミーでのゴールスプリントだった。
9キロ地点にある中間スプリントを福島康司のアシストで新城が取りに行くも別の選手に取られてしまい、リーダジャージの選手が3位で新城は惜しくも4位通過で、1ポイント差をつけられた。

「ポイントを取られて悔しくてアタックした」と新城が言うように、この後新城含む4人の逃げができる。さらにこれに4人が追いつき、先頭は8人に。しかし、この追走にスプリントリーダージャージのエスコバール(コロンビア、FUERTEVENTURA-CANARIAS)も入っていた。
77キロにある2つ目のスプリント地点は、新城がエスコバールをマークして取りに行くも、別の選手がアタックをしかけ、ワンテンポ遅れた新城はエスコバールの動きに反応できず。エスコバールがトップで新城2位。この時点で、10と8で2ポイント差。このスプリント地点で加速した3選手が集団から飛び出す形となり、エスコバールが遅れて先頭は2人に。その後、エスコバール以外は集団に吸収された。新城は先頭交代しつつ、3分近く集団との差を広げて次のスプリント地点まで先頭で走り続ける。

128キロ地点、3つ目のスプリントポイントは新城先頭で3ポイント獲得で、暫定トップに立つも遅れたエスコバールは、なかなか集団に吸収されず3位通過し、この日も同ポイントで終え、新城のジャージ獲得はならず。明日へ持ち越された。

このあと、リーダージャージ擁するBENIFICAが猛スピードで追い、136キロ地点で先頭の2人は集団に捕まった。ラスト30キロで、福島康司が単独で逃げるもゴール前に吸収され、勝負はゴールスプリントに。ラスト1キロ、中島が集団に埋もれていたトミーを引き出し、猛スピードで前に出ていく。この隊列に、清水、新城が加わり、梅丹本舗・GDR列車が完成。しかし、今回初めて列車を組んだ中島が位置取りを間違えて失速。トミーもまだゴールスプリントに慣れておらず足を止めてしまい、清水がなんとか前に出るも、本気勝負できる位置までは上がれず16位だった。

清水は「位置取りがうまくできなかったのは初めてのことだから仕方ない。なかじの加速はすごかったから、あれがバッチリはまれば勝てそう」と、勝利できなかったが、このクラスのスプリントでは列車も形作られ、勝てる感触を得たようだ。

GP TORRES VEDRAS 第1ステージ レースレポート

梅丹本舗・GDRの波状攻撃が炸裂
//// 新城&中島が逃げに乗り、清水が総合13位に ////

■7月9日 第1ステージ A Dos Cunhados-Carvoeira 155km
1.PETROV Danail (BENFICA、ブルガリア)  4h09m52s
・・・13.清水都貴 +18s
46.新城幸也 +2m49s、53.中島康晴 +3m52s、67.プラジャック・マハウォン +10m08s、84.福島康司 +11m02s
オーバータイム:ン・ヨンリ、菊池誠晃

◇個人総合
1.PETROV Danail (BENFICA、ブルガリア)  4h09m42s
・・・13.清水都貴 +28s

ポルトガルの首都、リスボンから北にあるトレースベドラスという町周辺で行われる5日間のステージレース。
第1ステージは、風力発電の広場にゴールする頂上ゴールのステージ。最後の上りカテゴリーは3級だが、15%の壁のような坂道で向かい風も厳しく初日からかなりキツイコース設定になっている。

レースが開始してすぐ、8キロで20人の逃げが決まる。ここに清水が乗り込み、理想の展開だが差は50秒足らずのままで進む。18キロ地点で吸収され、次の攻撃がかけられた。数人の逃げに、福島康司が追走で合流し、先頭は10人。ここに、再び清水が追いつき18人先頭。好調の清水も入ったこの逃げが決まるかと思われたが、30キロ地点にある最初の坂の1キロ手前で、山岳賞狙いの選手たちがペースアップし、この逃げも吸収されてしまった。すぐ続く2つ目のカテゴリー3級の上りで数人のアタックが決まり、新城が追いかけ先頭に追い付くもまたひと固まりとなる。
今度は中島が4人ぐらいのアタックを追いかけて、前に入った。少し遅れ、新城もこの中島グループに追い付き、集団からパラパラ数選手が追いついて、先頭は18人となる。この逃げはすぐに8分以上差が開いた。

次に動きが見られたのは、80キロ地点にあるスプリントポイント。ここでアタックがかかり、新城は2位通過。そのまま逃げた4人が先頭グループから飛び出した形となり、後ろではけん制状態となる。1人、2人と中島のグループから加速し、前に追い付く。中島もここで踏ん張りなんとか前に追い付いたが、何人かの選手がここで遅れをとった。108キロ、2つ目のスプリントポイントでは、中島が加速しスプリントポイントを取りに行き2位通過で、新城は3位通過。

残り20キロにあるラスト2番目の上り、先頭グループでアタック合戦が始まり、新城が単独で飛び出した。快調に走る新城だったので、このまま逃げ切れるかと思われたが、ラスト10キロで追走の4人に捕まり、最後の坂の上り口で全員が集団に吸収された。
最後の上りは、新城に代わってそれまで集団で足を溜めていた清水が先頭グループに残り、15%の激坂を登る。「ラスト1キロ、勾配もきつくて風も向かい風で、もう途中で降りたいと思ったくらい。あの上りはキツ過ぎますね。最後500mから平坦になっていたので、そこで一気に前の選手たちを追いぬかした」と、ラストスパートでグループの最後尾から前方へ出た清水は、14位でゴールした。最後まで逃げていた新城は46位。このステージで、ヨンリと菊池は残念ながらオーバータイムとなってしまった。菊池は不運にも、チームカーが逃げグループについている時にパンクに見舞われ、集団から遅れてしまった。

第2ステージは、どちらかといえば平坦ステージ。スプリントになれば、トミーか清水で攻撃する作戦になっている。
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