レース情報

【フルレースレポート】「ツアー・オブ・カタール」

『ツアー・オブ・カタール』
大会名&クラス: Tour of Qatar (UCI 2.1)
期間:2月1日~6日 (全6ステージ)
開催地:カタール

「ツール・ド・フランス」主催で知られるA.S.O.が主催する『ツアー・オブ・カタール』(UCI2.1)が、EQA-梅丹本舗-グラファイトデザインの2009年の初戦となった。
2008年の清水都貴の「パリ~コレーズ」の総合優勝など、チームの活躍が評価され、今回この大きなレース出場の招待を受けた。チームにとっては初参加となる。
このレースは、砂漠のカタールの地を走るため「風との戦い」として知られており、体躯の大きなスプリンター向きのレース。出場チームの大半もプロツアーチームだ。

第1ステージは、6キロのチームタイムトライアルが行われ、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは第1走者としてスタート。タイムは7分3秒で、トップタイムをたたき出したガーミン・スリップストリームから29秒遅れとなった。リーダージャージは、ブラッドリー・ウィギンス(ガーミン・スリップストリーム)が獲得した。

第2ステージは、かつてない強風に見舞われた。レースは横風区間で集団がばらばらになり、第2グループにミカエル・ダミアンを送り込むが、風向きが変わったラスト15キロでグループの後方に位置していたため、加速に反応できず後退してしまった。ダミアンは7分11秒遅れの51位でゴールとなった。このステージで勝ったのは、ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム)で、総合トップに立った。

第3ステージも風が強く、スタート直後から横風になるため、レース開始後すぐに集団はいくつにも分裂してしまった。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの選手たちは、全員遅れをとってしまったが、その後追い風区間で一気に集団に追い付いた。好調のミカエル・ダミアンが集団からアタックし3人で、先頭を逃げる2選手を追った。メイン集団とアドバンテージをつけて後半に入ったが、ゴールスプリントを狙う有力選手たちに追い付かれてしまい、第4グループでゴールとなった。
この日勝ったのはトム・ボーネン(クイックステップ)で、このレース通算15勝目をマークし、総合トップに立った。

第4ステージは向かい風の中レースが行われ、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの選手たちもアタックを試みるが、なかなか決まらず。気を抜いた隙に7人の逃げが決まってしまい、メイン集団は一気にペースダウン。後半、横風区間になる手前から集団のスピードが一気に上がった。さらに激しいポジション争いが繰り広げられ、落車が多発。スプリンターのパク・ソンベクが巻き込まれ、病院へ運ばれた。幸い、けがは擦り傷程度で済んだ。いいポジションを得ようとEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの選手たちは固まって走り、清水都貴が第2グループに残り健闘。だがその後、そのグループから離れてしまい清水は後ろから追い付いたギヨーム・ポンと一緒にトップから2分17秒差でゴールした。
ステージ優勝は、マーク・カヴェンディッシュ (チーム コロンビア・ハイロード)。総合は変わらず、ボーネンが守った。

第5ステージは、このレースに参加していたフレデリック・ノルフ選手(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が、宿泊先で亡くなっているのが発見されたためレースは中止となる。スタート地点からゴールまでの約45キロを選手たちは喪章をつけてのパレード走行となった。

最終第6ステージは、前日までの突風が嘘のように止み、熱い日差しの中で行われた。スタート直後の逃げを追って、集団から菊池誠晃がBMCチームの選手と2人で飛び出した。集団は逃げを容認し、菊池もあと少しで先頭に追い付きそうだったが、不運にもパンクに見舞われてしまう。ドーハ・コルニッシュの周回コースに入ると、集団をEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのメンバーが引いて、先頭を追う。ゴールスプリントを狙い、チーム一丸となって挑むが、まだ新メンバーでの連携が思うように行かず。それでも清水都貴が17位となった。
最終日は、マーク・カヴェンディッシュ (チーム コロンビア・ハイロード)が今大会2勝目を挙げ、トム・ボーネン(クイックステップ)が昨年に引き続き、総合優勝を飾った。

ツアー・オブ・カタール 第6ステージ レースレポート



『ツアー・オブ・カタール』
大会名&クラス: Tour of Qatar (UCI 2.1)
期間:2月1日~6日 (全6ステージ)
開催地:カタール

チームの団結力が深まったカタール。コンディション上昇傾向で次戦ランカウイに挑む

2月6日 第6ステージ
シーライン ビーチ リゾート~ドーハ・コルニッシュ 121km

【第6ステージ結果】
1位 マーク・カヴェンディッシュ(チームコロンビア・ハイロード 2時間36分18秒)
2位 ロベルト・フォレスター (チーム ミルラム +00秒)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +00秒)
4位 ハンス・デッケルス (ガーミン・スリップストリーム +00秒)
5位 フランチェスコ・キッキ (リクイガス +00秒)
・・・
17位 清水都貴 (+00秒)
24位 中島康晴 (+00秒)
30位 ソウ・ジュニヨン (+00秒)
58位 ミカエル・ダミアン (+00秒)
67位 ギヨーム・ポン (+00秒)
99位 岡崎和也 (+1m07秒)
--位 菊池誠晃(途中棄権)

【個人総合成績】
1位 トム・ボーネン (クイックステップ 12時間55分25秒)
2位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +8秒)
3位 ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム +10秒)
4位 ダニエル・ロイド (サーヴェロ・テストチーム +25秒)
5位 アンドレアス・クリアー (サーヴェロ・テストチーム:+27秒)
・・・
70位 ミカエル・ダミアン (+23分04秒)
94位 ソウ・ジュニヨン (+31分50秒)
97位 ギヨーム・ポン (+35分11秒)
108位 清水都貴 (+35分11秒)
104位 岡崎和也 (+37分29秒)
111位 中島康晴 (41分00秒)
--位 菊池誠晃(リタイヤ)
--位 パク・ソンベク(リタイヤ)



【レース速報】
最終日の第6ステージは、前日までの突風が嘘のように止み、熱い日差しの中で行われた。
レースは集団ゴールスプリントでマーク・カヴェンディッシュ(チームコロンビア・ハイロード)が今大会2勝目を挙げた。
トム・ボーネン(クイックステップ)がリーダージャージを守りきり、通算3度目となる個人総合優勝に輝いた。
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの清水都貴は、ゴールスプリントでトム・ボーネン、カヴェンディッシュら強豪スプリンター達との真っ向勝負に挑んだが、“トレインアシスト”(アシスト選手が隊列を組んで他チームの有力選手の位置取りを不利にする)に阻まれ、17位の結果となった。

【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
『ツアー・オブ・カタール』最終日の第6ステージは、カタールの南部シーライン ビーチリゾートをスタートし、初日のチームタイムトライアルが行われたドーハ・コルニッシュに戻る、121kmのコース。
ドーハの海沿い9キロの周回コースを7周してのゴールとなる。
前日までの強風が一転して、穏やかな風の中行われた。
カタール南部は砂漠地帯の中でも砂が細かく、砂浜のような風景が広がる。
序盤に6人がアタックし、これを追ってEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの菊池誠晃がBMCチームの選手と協力して集団を飛び出した。
残されたメイン集団のペースはスローダウンした。
必死に先頭6人を追う菊池は、このままいけば確実に先頭に合流できると思われたが、途中で不運のパンク。
その情報が入った後続メイン集団の他チームの選手からも
「あ~ぁ」
と感嘆の声が出たほどだった。
(菊池の追走は、他チームにとっても期待されていた)
ドーハ・コルニッシュの周回コースに入ると、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインが隊列を組んで集団のペースアップ。
これにより、先行していた6選手はゴール手前15kmでメイン集団に吸収された。
最終局面、集団ゴールスプリントになると見込んで、スプリント力のあるソウ・ジュニヨンをエースにしてチーム一丸となって挑む作戦にでたが、ゴールスプリントを有利に持ち込めなかったソウを清水都貴がフォローする形となり、トップと同タイムの17位で終えた。
周回コースでチームメイトを集団の前方に導くため走りをした菊池は、残念ながらリタイアとなってしまったが、前半の逃げのファイトは評価される走りだった。

【水谷監督のコメント】
今日は積極的にレース後半を集団コントロールして、周回コースでチームをアピールすることができた。
後半、ソウ・ジュニヨンをスプリントに導く作戦で行った。
結果は残せなかったけれど、次のレースにつながる走りができた。



■参加チーム:17チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン


■チームメンバー
監督:水谷壮宏
161.清水都貴
162.ミカエル・ダミアン
163.菊池誠晃
164.中島康晴
165.岡崎和也
166.パク・ソンベク
167.ギヨーム・ポン
168.ソウ・ジュニヨン
※番号はゼッケンナンバー

レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ


大会公式ウェブサイト(英語):
http://www.letour.fr/indexTQA_us.html


Photo:Cyclisme Japon/Chiho

ツアー・オブ・カタール 第5ステージ レースレポート


訃報に悲しむプロトン、ドーハで哀悼のパレード

大会名&クラス: Tour of Qatar (UCI 2.1)
2月5日 第5ステージ
キャメルレーストラック~カタール・フォンダシヨン 中止

【レース速報】
2月5日未明、『ツアー・オブ・カタール』に参加していたフレデリック・ノルフ選手(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が、宿泊先で亡くなっていることが確認された。
このためレースは中止となり、スタート地点からゴールまでの約45キロを選手たちは喪章をつけてパレード走行をした。

【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
午前9時過ぎ、個人総合成績トップのトム・ボーネン率いるクイックステップチームの選手たちが、沈んだ面持ちでテーブルを囲んでいた。
彼らの表情を見れば何かが起こったことは明らかだった。
直後に、このレースに参戦中のフレデリック・ノルフ選手(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が今朝、宿泊先のベット上で亡くなっていたニュースが入った。
2月10日で22歳を迎えるはずだった。
突然の訃報に、選手もレース関係者も深い悲しみに沈んだ。
急きょ監督会議が行われ、この日の第5ステージは喪に服し追悼走行とすることに決定。
選手たちは喪章をつけてスタートからゴールまでの45キロをパレード走行した。
午後6時、ノルフ選手を偲ぶセレモニーがホテルで行われ、選手、関係者全員が参列した。
ノルフ選手が愛用していた自転車とジャージの前には、笑顔の彼の写真が飾られ、各チーム代表選手と監督がジャージと花を捧げ、彼の冥福を祈った。
明日2月6日は通常通りレースが行われ、彼の果たせなかった想いを胸に選手たちは最終日のレースを走る。


<スタート前、喪章を腕に鎮痛な面持ちのミカエル・ダミアン>

■参加チーム:17チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
161.清水都貴
162.ミカエル・ダミアン
163.菊池誠晃
164.中島康晴
165.岡崎和也
166.パク・ソンベク
167.ギヨーム・ポン
168.ソウ・ジュニヨン
※数字なゼッケンナンバー

Photo:Cyclisme Japon/Chiho

--
レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ

大会公式ウェブサイト(英語):
http://www.letour.fr/indexTQA_us.html

ツアー・オブ・カタール 第5ステージ について

現地チームスタッフより、以下の情報が入りました。

第4ステージ終了後の昨晩、ツアー・オブ・カタール出場中の海外選手が滞在先の宿舎にて不幸があり、本日第5レースは本戦を取り止めパレード走行のみの運びとなりました。
よって、第5ステージは、記録なしになる見込みです。
翌日以降のレーススケジュールに関しては、分かり次第お伝え致します。
お亡くなりになられた選手に心よりにご冥福をお祈り致します。


※パレード走行:順位やタイムを競わず、参加選手全員で1つの集団となって、決められた短い区間をゆっくりと走ること。
特別な事情を持つ選手や開催地に対する感謝、祝福、追悼の意を込めて、儀式的な行為として広くロードレースの世界で認知されています。

ツアー・オブ・カタール 第4ステージ レースレポート

逆境がさらにチームワークを深め、明日こそ逃げを狙う!

『ツアー・オブ・カタール』
2月4日 第4ステージ(全6ステージ)
ドーハ・オールド・スーク~マディナ・アル・シャマル 141km

【第4ステージ結果】
1位 マーク・カヴェンディッシュ (チーム コロンビア・ハイロード 4時間04分55秒)
2位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +0秒)
3位 トム・ボーネン (クイックステップ +0秒)
4位 フィリッポ・ポッツァート (チーム カチューシャ+0秒)
5位 ロバート・フォルスター (チーム ミルラム +0秒)
・・・
68位 清水都貴 (+2分17秒)
69位 ギヨーム・ポン (+2分17秒)
82位ミカエル・ダミアン (+8分06秒)
88位 中島康晴 (+8分06秒)
89位 岡崎和也 (+8分06秒)
91位 菊池誠晃 (+8分06秒)
97位 ソウ・ジュニヨン (+8分06秒)
--位 パク・ソンベク (途中棄権)

【総合成績】
1位 トム・ボーネン (クイックステップ 10時間19分07秒)
2位 ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム +10秒)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +12秒)
4位 ダニエル・ロイド (サーヴェロ・テストチーム+25秒)
5位 アンドレアス・クリアー(サーヴェロ・テストチーム +27秒)
・・・
79位 ミカエル・ダミアン (+23分04秒)
104位 ソウ・ジュニヨン (+31分50秒)
107位 ギヨーム・ポン (+35分11秒)
108位 清水都貴 (+35分11秒)
113位 岡崎和也 (+36分22秒)
128位 菊池誠晃 (+41分0秒)
129位 中島康晴 (+41分0秒)
---位 パク・ソンベク (棄権)


<プリュドム氏とチームメンバー>

【レース速報】
この日も強風の中で行われた第4ステージは、向かい風の中、数々のアタックが繰り広げらた。
37キロ地点で7人の逃げグループが形成されたが、終盤で有力チームがスプリント勝負の展開に持ち込み、マーク・カヴェンディッシュ(チームコロンビア・ハイロード)がこのレースで初勝利を挙げた。



【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
第4ステージのスタート地点は、ドーハ・オールド・スーク。
スークとは“市場”と言う意味で、町並みには石造りの建物が並ぶ。
カラフルな服や水タバコを出すカフェなどで賑わうアラブらしい場所だ。
この日も強風は治まらず。
現地の人によると、これだけの強風が続く日は珍しいそうだ。
レースは、前半が向かい風が続きアタックが決まりやすいため、どうにかして逃げたい選手たちが脚(力)を使ってでも集団から飛び出す展開。
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのメンバーも果敢にアタックしたが実らず、逆にチームのメンバーを含まない7人の逃げグループが形成されてしまった。
激しい向かい風の中、大集団は平均時速34km/h程度のスローペースで進み、逃げグループと大集団との差は最大5分50秒に広がった。


<集団内で力走するパク・ソンベク。しかしこの後アクシデントが・・・>

113キロ地点の中間スプリント地点手前で、集団に大きな動きが。
前日のスタート地点であり、前日とコースをたどり始めた。
この先、強烈な横風を受けると分かっているため、集団内では激しい位置取り争いが起こり、ついに大人数の落車が発生。
この落車にパク・ソンベクが巻き込まれてしまい、頭から道路に叩き付けられ激しく転倒した。
ヘルメットが衝撃を吸収しつつ大破してくれたため頭部は無事だったが、擦過傷による流血がひどく止む無くレースをリタイヤし病院に運ばれることとなったが、膝と指などを負傷しただけで、大事には至らなかった。
次戦『ツール・ド・ランカウイ』には無事出場できそうだ。

その後レースは思惑通り、横風区間で集団が分裂したが、位置取りに成功した清水都貴が第2グループに入った。
後に第2グループから後退してしまうが、後方から追いついたギヨーム・ポンと協力して、トップから2分17秒差でゴールした。
日々チームの団結力がアップし、チームメイト同士の意思疎通もかなり良くなっている。
明日こそは逃げグループに乗るために、チーム一丸となって挑む。

【水谷監督のコメント】
ようやくステージレース4日目にして、チームワークが出て来た様に感じている。
選手一人一人全力を尽くして仕事(役割)をこなしているので、あとはこれが結果につながることを期待している。


■参加チーム:17チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
161.清水都貴
162.ミカエル・ダミアン
163.菊池誠晃
164.中島康晴
165.岡崎和也
166.パク・ソンベク
167.ギヨーム・ポン
168.ソウ・ジュニヨン

レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ





大会公式ウェブサイト(英語):
http://www.letour.fr/indexTQA_us.html

Photo:Cyclisme Japon/Chiho

ツアー・オブ・カタール 第3ステージ レースレポート


ダミアンが追走グループに入り、チームをアピール!

『ツアー・オブ・カタール』
2月3日 第3ステージ(全6ステージ)
アル・ズバラー~ドーハ・ゴルフクラブ 140.5キロ

【第3ステージ結果】
1位 トム・ボーネン (クイックステップ 2時間34分53秒)
2位 ダニロ・ナポリターノ (チーム・カチューシャ +0秒)
3位 ルゲン・ルーランズ (サイレンス・ロット +1秒)
4位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +0秒)
5位 アンジェロ・フルラン (ランプレ・N.G.C +0秒)
・・・
75位 ミカエル・ダミアン (+7分36秒)
87位 岡崎和也 (+7分36秒)
102位 中島康晴 (+12分14秒)
112位 ソウ・ジュニヨン (+12分14秒)
114位 菊池誠晃 (+12分14秒)
131位 ギヨーム・ポン (+12分14秒)
132位 清水都貴 (+12分14秒)
134位 パク・ソンベク (+12分14秒)

【総合成績】
1位 トム・ボーネン (クイックステップ 6時間14分16秒)
2位 ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム +6秒)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +14秒)
4位 アンドレアス・クリアー(サーヴェロ・テストチーム +18秒)
5位 スティーブン デヨング (クイックステップ +18秒)
・・・
75位 ミカエル・ダミアン (+14分54秒)
104位 ソウ・ジュニヨン (+23分40秒)
110位 岡崎和也 (+28分12秒)
124位 菊池誠晃 (+32分50秒)
125位 中島康晴 (+32分50秒)
126位 ギヨーム・ポン (+32分50秒)
127位 清水都貴 (+32分50秒)
128位 パク・ソンベク (+32分50秒)



【レース速報】
第3ステージは、スタート直後からスピードアップする激しい展開となった。
リーダージャージを着用し個人総合順位トップのロジャー・ハモンドを擁するサーヴェロ・テストチームが、先頭グループに全メンバーを残す完ぺきな走りを見せたが、開幕前から優勝候補の呼び声高いトム・ボーネン(クイックステップ)がゴールスプリントを制した。
ボーネンは個人総合トップに立つと同時に「ツアー・オブ・カタール」通算勝利数を15勝に伸ばした。
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、レース中盤にミカエル・ダミアンが集団からアタックし、3人の逃げグループを形成する走りを見せた。
ダミアンはレース途中で遅れてしまい、結果は7分36秒遅れの75位となったが、チーム名を内外にアピールした。




スタート地点となったアル・スバラーにそびえる城

【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
第3ステージはカタール北部海沿いのアル・ズバラーのお城の正面からスタート。
前日に続きこの日も風が非常に強く、立っているだけで肌寒いほど。
激しい砂嵐が舞うスタート直後から、トップライダー達は一気にペースアップを図った。
横風で風の抵抗を避けるための“斜めローテーション”になると、道幅は25人ほどで埋まってしまう。
集団はあっという間に25人ずつほどに分裂してしまった。

レースは30km地点を越えたところで、メイン集団からLAMPRE-N.G.CとBMC RACING TEAMの2選手が飛び出し、この2人を追う形でミカエル・ダミアンを含む3人の追走グループが形成された。
また、80キロ地点の補給ポイントを越えたところでメイン集団のペースが一気に上がり、メイン集団は分裂し、ロジャー・ハモンドやトム・ボーネンを含む35人ほどの有力選手たちに絞られたが、チームのメンバーはその中に残ることはできなかった。
その後、3人の追走グループで走っていたダミアンは、この有力選手のメイン集団に追い付かれ、グループ内で走り続けようとしたものの、勝利を狙う有力チームの組織的なプレーにより、集団の後方に追いやられてしまった。
その結果、ダミアンは岡崎和也と共に第4集団でゴールした。

【水谷監督のコメント】
トップ集団に選手を残せず苦戦した。
しかしチームがまとまって前方のグループに残ってレースを終えたのを評価している。
チームプレーとチームワークを高めて、明日のレースに向けて調整していきたい。



■参加チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
(計17チーム)


■チームメンバー
監督 水谷壮宏
161. 清水都貴
162. ミカエル・ダミアン
163. 菊池誠晃
164. 中島康晴
165. 岡崎和也
166. パク・ソンベク
167. ギヨーム・ポン
168. ソウ・ジュニヨン
※番号はゼッケンナンバー


レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ

Photo:Cyclisme Japon/Chiho

ツアー・オブ・カタール 第2ステージ レースレポート


かつてない強風の中、ミカエル・ダミアンが奮闘し明日へ望みを託す!

『ツアー・オブ・カタール』
2月2日 第2ステージ (全6ステージ)
カリフィアスタジアム~アルホール・コルニッシュ 136.5km

【第2ステージ結果】
1位 ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム 3時間33分00秒)
2位 ダニロ・ナポリターノ (チーム・カチューシャ +1秒)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +1秒)
4位 トム・ボーネン (クイックステップ +1秒)
5位 アンジェロ・フルラン (ランプレ・N.G.C +1秒)
・・・
51位 ミカエル・ダミアン (+6分38秒)
93位 ソウ・ジュニヨン (+10分46秒)
96位 菊池誠晃 (+19分56秒)
112位 岡崎和也 (+19分56秒)
117位 ギヨーム・ポン (+19分56秒)
125位 中島康晴 (+19分56秒)
129位 パク・ソンベク (+19分56秒)
130位 清水都貴 (+19分56秒)
※カッコ内はチーム名、優勝タイム、及びトップとのタイム差

【個人総合成績】
1位 ロジャー・ハモンド (サーヴェロ・テストチーム 3時間39分30秒)
2位 トム・ボーネン (クイックステップ +06秒)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー (サーヴェロ・テストチーム +07秒)
4位 ムリロ・フィシェ (リクイガス +09秒)
5位 アンドレアス・クリアー (サーヴェロ・テストチーム +11秒)
・・・
79位 ミカエル・ダミアン (+7分11秒)
94位 ソウ・ジュニヨン (+11分19秒)
120位 菊池誠晃 (20分29秒)
121位 岡崎和也 (20分29秒)
122位 ギヨーム・ポン (20分29秒)
123位 中島康晴 (20分29秒)
124位 パク・ソンベク (20分29秒)
125位 清水都貴 (20分29秒)
※カッコ内はチーム名、個人総合タイム、及びトップとのタイム差


【レース速報】
第2ステージはすさまじい強風の中行われた。
55キロ地点で風向きが変わり、選手が横風を受ける状態になる中、集団の先頭が一気にペースアップを仕掛け、集団は木端微塵にバラけた。
昨年の覇者トム・ボーネン(クイックステップ)を含む14人で先頭グループを形成したが、ゴール前3キロで、ロジャー・ハモンド(サーヴェロ・テストチーム)が単独アタックし、逃げきり勝利した。
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、第2グループにミカエル・ダミアンを送り込み先頭を追ったが、風向きが変わった時点での集団内の位置取りが悪く、ラスト15キロで遅れてしまい、7分11秒遅れの第3グループでゴールとなった。


【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
レース開催2日目にして、これほどまで経験したことのない強風が吹き荒れた日となった。
朝から風で砂が舞い、空は砂嵐でどんよりとしていた。
そんな悪状況の中でも、第2ステージが行われた。



スタート地点は、2006年のアジア大会で使用されたスタジアム。
一面砂漠の中に、緑の芝生が青々と茂り、ひと際目立つ建物が並んでいた。
スタート後、11キロ地点で地元ドーハチームを中にアタックして、3人の逃げグループが形成された。
それに対してメイン集団はスローペースで進み、逃げグループとメイン集団との差は最大で14分25秒まで開いたが、その後逃げグループはメイン集団は吸収された。



55キロ地点に差し掛かり、向かい風を受ける大きな集団内では位置取りが激しくなり、風向きが変わった途端、クイックステップが中心になってペースアップした。
この動きにミカエル・ダミアン、清水都貴、菊池誠晃が反応したが、清水と菊池は位置取りがうまくいかず後退してしまった。
大集団は、5つのグループにバラけてしまい、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは第2グループにミカエル・ダミアンを送り込む形となった。
このグループには、フィリッポ・ポッツアート(チーム・カチューシャ)やフアンアントニオ・フレチャ(ラボバンク)など強豪選手がおり、優勝候補のトム・ボーネン(クイックステップ)を含む先頭グループを追った。
ゴールまでラスト15キロ、再び風向きが変わった所で、第2グループの後方に位置していたダミアンは、ペースアップの反応に間に合わず、遅れてしまい、7分11秒遅れの51位でゴールした。

他のメンバーはほぼ20分以上遅れてのゴールとなった。
激しいポジション争いがある中、途中までは集団前方にチームで固まり位置取りもうまくいき、シーズン初めとしては悪くはない内容の走りが出来ていた。
強豪選手がひしめく集団の中でも気後れせず走れており、チームの士気は非常に高い。
明日以降は風に対する戦略など、今日の苦い経験を糧に再チャレンジを試みる。

【水谷監督のコメント】
チームとしてはそれなりに走れて、感じとしては良かった。
エースの都貴(清水)とパク(ソンベク)が遅れた時には驚いて(体調を)心配したけれど、代わりにミカエルが頑張ってくれて、強豪勢の中であそこまで走れたことは高く評価している。
今年初めての横風レースだったから、失敗も多かった。
都貴もパクも横風での集団走行に不慣れなだけで、改善の余地は十分ある。
同じミスは繰り返さないだろうから、明日以降が楽しみだ。


■参加チーム:17チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
161.清水都貴
162.ミカエル・ダミアン
163.菊池誠晃
164.中島康晴
165.岡崎和也
166.パク・ソンベク
167.ギヨーム・ポン
168.ソウ・ジュニヨン
※番号はゼッケンナンバー

レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ

Photo:Cyclisme Japon/Chiho

ツアー・オブ・カタール 第1ステージ レースレポート


新生エキップアサダ2009、世界のトップが集う『ツアー・オブ・カタール』でいよいよ始動!

『ツアー・オブ・カタール』
2月1日 第1ステージ (全6ステージ)
ドーハ・コルニッシュ
チームタイムトライアル 6km

【第1ステージ結果】
1位 ガーミン・スリップストリーム(6分34秒)
2位 クイックステップ(+1秒)
3位 チーム・カチューシャ(+2秒)
4位 ラボバンク(+4秒)
5位 リクイガス(+4秒)
・・・
17位 EQA・梅丹本舗・GDR(+29秒)
※カッコ内は優勝タイム、及びトップとのタイム差

【個人総合成績】
1位 ラッドリー・ウィギンス(ガーミン・スリップストリーム 6分34秒)
2位 ハンス・デッケルス(ガーミン・スリップストリーム +0秒)
3位 キリアン・パトゥール(ガーミン・スリップストリーム +0秒)
4位 マイケル・フリードマン(ガーミン・スリップストリーム +0秒)
5位 フーブ デュエイン(ガーミン・スリップストリーム +0秒)
・・・
105位 ソウ・ジュニヨン(+29秒)
106位 岡崎和也(+29秒)
107位 パク・ソンベク(+29秒)
108位 ミカエル・ダミアン(+29秒)
109位 中島康晴(+29秒)
110位 ギヨーム・ポン(+29秒)
111位 清水都貴(+29秒)
112位 菊池誠晃(+29秒)
※カッコ内はチーム名、優勝タイム、及びトップとのタイム差

【レース速報】
『ツアー・オブ・カタール』の第1ステージ(チームタイムトライアル 6キロ)がカタールの首都ドーハで行われ、ガーミン・スリップストリームが6分34秒のタイムで優勝した。
個人タイムトライアル日本チャンピオンの岡崎和也を擁するEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、29秒遅れの、7分3秒でゴールした。
2009シーズン初戦で苦い立ち上がりとなったが、チームメンバーの士気は高く、明日からのステージレースで挽回を狙う。
なお、過去2度の総合優勝に輝き優勝候補と目されるトム・ボーネンを率いるクイックステップは、1秒遅れの2位となった。

【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
2月1日『ツアー・オブ・カタール』が開催された。
『ツール・ド・フランス』主催者のA.S.O.が統括するレースで、参戦者リストにはトム・ボーネン(クイックステップ)、マーク・カヴェンディッシュ(チームコロンビア・ハイロード)など、『ツール・ド・フランス』で活躍するビッグネームが並んだ。
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインにとっては初参加のレースで、これだけのスター選手たちと走る機会はあまりないため、初戦から気合が入る。
第1ステージのチームタイムトライアルは、ペルシャ湾沿いの幹線道路を往復する6キロコースで行われた。



EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、出走順で1番手の15時(現地時刻)にスタート。
レースのカギとなる風(風向き、風速)はさほど気にならなかったが、レース中の細かいミスが重なり、トップから29秒遅れの7分3秒でのゴールとなった。



各選手、チームタイムトライアルのライン走行に課題を残す結果となったが、今回の『ツアー・オブ・カタール』でのチームの目標は個人総合優勝ではなく、ステージ優勝のため、気持ちを入れ替えて明日以降のレースに挑む。
チームメンバーのコンディションは上々で、アジア最強スプリンターのパク・ソンベクや、調子が上向きの清水都貴などに期待したい。

【水谷監督のコメント】
チームにとっては今シーズン初レース、しかもチームタイムトライアルだった割には、うまく走れたと思う。
レース後に選手から話を聞いたところ、レース中には小さな失敗があったようだが、改善できる部分が多いので、今後のレースに向けて準備し、勝利を狙いたい。

■参加チーム:17チーム
QUICK STEP
TEAM COLUMBIA - HIGH ROAD
SILENCE - LOTTO
RABOBANK
GARMIN - SLIPSTREAM
TEAM KATUSHA
LIQUIGAS
AG2R-LA MONDIALE
TEAM MILRAM
LAMPRE - N.G.C
BMC RACING TEAM
CERVELO TEST TEAM
SKIL-SHIMANO
DOHA TEAM
TOPSPORT VLAANDEREN-MERCATOR
DRAPAC PORSCHE CYCLING
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン

■出走メンバー
監督:水谷壮宏
161.清水都貴
162.ミカエル・ダミアン
163.菊池誠晃
164.中島康晴
165.岡崎和也
166.パク・ソンベク
167.ギヨーム・ポン
168.ソウ・ジュニヨン
※番号はゼッケンナンバー

レース現地の写真は「フォト」コーナーでもご覧いただけます!
フォトコーナーはコチラ

Photo:Cyclisme Japon/Chiho

ツアー・オブ・カタール 開幕直前レポート



2月1日より、カタールで開催される「ツアー・オブ・カタール」。
チームにとっても開幕戦となり、今シーズンを占う大事なステージレースです。
開催地となるカタールのご当地情報と合わせて、このレースにかけるチームの意気込みをレポート致します!


Q1. 「ツアー・オブ・カタール」とはどんなレースなの?

ペルシャ湾西岸に位置する中東の産油国、国土の大半が荒涼とした砂漠に覆われるカタールを舞台に繰り広げられる全6日間、総走行距離約700kmのステージレース、それが「ツアー・オブ・カタール」だ。

ツール・ド・フランス(以下TDF)を統括する団体「A.S.O.」が主催するレースであり、賞金総額2,000万円にもなる、プロ・ロードレースのこけら落とし的なビッグレースとして近年は定着しつつある。

砂漠地帯を徹底的にまっすぐ貫く平坦路。
完全な平坦路を走るこのレースの平均時速は55km/hにものぼることもある。
しかし、遮るものが一切無い砂漠地帯を吹き荒れる”砂漠の嵐”=「デザートストーム」が、選手達の体力を容赦なく奪い取る。

スプリンターズ・パラダイス」と称されることもある、ヨーロッパや他の地域では見られない珍しいステージレースで、スプリンターがステージレースの総合優勝を飾ることの出来る希有なレースとしても有名だ。
ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア等のグランツール(=世界3大レース)は登板力が無ければ決して勝てないが、「ツアー・オブ・カタール」ではスプリント力で勝利できる。
過去には世界最強のスプリンターとして名高いトム・ボーネンが、2度の総合優勝を果たしている(2006年、2008年)。

世界各国の平地のスペシャリスト(=ルーラー)達が各チームのスプリンターの勝利をお膳立てすべく、チームの総合力を結して「オペレーションデザートストーム」(砂漠の嵐作戦)を制する事になるだろう。



Q2. そもそもカタールってどこ?(どんな国?)

1994年サッカーW杯に向けた最終予選、日本代表があと一歩のところで宿敵イラクに逆転されW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」は、日本スポーツ史に残る一大エピソードだろう。

その舞台ドーハ(Doha)を首都とする中東の産油国がカタール(Qatar)だ。
中東アラビア半島の大半を占めるサウジアラビアからペルシャ湾に突き出た半島にカタールは位置し、国土面積は秋田県程度。国土の大半が砂漠で覆われており、人口の80%あまりが首都ドーハに集中する。

石油や天然ガスの輸出を主産業とし、経済的非常に豊かなイスラム教国である。
近年は観光業務にも力を入れ、ドーハの町中は空前絶後のホテル、ショッピングセンターなどの建設ラッシュの様相を呈している。
東南アジアに置けるシンガポール的な役割を中東で担っており、"中東のCNN"と称されるニュース専門局のアルジャジーラの本社はドーハに拠を構えている。



Q3. このレースにかけるチームの意気込みや参加の意義は?
ツール・ド・フランス主催団体のA.S.O.が主催する「ツアー・オブ・カタールは、ツールを目指すエキップアサダにとっては重要な意味を持つレースだ。
ツールの総合ディレクターであるクリスチャン・プリュドムは、2008年12月に浅田監督と会談を持っており、その際に浅田は「最高のメンバーでカタールに臨む」と宣言。
ツール・ド・フランスの主催団体代表のプリュドム氏の目の前で繰り広げられる「ツアー・オブ・カタール」の成績は、自ずとツール・ド・フランス出場チームのセレクションに影響を与えるであろう。

ポストシーズンのレースとは云え、出場する17チームの半数はプロツアーチーム(=ツール・ド・フランス出場権を与えられている)であり、コンチネンタルチーム(=ツール・ド・フランス出場権は得られない)のエキップアサダにとっては“下克上”であり、“大金星”を狙いたいレースだ。
ほぼ平坦なステージのみで構成される集団スプリント必至の「ツール・ド・カタール」。
初出場のエキップアサダにとって、新規加入の韓国人スプリンター、パク・ソンベクや、「パリ・コレーズ2008」総合優勝の清水都貴がエースとなり、彼らを勝利をアシストするために、いかにチームメイトがレースの最終局面まで生き残れるかが鍵となるだろう。


Q4. その他、知っておきたい情報は?
世界的な女性サイクリストの増加に伴い、ツールの主催団体&本大会主催のA.S.O.も、遂にこのカタールでレディース部門を開催する。
その名も「レディース・ツアー・オブ・カタール」。
6カ国から15チームが参加し、日本も参加する予定だ。

レースオフィシャルHP(英語):
http://www.letour.fr/indexTQA_us.html

Copyright(c) A.S.O. / J-M. POCHAT
STAFF LOG IN PAGE TOP