レース情報

ラ・ルー・トゥーランジェル レースレポート

『ラ・ルー・トゥーランジェル』
大会名&クラス: La Roue Tourangelle 2009 (UCI 1.2)
期間:3月22日
開催地:フランス

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   好調の清水が逃げに乗りチャンス掴むも、あと一歩
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3月22日 ヴーヴレ~トゥール 170km

【レース結果】
1.アルノー・モルミ Arnaud Molmy (CCノジョン・シュール・オワズ):3h53m59s
2.メデリック・クラン Médéric Clain (サン・シール・トゥール):+00s
3.ドゥミートリー・サモフヴァーロフ Dmitri Samokhvalov (プリモルスキーDSP エスポワール):+02s
4.オリヴィエ・パルディーニ Olivier Pardini (ベランダ・ウィレム):+23s
5.ジュリアン・ゴネ Julien Gonnet (UCナント・アトランティック):+23s
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57.ギヨーム・ポン:+27s
69.ミカエル・ダミアン:+39s
81.パク・ソンベク:+1m10s
84.清水都貴:+1m10s
114.岡崎和也:+5m15s
119.中島康晴:+6m19s
リタイア:増田成幸、菊池誠晃

【レース速報】
3月22日にフランスのヴーヴレ~トゥール間170kmで行われた『ラ・ルー・トゥーランジェル』は、レース前半に清水都貴が3人の逃げに入り、かなりの距離を逃げ続けた。その後追走グループが合流して先頭は7人になるも、清水は粘って走り続けた。健闘する清水だったが、終盤の上りで遅れてしまい、先頭グループにいた3人が逃げ切り、アルノー・モルミ(CCノジョン・シュール・オワズ)が勝利を挙げた。

【レース詳細レポート】
気温20度の快晴の中スタート。菊池誠晃が最初のアタックを決め2人で逃げるが、その後捕まってしまう。序盤はEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインチームが積極的に集団をコントロールしレースは進む。賞の一つ“お城チャレンジ”が上りの7か所に設置されており、最初の“お城チャレンジ”で激しいアタック合戦が始まった。この上りでヴィタリー・ポプコフ(ISDスポーツドネツィク)が先頭に立ち、集団との差を1分つける。15選手が追走するも再び集団となり、逃げるポプコフと集団の差は15秒に縮まった。ここで、集団から清水都貴とブリアン・ノロー(ヴァンデU)がアタックしポプコフに追い付き、先頭は3人となる。3人は快調に走り、集団とは2分ほど差をつけレースは進む。
100Km地点を過ぎると最初から逃げていたポプコフが遅れて集団に戻り、集団から飛び出した追走グループが前の2人に追い付き先頭は7人となる。清水の先頭グループと集団との差は最高3分ほど開く。123km地点の6つ目の“お城チャレンジ”で、清水都貴含む3人が先頭グループから遅れてしまう。集団に清水が戻ったので、パク・ソンベクをエースにスプリントを狙うため、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインチームは、集団を引いて先頭を追う。だが、この日はチームにとって不運が続いた。すでにメカトラブルや落車で菊池誠晃と増田成幸がリタイアしてしまい、残るは6選手。ゴールスプリントに向け態勢を整えるも、パクのアシストを務める岡崎和也がパンクで遅れてしまい、パクも調子を狂わせてしまう。ラスト5kmで集団とは24秒差に縮まり、集団はトップの3人を捕らえるかと思われたが、コースが下りになっていたことが功を奏し、先頭3人は逃げきり、アルノー・モルミ(CCノジョン・シュール・オワズ)が勝利した。
結局、チームとしてはミカエル・ダミアンをエースにギヨーム・ポンのアシストで4位争いのスプリントに挑むも、レース中に受けた落車の影響もあったのか、スプリントをかけた瞬間にダミアンのチェーンが外れてしまい、結果は残せなかった。選手たちの調子は良かっただけに、細かな不運が重なってしまったのが残念だ。

【水谷監督のコメント】
前回のレース同様、いつも(清水)都貴がきっかけを作って逃げに乗り、いい走りをしてくれるが、毎回ちょっと早すぎる。今回も早すぎたけれど、勝ち逃げに乗ったことは大いに評価したい。都貴が捕まった後、先頭の選手を追うためチームでローテーションをしてタイム差を縮めたが、前を追うタイミングが遅すぎて逃げ切られてしまったのが自分としての判断ミス。ゴールスプリントもいい感じだったが、ミカエル(・ダミアン)のチェーンが外れてしまい、トラブルでだめになってしまった。ゴール前のアプローチとしてはいい風に出来ていたので、その点は評価したい。今日は本当に運が悪かった。

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■参加チーム:23チーム
ISD Sport Donetsk
Milram Continental
FC Rheinland Pfalz
Veranda Williams
Designa Kokken
Blue Water
Katyusha
Differdange
Atlas Romer's
Cycling Jo Piels
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
Primorskyi
Vendée U
UC Nantes Atlantique
CC Nogent sur Oise
Côtes d'Armor Maître Jacques
Team Wilo Agem 72
VC Rouen 76
Mosaic-diffusion.com
Blois CAC 41
Guidon Chalettois
Saint Cyr Tours
Entente Sud Gascogne

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
101.増田成幸
102.岡崎和也
103.清水都貴
104.中島康晴
105.菊池誠晃
106.ギヨーム・ポン
107.ミカエル・ダミアン
108.パク・ソンベク

ラ・ルー・トゥーランジェル開幕直前レポート

フランスのパリから南西のトゥール周辺で行われれる「ラ・ルー・トゥーランジェル」。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのメンバーにとって、2年ぶりの参加となるこのレースは一体どんなレースなのだろうか?

1)「ラ・ルー・トゥーランジェル」とはどんなレースなの?
3月22日に開催されるUCI(国際自転車連盟)2クラスのワンデーレース。25チーム、計190人が参加する。今年で8回目の開催となるワンデーレースだが、トゥーレーヌ地方の地区ごとに持ち回りがあるため、コースは毎年変わる。今年のレースは、白ワインの産地ヴーヴレからスタートし、トゥールにゴールする170kmで行われる。
このレースで面白いのは「お城チャレンジ」、「ぶどう園チャレンジ」、「37Km地点チャレンジ」など、地域に根差した地元賞だ。「お城チャレンジ」は、上りの7か所に設置されており、その地点を通過した上位3位にポイントが与えられ、数多くのポイントを獲得した選手に与えられる。「ぶどう園チャレンジ」は、白ワインのヴーヴレ生産者協同組合がスポンサーになっており、コース上にある3か所の上位3位までポイントが付き、多くポイントを獲得した選手に与えられる。「37kmチャレンジ」は、レースが行われるアンドル=エ=ロワール県の県番号が37なので、37km地点を1位通過した選手に賞金が与えられる。そのほか、チーム賞、新人賞やスプリント賞などもある。一昨年このレースにエキップアサダが出場した時は、新城幸也(現:Bboxブイグテレコム)が、スプリント賞を獲得している。
ワンデーレースだが、レースの勝敗だけでなく、密かに各賞バトルも繰り広げられ、面白いレースとなっている。


2)レースが行われる場所はどこ?
パリから240km南西に位置するフランス中部のサントル地域圏の町、トゥールを中心にレースが行われる。TGV(フランスの新幹線)が通っており、パリから1時間ほどでトゥールへ行くことができる。トゥールは、アンドル=エ=ロワール県の県庁所在地で、アンドル川とロワール河が流れていることから、この県名になっている。
ロワール河周辺は、16世紀に建築された装飾の美しいルネサンス様式の古城が多くあり、古城めぐりとしても有名な場所である。ブドウの産地でもあり、豊かな自然が残っている。

3)このレースにかけるチームの意気込みや参加の意義は?
2週間レースがなく、その間に十分練習を積んできた。このレースでは、いい結果を残して今後のレースのためにも波に乗っていきたい。

2007年のレースは、2人が逃げきり3位争いでマリウス・ウィズィアック(右)が5位となった

4)その他、豆知識な情報(特産や名所、面白い事等)
ロワール渓谷は2000年にユネスコの世界遺産に登録され、世界遺産を十分に楽しめるように「ロワール・サイクリング」として、既に400km以上のサイクリングロードが整備されている。今年中に全長が約600kmになる予定で、将来的にはサンセールから大西洋まで全長800㎞まで伸びる予定になっているとの事だ。

レースのHP
http://www.larouetourangelle.com

出場メンバー:岡崎和也、清水都貴、増田成幸、中島康晴、菊池誠晃、ギヨーム・ポン、パク・ソンベク、ミカエル・ダミアン

Photo:Chiho IWASA
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