レース情報

【フルレースレポート】「トロ・ブロ・レオン」

『トロ・ブロ・レオン』
大会名&クラス: TRO BRO LEON 2009 (UCI 1.1)
期間:4月19日
開催地:フランス

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   未舗装路の砂埃舞う過酷な状況下で、岡崎が奮闘し52位完走
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4月18日 トレグロノウ~ラリニス 202.7km

昨年の覇者フレデリック・ゲドン(フランセーズデジュー)

【レース結果】
1.サイード・ハドゥ Said Haddou (BBOXブイグテレコム):4h56m35s
2.ステファヌ・ボンセルジャン Stéphane Bonsergent (ブルターニュ・シュレー):+00s
3.リリアン・ジェグー Lilian Jegou (ブルターニュ・シュレー):+00s
4.デニス・コスチュク Denys Kostyuk (ISD):+00s
5.ミケル・ガスタナガ Mikel Gaztanaga (コンテンポリス・アムポ):+00s
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52.岡崎和也:+3m24s

【レース速報】
19日にフランスのブルターニュ地方で開催されたトレグロノウ~ラリニス間202.7kmを走る『トロ・ブロ・レオン』は、ヤニック・タラバルドン(フランス、ベソンショスール・ソジャサン)がラスト1kmで独走していたが、ゴール300mで集団に追い付かれ、ゴールスプリント勝負となり、サイード・ハドゥ(フランス、BBOXブイグテレコム)が優勝した。ハドゥにとって、このレース2007年以来2度目の勝利となる。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、岡崎和也が最後まで集団で粘り、トップから3分24秒遅れの52位でゴールした。


【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
石畳を走る『パリ〜ルーベ』と同じような過酷なレースとなる『トロ・ブロ・レオン』。このレースは石畳ではなく、リビヌーと呼ばれる未舗装の農道を走る。202.7kmうち25ヶ所計34.6kmのリビヌー区間が設けられている。晴れれば砂埃、雨になれば泥まみれ、どんな天候でも厳しい。ブルターニュ地方は雨が多いことで知られるが、今年の天気は珍しく快晴に恵まれた。日光が照りつけ暖かいが、吹く風は冷たい。
レースは、スタート直後からアタックが何度もかかり、15km地点で16人の逃げが決まる。ここにエース清水都貴が入り好調ぶりを発揮した。逃げに誰も乗せられなかったコンテンポリスチームが集団をペースアップし、36km地点にある最初のリビヌー区間でその差は17秒ほどになる。だが1.2kmのこの道で不運が起きた。逃げに乗り快調に走っていた清水都貴がパンクしてしまい、集団に追い抜かれてしまう。道が細くチームカーがすぐにサポートできないため、チームメイトの中島康晴が自分のホイールを清水に渡し、中島のレースはそこでほぼ終わった。清水は集団に追いつくため全力疾走し、15kmほど先でなんとか集団に追いつく。しかし、そこから海沿いのコースとなり海風が吹くため、集団はさらにペースアップ。やっと集団に戻った清水にとって、この加速は辛くその後集団から遅れてしまい、リタイアせざるを得なかった。

他のメンバーは集団で、砂埃が舞う未舗装路のリビヌー区間を超えて行く。2つ目のリビヌー区間で、岡崎和也が落車に巻き込まれたが、大事には至らず。小石が多い未舗装路を通過するため、どのチームもパンクが多く、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインも多くのパンクに見舞われた。チームカーの隊列は14チーム中12番目のため、サポートもなかなかすぐにはできず。パンクのたびにチームメイトが自分のホイールを調子のいい選手に渡し、なんとか難を乗り越えた。だが一度集団から離れてしまうと、チームカーが巻き上げる砂埃で全く前が見えない状況となり、集団に戻るのはかなり厳しい。そうして、一人また一人と集団から遅れ、後半まで集団に残ったのは岡崎とミカエル・ダミアンの2人。オフロードは順調だったダミアンだが、リビヌーを超えた舗装路での集団の加速について行けず。最後にある5kmの周回コースに入ってリタイアとなった。残るは岡崎のみ。周回コースの1周目は、集団に残り奮闘する。だが2周目で遅れてしまい、最後はトップから3分24秒遅れの52位となった。好調だった岡崎だが終盤、補給が行えずハンガーノック気味で遅れてしまったのが悔やまれる。だがこの砂埃が舞う厳しいレースを戦いぬいた岡崎の走りは素晴らしかった。



【岡崎和也のコメント】
パンクは1回だけ。レース中盤の補給所手前でパンクに見舞われた。かなり調子が良かったが、追いつくのにパワーを使ってしまい、追いついてからが地獄だった。得意のオフロードでは遅れないようにして、なんとか走った。最後はエネルギーがなくて、握力がなくなった。きつかった~。グルペットではなくて先頭が見える位置にいたから、後方で走っていてもずっと速かった。レースが落ち着くことなく、ずっとハイペースのままだったので本当にきつかった。

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■参加チーム:14チーム
Agritubel
Bbox Bouygues Telecom
Cofidis - le crédit en ligne
Française des Jeux
AG2R - La Mondiale
ISD
Contentpolis Ampo
PSK Whirlpool-Author
Auber 93
Bretagne-Schuller
Besson Chaussures - Sojasun
Roubaix-Lille Métropole
Carmiooro - A-Style
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
141.岡崎和也
142.清水都貴
143.菊池誠晃
145.ミカエル・ダミアン
146.パク・ソンベク
147.グレゴール・ガズヴォダ
148.ソウ・ジュニヨン
149.中島康晴

Photo: Cyclisme Japon/Chiho

トロ・ブロ・レオン 開幕直前レポート

先日4月12日にフランス北部で行われた別名「北の地獄」と呼ばれる石畳を走る『パリ〜ルーベ』。あの伝説のレースの姉妹版とも云えるレースがブルターニュ地方でも行われる。それが、4月19日に開催される『トロ・ブロ・レオン』だ。このレースは、石畳ではなくリビヌーと呼ばれる未舗装の農道。雑草が生え、ごつごつした石があり、土がむき出しになっている。そんな過酷なコースを走るこのレースを事前にチェックしてみよう。

1)「トロ・ブロ・レオン」(フランス)とはどんなレースなの?
UCI(国際自転車連盟)1クラスのレース。このレースはブルターニュの『パリ〜ルーベ』と言われるように、普通のロードレースとは違うのがこのレースの特徴だ。『パリ〜ルーベ』の難所はパベ(石畳)だが、このレースの難所はリビヌー区間と呼ばれる未舗装の農道だ。202.7kmうち25ヶ所計34.6kmのリビヌー区間が設けられている。晴れれば砂埃、雨になれば泥まみれ、どんな天候でも厳しいこのレースだが、やはり雨は晴れより断然辛さが違う。落車、パンク、どんなハプニングが起こるか分からないこのレース。昨年は雨の中苦戦を強いられ、エキップアサダのメンバーは誰一人完走できなかった。今のところ天気予報ではにわか雨。今年も荒れるレースになるかもしれない。機材もこの悪路を走るレースに合わせたものを使用した『トロ・ブロ・レオン』仕様になっている。


2)レースが行われる場所はどこ?
フランス北西部のブルターニュ地方。フランス地図の一番左に突き出たブルターニュ半島の先端の方を回る。コースの中には海岸沿いを走る区間もあるため、海風にも注意が必要だ。

3)このレースにかけるチームの意気込みや参加の意義は?
リビヌー(未舗装の農道)を走る特殊なこのレース。新加入の海外選手たちは今回初挑戦となるが、グレゴール・ガズヴォダを始め、このレースにかける意気込みは十分だ。パンクや落車などのハプニングも多いため、チーム一丸となって互いに助け合いながら好成績を狙う。

レースのHP:http://www.tro-bro-leon.com

出場メンバー:岡崎和也、清水都貴、中島康晴、菊池誠晃、ソウ・ジュニヨン、パク・ソンベク、ミカエル・ダミアン、グレゴール・ガズヴォダ
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