レース情報

【フルレースレポート】「トロフェ・デ・グランプール」

『トロフェ・デ・グランプール』
大会名&クラス:TROPHEE DES GRIMPEURS 2009 (UCI 1.1)
期間:5月3日
開催地:フランス

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
  苦戦、ガズヴォダが58位で完走
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


5月3日 Argenteuil 127.5km (7.5km×17周)
【結果】
1.トマ・ヴォクレール Thomas Voeckler(BBOXブイグテレコム):
2.アントニー・ジェラン Anthony Geslin(フランセーズデジュー):+20s
3.ニコラ・ジャラベール Nicolas Jalabert(アグリチュベル):+20s
4.ディミトリ・シャンピオン Dimitri Champion (ブルターニュ・シュレー):+20s
5.ルイス ラベルデ Luis Laverde(カフェ・ド・コロンビア):+20s
・・・
58.グレゴール・ガズヴォダ:+6m53s
その他リタイア

【レース速報】
5月3日パリ郊外のアルジャントゥイユで行われた『トロフェ・デ・グランプール』は、トマ・ヴォクレール(フランス、BBOXブイグテレコム)がラスト4周から独走でトップに立ち、追走4人の選手を20秒離し勝利した。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、グレゴール・ガズヴォダが完走を果たした。このレースに参戦していた新城幸也(BBOXブイグテレコム)は、トップから52秒遅れの10位で終えた。


【レース詳細レポート / 現地レポート:岩佐千穂】
7.5kmのサーキットを17周する127.5kmのコースで行われた『トロフェ・デ・グランプール』。今年からコースが変わり、住宅地の細い道を抜け前半に上り坂がある。コース全体としては、カーブが多く道も狭いため、上り始めのポジションが重要だと前日のミーティングで作戦を練った。
レースが始まると、『ツール・ド・ブルターニュ』を走ってきた選手たちは、やはり疲れが溜まっており、このスピードにはついて行けず。2周目で遅れる選手たちが出てきた。そんな中、6月上旬開催の『ツアー・オブ・コリア』出場に向け、コンディションをあげて来ているパク・ソンベクが、スプリンターにもかかわらず、この厳しい上り坂を集団のいいポジションをキープしつつ上る。福島晋一も集団に残る。
『ツール・ド・ブルターニュ』で落車し、肩を痛めたグレゴール・ガズヴォダは、1週間ほどの休養を経てこのレースに挑み、序盤は下りの位置取りやカーブを失敗し、一旦は遅れてしまった。しかし、上りでパワーを発揮し集団に復帰。その後、徐々に集団は小さくなって行くもガズヴォダだけは集団に残った。13周目でガズヴォダは、集団からアタックをかけ前を走る25人ほどの選手たちに追い付こうと試みたが、追いつけず。その後、集団に戻ってしまった。レースは終盤更にペースアップし、ガズヴォダは集団からも遅れてしまったが、58位で完走を遂げた。カズヴォダも調子は上がってきており、「夏以降のヨーロッパのレースで勝てる確信が持てた」と自信をつけた。
これで、ヨーロッパ遠征の前半戦も終了。日本へ戻り、『ツアー・オブ・ジャパン』、『ツール・ド・熊野』、『全日本選手権』などに出場し、その後ヨーロッパには夏に戻ってくる予定となっている。


【水谷監督のコメント】
今日のレースは、コースレイアウトと展開が激しく、全く対応できなかった。『ツール・ド・ブルターニュ』でケガをし途中リタイアしたグレゴール(・ガズヴォダ)が、このレースはケガ明けだったにもかかわらずいい走りをしてくれた。あとパクがスプリンターの割には、いい位置取りができていた。スプリンターなのに、あそこまで残れたことは凄く評価している。レース後のミーティングでグレゴールが、パクはちぎれる前にきちんと僕のアシストをし、集団のいいポジションにまで連れて行ってくれ、本当に助かったと感謝していた。こうしてお互い助け合う走りができ、チームがまとまって走れているのはいいことだと思う。次は、日本の目標にしているレースなので、選手たちのコンディションも上がって来ているし、力を発揮してもらいたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■参加チーム:14チーム
AGRITUBEL
AUBER93
FRANCAISE DES JEUX
BBOX BOUYGUES TELECOM
BRETAGNE SCHULLER
AG2R-LA MONDIALE
COFIDIS
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
ROUBAIX LILLE METROPOLE
CYCLING CLUB BOURGAS
BESSON CHAUSSURES SOJASUN
CAFE DE COLOMBIA
CARMIOORO A-STYLE
CONTINENTAL TEAM DIFFERDANGE

■チームメンバー
監督:水谷壮宏
71.福島晋一
72.グレゴール・ガズヴォダ
73.増田成幸
74.ミカエル・ダミアン
75.パク・ソンベク
76.ソウ・ジュニヨン
77.菊池誠晃
78.ギヨーム・ポン

「トロフェ・デ・グランプール」開幕直前レポート

EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインにとっては、ヨーロッパ前半戦最後のレースとなる「トロフェ・デ・グランプール」。1クラスのこのレースには、フランスのビッグチームが多数出場し、激戦が繰り広げられる。このレースでいい成績を出して、日本で5月17日から開催されるツアー・オブ・ジャパンに弾みをつけたいところだ。元チームメイトの新城幸也(Bboxブイグテレコム)も出場予定となっている。では、このコースの詳細を見てみよう。


1)「トロフェ・デ・グランプール」(フランス)とはどんなレースなの?
パリの郊外アルジャントゥイユで5月3日に行われるUCI(国際自転車連盟)1クラスのワンデーレース。フランスのプロツアーチームが出場し、レースの難度もUPだ。難易度の高い登りを含む短めの周回コースを何周も回るため、力のない選手たちはどんどん落ちて行くサバイバルレースだ。昨年までは、坂を上ってのゴールだったが、今年からコースが変わった。今年は昨年までゴールとなっていた坂はコースには含まれず、新たに組み込まれたヴォソンテール坂を含んだ7.5kmキロの周回コースを17周する計127.2km。1250m続くこの坂は、頂上付近で平均勾配13%(!)ある。ここを17回通過するため、このレースのキーポイントとなることは確かだ。ただ、昨年まで坂を上っての頂上ゴールだったが、今年のゴールは平坦な場所に設けられており、終盤の展開に大きな変革をもたらすだろう。大集団スプリントにはならないだろうが、少人数のスプリント勝負はありえそうだ。昨年のレースでは新城幸也(現Bboxブイグテレコム)がラスト2周で単独トップに立つ活躍を見せ、「ジャポネ、アラシロ」のアナウンスが会場に響き渡った。この新城もBboxブイグテレコムチームからの参戦予定となっている。今年もEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのアツイ走りに期待がかかる。錦を飾って帰国となるか?選手たちの気合も一段と高まっている。


2)レースが行われる場所はどこ?
スタート&ゴールとなるアルジャントゥイユは、フランスのパリから20kmほど北西、イル・ド・フランス地方のヴァル・ドワーズ県に位置する。パリからは、電車RERのC線で30分程度で行くことが出来、観客数が多い事で有名だ。

3)このレースにかけるチームの意気込みや参加の意義は?
ヨーロッパ前半戦としては、最後のレースとなる。帰国前に良い結果を出して、日本でのレースに弾みをつけたいところだ。上りもスプリントも行ける清水都貴、上りに強い増田成幸やギヨーム・ポンなどの走りに注目だ。

4)その他、豆知識な情報
アルジャントゥイユは、画家のクロード・モネが1870年代に住んでいた町。「アルジャントゥイユの鉄橋」や「アルジャントゥイユのひなげし」など、アルジャントゥイユで描かれた名画が残されている。ただ今は景色などすっかり変わり、当時の面影はない。パリ郊外の移民街独特の異国情緒漂う地域になっている。

レースのHP:http://aniconc.free.fr

出場メンバー:福島晋一、清水都貴、増田成幸、菊池誠晃、ギヨーム・ポン、グレゴール・ガズヴォダ、パク・ソンベク、ソウ・ジュニヨン
STAFF LOG IN PAGE TOP