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レース情報

【レースレポ(EQADS)】『ポワンソネ-リモージュ(3/11)』2017年フランス遠征本格始動。

【レースレポ(EQADS)】『ポワンソネ-リモージュ(3/11)』

2017年フランス遠征本格始動。
アジア選手権の指揮を終えた浅田監督も、いよいよフランス入り


■今シーズン初レースを迎える新城雄大。
Photo:Cyclisme Japon

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【レース情報】
-レース名:『ポワンソネ-リモージュ』
Le Poinçonnet-Limoges
-カテゴリー:エリートナショナル
-距離:160km
-期間:2017年3月11日(土)
-開催場所:フランス・アンドル県・CHATEAUROUXからオートヴィエンヌ県・リモージュまでのラインレース


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【成績】

1位: JAMET Alexandre (フランス/C.R.4 CHEMINS ROANNE) 3h51m35s
2位: PAILLOT Yoann OCEANE (フランス/TOP 16)+0s
3位: ORLHAC Boris (フランス/ISSOIRE CYCLISME COMPETITION)+10s
100位:渡邉歩(ラ・バンド/EQADS準所属)
103位:新城雄大(EQADS)

<浅田顕監督によるレースレポート>
『春のアマチュアクラッシクレースLe Poinçonnet-Limoges に新城雄大と今年からフランスクラブチームに派遣している渡邉歩が参加。フランスのトップクラブチームに加え、ツールでも活躍したロメン・フェイユーもフランスのコンチネンタルチーム所属選手としての資格でスタートラインに並ぶ。 160㎞のラインレースのコースは前半の平坦区間、後半の起伏区間と別れる。新城は今年初戦として20位以内を目指し、3レース目の渡邉は格上のチームを相手に展開しながらメイングループでの完走が今日の目標。レースは好天に恵まれ実力本位で展開され、力勝負で残ったロアンンヌのアレクサンドル・ジャメが快勝した。新城、渡邉とも勝負に加わるには遠く、大きく遅れた完走グループでのゴールとなった。例年よりスロースタートとなった2017年だが、シーズン頂点の高さが重要。課題に取り組み、より力を付けて欲しい。(浅田顕)』


■中央分離帯があるコーナーをこなす集団。
Photo:Cyclisme Japon


■フランスアマ最高峰のエリートアマチュアだけあり、実力勝負。立ち回りで先頭集団に残れる様な甘さはない、厳しい展開に。
Photo:Cyclisme Japon

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【参考リンク】
<2017年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=755

【レースレポ(日本代表/EQADS)】『アジア選手権ロードジュニア&U23(3/1)』EQADS石上がアシストを務めた岡本隼が、U23アジア王者の栄冠

【レースレポ(日本代表/EQADS)】『アジア選手権ロードジュニア&U23(3/1)』

EQADS石上がアシストを務めた岡本隼が、U23アジア王者の栄冠


■優勝の岡本隼(中央)を囲む、石上優大(向かって右)、小野寺 玲(向かって左)
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF

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【レース情報】
-レース名:『アジア選手権自転車ロードレース大会』
-カテゴリー:ジュニア&U23
-期間:2017年2月24日(金)-3月4日(土)
-開催場所:バーレーン

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【成績】
<ジュニア個人ロード(2月28日)=89.6㎞>
1 Marukhin Daniil (カザフスタン)2時間10分31秒
2 Chzhan Igor (カザフスタン)同タイム
3 Jamshidian Ghalehsefidi Amirhoss(イラン)14秒差
9 篠田 幸希49秒差
30 塩島嵩一朗 56秒差
31 蠣崎 優仁(伊豆総合高校/EQADS準所属) 同タイム
34 佐藤  健 3分9秒差

<JCF柿木孝之強化コーチによる男子ジュニアロードレポート>
『2月25日から開催されているアジア選手権はタイムトライアル種目が終わり、28日からはロードレースが始まった。初戦としてジュニア男子が行なわれ、日本チームは篠田幸希、蠣崎優仁、塩島嵩一朗、佐藤健の4名が参加した。
アジア選手権は当初は平坦メインのバーレーンサーキットの一部とその外周コースを使うコースであったが、現地に到着後急遽変更になり、緩い登りも加わった12.8kmの周回コースを7周する89.6kmで争われた。
最大のライバルは世界でもトップレベルの攻撃力を備えるカザフスタン。例年アジア選手権では1周目から複数名で攻撃する戦い方をしてくるためスタートと同時にレースが動くことが予想され、日本の選手もそれに対して準備して臨んだ。
予想通りカザフスタンがスタート直後から複数名で攻撃をかけ続け、道の狭い区間での2名の攻撃に日本チームは対応できずイランを含めた3名の先行を許してしまう。追走をかけるがレース前の予想通り協力してくれるチームは現れず、最終的にはこのままゴールまで逃げ切られてしまう。カザフスタンの2名がイランをどこかで置き去りにすることが予想されたため、まだ表彰台を狙える状況の中でタイム差を広げられ過ぎないようにするため日本チームから2名出して集団を牽引する。他の2名はカザフスタンのさらなる先頭集団へのブリッジに備えたが、マークを外してしまい集団から1名、そして1名とカザフスタンがメイングループから抜け出す。先頭3名からはカザフスタンのアタックでイランが遅れ、2名でゴールへ。集団から抜け出したカザフスタンの選手はイランの選手に追いつく勢いであったが届かずイランが3位。カザフスタンは1位、2位、4位、5位と4選手全員が集団を抜け出し上位を独占した。日本チームは常に後手に回り、結果を残せずに終わった。(JCF強化コーチ 柿木孝之)』

■ジュニアロード動画



■「シクロワイアード」でのジュニアレースレポート


 * * *


<U23個人ロード(3月1日)=115.2㎞>

1位 岡本  隼(東京・日本大学)2:44:43
2位 GIDICH Yevgeniy KAZ 2:44:43
3位 GANJKHANLOU Mohammad IRI 2:44:43
7位 小野寺 玲(栃木・宇都宮ブリッツェン)2:44:43
23位 石上 優大(神奈川・EQADS)2:45:11
DNF:雨澤毅明


■U23スタート前。向かって左から、岡本隼、小野寺玲、雨澤毅明、石上優大
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


■スタート直後に加速する選手達。
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


■集団をけん引する石上優大
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


■スプリントでの僅差でアジアU23王者に輝いた岡本隼
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


■余りもの僅差に、写真判定が必要だった。
Photo:Kenji NAKAMURA/JCF

■石上優大によるU23レースレポート:
『UCIポイントを大量獲得できるこの大会。その年のUCIポイントの獲得数で世界選手権出場ができるかが決まるため、日本チームとしては世界選手権出場のため、絶対に1位を取りたいレース。
2月の中旬から、アジア選手権メンバー(雨澤選手・小野選手・岡本選手・自分)で合宿を行っており、万全の態勢でレースに臨んだ。ロードレース2日前に小野寺選手が個人タイムトライアルで優勝していて、俄然やる気が入った。
コースは平坦基調で、登りという登りがなく、レース当日は風もほとんどなかった。
アジア選手権は、一国の出場人数が4人までと限られているため、スタート直後からアタック合戦がおこり、集団スプリントではなく、逃げきりでの小集団スプリントになるケースが多い。
レース前の事前ミーティングでは、大まかな役割が言い渡され、優勝の大本命であるカザフスタンの逃げの動きにうまく同調し、逃げグループに日本人を1人でも多くいれて、レースを有利に運ぶ流れだった。自分の役割は、先に逃げに乗り、前待ちで後続の有力選手の追走を待つことだった。
他にも、過去のアジア選手権での経験から、カザフスタンがどのように攻撃するのか、どのようなレース展開なのかを、意見交換し、共通認識を持ってレースのスタートをきった。
スタート直後、ニュートラル区間がないため、スタートアタックがかかり集団が伸びる。
各国のアタックの応酬が続き、逃げができては、逃げに向かってアタックがかかり、集団とつながりを繰り返しながら、レースが進んでいく。日本チームの人数や選手を見ながら、バランス良く対応していく。
各国の動きがあるものの、カザフスタンが攻撃をかけてこない。いつもだと、スタート直後からアタックをかけまくっていたが、1周目はおとなしい。と、2選手が先行している2周目のコース中盤くらいで、カザフスタンの選手2人がアタックをかけてきた。カザフの中でも要注意人物としていた2人だ。
あまりにもいきなりで反応が遅れたが、どこの国もこの逃げを逃すまいと反応。日本チームからは、スピードのある小野寺選手、岡本選手が反応。ミーティングで念を押しといたのがよかった。
結局逃げは決まらず、一つの集団となったが、そのカザフスタンの2選手が別格の力を持っていることを感じた。
その後も、各国のアタック、カザフスタンのアタックがあるものの、どれも決定打にはならず、集団のまま残り4周を迎える。
各国の選手も疲れてきて、序盤に比べるとアタックの回数が減ってきた。この時点で、逃げができてなければ、あと2、3周の間に逃げの決定打が生まれる可能性が高くなったと判断し、どんな状況でも逃げに小野寺選手、岡本選手を送り込めるように、カザフスタンの要注意としていた2選手を徹底マークするよう伝える。
そんな中、前半から一緒にアタックに反応していた、雨澤選手がコース中にあるパイロンに接触して落車。リタイヤとなってしまった。
そして、カザフスタンチームが4人で集団先頭を固め始めたのを見て、すかさずカザフスタントレインの後ろの位置取りし、小野寺選手、岡本選手をカザフスタントレインの後ろに入ってもらい、次の展開に備えてもらった。
これが、功を成し、カザフスタンの2人によるアシスト人の集団の蓋を利用した分裂アタックにもうまく対処し、カザフスタンの要注意2選手が乗っている飛び出しには、小野寺選手、岡本選手も乗っているという状態を確実に作り出せた。
結局、どのアタックも逃げにはならず、1つの集団のまま残り2周に。小野寺選手と岡本選手がカザフスタンをしっかりマークしているため、他のアタックは自分が反応する。この時には、アタックの数が激減し、どこの国もおんぶに抱っこ状態。カザフスタンのアシスト2人が集団を引かなければいけない状態をうまく作り出し、逃げでの勝負でも、集団スプリントでも勝負できるようにした。
そして残り1周。カザフスタンも集団スプリントを考え始め、集団の中ほどに下がるようになり、ペースダウン。このままだとアタックがかかりややこしくなる可能性があると思い、自分がアタック。逃げはカザフスタンの追い上げですぐに捕まったが、その間日本チームは集団を引かなくてよくなり、カザフスタンが前に出る状態をつくれた。
日本チームのトレインの牽引というのもあったが、正直序盤からのアタック合戦で脚に余裕がそこまでなかった。
残り5km。サーキット内に入り、各国スプリントに向けた位置取り争い。
カザフスタンを先頭に、日本、中国、香港のトレインが並ぶ。
残り3km。カザフスタンの選手がアタック。すかさず、後ろにいた小野寺選手、岡本選手に反応してもらい、自分は集団後方に下がる。
前では、小野寺選手が集団の先頭に立っている。まだ、残り1.5km。最後できることを考え、もう一度踏みなおし、集団が緩んだところで、小野寺選手と岡本選手と再び合流。
残り1kmまで牽引し、あとは2人に託して役目を終え、自分は23位でゴールした。
そして、日本チームは最後、岡本選手のスプリントで優勝することができた。
僅差で、写真判定の結果がでるまで時間がかかりましたが、無事に勝てて本当によかった。
2位のカザフスタン人は、ツールドランカウイ(2.HC)総合4位だったのを、DNSしてアジア選手権に出場した強者。
日本チーム全員がしっかりと役割を果たし、全力で戦った結果だと思います。
これで、UCIポイントを大量獲得でき、今年の世界選手権の出場が近くなりました。
次戦からの自分に向いたコースでは、今度は自分の結果を求めて走りたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
石上優大
PS:本当は、自分がアジアチャンピオンになりたかったんですけどね』

■U23ロード動画


■「シクロワイアード」でのU23レースレポート

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【参考リンク】
<2017年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=755

【レースレポ(EQADS)】『GPモンタストリュック(2/26)』渡邉歩の今シーズンフランス初戦

【レースレポ(EQADS)】『GPモンタストリュック(2/26)』

渡邉歩の今シーズンフランス初戦
派遣先チームでの存在感を高める


■仏南西部エリートアマチュア選手から「南西部の世界選手権」と呼ばれている伝統のレースにて優勝のフラヴィアン・モルレ(26歳)。終盤の激坂で3名での逃げを決め、最後は2名のスプリントを制す。
PHOTO JULIE DESANLIS


■レース前にボトルの水を準備する渡邉歩(ラ・バンド/EQADS準所属)。
Photo:La Bande


■レース前会議に臨む渡邉歩(左下)。渡邉のチーム「ラ・バンド/チーム・モーニング(La Bande/Team Morning)」は仏南西部の優秀な選手を様々なチームから集めたいわゆる「強豪混成チーム」。よって時にジャージもバラエティに富む。
2Photo:La Bande


■「ラ・バンド」でも一際高い実力を持つヴィヴィアン・ボルン。レースでも積極的に逃げを作る。
PHOTO JULIE DESANLIS

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【レース情報】
-レース名:『GPモンタストリュック』
Grand Prix d'Ouverture Pierre Pinel
-カテゴリー:エリートナショナル
-距離:137km
-期間:2017年2月26日(日)
-開催場所:フランス・モンタストリュック


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【成績】

1位: Flavien MAURELET(GSC Blagnac)3時間09分14秒 (平均時速43,43km)
2位:Grégoire TARRIDE(AVC Aix-en-Provence)同タイム
3位:Stéphane POULHIÈS(Armée de Terre)トップから3秒差

50位: 渡邉歩(ラ・バンド/チーム・モーニング/EQADS準所属) トップから+2分35秒差

<渡邉歩によるレースレポート>
『今年初のレースはフランスでのレース。歴史ある大会でどのチームも準備がとてもよく、それはLa Bandeも同じだった。

エントリーリストは140名ほど。かなり大きなレースだった。

自分としてはまずはしっかりと完走。初レースでどこまで食らいつけるのかを計り現状を知ることが今回のレースで最重要だと思いレースに臨んだ。

コースはモンタストリュックの町を出て20㎞地点ほどからアップダウンが始まりモンタストリュックへ戻ってくる。そして壁坂を通過。その後反対方向のアップダウンの大周回を終えモンタストリュックへ。最後に壁坂250mを含む6.5㎞ほどの小周回を5周する137㎞で行われた。

レース前は肌寒い気温。アームカバーだけでは寒かったことと雨の可能性もあった為、ベストを着用してスタートした。

レースは町を出るまでパレード。町の境で一旦停止。そしてリアルスタートとなった。
スタート後一気に集団が伸びる。メーターを見ると60km/hをあっという間に超えていていきなり速い。
序盤はこのペースになれるのにひと苦労。レース感どころかまずはついていくのに精いっぱいだった。
集団後方から前を見ると逃げが出来ているが落ち着かない。

20㎞を前に集団の位置取りが激しくなる。上りに入る手前で動きがあり10名ほどが薄っすらと見えるものの自分は中盤ほどから上りに入る。

踏みすぎないようにしながら縫うようにポジションを上げる。前はかなり踏んで伸びていたが牽制。それにより助かった。

上り後のアップダウンを超え下る。後ろを見ると自分がこのグループのほぼ最後尾。下りに入る前のアタックもあり状況が全く把握できずに下る。

下り後の平坦も速く棒状で中切れを2回ほど埋めてグループに残る。先頭グループとはバイクからのボードで40秒差ということは確認できた。
この差を埋めるのはOccitane。集団内にいたほぼ全員を使い追走していた。

この動きに対して自分は差が詰まることを願い、脚を残すことしかできなかった。

モンタストリュックに戻ってくる。しかしタイム差を把握することはできない。壁坂を上り反対側の大周回へ。

こちら側はアップダウンが更に厳しいく今の状態では何もできないことは明らかだった。その為上りで詰まることを考え集団後方で様子を見つつ惰性を存分に使い脚を溜める。これ以外の残る方法は考えられなかった。

最後の小周回に入る前にはOccitaneの人数はだいぶ減っており、代わりにBlagnacが人数を揃えて牽引。そこから周回に入る前の丘でアタック。人数が絞られ周回に入る。

壁坂から周回が始まり先頭はかなりの勢いで上っていく。縦に伸びる集団で踏みすぎないように心掛け、その後の区間で差を詰めるような走りに徹する。ここでいつの間にか先頭グループを吸収しており、更にアタックがあるが決まらない。この展開が2周続く。

3周目の壁坂手前にて展開で前5名ほどと離れる。そのまま坂を上り何名かがブリッヂ。しばらく経つと10名ほどが前と合流していた。この時点で自分は壁坂で脚がほぼつっている状態。緩い区間で踏んでごまかしながら走る。前のグループにチームメイトはおらず、ローテーションに加わる。前は勾配のきつい区間で踏んでいるためにここは縮まるが見える距離が追い付かない。

4周目はその追いつかない差が一気に見えなくなった。自分の脚も限界で他人任せになった。

最終周回の上りで自分のいるグループからアタックがありそれを追走するものの追いつかず後方グループにてラスト3㎞から牽制状態。もうゴールするだけなので残り1.5㎞から坦々と踏んでゴールを目指すが最後にそのグループに食われゴール。自分の順位がどこなのか全くわからない状態でレースを終えた。

レースを振り返ると大きなグループに何とか残ることができ、そこから最後の壁坂反復に向け割り切って脚を残すことができた為に最後ようやく自分の脚で前を追う動きに参加できた。そして完走することが出来た。

去年のフランス初戦よりも厳しいレースを走ったが去年より絶望を感じることはなく、むしろごまかして走りここでゴールできたということに対しポジティブな自分がいることが確認できた。

自分の中でも大きく環境が変わった中でのレースだったが良い感覚、そして良い気持ち、雰囲気で終えることが出来た。これからのレースが楽しみであり今シーズンどこまで自分が走れるのかが楽しみだ。(渡邉歩)』

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【参考リンク】
<2017年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=755

【レース速報(EQADS)】『アジア選手権ジュニア個人TT(2/26)』蠣崎優仁が6位

【レース速報(EQADS)】『アジア選手権ジュニア個人TT(2/26)』

蠣崎優仁がジュニア個人TTにて6位

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【レース情報】
-レース名:『アジア選手権自転車ロードレース大会』
-カテゴリー:エリート男女・ジュニア男女
-期間:2017年2月24日(金)-3月4日(土)
-開催場所:バーレーン

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【成績=ジュニア個人TT(2月26日)=25.6㎞】
1位:CHZHAN Igor(カザフスタン)34分29秒63
2位:YU Ze(中国)トップから+1分9秒23
3位:SHODIEV Iskandarbek(ウズベキスタン)トップから+1分32秒45

6位:蠣崎 優仁(伊豆総合高校/EQADS準所属)1時間24分35秒178
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【参考リンク】
<2017年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=755

【レースレポ(EQADS)】『四日市ジュニア(10/25)』蠣崎優仁が昨年に続き優勝!

【レースレポ(EQADS)】『四日市ジュニア(10/25)』

蠣崎優仁がU17の部で優勝

昨年度の中学生の部に続く連続優勝




約15名のスプリントを制した蠣崎 優仁(EQADS)。グランツールでの総合優勝を目指している期待の星。

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【レース情報】
-レース名:『四日市サイクルスポーツフェスティバル・全国ジュニアスポーツ競技大会(10/25)』
*通称「四日市ジュニア」
-カテゴリー:小中高生対象全国大会
-距離:アンダー17=54.0km(9km×6周)
-期間:2015年10月25日(日)
-開催場所:三重県四日市市

大きな地図で見る

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【成績=アンダー17】
1位:蠣崎 優仁(伊豆総合高校/EQADS準所属)1時間24分35秒178
2位:日野 泰静(小松中)トップから+0.04秒
3位:井手口滝吾(南大隅高校)トップから+0.15秒

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【選手本人によるレポート】


優勝:蠣崎 優仁(伊豆総合高校/EQADS準所属)


■レース直後のコメント:
「今シーズン最後の全国規模の大会で、絶対に勝ちたいという強い意志をもってレースをスタートしました。風が強く、大きな動きが全く作れない難しい展開となりましたが、最後は15名程のスプリントとなり、自分の持ち味を活かしたスプリントで優勝することができました!すごく嬉しい勝利です!
ベルギー遠征以来、全てのレースがDNFで終わってしまっていて、その悪い流れをさっぱり払拭できて、とても良かったです。
今シーズンは残すところ県新人戦だけなので、確実に結果を出して、選抜大会への切符を手に入れます!
レース中の応援、すごく力になりました!ありがとうございました!
今後とも応援よろしくお願いします!」

 * * *

■フルレースポート:
「今シーズン最後の全国レベルのレースなった今大会。絶対に勝つという強い意志を持ってレースに臨みました。
一週間かけて着実にコンディショニングをして、とても良いコンディションを作ってレースを迎えられて、その分気持ち的にも
自信を持ってリラックスしてスタートすることができました。
今回の作戦は、風がとても強かったことと、レース展開の要所となるのがスタート後すぐの上りだけと判断したことから、前半で何度か逃げを試みて様子をうかがい、
その状況次第でゴールスプリントに備えた動きにするか、逃げを作ることを第一目標にするかの二通りに絞りました。
スタートすぐの上りでは、特にこれといった動きもなく淡々とペースを刻んで山頂を越えて、下り区間で数人で抜け出す形になったものの、平坦区間に入るところでは
集団一つにまとまりました。
平坦区間では横風が非常に強く、一瞬気を抜いたら簡単に中切れが起きてしまうような状況で、緊張感をもってその区間を通過していきました。
そしてコース後半のアップダウン区間に入ったところで単独で抜け出しを図りましたが、すぐに吸収されてしまい、この動きは不発に終わってしまいました。
常に集団はまとまったままでレースは進んだものの、その中でも人数を多くそろえていた榛生昇陽高校が活発に動いて必ずまとまって攻撃を仕掛けていたので、
冷静に見極めて自分からブリッジを掛けるべきポイントと集団をうまく利用するべきポイントを分けて反応していきました。
3周目には既に30名弱まで絞れていて、残り2周か1周まで大きくレースは動かすことも難しく、集団の人数が減っていくだけになると判断し、一度ポジションを下げて
レース後半の動きに備えて温存する方向で考えていきました。
するとその予想はぴったりと当てはまり、4周目の上りで榛生昇陽の動きがあったもののすぐに吸収し、その動きによって15名程まで絞られましたが、大きくレースが
動いたということもなく、後半戦に入っていきました。
残り2周回ではペースが一旦落ち着いて、上りも動きが無く淡々とペースを刻む様な走りになり、自分もここでは集団後方に入って温存をし、コース後半の平坦でも
一切の動きが無く進みました。
そして最終周回に入り、上りでの逃げ切りを狙った攻撃に備えて前方までポジションをあげて登り始めたところで一人が若干先行しはじめたところで、なぜかそこで集団が止まりかけてしまい、
自分も一瞬判断に遅れてその選手を逃がす形になってしまいました。
他の選手にローテーションで差を詰めていくように促しても協調を取ってもらえず、そのままではゴールまでに間に合わない程差が広がってしまう恐れがあったため、自分でペースを作り、
一旦15秒程まで開いたタイム差を山頂通過では10秒弱までつめましたが、その後の下り・平坦区間で思うようにペースが上がらず、また差が開いてしまい15秒程まで開いてしまいました。
そのあとまたも集団が止まってしまい、本当に危険になったところで榛生昇陽の選手と一緒にペースを立て直すことができ、残り2km地点前で吸収して、その後はゴール前の位置取り争いに集中しました。
残り1kmはコース幅が急に狭くなるので、それまでに3番手に位置取りたかったものの前に上がりきれず、最終コーナーのブレーキングで一気にポジションを上げることにしました。
そして、ラインを外してブレーキングを遅らしてインに差し込んで3番手でコーナーをクリアし、そこからはトラックでのスタンディングスタートをイメージしたスプリントで加速しました。
しかし、横にならんだまま先頭に出ることができずに100mを切りました。
そこで、一か八かでゴール手前の傾斜が緩くなることを利用してギヤを一枚掛けて最後の伸びを狙ったことが功を奏し、最後の最後でリム1本分前に出ることができ、優勝を決められました。
ゴール後は自分が勝ったのかどうか分からなかったのですが、ゴール後の検車の所でやっと自分が勝ったことを知り、正直すぐには勝った感覚にはなれませんでした。
今回の勝因は、レース全体を通して冷静さを一度も欠かずに自分の得意な点でもあるレース展開の読みをフルに活かして最後まで自分の考え通りにレースを組み立てられたことだと思います。
また、レース前の1週間を食事からいつも以上に気を使って、万全のコンディションまで持っていくことができ、とても良い状態でレースを迎えられたことも今回の勝利につながったと思います。
レース序盤ではその日の展開を予想するための攻撃をし、中盤では後半戦に向けて温存をし、レース後半ではスプリントに備えながらブリッジを掛けたりペースを刻んだりと、レースを3分割しての
レース運びができたと思います。
しかし、反省点としては積極性に欠けると見られてしまう走りになってしまったことだと思います。絶対に勝つという強い意志を持って挑んだことは良かったと思うのですが、その気持ちが走りの
積極性を無くしてしまったと思い、その二つを両立できる能力を身につける必要があると感じました。
今回のレースでは、横風区間での攻撃に対してベルギーで身に付けた、風を読んで位置取るということができて、ベルギー遠征の成果も活かせたと思います。
ベルギー遠征以来、レースで自分で納得のいく結果を残せておらず、長く不調も続いてしまっていたのですが、今回のレースでその悪い流れを払拭できたと思います。
今シーズンは残すところ県新人戦のトラック・ロードの2レースなので、そこではしっかりと結果を出して選抜大会への切符をつかみます。
レース中の応援、とても力になりました。ありがとうございました。
今後とも、応援よろしくお願いします。」
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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(日本代表ジュニア)】『UCIロード世界選手権:ジュニアロード(9/26)』

【レースレポ(日本代表ジュニア)】『UCIロード世界選手権:ジュニアロード(9/26)』

世界との差を目の当たりにする完敗
しかし世界選でこそ発見できた大収穫は、今後の成長の糧となる


石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)


渡邊 歩(EQADS準所属/高体連所属=学法石川高校)



【大会名】
2015年UCIロード世界選手権大会(通称:世界選手権)ジュニアロードレース

【大会期間】
開催日:平成27年9月26日(土)

【距離&コース】
129.6km(16.2km x 8周)
■コースマップ(英語)

【開催場所】
アメリカ・リッチモンド


【ジュニアロードリザルト】
1位: GALL Felix (オーストリア) 3:11:09
2位: BETOUIGT-SUIRE Clement(フランス)3:11:09
3位: PEDERSEN Rasmus(デンマーク)3:11:10
70位:石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校) 3:14:27
93位:沢田桂太郎(宮城・東北高校) 3:23:39
DNF:小野康太郎(東京・スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
DNF:渡邊 歩(EQADS準所属/高体連所属=学法石川高校)

■フルリザルト(PDF)

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【参考リンク】
<【世界選2015】EQADSの面手、岡、石上、渡邊が『UCIロード世界選手権(9/21-27)』メンバーに選出>

【レースレポ(日本代表U23)】『UCIロード世界選手権:U23ロード(9/25)』

【レースレポ(日本代表U23)】『UCIロード世界選手権:U23ロード(9/25)』

仏ルダノワがゴール数km手前からの独走逃げ切り
大いに可能性を魅せた日本U23代表




イタリアのコンソンニ(右)を抑えて一騎打ちを制したのは仏のケヴァン・ルダノワ(フランス/ブルターニュ・セシュ・アンヴィロンヌマン)。父はBMCレーシングの監督のイヴォン・ルダノワと自転車家族の一員である。
Photo:UCI

【大会名】
2015年UCIロード世界選手権大会(通称:世界選手権)U23ロードレース


【大会期間】
開催日:平成27年9月25日(金)

【距離&コース】
162.2km(16.2km x 10周)
■コースマップ(英語)

【開催場所】
アメリカ・リッチモンド


【U23ロードリザルト】
1位:Kevin LEDANOIS(フランス)3:54:45
2位:Simone CONSONNI(イタリア)+0秒
3位:Anthony TURGIS(フランス)+2秒

45位:小橋 勇利(愛媛・JP SPORTS TEST TEAM MASSA ANDEX)+48秒
61位:面手 利輝(神奈川・EQADS)+1分12秒

DNF:小石 祐馬(京都・CCT p/b CHAMPION SYSTEM)
DNF:岡 篤志
DNF:徳田  優(京都・鹿屋体育大学)

■フルリザルト

 * * *

【選手本人によるレポート】

61位:面手 利輝(EQADS)


「自分にとって初めての世界選手権ロードレース。その名の通り、その年の世界チャンピオンを決める世界最高の舞台。スタート前の興奮と緊張感に満ちた選手たちが自国の名前をコールされて国単位でスタートラインに並んでいく。JAPANと突き抜けた響きの良いコールがかかり自国を誇りに思い自信に満ちた気持ちでコースへ入りスタートラインに並んだ。

スタートラインのアーチにかかる公式デジタル時計がスタートまでの秒数を刻んでいる。戦いの始まりを待つのは各国を背負う世界選抜の選手たち。その数分間が最高に興奮して怖いものなどもう何も無かった。4年間、自分の中で信じてきたものが間違いではなかったと思うことができた、とびきりの瞬間だった。

最後の10秒がカウントダウンされスタートが切られ169名の選手たちが一斉に加速していく。いよいよ162kmの戦いの始まりだ。


レースはスタートしてみると自分でも驚くほど冷静に頭に余裕を持てて走れていた。この大舞台を走ると自分は余裕を失うのではないかと思っていた。だが深く吐く息のように冷静であり不安は何一つ無かった。殺気に満ちた集団内では位置取りが激しくときより落車が起こることもあるがまったく動じない。

本当に高い集中域でレースを走れていた。10周回あるうちあっという間に7週目に入るホームストレートを通過した。残り3周、JAPANチームメイトの小石と共に勝負に備えていこうと温存していた力を使って位置取りを始めようと会話を交わした。自分も小石もレース終盤の勝負に向けて準備は万全だった。

しかし小石が不運にもパンクしてしまいJAPANチームは小石を失う。集団内には自分と小橋の2人が残る。その2人で勝負することに切り替えた。


集団はハイペースでゴールへと向かいラスト1周へ入る。それと同時に雨が降り始めて路面がウェットになる。いよいよ身体を張っての位置取り争い、戦争とでも例えれば良いだろうか。常識はずれの時間帯の始まりだ。

ゴールまでの戦いに身体がもてばその後はどうなっても良いと思って走った。ゴール前ラスト4kmから石畳の登りが始まる。そこを先頭で入れれば最終局面の力勝負ができる。自身のトップ10入りを強く意識して残り7km。

直線下りを75km/hで走る集団前方で罵声を飛び交わしながら他国の選手たちと身体が当たり合いながらの位置取り争いをしているときは完全にゾーンに入っていた。そこにいる誰もがそれを怖いと思う気持ちよりも戦いに勝ちたいと強く思って走っている。石畳入り口まで500mの折り返しコーナーで集団前方で落車が起こり、自分の前を走る選手が落車しそれを避けきれずに突っ込み自分も転倒。落ちたチェーンを掛け直し再乗車して全開で集団を追いかけたがハイペースで進む集団には追いつくことができず集団復帰は叶わず、最終局面の勝負に加わることができなかった。

結果:1分12秒遅れの 61位でのゴール。

転倒してからゴールまで1人で前を追いかけて走った最後の4.5km、そのときに感じたことはこの先も忘れない。叫ぶほど悔しい気持ちでゴールへ入り自分の世界選手権は終わった。


でも、それは自分だけではないことも忘れちゃいけない。


世界という舞台で戦う選手になりたい。

そう自分の夢が定まってから、 このU23の4年間ヨーロッパへの挑戦を続けてきて、それは本当にかけがいのない時間だった。もう、散々打ちのめされてきて世界の厳しさというのを肌で感じてわかってきたはずなのに、この先も夢への挑戦を終わらせずに続けていきたいと願っている。

目標としていたU23期間に世界トップ10入りという目標。それは達成できなかった。だけど、その現実よりもこれからの自分へ対する期待の方が自分の中では勝っている。自身U23の最終レースである世界選手権、シーズンの最終戦で迷いは消えてそう強く思えたことが自分自身が世界選手権を戦って得られたものだと思う。

3年半前、浅田監督のもとで世界で戦う選手を目指したい。そう祈願した時に一言だけ聞かれたことがある。「世界は本当に厳しいぞ、それでもやっていけるか」 自分は「はい」と答えた。
今、もう一度その質問を聞かれたとしたら、、、世界でやっていける選手のつぼみを自分は持っていると信じてもう一度「はい」と答える。

この世界選手権をもってU23カテゴリー終了。今まで本当に多くの人たちに支えてもらってここまでやって来れました。お世話になった多くの人たち、環境、それを築いてくれた人たちに感謝しています。

これからのことはどうなるかまだわからないけれど、ひとつ確かなことは、世界という舞台で走り続けていきたい。自分を信じて疑わずに夢への挑戦を続けていきたいということ。」

 * * *

【U23ロードレースハイライト】


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【参考リンク】
<【世界選2015】EQADSの面手、岡、石上、渡邊が『UCIロード世界選手権(9/21-27)』メンバーに選出>

【レースレポ(EQADS)】『スヴニール・JMベルモン(9/13)』石上が3位入賞/ジュニア最優秀選手賞獲得

【レースレポ(EQADS)】『スヴニール・JMベルモン(9/13)』

石上が3位入賞/ジュニア最優秀選手賞獲得


シニア選手に混じり3位入賞した石上 優大(横浜高校/EQADS)


石上 優大(横浜高校/EQADS)は9月末に米国で行われる世界選手権(ジュニアロードに出場)に向けて着々と調子を整えている

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【レース情報】
-レース名:『25ème Souvenir Jean Marie Bermon』
-カテゴリー:2.3.J
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:1.7km x 42周 = 71.4km
-期間:2015年9月13日
-開催場所:Rodez(ロデズ)
レース会場『Rodez(ロデズ)』の所在地:

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【成績】
1位:CLOT Patrick(CA CASTELSARRASIN)
2位:PUECH Etienne (CSO MILLAU)
3位:石上 優大(横浜高校/EQADS)ジュニア最優秀選手

■フルリザルト(PDF)





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【浅田顕監督によるレース後コメント】
『途中から冷たい雨が降り出し厳しいレースとなったが、石上は終始レースを引っ張り3位入賞を果たした。世界選手権に向け調子を上げてきている。」

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ブエルタ・ア・カンタブリア(9/8-10)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ブエルタ・ア・カンタブリア(9/8-10)』

スペインの山岳ステージレース
米世界選手権に向け準備を整える



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【レース情報】
-レース名:『VUELTA A CANTABRIA』
-期間:2015年9月8-10日
-開催場所:スペイン・カンタブリア州
レース会場『カンタブリア州(CANTABRIA)』の所在地:


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【成績】

<9月8日 第1ステージ142㎞>

スペイン・カンタブリア州の州都であるサンタンデールの周辺を走る3日間のステージレース。VOLTA A VALENCIAから中一日、大移動を経ての参加。世界選手権前の最終レースとしてチームの連携とコンディションアップを目的にメリハリをつけて走る。第1ステージは平坦と終盤の3つの3級山岳ポイントで構成されるコース。レースは中盤まで比較的おとなしい展開で進み最初の3級山岳ポイントをきっかけに展開が始まり、チームも連携を取りながら前衛で展開し好位置につける。
最後の山岳ポイントの手前では他チームの4名が先行しゴールへ向かう展開となったが、面手が麓から頂上付近までの捨て身のペースアップで、小石、秋田らを残した追走グループは先頭を吸収しそのままゴールとなった。レースレベルはこれまでのレースと比較するとワンランク低い分、チームとしては終始良い動きが出来ている。なお、日本人としてスペインのクラブチームに所属する小林海選手も今大会に参加しており、先頭グループに残り大変良い走りを見せていた。(浅田 顕)

第1ステージ成績
1 LOPES Daniel(スペイン/CAJA RURAL)
2 ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)
3 AYUSO Bernardo(スペイン/GOMUR)
…18小林海(CONS.PAULINO-LIMO)、31小石祐馬、32秋田拓磨+0s
…47面手利輝、48岡篤志+2m15s
…79内野直也、82小橋勇利+11m24s


<9月9日 第2ステージ147㎞>

第2ステージは第1ステージと比較し起伏が多く4つの3級山岳ポイントが設定されている。チームは小石を上位に残す動きを前提にチームで連携し動く事を重視した。レースは序盤から逃げグループが先行する中、チームからはメンバーを乗せられず、メイン集団に残り後半に備えた。メイン集団は終盤にペースアップし逃げグループを吸収し、約60名に小石、面手、秋田の3名を残し最後の山岳ポイントを迎えた。
ペースアップの末縦に伸びながら峠を越え、下り区間からゴールへ。ゴール前の複雑なレイアウトは面手に向いているため小石が面手を前方へ引き上げスプリントに入る。しかしラスト2㎞からの単独の位置取りに苦戦し16位でのゴールとなった。明日は山岳ステージで展開はガラッと変わると思われる。山岳の得意なスペイン勢の動きを見ながら最終ステージを走る。(浅田 顕)

第2ステージ成績
1 ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)
2 LOPES Daniel(スペイン/CAJA RURAL)
3 SAMOLENKOV Artem(ロシア)
…16面手利輝、24秋田拓磨、26小林海(CONS.PAULINO-LIMO)39小石祐馬+0s
…59岡篤志、?内野直也+5m46s81、小橋勇利+10m01s
個人総合リーダー
ARISTI Mikel(スペイン/EUSKADI)6h41m01s


<9月10日 第3ステージ149㎞>

最終ステージは第3カテゴリーと第2カテゴリー山岳がそれぞれ2つ、計4回の山を越える山岳ステージ。チームは前半の逃げの展開と後半の総合争いに備えた。レースは序盤に内野を含む4名が逃げを展開するが、最初の峠に差し掛かる前に吸収されほぼ大きな集団で本格的な山岳に入る。3つ目の登りが始まると一気に展開が始まりペースが上がる。チームは集結し小石を好ポジションで登りを開始させるが、スペイン勢のハイペースに少々遅れ始め、面手が小石のペースを作り一度は復帰するが最後の登りでは少人数のグループに取り残されてそのままゴールへ向かう事になった。
全体の結果としては予想と同等であったが、最後はスペイン勢の登りの速さに少々驚かされた。4日間と3日間のステージレースが連続したため1週間の大きなステージレースを終えた感覚だが、世界選手権までのレースは終了しやるべき事は出来た。フランスへ戻り一休みした後、スピードの回復と集中力を高め世界戦に臨む。

第3ステージ成績
1 ROSON Jaime(スペイン/CAJA RURAL)3h40m13s
2 MARQUEZ Rafael(スペイン/LIZARTE)+13s
3 DIAZ Jose Manuel(スペイン/BICICLETA RODRIGUEZ-EXTREMADURA)+13
…18小林海(CONS.PAULINO-LIMO)+4m38s、30小石祐馬+6m50s、32秋田拓磨+9m03s、33面手利輝+9m04s、…83小橋勇利、89内野直也+23m32s
…岡篤志は途中棄権

<最終個人総合成績>
1 ROSON, Jaime (スペイン/CAJA RURAL)10h21m14s
2 DIAZ Jose Manuel S BIC. RODRIGUEZ-EXTREMADURAa +13
3 ARCAS Jorge (スペイン/LIZARTE)+13
…16小林海(CONS.PAULINO-LIMO)+4m38s、26小石祐馬+6m50s、29秋田拓磨+9m06s、31面手利輝+11m19s…76内野直也40m42s、82小橋勇利+44m57s

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総合76位:内野 直也(EQADS)


<第1ステージ>
前半は割とフラットな区間をこなし、後半は周回コースに含まれる登りなどで展開が起こるであろう145キロのレース。
自分は逃げを狙っていく。
チームで交互にアタックを繰り返すも、スペイン特有の飛び出しはするがそこから踏まずに見合ってしまい抜けだせない。
ずっとこのようは動きを繰り返したため、後半の勝負が掛かる場面に備えて後方で脚を温存していた。
しかし、いつの間にかかなり後方にいてしまい、周回に入る前に固まりが抜け出してしまいそれに乗れず。
その後集団で追いかけるも、足並みが揃わず。
この日は切り替えて脚を使わないように走って次の日に備えた。
集中に欠けていた場面が命取りになった日だった。

<第2ステージ>
昨日とは異なり、各賞のリーダーがいるため、それに便乗した動きをして逃げに乗ることを目標にした。
コースは前日より登りが増え、厳しさは増した印象。
スタートからほぼ最前列だったため、リアルスタートと同時に目の前を飛び出した選手に付いて、逃げ始める。
6名でローテーションを回すが、5キロ程で後ろから集団が追ってきて吸収。
この日チームで逃げの展開を志願したのは自分だけだったので、マークした選手を見ながら動きを絞る。
登りでも抜け出してみるが、決まらない。
そのあとのちょっとした登りでもアタックがかかり、そこで抜け出した11名が行ってしまった。
ちょうど、塞がれてしまった場面で反応が出来ず。
その後に、追走もかけるが決まることはなく。
その後のレースは強豪チームのコントロールにより進み、逃げは中盤に吸収され、カウンターで4名が先行。
自分は小石選手を前に残すためのチームの動きに加わり、なるべく一緒に動いたがラスト25キロの登りで千切れ、後方の集団でゴール。


<第3ステージ>
山岳がいくつも組み込まれコース自体が厳しい最終ステージ。
この日も、逃げを狙う。
最後まで完走出来なくても、逃げに乗ってレースの展開に加わる事を目標とした。
スタートしてからアタック合戦。
小橋選手もこの動きに同調してくれ、交互に対応する。
一度決まりかけた小橋選手の逃げのカウンターで飛び出し、2人で逃げ始める。
しかし、これは吸収。
その後、すぐに今度は自分からアタックして、さっきと同じ選手と逃げる。
しばらくは2人で逃げ続けるが、カハルーラルの選手など2選手が合流し4人。
ローテーションを回して、逃げる。
やっと逃げに乗れた。
かなり苦しく千切れそうだが、粘って逃げ続ける。
しかし、差が大きくは広がらない。
踏み続けたが、登りが始まっていく区間を前に吸収された。
逃げを作るのに力の配分を前半に持ってきてそこで力を使ったため、この時点で脚に余力がない。
登りが始まってから、何度も千切られるが、チームカーの隊列も利用しながら復帰。
いよいよ、勝負が最終局面に差し掛かるラスト2つ目の登りに突入。
ここで力尽きて、遅れた。
グルペットに合流して、ハンガーノックになりながらも何とかゴールは出来た。


バレンシアからの総括
ナショナルチームのエースである小石選手のアシストをするにしろ、自分が先頭集団に残って勝負をしたくても、根本的な力量が足らない。
最後の最後で逃げに乗って、そこから感じられた事があったのは良かった。
自分の今シーズンはここで一区切りなので、特にここまで過ごしてきたあったU-23の期間に感じた事を洗い出して、
考察して、大事なU-23最後のシーズンへ準備していく。


 * * *


第3ステージにて途中棄権:岡 篤志(EQADS)


バレンシアの4ステージを終え、中一日でブエルタ・カンタブリアがスタート。
・第1ステージ
コースは前半は平坦と短いアップダウン、100km過ぎから1周20kmの周回に入り、2.3kmの登り含むコースを2周してゴールの計142km。
午後4時、レースはスタート。
アタックでペースは上がるが、スピードが長続きせず、逃げが決まりにくい感じ。
そもそも逃げたい選手が少なく、逆に最後の登りまで誰も逃がしたくないと思っている選手が多いのだろう。
何度か抜け出せる場面もあったが、皆脚を使いたがらずに吸収される繰返し。
正直アタック合戦に参加するだけ脚の無駄にも感じたが、チームで乗っていないアタックには反応していき距離を重ねる。
そして周回が近付きようやく3人の逃げが決まり、ロシア人が単独で追い付き4人に。
そして集団も登りへ。
位置取りに気を付けて入り、余裕をもって超えることが出来た。
下って平坦ゴールなので、登りでバラけても集団スプリントになる可能性が高いと予想。残れば自分にもチャンスはある。
続く下りと平坦で、数名の抜け出しがあり反応するも、数キロ逃げたところで吸収。
そして最後の登りへ。
集団はエウスカディが牽引し、纏めようとしている雰囲気。
登り口が近付き、ここで面手選手が小石選手を率いて集団先頭へ。
自分は少し埋もれていて合流出来なかった。しかしここは何としても行くべきだった。
面手選手が先頭で登りに入り、そのまま集団を千切る勢いで牽いている。自分は少し位置を下げて登る。中腹で面手選手が下がり、他チームのアタックがかかる。
かなり伸びるが頂上まであと200mほど、しかしここで付き切れず、少しの遅れをとり下りへ。しかしそのまま追い付くこと叶わず、最後の集団スプリントに残ることも出来なかった。
結局ゴール前で後ろの集団にも捕まり、グルペットでゴール。
3ステージ中一番チャンスのあるステージで残れず、勿体無い結果になってしまった。
・第2ステージ
コースは50kmの周回を2周したあと、短縮周回を2周する計147km。
周回には5kmの登りがあり、これを4回登ることになる。
勝負するにはここで残ることが大前提。今回は後半に力を出せるように走ることを心がける。
そしてレーススタート。
チームでは内野選手が逃げに乗れるように動いていく中、他のメンバーは集団で温存。
しかし自分は集団でもあまり余裕を感じられない。
最初の登り、面手選手と小石選手の指示で前へ上がり、牽いているチームの後ろ辺りで登りに入る。
途中までは位置をキープしていたが、途中から路面が悪くなり、一気に脚がいっぱいに。
頂上を最後尾でギリギリクリアし、2周目へ。
2周目も登り口まで同じように動き、前で入る。
今回はペースアップはなく事なきを得る。
しかし小周回の一周目、既に脚が残っておらず登りで離れ、後ろのグルペットと合流してゴールを目指すことになった。
結果5分ちょっと遅れてゴール。
レースの方は、昨日よりも先頭集団は人数が多く残り、50人程のスプリント勝負になった。この中に小石選手、面手選手、秋田選手が残った。
この中に残れていれば、スプリントの連携も出来たと思うので、またもチームの戦力になれなかった事が悔やまれる。
第3ステージ(final)
最終ステージは標高差400m前後の登りを4つ越える150kmの山岳ステージ。
自分としては登りまでにチームに貢献することを目標にスタート。
そしてレーススタート。
最初の30km以上は緩く下り続ける。
ここで内野選手が4人で抜け出し逃げる。
しかし集団有利で捕まり、最初の登りへ。
しかし既に身体がキツく、全くペースの上がっていない集団から遅れ、ペーサーにも付けずに70kmでリタイアに終わった。頑張ってもDNFという結果は同じだったかもしれないが、気持ち次第でもっと粘れたはず。ここまで来たにもかかわらずサポートしてくれたスタッフ方には失礼な走りをしてしまったと反省。
感想
この8日間、踏めていないので筋肉的疲れは少ないが、精神的に少しやられてしまった。
調子の悪い時こそ、闘争心だけは強くもって、いつも以上に集中して走らなければ行けない。
世界選手権まで日は長くないが、やれることはやってベストを尽くしたい。
ありがとうございました。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ボルタ・チクリスタ・バレンシア(9/3-6)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ボルタ・チクリスタ・バレンシア(9/3-6)』

スペイン伝統のプロへの登竜門レース
チーム連携力が大きく向上した4日間



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【レース情報】
-レース名:『VOLTA CICLISTA VALENCIA』
-距離:第1ステージ130㎞
-期間:2015年9月3&6日
-開催場所:スペイン・バレンシア県
レース会場『バレンシア県(VALENCIA)』の所在地:


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【成績】
<9月3日 第1ステージ130㎞>
スペインのヴァレンシア県で開催される4日間のステージレース。UCIレースではないが外国チームが特例で7チーム参加しているレベルの高いアマチュアレース。第1ステージは大規模な交通規制が敷かれる中、ヴァレンシアの中心をスタートし郊外へ向かう130㎞で平坦基調だが終盤に2つの緩やかな峠を越える。日本チームは終始展開に乗るが、度々できる逃げグループには乗れないままゴールへ向かう。しかしゴール前には集団はひとつに戻りスプリント勝負へ。100人を超える大集団スプリントの混戦を小橋が上手く展開し7位でゴールした。(浅田 顕)
勝ったのはポルトガルのU23スプリンターMARTINGIL。2位と3位にはオランダU23の2人が入り、外国勢が地元スペインを押さえつけた。

第1ステージ成績
1 MARTINGIL Cesar (ポルトガル/LIBERTY SEGUROS) 2h41s56s
2 BOL Cees(オランダ/オランダナショナルチーム)+0s
3CORNELISSE Mitchell(オランダ/オランダナショナルチーム)
…7小橋勇利、86内野直也、95面手利輝、139小石祐馬+0s
…153秋田拓磨、154岡篤志+1m39s


<9月4日 第2ステージ130㎞>

時折の雨風でヴァレンシアらしからぬ天気の中での第2ステージは、起伏のある約18㎞の周回コースを7周する。個人総合成績に影響がありそうなステージと予測し、チームは小石と面手を逃げグループに送り込む事を課題とした。レースはスタートから逃げを作る展開が続く中、チームの動きで面手と小石がアタックに乗る。12名の逃げが決まったのは中盤頃で自らきっかけを作った小石が入る。その後追走の動きもあり先頭は20名程になりゴールでは7名の先行を許してしまい小石はトップから1分13秒遅れの16位でゴールとなった。勝ったのはオランダナショナルチームのBUDDING。個人総合成績でもトップに立った。(浅田 顕)

第2ステージ成績
1BUDDING Martijn(オランダナショナルチーム)2h59m33s
2NIEUWENHUIS Joris(オランダナショナルチーム)+3s
3ITURRIA Mikel(スペイン/EUSKADI-EDP) +3s
…16小石祐馬+1m13s、84面手利輝+5m19s、98小橋勇利+5m36s、123岡篤志+8m38s、129内野直也+8m38s
秋田拓磨は途中棄権
個人総合リーダー
BUDDING Martijn(オランダナショナルチーム)


<9月5日 第3ステージ130㎞>

第3ステージは短い峠を含む16㎞の周回コースを8周しゴールは短いが秒差の付く登りの頂上。チームは小石の総合を上げるために全員でサポートすることでスタート。レースは予想以上にハイペースで進み小さい逃げがあるもののリーダーのオランダナショナルチームが本格的な逃げを許さず、大きなタイム差が無いまま後半へ進んだ。勝負がかかったのはラスト3周の登り区間で、厳しい展開の中チームは何とか小石を先頭グループに残した。しかしその後ゴールまで集団は崩れず個人総合の上昇は叶わなかった。勝ったのは総合リーダーのBUDDING。昨日に引き続き力で登りゴールを制した。(浅田 顕)

第3ステージ成績
1BUDDING Martijn(オランダナショナルチーム)3h10m02s
2ESTEVEZ Imanol(スペインナショナルチーム)+2s
3MARQUEZ Rafael(スペイン/LIZARTE+3s
…59小石祐馬+33s、…100内野直也+8m27s、108面手利輝+9m53s、124岡篤志+11m56s、138小橋勇利+15m14s
個人総合成績
1 BUDDING Martijn(オランダナショナルチーム)8h51m31s
…17小石祐馬+1m46s


<9月6日 第4ステージ120㎞>

最終日はほぼ平坦ながら道幅が狭く路面状況が悪いサーキットコースを9周するレース。チームは集団ゴールを想定し、小橋のゴールスプリントに備えて位置取り等連携を図ることを課題とした。レースはオランダナショナルチーム主導で流れ、少人数の逃げを1分以内のタイム差でコントロールする展開でゴールに近づいた。しかし一度一つになった集団から終盤に飛び出した2名に対し集団の勢いが鈍り逃げ切りを許してしまう。メイン集団は3位以下のスプリントとなり小橋は4番目の6位でゴールとなった。
ステージ優勝はスペインのMORA、2014年はマトリックスパワータグで走った選手。個人総合成績はオランダナショナルチームのBUDDINGが守り切り専門種目であるシクロクロスシーズンに向けて準備を整えた。日本チームにとっては4日間を通してレース中のチームでの位置取りとコミュニケーション、ゴール前でのチームの連携に向上が伺えたレースであった。(浅田 顕)

第4ステージ成績
1MORA Sebastien(スペイン/CONTROLPACK)2h47m51s
2CUBERO Jorge(スペイン/BICICLETAS RODRIGUEZ)+5s
3BOL Cees(オランダ/オランダナショナルチーム)+8s
…6小橋勇利、51岡篤志、61内野直也、84小石祐馬+8s、112面手利輝+49s

個人総合成績
1 BUDDING Martijn(オランダナショナルチーム)11h39m30s
2 ITURRIA Mikel(スペイン/ESKADI)+6s
3 NIEUWENHUIS Joris(オランダナショナルチーム)+11s
…17小石祐馬+1m46s…99面手利輝+15m53s、100内野直也+17m05s、118岡篤志+20m50s、 119小橋勇利+22m13s

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総合100位:内野 直也(EQADS)


<第1ステージ>
風の影響を受ける平坦区間、終盤は登りも含まれる周回を走ってゴールする第1ステージ。
自分の目標は逃げに乗って、そこから成績を目指す。
歯の事など、体調面で不安もあるが、薬で痛みを抑えレースに臨む。
180人近い選手が出走のこのレース。
最初は上がるのに手こずってしまったが、ほどなく前へ。
アタック合戦に加わり抜け出しを図る。
しかし、どれもローテーションが協力的ではなく回らず元通りに。
この動きを繰り返していると、中盤過ぎから身体が急に重くなってきてしまった。
痛みはないが、歯の影響なのか。
そこからは動きらしい動きは出来ず、チームメイトにボトルを運んだりの仕事をこなした。
登りを終えて、最後の集団スプリントに向けての小橋選手の援護に向けた動きをしたかったが入り組んだ街中の狭い道で上げられず、単騎でスプリントさせる事になってしまった。
自分は集団内でゴール。

次のスプリントに向けて、改善点を話し合い次の機会に生かしたい。
自分の体調も上げてアピールもしたい。



<第2ステージ>
アップダウンが多く含まれる18.6キロの周回コースを7周のレース。
コースが厳しいため総合成績に関わる逃げが発生する展開が予想された。
自分自身の逃げへの参加も目標にしたが、世界選手権へ向けて、面手選手を逃げに乗せるための動きも出来るようにも走る。
具体的に、仮に前に逃げが先行してその中に誰も乗せられなかった場合は面手選手以外の選手が発射台となり逃げに乗せる。
逃げにチームの誰かしらが乗っていても、必ず追走は出来るのでそこにも面手選手を乗せるよう尽力する。
自分は先に逃げる事と、自分が先行が出来なかった場合はその手助けが出来るようにこの二つを目標に走る。

スタートして、アタック合戦。
最初の登り区間では前には上がらず、下りで上がっていく。
オランダナショナルチームの選手の動きが参考になり、ついていって道が狭くなる直前に前から5番手ほどまで上がることが出来た。
よし、ここからだ。と意気込んだ矢先フロントホイールにトラブルが発生し、交換を余儀なくされる。
180人近くの選手全員に抜かれ絶望的な状況。
走りながら下がり、交換の後追走。
チームカーの隊列を利用しながら、追いかけるがイマイチ上手く利用出来ず、無駄に脚を使ってしまう場面があった。
経験不足と頭の機転の利きの悪さが出た場面だった。
集団に追いついた頃には、小石選手と面手選手が乗った大人数の逃げが出来ていた。
集団で身体を回復させつつ状況を見ながら走る。
すると前も分断があり、面手選手含む数名が下がってきた。
集団と逃げはさほど差は開いていないため、集団から飛び出しを図る動きが多発する。
その追走に、再び面手選手を乗せるため小橋選手と3人隊列を組んで走る。
前の追走に乗せるのは、周回最後の登り区間。
そこで発射させる。
しかし、その時に自分の脚に余裕がなく一回ローテーションに加わっただけで離れてしまった。
結果的に上手い事いかなかった。
もっと力と経験を積まなければ。
その後も、集団から飛び出す動きを繰り返していたが、ラスト2周で散発的に飛び出していった選手達に飛び付く事が出来ず、ラスト1周はグルペットと化した集団で走ってゴール。

明日は過去にも走っている今日のようにきつい周回コース。
冷静に自分の今の状態を考えて、自分の力を出来るだけ大きく出せるよう走りたい。



<第3ステージ>
毎年走っているこの第3ステージの周回。
展開によってハードなレースになる。

チームのミッションは、小石選手の総合ジャンプアップ。
そして、小石選手の力を序盤、中盤と温存してもらい最終盤に勝負がかかった場面は自力で勝負というオーダー。
自分は前半から動いて強いチームの選手達の動きに便乗する。
最後は遅れてしまっても、そこでの動きに集中する。

スタートで前の方に並んだおかげもあり、前方で最初の周回をこなす。
オランダの選手やカハルーラルの選手達と数名で飛び出す場面もあったが、
オランダの選手はチェックだけで、引く事はしない様子。
この後の走りも見ていてもそのようだった。

ここの周回は物凄く苦しんだが、2周目から急に身体の状態も良くなりかなり調子が良い。
危険そうな飛び出しをチェックしたり、道が狭くなる区間の前に小石選手を引きあげる動きもする。
良い状態ではあったが、最後まではそういかずペースは上がり始めるラスト2周で一旦遅れ、ラスト1周目まで何とかチームカーの隊列にいたが、登りで完全に離され後は一人で翌日のステージに備えて流してゴール。



<第4ステージ>
マップではほぼフラットな周回コースだが、細い街中や直角コーナーの立ち上がりで伸ばされるため後ろにいると苦しいコース。
道も悪く、当日はスタート時は雨だったためよりリスキーなレースになった。
チームのオーダーは小橋選手のスプリント一本。
それに向けた走りをする。

スタートして、すぐに前方へ。
このコースはもう3年目で何より昨年に宮澤さんの走り方を真後ろで勉強させてもらった事が生きて常に集団前方で走る事が出来た。
どこで上がって力を抜くところは抜く、それを理解して走る事が出来た。
終盤まで脚をほとんど使う事なくこれた。
スプリントへの動きが始まりそうな終盤。
日本チームもまとまりだす。
しかし、この間に2名の逃げが出来ていた。
力的にオランダなどの強いチームに展開は委ねる事になる。
もっと力があればここで追走に協力する事も可能だが、現状厳しく最終局面まで他力本願にならざるを得なかった。
そのような状況から勝機を見出すのが今の目標。

だんだん集団も荒くなり、ペースも上がっていく。
ラスト2周前に小橋選手がパンク。
狭い道でチームカーも上がりづらいため、自分の車輪を差し出し復帰させる。
自分もニュートラルカーの車輪を借りて復帰。
ラスト1周前で皆に合流し、ゴール前のロータリーは自分先頭で通過。
ラスト1周。
逃げはまだ逃げている。集団内はスプリントへ向けた動きと追走の動きが混在している。
しかし、ラスト5キロで集団内の争いに切り替わる。
ここで小橋選手達を前に引きあげる。
何度も何度も被される、被しかえすを繰り返す。
コーナーなどではぐれてしまい、最後は面手選手、小橋選手が固まっていて
岡選手と自分は近くにいたが岡選手が上がっていく際に他選手に塞がれてしまい、ここで前に上がれなかった。
あそこで一緒に上がってもう1枚の牽引力として働きたかった。
ここに悔いが残った。
逃げは2人逃げ切り、小橋選手は集団の4番手の6位フィニッシュ。

最後の場面の理想はチームで固まって、集団から一気に抜け出してリードアウトする事だった。
ラスト1キロはコーナーを繰り返す為。
しかし去年とは最後の集団のスピードが速く、速度差をつけての抜け出しは困難だった。
そうなったらそうなったらでの、走り方も考えて得とくしたい。
また話し合い、次に繋げたい。』


 * * *


総合118位:岡 篤志(EQADS)


●第1ステージ
コースは前半90kmは平坦メインで、その後3km程の登りを2回登り、下ってゴールと言う129km。
風が非常に強く、平坦区間でも気が抜けないので、前半から前々で展開することを心がける。
スペインのアマチュアチームに加え、ラボバンク(オランダ)、ロシアナショナルチーム等、計28チーム190人が参戦。
そしてレーススタート。
去年は前半に25人近くの逃げが決まり、そのまま逃げ切ったので今年も逃げに乗れるように動いていく。
しかしチーム数が多いこともあり、なかなか逃げは容認されず、長く伸びるだけ。
暫くアタック合戦が続き、5人ほどの逃げが決まる。
この人数であれば危険性は少ないが、タイム差も開いてないので、追走の動きに注意しながら動く。
しかし大事な動きに乗り損なう場面が多く、無駄に脚を使うこと多々。
横風でも何度か分断され取り残される等、良くない状況が続く。
そうこうしている間に最初の山岳ポイントの登り(92km地点)へ。
かなり前で入ることは出来たが、登りに入った瞬間脚がなくなり集団の選手全員に抜かれ、頂上手前で千切れる。
幸いすぐに追い付けたが、勝負に絡める脚の状態でない事は明かになってしまった。
2度目の登りで完全に遅れ、1:39秒遅れてゴール。
初日のスプリントステージで遅れを取ると言う情けない結果になってしまった。
チームは小橋選手がスプリントで7位に入った。

●第2ステージ
アップダウンの周回コース(18.5km)を7周する130km。
長い登りは無いものの、細い区間や激坂等あり、後ろにいるとキツいコース。
今日は総合を狙う選手たちも動いてくると予想され、調子の良い小石選手を始め、動ける選手が勝ち逃げグループに乗っていこうと言う感じで。
そしてレーススタート。
今日は昨日を上回る身体の重さで、序盤から登りの度に位置を下げ、気付けば最後尾。
またしてもレース展開に加わるどころではなく、登りで千切れては追い付くの繰返し。
しかし心拍を見ると155bpm前後、キツい強度な訳がない…ここのところずっとこんな調子。
正直完走すら危ういと思った。
しかしリタイアしてしまっては何のために来たのか分からないし、調子も落ちる一方だろう。
どうにか粘り、小石選手含む勝ち逃げ集団が差を広げた後、ようやく集団は落ち着き、前に上がる余裕が出てきた。
チームにはなんの役にも立たず情けないが、どうにかグルペットで完走し、明日に繋げる事は出来た。
調子が悪いときのレースは全く面白くなくキツいばかりだが、局面によっては何かやれることもあるはず。残りのステージで何かできれば今日の走りも報われる。

●第3ステージ
今日も起伏のある16kmを8周回する130km。
チームの作戦は小石選手の総合を上げること。
前半の動きにはなるべく小石選手を温存させ、後半の勝負所で残れるように。
総合上位を占めるオランダチームの動きを見ながら。
そしてレーススタート。
リアルスタートしてすぐの登りで早々に4人の逃げが決まり、30秒前後で推移。
オランダチームは攻撃と言うより守りに入っており、チェックのみで前は牽かない。
自分も今日は脚が回復したのか何なのか、全くキツくない!
前半~中盤のアタック合戦にはかなり動くことができた。
逃げも捕まり、ラスト3周目、面手選手、小石選手を連れて先頭へ。登り口まで行きたかったが、アタックがかかりバトンタッチ。
続く登りは遅れそうになったが耐える。
しかしここで前に20人近くが先行してしまった。
二人もギリギリ乗れなかったようで、面手選手が前を追っている。
その後の平坦、ダラ登りで逃げをキャッチ出来たが、自分の脚が限界を迎える。
短い急坂で遅れ、20人ほどのグルペットで遅れてゴール。
チームとしては小石選手を先頭集団に残すことはできたが、総合に変動はなし。

しかしここまで全く力の入らなかった身体が前半だけでも動いたのは希望が見えたところ。
最後は軽いハンガーノックになってしまったのが反省点。

●第4ステージ
最終ステージ、コースはほぼ平坦の13kmを9周回する120km。
ゴールの街は細い一方通行の道やロータリー等が連続し、テクニカル。
総合争いも大方決着がつき、例年スプリント勝負になることが多い。
昨年は宮澤選手を筆頭にフルサポートを受け、4位に入ったステージ。
去年してもらったことを、今度は僕らが同じ動きを出来るようにし、小橋選手を発射する作戦。
そしてレーススタート。
直前まで雨が降っており、路面はウェットでよく滑る。
レースは序盤からオランダがコントロールしており、大人数のアタックは潰しながら牽いている。
自分はリスクを負わないようにしつつも下がりすぎないように走る。
しかし今日は少し身体がキツい。
そして3周目あたり、それぞれ別のコーナーで3件くらいの落車が目の前で起こり、危ないなぁと思っていたら今度は自分がスリップ。
下りの右コーナーで前輪から滑り、自爆落車。
地味に擦過傷と打ち身があり、メカトラもありストップ。
代車に乗り替えて再スタートするも、闘争心と集中力、コーナーの自信など色々と失う。
カーぺーサーで80Km/h近くで牽いて貰い車の隊列に復帰後、更に一周近い時間を労して集団に復帰。
その後も集団後方でヒラヒラする時間が続く。
途中小橋選手がパンクするも、内野選手がホイールを差しだし無事復帰。
ラスト2周を過ぎても、集団は依然オランダが牽引。逃げは二人で35秒差程のよう。
ジャパンチームはオランダの後ろに4人纏まって位置取っており、連携がとれているが、自分だけ合流出来ない状況。
最終周、スプリントに向けて各チーム動きだし、オランダが牽引をやめてしまった。
他スペインチームもオランダに頼っていたところが強く、タイム差が再び拡大。
位置取りもカオスになり、前では面手選手と小橋選手だけになっている。
集団のペースが落ちたことで自分はやっと前に上がる余力ができ、左端ギリギリから上がっていく。
今回のコースで一番重要なラスト1kmからの街中へ入るロータリーへ、チームで隊列を組み先頭で入るのが理想。
ここからは集中力を取り戻し、攻めながら前へ上がり、小橋選手の後ろまで到着。
面手選手ともはぐれていたので、ここからは自分の番。
小橋選手が後ろに付いたのを確認し、先頭を目指す。
イメージでは一気に先頭まで出てそのままロータリーまで引っ張るつもりだっが、初日のスプリント勝者率いるポルトガルチームトレインが全開で牽いており、先頭と並んだところで脚がキツくなる。
ここで面手選手が再び上がってきて、先頭を奪い取る事に成功。
先頭で道の細いロータリーへ突っ込む。
さらに次の鋭角コーナーを抜け、他チームも上がってくる。ここで小橋選手に代わり、ラスト500mで先頭から4番手で抜けていくのを見送り離脱。
結果は二人が8秒差で逃げ切り、集団の4番手でゴールした小橋選手が6位。
最後は混戦の中連携は出来たが、最後のリードアウトまでは出来ず、まだ反省点も多かった。
・感想
今回のステージレース、初日から身体がキツく、何も出来ずグルペットで完走するだけの日が続いていたが、第3、第4ステージで1%でも力になれていたとすれば走った甲斐があった。
第4も落車した後はリタイアも考えてしまったが、最後まで走ってよかった。
今回大事なのは世界選手権に向けて調子を上げていくこと。
明日から始まるブエルタ・カンタブリアではもっと調子を上げていきたい。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683
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