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【レースレポ(EQADS/日本代表)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/17-24)』

【レースレポ(日本代表)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/17-24)』

東京stにて黒枝咲哉(日本代表)がUCIポイント獲得
しかし海外勢に惨敗の日本。組織的な選手強化・戦いが急務。


東京ステージで5位に食い込んだ黒枝咲哉(日本代表。中央の白ジャージ)。優勝はミラノサンレモにて5位となったボニファッツィオ(ランプレ・メリダ)
Photo: TOJ


未来を担うU23選手のみで構成された日本ナショナルチームメンバー。右から面手 利輝(日本代表/EQADS)、松本祐典(明治大学)、秋田拓磨(朝日大学)、小橋勇利(JP SPORTS TEST TEAM MASSA ANDEX)、徳田優(鹿屋体育大学)、黒枝咲哉(鹿屋体育大学)。監督は浅田顕。

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【レース情報】
ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)
-カテゴリー:UCI 2.1
-期間:2015年5月17日-24日
-開催場所:
大阪から東京までの7ステージ
5月17日(日):堺
5月19日(火):いなべ
5月20日(水):美濃
5月21日(木):南信州
5月22日(金):富士山
5月23日(土):伊豆
5月24日(日):東京
■ステージ詳細■

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【成績】

<第1ステージ『堺』2.65㎞ 個人タイムトライアル>
1ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパックプロサイクリング)3m19s17s
2ニール・ヴァンデルプローグ(ニュージーランド/アヴァンティレーシングチーム)+0s61
3トーマス・ディヴィソン(ニュージーランド/アヴァンティレーシングチーム)+1s15
…8中根英登(愛三工業レーシング)+3s56(日本人選手最高位)
…63秋田拓磨+15S46、84面手 利輝(日本代表/EQADS)+19s16、85黒枝咲哉+19s77、86松本祐典+20s23、89小橋勇利+20s83、90徳田優+20s95
総合リーダー:
ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパック)

■第1ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St1)】
日本最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンに日本ナショナルチームはU23の構成メンバーで参加。初日の堺ステージでは非公式ながら観客を魅了したクリテリウム開催後、第1ステージとなる2.65㎞の個人TTが行われた。日本ナショナルチームでの最高順位は初出場の朝日大学所属の秋田拓磨が63位とおとなしい結果に留まった。日本人最高位は愛三工業レーシングの中根英登で、小柄ながら持ち前のスピードでトップタイムから僅か3秒56の8位であった。一日の移動日を挟み明後日から始まる本格的なステージでは、日本のU23選手の可能性を感じさせる走りを心掛けたい。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St1)

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<第2ステージ『いなべ』130.7km>
1 ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)3h10m06s
2 フランシスコ・マンセボ(スペイン/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)+15s
3 ルカ・ピベルニック(スロベニア/ランプレ・メリダ)+15s
…土井雪広(チーム右京)+55s 日本選手最高位
…45秋田拓磨+55s、58徳田優+1m20s、60松本祐典+1m22s、70黒枝咲哉+2m39s、71面手 利輝(日本代表/EQADS)+4m34s、75小橋勇利+4m41s
総合リーダー:
ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)

■第2ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St2)】
第2ステージは初めて開催される三重県いなべステージ。パンチの利いた短い急坂を含む1周約15㎞の周回コース。レースは序盤にペースアップがあるもののラスト30㎞までは大きな動きが無いまま終盤を見かえた。8周する中ラスト2周の急坂でペースが上がり集団は複数に分裂した後、前でまとまった14人が先行しゴールへ向かう。最後は14人に2名送り込んだスカイダイブからシュティウイが単独で飛び出しゴール。日本ナショナルチームのメンバーは序盤のレース展開に参加したものの、トップから55秒遅れの後続グループ以下でのゴールとなった。いなべのコースは国際レースに相応しい本格的なものであったが、今日は重要な14人の先頭グループに日本人選手が一人も残れなかったことは非常に残念であり、現在の日本人選手の状態を表している。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St2)

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<第3ステージ『美濃』134.9km>
1ニコラス・マリーニ(イタリア・NIPPO VINIFANTINI)3h32m18s
2ボリス・シュピレフスキー (ロシア・RTSサンティック)+0s
3アンドレア・パリ―ニ (イタリア・スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+0s
…8黒枝咲哉+0s、20小橋勇利+0s、76徳田優+0s、84松本祐典+1m9s、85秋田拓磨+1m39s、90面手 利輝(日本代表/EQADS)+3m39s
総合リーダー:
ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)

■第3ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St3)】
美濃ステージは比較的平坦な20㎞の周回コースで集団スプリントになる事が多く、チームも昨年ステージ9位の黒枝のスプリント勝負をメインに考えた。ただし単にスプリントに備えるだけではなく、途中の展開では逃げに乗る事も課題とした。レースはスタートから2名の逃げ(間もなく1名が脱落)を一定のタイム差で集団が許す単調な展開でゴールまで進んだ。ラスト1周からアタックの展開も始まりペースが上がるが、レースは大集団スプリントとなる。チームはそれぞれの役割分担で黒枝へのサポートを試みるが、予定通りには連携出来ずゴール前単独での動きを強いられた黒枝は8位でのゴールとなった。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St3)

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<第4ステージ『南信州』123.6km>
1ベンジャミン・プラデス(スペイン/チームマトリックス)3h0m31s
2アダム・フェラン(オーストラリア/ドラパック)+0s
3トマ・ルバ(フランス/ブリヂストンアンカー)+0s
…57徳田優+9m51s、79黒枝咲哉+15m16s、85小橋勇利+20m15s、93面手 利輝(日本代表/EQADS)+23m58s
個人総合リーダー:
アダム・フェラン(オーストラリア/ドラパック)

■第4ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St4)】
個人総合成績に重要な山岳ステージのひとつ。チームは徳田優の先頭集団ゴールと、面手、秋田、松本の3選手には逃げグループに参加する事を課題とした。レース各チームの逃げ狙いの選手らによるアタックで序盤からペースが上がり、懸命に展開に参加した面手、秋田、そして小橋と松本もメイングループから遅れてしまう。徳田と黒枝はメイングループに残り待機するが、中盤のペースアップで分裂したそれぞれのグループに取り残され徳田が約9分遅れ、今日は温存の日ながら、要所で徳田をサポートした黒枝が18分遅れのグループでゴール、序盤から最終グループで走った小橋、面手も20分以上遅れてのゴールとなった。また、秋田と松本はグループに復帰できず途中棄権となってしまった。途中に様々な展開があったがレース先頭は結局、総合リーダーを42秒ほど置き去りにした形で個人総合上位メンバーによる25名程のスプリントで決着となり、日本人選手としては、土井雪広(TEAM UKYO)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、中根英登(愛三工業レーシング)の3名のみが残った。

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St4)

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<第5ステージ『富士』11.4㎞>
1ラヒーム・エマミ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)38m27s
2ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)+22s
3ホセイン・アスカリ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)+37s
…43徳田優+6m36s、77小橋勇利+13m39s、78黒枝咲哉+14m03s、90面手 利輝(日本代表/EQADS)16m28s
個人総合リーダー:
ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)

■第5ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St5)】
11.4㎞の富士山ヒルクライムは個人総合成績争において最重要なステージ。個人総合に絡んでいない日本ナショナルチームの4名はそれぞれの走りでベストを尽くす。レースは序盤からイラン勢が主導権を握りペースを作りゴールでも大会新記録を更新し上位を独占した。優勝は普段アシスト仕事の多いエマミ(イラン/ピシュガマン)。ヒルクライムを得意とする徳田優は中盤からペースを上げ追い上げたが、トップから6分36秒遅れ43位でのゴールとなった。日本人選手は全体的にタイムと順位が伸びず、事実上個人総合争いから脱落してしまった。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St5)

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<第6ステージ『伊豆』122km>
1ヴァレリオ・コンティー (イタリア/ランプレ・メリダ)3h26m58
2ルカ・ピベルニック(スロベニア/ランプレ・メリダ)+5s
3トマ・ルバ(フランス/ブリヂストン・アンカー)+5s
…44面手 利輝(日本代表/EQADS)+14m04s、88黒枝咲哉+28m38s、89徳田優+28m50s、小橋勇利は途中棄権
個人総合リーダー:
ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)

■第6ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St6)】
ツアー・オブ・ジャパンの中で最も厳しいステージで、昨年は多くの脱落失格者を出した。レースは総合上位選手を有するイランチーム勢を中心にコントロール。チームからは徳田がスタートアタックを試みたが、すぐに集団のペースに揉み消されてしまう。その後は抜け出したトップグループが1分以内のタイム差で8~10名程の人数で増減しながら後半へ進んだ。終盤には逃げも捕まり新たに抜け出したコンティー(ランプレ・メリダ)がステージを制した。チームでは面手、徳田、黒枝が完走し、小橋は途中棄権となった。日本勢では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が総合成績を少し上昇させたがポイント圏内の12位には届かなかった。一方逃げの展開ではエリートカテゴリー2年目の寺崎武郎(ブリヂストン・アンカー)が終始攻撃に加わり大きな成長を見せた。
■TOJオフィシャルサイトのレポート(St6)



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<第7ステージ『東京』112.7km>
1ニッコロ・ボニファッツィオ(イタリア/ランプレ・メリダ) 2h17m14s
2ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパック)+0s
3ニコラス・マリーニ(イタリア/NIPPOヴィーニファンティーニ)+0s
…5黒枝咲哉、48面手 利輝(日本代表/EQADS)、60徳田優+0s
■第7ステージフルリザルト

総合優勝:ミルサマ・ポルセイエディゴラコール
■最終総合フルリザルト(UCI)

【監督の浅田顕によるレポート(St7)】
最終日のフラットな東京ステージでは例年個人総合成績の変動は無く、今年も集団スプリントゴールの展開が予測される。チームは黒枝のゴールスプリントに備えながら、面手と徳田は逃げの展開へ参加することを課題とした。レースは序盤から逃げを試みるアタックが繰り返され面手と徳田が交互に反応するが、飛び出しを成功させた7名の先行グループには乗れず、その後は集団で黒枝のアシストに回る。先行グループも人数が減りながらラスト20㎞程で集団に吸収され各チームともゴールスプリントの準備が始まる。黒枝はゴール前多発する落車を回避しながらスプリント力を生かし5位でゴールしUCIポイントを獲得した。勝ったのはランプレ・メリダのボニファッツィオ。1週間のツアー・オブ・ジャパンは終了した。今回の日本ナショナルチームはU23メンバーと言え、厳しいステージを戦えるレベルになかった。日本人選手全体としても海外勢に封じ込まれた印象が強く、UCIアジアツアーランキングでは日本が上位に付ける反面、国内最大のステージレースを戦った結果としては、日本人の存在感は過去最低であった。国際レベルのレースで戦う為には、日本チームが増えれば良いというものではなく、現状各チームに分散する日本人戦力を束ねて戦う必要があると思う。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St7)

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ZLMツアー(4/17&18)』デンマーク圧勝。北欧勢が主導権を掌握。

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ZLMツアー(4/17&18)』

デンマーク圧勝。北欧勢が主導権を掌握。
日本は大苦戦も、弱点を明確に出来た事が大きな収穫


第2ステージのチームタイムトライアルに臨む日本代表U23


20歳のソーレン・クラーク・アンデルセン(黄色ジャージ、デンマーク)が第1ステージスプリント勝利、第2ステージTTT優勝、第3ステージ4位で文句の無い総合優勝を飾る。2014年度デンマークU23タイムトライアル王者。近い将来のプロ入りが確実視されている。
Photo: Omroep Zeeland

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【レース情報】
-レース名:『ZLMツアー』
(ZLM Roompot Tour)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 2.Ncup
-期間:2015年4月17日 & 18日
-開催場所:オランダ・ゼーラント州


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【成績】
<第1ステージ>
1位:ソーレン・クラーク・アンデルセン Søren Kragh ANDERSEN(デンマーク)2h45m39s
2位:Daan MYNGHEER(ベルギー)+0s
3位:Owain DOULL(イギリス)+0s
…57位:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)、66位:小石祐馬+4m05s
…97横山航太+8m41s、135位:内野 直也(EQADS)、139位:小橋勇利、140位:徳田優+12m46s
■第1ステージフルリザルト(UCI)

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<第2ステージ(チームTT)>
1位:デンマーク30m10s
2位:ロシア +25s
3位:フランス +36s
…23位:日本 +3m46s(出走26ヶ国中)
■第2ステージフルリザルト(UCI)

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<第3ステージ>
1位:Mads PEDERSEN (デンマーク)4h02m18s
2位:Michael Carbel SVENDGAARD (デンマーク) +0s
3位:Daniel HOELGAARD (ノルウェー)+0s
完走69人 日本チーム6名は全員途中棄権

■第3ステージフルリザルト(UCI)

総合優勝:ソーレン・クラーク・アンデルセン
■最終総合フルリザルト(UCI)

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【監督の浅田顕によるレポート】

<第1&2ステージ>
『オランダ南西部で開催の風のレースで知られるZLM TOURは今年から2日間3ステージで開催。初日のハーフステージは122㎞のフラットコース。レースはスタートから位置取り争いで落車が頻発し僅か2㎞地点までに4回の落車が発生する状態。レースはペースアップとダウンを繰り返しながらふるいにかけられ、チームからは勝負するトップ集団に残れず、小石と岡が第2集団の残ったのが最上位であった。
第1ステージ終了後、同日夕方スタートの25㎞のチームタイムトライアルは強風の中農道の細い道路で行われた。その中チームは前半のペース作りに苦戦したが後半はペースが整いつつ上り調子でのゴール、しかし結果はトップのデンマークに3分以上の差を付けられスピード域の差を痛感したレースとなった。』

<第3ステージ>
『最終の第3ステージは177㎞のフラットコースで朝から強い風が吹く。レースはスタートから一気にペースが上がり集団を分解させては元に戻る動きが繰り返され、やがて後方グループは元に戻らなくなる。時々アタックはあるもののリーダーのデンマークに他の強豪国が屈した形でレースが自在にコントロールされる。日本勢の殆どが早くから脱落集団に取り残される中、2つ目のメイングループに小石、岡を残すが、中盤に小石は横風での路肩走行で不運な落車で肩を強打しレースをリタイヤ、岡もポジション争いで路肩から畑に落とされ集団復帰ができず終盤にリタイヤとなった。
ステージを制したのはリーダーを擁しながらスプリントも制したデンマークのペデルセン。デンマークは個人総合優勝を含み完全にレースを支配した。今回のレースでは体格と体力の差の大きさを感じた。坂の無い超消耗戦で地元オランダ、ベルギー勢でさえ頼りなく感じるほど北欧勢のパワーを見せつけられた2日間であった。小石は検査の結果鎖骨骨折が判明し、しばらくは治療に専念することになる。しっかり完治させ早く元気な走りを見せてほしい。(浅田顕)』

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【選手自身によるレポート】


岡 篤志(EQADS)


<第1ステージ>
『コート・ピカルドの2日後、ネイションズカップ3戦目はオランダのZLM TOUR。
例年は1Dayレースであったが、今年は初日にRRとTTT、2日目に例年のコースを使ったRRというステージレースに。
ネイションズポイントは、ステージ3位以内、総合20位以内まで。
TTTはポイントに加算されないが、総合に反映されるため重要になってくる。
まずは初日のRRは、ド平坦の125㎞。しかし遮るものの何もないオランダの土地は、絶えず強風が吹き、毎年レースはバラバラの厳しいものに。
日本人としては過去完走者1人(木下選手)と、この3戦の中で1番苦手分野といっても良い。
しかし自分としては、今年ベルギーやオランダのレースを走り、風のレースも走れる手ごたえを得たので、先頭集団でレースをすることを目標に臨む。
風のレースは、先頭で攻撃したものが有利に働き、受け身になると負けだ。とにかく前で展開することを考えスタート。
皆考えることは同じで、他のレースと比べても常に位置取りが激しい。
スタートして5㎞経たないうちに、4件のも落車が起きた。足止めを食らう場面もあったが、巻き込まれずに集団復帰。路肩から前に上がり、先頭まで出切る。しかしポジションをキープすることは至難の業で、気が付くと中ほどまで下がってしまった。
ここで右に曲がった瞬間、横風を使った攻撃がかかる。一気に1列棒状になり、エシェロンに入れない所から風下に張り付け。中切れでバラバラになり、第2集団になってしまった。
前は50人ほどで、乗ったのは小石選手のみ。
しかし諦めなければ追いつくのが横風レース。有力チームも沢山取り残されていたので、20人ほどでローテーションを回し、先頭に復帰。
その後向かい風になったことで集団は止まり、後ろから沢山のグループが追いついてきた。
しばらくスローペースで進み、若干気を抜いた瞬間の70㎞程、再び横風でデンマーク、オランダなどの国がチームTT開始。また受け身のレースになってしまい、前では分裂が起きている。
50人近いグループの先行を許し、第2グループで追走し続ける。
追走のペースも非常に速く、ローテーションに入れないと千切れてしまいそうなスピード。しかし差はじわじわと開いていく。先頭が見えなくなった瞬間、追走の手は緩み後ろから小石選手含む20人ほどが合流。
40人ほどのグループで4分ほど遅れゴール、57位という結果に。
先頭との自力の差を痛感したが、小柄なこともあり後ろに付いてしまえば耐えられるという事も実感できた。しかし先頭集団で戦うにはもう2段階力も技術もが足りない。
体力という、最も単純で最も難しいことを、伸ばしていくしかない。』

<第2ステージ(チームタイムトライアル)>
『ロードレースが終わり中4時間、第2ステージであるチームTTが始まる。コースは、細い道が多く、テクニカルな区間も多い、吹き晒し25km。ジャパンチームは辛くも6人でスタートラインに立つことが出来た。借り物な選手もいるが、全員がTTbikeを使用して臨む。
そしてスタート。
予想以上の横風に、DHバーを持つことすら躊躇する状態。
道が細く、6人目の選手はエシェロンに入りきれない。
自分の調子も絶望的に悪く、開始早々千切れそうになる。
そんな中、内野選手がメカトラもあり遅れてしまった。
この段階で遅れるとタイムアウトの危険性があるため少し待ったが、厳しそうだったので5人で決行。
自分も調子が上がることを願い、千切れないようにセーブしながら回るが、最後まで苦しいままだった。
中盤からTTの苦手な小橋選手が回れなくなり4人でローテ。
小石選手がペースを作ってくれて、徳田選手、横山選手も強く牽いてくれて、最後は4人でゴール。(チームのタイムは3人目のタイム)
結果はトップのデンマークから3分45秒遅れの23位(26チーム中)。

感想
本来TTが得意な脚質で、長く牽こうと意気込んでいたが、先のレースで脚が完全に終わってしまっていた。
牽いているときの出力も、驚きの低さだった。
改善点をあげるなら、チームTTの練習不足だと感じる。
ディスクにディープホイール、DHバーと不安定要素が多いなか、ハスって落車が起きそうになるなど、横風では怖くてピッタリ付くことが出来なかった。
その結果後ろでも休めず、全体のペースも上がらなかった。
それから、ノーマルバイクでTTTをするときは、下がるときに脚を休めるが、TTbikeは加速が鈍いため、もっとゆっくり下がるべきであった。
前半はそれに気づかず、付き直すときに足を使う場面が多かった。
チームTTのレースは初めてだったので、良い経験になったと思いますが、また機会があった場合はしっかり準備して臨みたいと思います。』

<第3ステージ>
『朝から疲労は否めなかったが、泣いても笑ってもこのレースで帰国。
何か残して帰りたいと思い、気合いを入れ直してスタートへ。
風力発電の国オランダ、今日も当然のように強風が吹き荒れる。
個人総合の1、2、3位を独占しているデンマーク、地元国のオランダ、ベルギー等の国を中心にレースは動くので、昨日の反省からチームぐるみな動きを察知して前に上がることを心掛けて、レースはスタート。
横風での攻撃は、必ずコーナーを曲がって風向きが変わった瞬間に行われる。
後ろの選手は、コーナーで詰まり立ち上がりがキツい上、横風で路肩に張り付けられれば、集団は簡単にバラバラになる。
早速スタートから10km程で、オランダやデンマークが先頭に上がってきた。
コーナーに向かって全員がスプリントしながら突っ込む。
自分は20番程で抜け、1列棒状に。
ここならセーフかと思ったが、エシェロンには入りきれず、2人前の選手が中切れ。
詰めきれずに離れてしまったが、他の主要国も数名ずつこのグループにいたため、落ち着いて追走。
30人程のグループで追い付き、50人程のグループになったが、ここから向かい風区間に入り、集団はストップ。
後ろから続々と合流し、振り出しに。
しばらく向かい風で集団はスローで進むがいつ攻撃が来ても良いように前々で位置取る。
しかし肝心な所で下がってしまい、曲がった瞬間に横風攻撃。
ペースは破壊的ではないが、直線が長く、分断の餌食に。
前は50人以上おり、こちらはバラバラ。かなり危機的状況になったが、チームカーの隊列を利用しながら数名で先頭まで復帰。
ここには小石選手が残っており、このあと後ろから追い付くグループはなかった。
60km地点、再び細い道でデンマークの鬼牽きが始まり、集団は3つに分断。
ここでも後ろにいてしまったが、人数もこちらが多く、追い付きそうだったが、ここで小石選手含む数名が落車。
チームは自分だけになってしまい、前との差も開く。第2グループには追い付いたが、先頭25人程は遥か彼方。
このグループは合流することはなかった。
自分はローテーションに加わり、このまま落ち着いてくれる事を願いながら90km過ぎ、先頭の選手が大斜行し、後ろの選手達はホイールを差しているため、自分も煽りを受けて前輪スポークに前走者のクイックが入り、落車は免れたが路肩に吹っ飛び、集団から10m程離れてしまった。
横風のローテーションは、少しでも離れると、不思議なほど追い付けない。
チームカーの隊列を利用し、ずっと見える位置に推移して、諦めずに踏み続けたが、長いパヴェ区間や入り組んだ農道で、差は詰まらない。
ジャパンのチームカーが来て、手は尽くしてくれたが、後ろに集団はもうなく、完走は厳しくなった。
共に遅れたスペイン人と二人でゴールの街まで走り、145km地点でリタイア。
自分が最後のリタイア者と言う感じ。
つまらない一瞬のミスで全て水の泡になってしまったことが悔しい。
しかしこの二日間3ステージで、トップとは圧倒的な力の差を感じざるを得ない内容&結果でした。
普段からこういったタイプのレースを走っている選手とは経験の差も大きいですが、純粋なパワーも大きな差です。
しかし二日間で成長も感じられたので、収穫のあるZLM Tourだったと思います。

ありがとうございました。』

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【大会の模様映像】
Video: Omroep Zeeland



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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ラ・コット・ピカルド(4/15)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ラ・コット・ピカルド(4/15)』

U23世界トップの戦いに苦戦が続く日本
伊コンソンニが大集団スプリントを制す


ロードスプリントを得意とする伊コンソンニ20歳が混戦の大集団スプリント制す。
2位のオウェイン・ドゥール(イギリス)は昨年末チーム・ユーロップカーからのオファーを蹴り、トラック専門のウィギンスチームに入団。リオ五輪でのメダルを狙う。表彰プレゼンターは伝説のエディー・メルクス(左)が務めた。
Photo: 伊自転車連盟


スタート前の選手たち(左から岡、小石、面手)

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【レース情報】
-レース名:『ラ・コット・ピカルド』
(La Côte Picarde)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-期間:2015年4月15日(水)
-開催場所:フランス・ピカルディー地方


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【成績】
1位:シモーネ・コンソンニ Simone CONSONNI(イタリア)4時間28分35秒
2位:オウェイン・ドゥール Owain DOULL(イギリス)トップと同タイム
3位:ダニエル・フールガール Daniel HOELGAARD(ノルウェイ)トップと同タイム

55位:小石祐馬(日本代表U23/CCT p/b Champion System)トップから+24秒
92位:小橋 勇利(日本代表U23)トップから+4分29秒
122位:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)トップから+10分34秒

DNF:面手 利輝(日本代表U23/EQADS)
DNF:清水 太己(日本代表U23/EQADS)

■フルリザルト(UCI)

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【監督の浅田顕によるレポート】

『4月のネイションズカップの2戦目はフランス開催のLA COTE PICARDE。平坦のラインと18㎞の登りを含む周回を2周してゴールする。チームは小石と面手で10位入賞を狙う。日本人にとっては脚質の相性の良いコースではあるが、例年惜しいところで入賞を逃している。朝から晴天で風もほとんどなく気温が上昇してゆく。レースはハイスピードでスタートするが重要な逃げは決まらない中、面手が単独落車でリタイヤとなる。その後、緩んだすきに飛び出したアイルランドの1名に対し集団は緩いペースで進み150名近くで周回までたどり着く。ペースアップに備え清水、内野らが小石を前方へ上げながら最終回の登りへ。ペースアップで一時は集団がバラけ小石は先頭20名程に残るが、集団は再び緩み60名程のゴールスプリントとなる。ゴールでは残った小橋を小石が引き上げスプリントに入るが、横並びのスプリントでの落車に巻き込まれチャンスを逃した。大集団ゴールスプリントを制したのはイタリア名門アマチュアチーム〝コルパック″に所属するCONSONNI、2位には先日のツール・ド・フランドル・エスポワールでも10位に入ったイギリスのDOULLが入った。(浅田顕)』

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122位:岡 篤志(EQADS)


『ネイションズカップ2戦目であり、コース的にも最もポイント獲得のチャンスが高いレース。

チームはトップ10入りを目指して戦った。

チームオーダーとしては、調子の良い小石選手、面手選手を最後良い状態で残し、トップ集団に残すこと。
もし大きな集団でゴールスプリントになった場合は自分がスプリントをするチャンスを頂いた。

レースがスタートし、アタック合戦が始まる。
自分も少し参加し、調子を確認。
最近の中ではかなり良い感触を感じた。

大人数の飛び出しは容認されず、30分程たったところで飛び出したアイルランドの選手が一人逃げ。

これを集団は容認し、孤独なエスケープが始まる。

集団はサイクリングになり、オーストラリアがペースを作る形に。

昨年は風が強く、横風で分断される場面があったが、今年は風が無く、集団にいれば非常に楽な展開。

途中、面手選手の体調が優れないとのことで、小石選手を皆でサポートすることに。


後ろにいても安全な雰囲気&コースだったので、中盤から後方で休む。

前方や中程は位置をキープするのにストレスがかかるので、位置取り争いのないこのポジションは楽に感じた。

そしていよいよ本当の勝負である18kmの周回(2周)が近づくと、集団のペースも上がり、危険な雰囲気に。

去年の経験から、危険な箇所手前でチームで前に上がり、先頭付近でこなすことができた。

しかし周回まで10kmを切ると、被せ合いが激しくはぐれてしまう。

何度か合流するも、あちこちで落車も頻発し、なかなか引き上げる動きは出来なかった。

清水選手が小石選手を引き上げてくれて、周回へ。

周回には勾配のキツい2km弱の坂と、緩い坂が一つずつ。

下って平坦でゴールと言うコース。

ここまで、何も攻撃もなく、足を使う場面はなかったが、ひとつ目の登りで急に疲労を感じ、ずるずる後退。

最後尾で登りきる有り様で、2周目で千切れることを悟ってしまった。

全く脚に力が入らず、二つ目の登りもギリギリ。

下った後の平坦で小石選手と合流し、自分の状態を伝える。

集団スプリントになりそうな雰囲気だったので、スプリントの場合は小橋選手をエースにすることに。

最終周に入り、案の定登りで遅れ、先頭集団は60人弱。

小石選手と小橋選手に託し、自分は10分ほど遅れてゴールし、122位。
チームは良い形でスプリントに入ったが、落車でチャンスを逃してしまった。



今回、序盤中盤は調子が良く感じたが、最後はペースも速くないのに遅れてしまった。

ワットを見ても全くキツいペースではなかったはず。

185kmと言う長丁場で、少なからず脚に来ていたとは思うが、もう少し粘れないと話にならない。
チームに貢献できたこともあまりなく、個人的には評価のしようもないレースだった。
つくづく自分を許せない気持ちです。

次戦はZLM Tour。
今年はステージレースになり、ロードレース、チームTT、そしてロードレース。

オランダ特有の平坦横風レースで、厳しいレースです。

しかし自分にあっているレースだと思っているので、前半遠征最後のレース、やり残しのないよう頑張ってきます。』

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【次のレースは4月17&18日です】
-レース名:『ZLMツアー』
(ZLM tour)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-期間:2015年4月17日 & 18日
-開催場所:オランダ

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ツール・デ・フランドルU23(4/11)』個人追抜世界王者が一騎打ちを制す

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ツール・デ・フランドルU23(4/11)』

日本は世界の洗礼を受けるも次選(4/15)に向け意気揚々
個人追抜世界王者が逃げ切りでの一騎打ちを制す


エドモンドソン(豪)とモスコン(伊)の2名がゴールまで十数km前でアタックしそのまま逃げ切り、トラックを専門とするエドモンドソンが一騎打ちを堅く制した。
Photo: CyclismeActu


優勝のアレクサンダー・エドモンドソン(豪)は2014年トラック個人追い抜き世界王者。2016年からUCIプロチーム「オリカ・グリーンエッヂ」へ加入することが決まっている。
Photo: CyclismeActu

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【レース情報】
-レース名■4月11日『ツール・デ・フランドルU23』(ベルギー)[/b]
(Tour des Flandres Espoirs/Ronde van Vlaanderen Beloften)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-距離:176.6 km
-期間:2015年4月11日
-開催場所:アウデアールデ(ベルギー)周辺
レース会場『アウデナールデ(Oudenaarde)』の所在地:



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【成績】
1位:アレクサンダー・エドモンドソン Alexander Edmondson (豪州)4時間23分4秒
2位:ジャンニ・モスコン Gianni Moscon (イタリア)トップと同タイム
3位:Truls Enegen Korsaeth (ノルウェイ)トップから+7秒
4位:Nans Peters (France)トップから+54秒
5位:Franck Nonnamour (France)トップから+54秒

88位:小石祐馬(日本代表U23/CCT p/b Champion System)トップから+9分31秒

DNF:面手 利輝(日本代表U23/EQADS)
DNF:徳田 優(日本代表U23/CCT p/b Champion System)
DNF:清水 太己(日本代表U23/EQADS)
DNF:小橋 勇利(日本代表U23)
DNF:横山航太(日本代表U23/シマノレーシング)

■フルリザルト(UCI)

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【監督の浅田顕によるレポート】

『今年は全6戦が予定されているU23ネイションズカップの中で、4月開催の3連戦は北ヨーロッパ(北フランス、ベルギー、オランダ)が舞台。初戦はベルギー、風と石畳のツール・デ・フランドル・エスポワールに今年は例年にも増して強豪国が集結した。チームはベルギーで活動する小石と石畳が得意な清水の2名を終盤まで良い状態に残すことを課題としてスタート。
石畳レースはスタートから冷たく強い風が吹く中、少人数の逃げが出来、集団はところどころペースアップがあるものの落ち着いた状態で外周を終える。しかし勝負の石畳周回を目前に雨が降り出すと一気にレースが過酷に変化した。面手の落車などもあり、チームは小石、清水、小橋の3名で難関へ挑む。雨、風、泥水、落車続出のなかで集団は細かく分裂し連携を失い、残った小石は単独でも前方をキープしようとするが、徐々にポジションを下げてしまい最終的に88位でのゴールとなった。勝ったのはオーストラリアのエドモンソン、昨年のトラック4kmIPとTPの世界チャンピオンだ。チーム力もあったが最後は先頭3名での自力勝負を制した。日本人にとって苦手な条件での初戦となったが、大きなダメージを残さずレースを終えた。3日後に控えるLA COTE PICARDE(フランス)では10位以内を目標に挑む。(浅田顕)』

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【選手自身によるレポート】


DNF:面手 利輝(EQADS)


『ネイションズカップとは各国の代表選手6名が参加し、世界中から国の代表選手が集まり世界選手権の出場枠、ネイションズポイントの獲得を争うワールドカップ戦、4月には11日、15日、17日~18日にそれぞれベルギー、フランス、オランダの3カ国で開催される3連戦。その1戦目、ベルギーを舞台としたツール・デ・フランドル U23。パヴェというベルギー特有の激しい石畳と雨がレースを過酷なものにした177kmのレース。

【レースレポート】 結果:落車リタイア
スタート直後から風向きに注意をして集団前方の位置をキープして走る。JAPANチームメイトの小石と清水、常に2人のどちらかの近くを走りチームでの動きに気を使いながら走った。横風を利用した攻撃があった場合に攻撃を受ける側ではなく、攻撃する側と同調できるように位置取りには常に気が抜けない。風を利用して攻撃するレースをするのが上手いオランダとベルギーの2チームの動きを見ていた。

数人の逃げはあるものの集団は容認する。120kmを過ぎてからゴールの街の周回コースの重要な場面で力を発揮できるように力を貯めて備えていた。100kmを過ぎたくらいから激しい雨も降り出して視界が悪く自分の前を走る選手の後輪を見るのがやっとなくらいの悪天候となりレースが過酷になっていった。雨で視界の悪い中50kmで走る集団内での位置取りは後になって冷静に考えてみたらゾッとするがレース中は不思議とあまり怖いと思うことはない。

いよいよゴールの街の周回コースに入る。ここからが本当のレースだと思った120km地点、始まる石畳区間に向けて位置取りをしていたときに他国の選手と絡んで落車、JAPANのチームメイトを巻き込まなくて良かったが他国の選手を巻き込んでしまい自分の後輪も破損、チームカーからスペアホイールを受け取り再乗車して集団復帰を試みたが石畳区間、風のある平坦区間では1人ではどうあがいても集団に追いつけなかった。追っても追っても差は広がっていくだけで集団復帰はできなかった。

30kmほど単独で走って150km地点で審判車からリタイアを言い渡されて自分の惨めさがひたすら悔しい気持ちで自転車を降りて自分のレースは終わった。

落車から再乗車して1人で集団を追って走っているとき、雨降る石畳区間では色々な国の多くの選手が落車して路上に倒れ混んでいるのを見た。何台ものチームカーがコース上に止まって落車した自国の選手をフォローしている。ジャージと皮膚が擦り切れている選手、スペアバイクに乗り換えて再乗車しようとしている選手、路上に倒れ混んで動けない選手、いつも集団でレースを走っているときには見ることはない光景がそこにはあった。彼らを抜いていくときこの競技の過酷さを改めて感じた。

自分は世界のロードレースの魅力に引き込まれ、そこで這い上がっていくことを目指している選手の1人。ロードレースという競技は本当に過酷でもあるけれど、最高に刺激的でどうしようもない魅力があると思う。
現場で感じられるそういう空気を日本の方々に伝えたくても、そのリアルを伝えるのは難しいことなのかもしれない。どうしたら伝えられるだろうか。声の出ない叫びのようにそう思うときがある。

イレギュラーなことが原因でレースを終えて悔しい思いをしているのは自分だけじゃない。15日にフランスで開催されるネイションズカップ2戦目、LA COTE PICARDE (ラ・コート・ピカルド) に自分の全てをぶつけて自身の目標を達成できる良いレースにしたい。』

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【次のレースは4月15日(水)です】
-レース名:『ラ・コット・ピカルド』
(La Côte Picarde)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-期間:2015年4月15日(水)
-開催場所:フランス・ピカルディー地方


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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レース前レポ】日本代表U23参戦のW杯シリーズ『UCIネイションズカップU23』、4月11日開幕。

日本代表U23参戦のW杯シリーズ『UCIネイションズカップU23』、4月11日開幕。



 日本代表U23選手達が4月11日に欧州にて開幕する23歳以下のワールドカップシリーズ『UCIネイションズカップレースU23』に参戦致します。本シリーズはU23の選手たちによる国別対抗戦であり、入賞する選手の多くが数年後にはプロに上がる世界トップレベルの戦いです。

 『UCIネイションズカップレースU23』はU23カテゴリーの最高峰だけあり厳しいロードレースのあらゆる醍醐味を含む事が特徴。開幕戦の『ツール・ド・フランドルU23(4/11)』(ベルギー)は石畳と悪天候、2戦目『ラ・コット・ピカルド(4/15)』(フランス)はバランスのとれた丘陵地帯での組織戦、そして3戦目の『ZLM ツアー (4/17&18)』(オランダ)は日本選手が最も苦手とする横風でのテクニックが求められる戦いです。

 これら予選的レースでの獲得ポイントによってU23選手にとっての世界最高峰ステージレース「ツール・ド・ラヴニール」(日本語で”未来へのツアー”)への出場権が獲得できます。

今年の日本代表U23チームは「ツール・ド・ラヴニール」への日本初出場を目指して邁進致します。応援の程宜しくお願い申し上げます。


■写真:UCIネイションズカップU23の一戦、2014「ラ・コット・ピカルド」の風景。
Photo:Sonoko TANAKA

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【大会名】 
-レース名:『UCIネイションズカップレースU23』(シリーズ戦)

<カテゴリー>
UCI Europe Tour 1.Ncup

<開催地>
フランス、オランダ、ベルギー

<シリーズ内レースリスト>
■4月11日『ロンド・ファン・フラーンデレン ベロフテン』(ベルギー)
=ツール・デ・フランドルU23
(Ronde van Vlaanderen Beloften)

■4月15日『ラ・コット・ピカルド』(フランス)
(La Côte Picarde)

■4月17&18日『ZLM ツアー』(オランダ)
(ZLM tour)


■8月22&29日『ツール・ド・ラヴニール』(フランス)

※ネイションズカップ上位チームのみの参戦

(Tour de l'Avenir)

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【代表選手団】
<監  督>
-浅田  顕(JCFロードレースヘッドコーチ)

<選  手>
*各レース前日出走エントリー後に発表致します

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【2014年度のレポート】
■『ツール・デ・フランドルU23(4/12)』強豪国の前に惨敗。次戦に向け立て直し急務

■『ラ・コート・ピカルド(4/16)』結果に繋がらずもチームの成長を確認。

■『ZLMツアー(4/19)』オムニアム世界王者が優勝。日本惨敗も貴重な経験を獲得。

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レース速報(EQADS)】『GPリニャック(4/6)』萩原4位入賞

【レース速報(EQADS)】『GPリニャック(4/6)』

萩原が復活の入賞
勝利ならずも本場で闘えるポテンシャルを証明


復調しフランスへ帰ってきた萩原 慎也(右)。優勝には届かずも本場で闘えるポテンシャルを証明。
椙田明仁(左)は今期から初海外遠征。

レースは常に一列棒状のサバイバルとなった。

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【レース情報】
-レース名:『GPリニャック』
Le Prix Denis-Pons à Rignac
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:3.2 x 22 = 70.4 km
-期間:2015年4月6日
-開催場所:リニャック
レース会場『リニャック(Rignac)』の所在地:


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【速報成績】

4位: 萩原 慎也(EQADS)

完走:椙田明仁(EQADS)

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4位:萩原 慎也(EQADS)

『今回のレースはよい練習ができて調子も良い状態で参加できました。
スタート前にコース試走を行い、風があり十分注意して位置取りをする必要があると感じました。

レース前ミーティングでレース中盤までは集団前方をキープすること、後半の動きを逃さないことを確認しレースに行きました。

スタート後からアタックが続き、自分は積極的にはアタックには加わらず先頭付近を外さないように走っていました。 レース中盤あたりに逃げが決まってしまいそこからは追走の動きが集団内で活発になってきましたが逃げに乗っているチームの抑えがあり自分の力では追走を作ることはできませんでした。

残り2周ほどで逃げ集団を吸収し自分は先頭付近でゴールに備えました。1位になった選手が最後単独で逃げて自分は最後の坂を越えた所でスプリントを始め、ゴール60m程で
自分の裏についてきてしまっていた選手2人に差され4着でした。

今回、運よく逃げが吸収されたので良かったですが強い逃げを逃し、乗れなかったのが反省点だと思います。アタックが続き集団が疲れてきた時に更に鋭くアタックし集団前方から下がらないことが必要と感じました。

ゴールスプリントに関しては先行して差されてしまったのでスプリントの練習も重ねていきます。(萩原 慎也)』

 * * *


完走:椙田 明仁(EQADS)


『レースは1周3.2kmを22周回、計70.4km。
コースは、緩い第1コーナーとロータリーになっている第2コーナーを抜けると斜め右から強い向かい風を受ける緩い下り坂。第3コーナーから先はアウターで登りきれる5%程度の短い登り坂があり、坂の途中にクランクがある。最終コーナーまで登りが続き、そこから約500m先がコントロールラインというもの。
この1週間天候が崩れることがなく、距離強度共にしっかりと乗り込めていたので調子は良く、コースは自分向きではないものの、得意な登り区間を利用して攻撃を仕掛けようとレースに望んだ。

ゼッケンの番号順でEQADSは後方からのスタート。2周目のホームストレートで一気に番手を上げ、登り区間の手前でアタック。しかし体が温まっておらず失敗。その後も15番手以内をキープしてアタックに反応してみたり集団のペースアップを試みたりするものの決定的な動きにはならず。
一度集団中程に戻り脚を休めると、8周目あたりで集団の活性化が収まり始め、5人前後の飛び出しが何回か形成されるようになる。再度前方へ上がりアタック合戦に加わっていると、6人程度の逃げが形成。集団から見える位置なので様子を見ることにした。
逃げが出来たことで落ち着いた集団も11周目あたりから追走の動きがあり、集団15番手以内で位置取りをして対応するものの、アタックやブリッジする際の瞬発力がない為、集団を引き連れてしまうような状況を何回か作ってしまう。
結果的に18周目で逃げは吸収したが、逃げに乗らず見送ってしまった点、脚力やタイミングを含めて追走においても決定的な動きを作り出せなかった点は反省しなければならない。
振り出しに戻った残り3周はさらに活性化し、落車も起きるなどして中切れが頻発。自分は10番手以内をキープするが、前半で脚を使ってしまったからか残り1周で位置取りに余裕がなくなり、ゴール前で前方に上がることも出来ずそのまま集団内でゴール。

既にフランスのアマチュアレースを2戦走り、3戦目ということもあって、初戦で苦戦した集団内の密集度にも慣れ、常に前方で走って展開に加わるという段階まではクリアしたが、逃げに乗りさらにそこで勝負に加わるまでには、アタックの力やそのタイミングでまだまだ学ばなければいけない事、練習しなければいけない事が山積みだと実感する内容だった。
今回の海外遠征では毎週末フランスのアマチュアレースに参戦出来るので、場数を踏んで成長していきたいと思う。(椙田 明仁)』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS)】『チャレンジロード(4/5)』石上惜敗も、その悔しさを世界へ向ける

【レースレポート(EQADS)】『チャレンジロード(4/5)』

石上惜敗も、その悔しさを世界へ向ける

関東のレースシーズン開幕戦


優勝のみを狙っていた石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)は惜敗。その悔しさを世界のレースへと向ける。

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【レース情報】

-レース名:『第40回チャレンジサイクルロードレース大会』
-期間:2015年4月5日
-開催場所:静岡県伊豆市日本CSC
-距離:
<A-J1クラス>39km
<A-Yクラス>29km

レース会場『日本CSC』の所在地:

大きな地図で見る

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【成 績】
<A-J1クラス>
1位:石井 駿平(高崎工業高)1時間6分1秒37(平均時速:35.44km/h)
2位:石上 優大(EQADS準所属/高体連所属=横浜高校)トップから+0.79秒
3位:武山 晃輔(甲府工業高)トップから+0.90秒

<A-Yクラス>
1位:勝呂 真至(伊豆総合高)49分42秒65 (平均時速:35.00km/h)
2位:奥村 十夢(榛生昇陽高) トップから+1秒22
3位:三好 憲士郞(榛生昇陽高) トップから+1秒87
DNF(メカトラブル):蠣崎 優仁(EQADS)

<フルリザルト>
http://challengeroad.com/wp-content/uploads/downloads/2015/04/2015challenge_A.pdf

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【選手本人によるレポート】

DNF(メカトラブル):蠣崎 優仁(EQADS)


『2015 チャレンジサイクルロードレース A-Yクラス。
今シーズン第一の大きな目標にしていた今大会は、昨年2位に終わって悔しい思いをし、今年こそは優勝を勝ち取るために挑みました。
天候はスタート時は曇りで、途中から雨が降り出しましたが、地元のホームコースなので、下りを有利に利用できると考えて、悪天候をプラスにとらえて走りました。
春休み期間も十分に乗り込み、一週間前には同じコースの社会人対抗ロードで独走優勝し、いい流れでレースを迎えることができました。
スタートリストには直近の選抜ロードで10位台でゴールしている選手が数名いて、クライマーという情報もあり、マークをその選手に決めてレースを運んでいく作戦を立てました。
スタート後、まずは集団の力量を計るために、先頭固定で登りをペースをあげて走り、周りの選手の息づかいなどを見てその後の展開の参考にしました。
それによってこぼれる選手も多く、早速60数名の集団が先頭の固まりは20名程まで絞れ、集団内でも力の差を見られるようになりました。
その後しばらくは前から10名以内に位置取り、アタックに踏み遅れない位置でキープしていると、3名程で固まっている学校の監督が、ペースアップで集団をちぎれという指示を出し、その直後から急にペースが上がり、さらに10数名まで集団が減っていきます。
自分はハイペースで集団を引かれるよりも緩急の強い展開でアタックを成功させて抜け出したいので、その作戦を阻止するために先頭に立って自分の走りやすいペースを作っていったのですが、昨年の結果などによって周囲の選手からのマークが厳しく、自分の動きはすべて押さえ込まれてしまいました。
雨が降ってきて下りでアタックをしても、登りでアタックをしても封じ込められてしまい、少人数で抜け出したいものの全くできません。
さらに、ペースアップを狙っているチームの3人がペースアップする中、自分が先頭から下がってくるとわざと間を空けて自分を入れようとする選手がいて、マークの厳しさをますます感じました。
そして、ラスト一周手前の下りで一人が飛び出し、誰も追わないので自分が追ったのですが、それまでの動きでかなり脚を消耗してしまっていたようで、秀峰亭の山頂手前で脚が止まってしまって先頭グループからこぼれてしまい、山頂を5秒遅れで通過しました。
しかし、あきらめずに追えば下り区間で追いつけるかもしれないと思って行きました。
その直後、ホームストレート前の最後の上りでフロントをインナーにシフトダウンしたところで、チェーンをインナーに落としてしまい、さらにフレームとチェーンリングの間に挟まり、手でも戻らなくなってしまいました。
リスタート不可能となり、悔しいですがDNFという選択をしました。
正直に、すごく悔しいです。
しかし、ミスをしたのは自分であり、何もいい訳はできません。
もしあそこで冷静にシフトをして、下りで追いついていたら勝負に絡めたかもしれないという思いもあります。
また、厳しいマークを受けて動きをすべて封じられ、脚を消耗してしまい不利な展開ではあったと思います。
しかし、今回は自分の力が足りなかったことが焦りになり、シフトミスにつながったのだと思います。
これから高校という新しい環境になり、毎日充実した練習ができるようになります。
なので、今回の失敗を繰り返さないように練習を重ね、今回優勝した先輩もいますが、5月末のインターハイ県予選で優勝し、インターハイへの切符を手に入れられるよう頑張っていきたいと思います。
今回の悔しさは忘れずに、気持ちを切り替えて次に活かしていきます。
レース中の応援、とても力になりました!応援ありがとうございました!』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS)】『社会人対抗ロード:Jクラス(3/29)』15歳の蠣崎優仁、高校生クラスで独走優勝

【レースレポート(EQADS)】『社会人対抗ロードレース大会(3/31)』

15歳の蠣崎優仁、高校生クラスで独走優勝

高校入学前の大金星


4月から高校生となる蠣崎 優仁(EQADS)。夢はツール・ド・フランスの総合優勝だ。





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【レース情報】
-レース名:『東京都車連「白井滋杯」第55回社会人対抗ロードレース大会』
-期間:2015年3月29日
-開催場所:静岡県伊豆市日本CSC(正周り(左回り))
-距離:
<Jクラス>CSC5km x 8周=43.5km

レース会場『日本CSC』の所在地:

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【成 績】

<J=高校生クラス>
1位:蠣崎 優仁(EQADS) 1時間21分02(平均時速:32.21km)
2位:佐々木 優樹(紫波総合高校)トップから+1分48秒
3位:高清水 天翔(SHONAN Bellmare)トップから+1分59秒

<フルリザルト>
http://www.tokyo-cf.jp/wp/wp-content/uploads/downloads/2015/04/0329result_R.pdf

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【蠣崎 優仁(EQADS/エカーズ)のコメント】

蠣崎 優仁(EQADS)


『土曜日に引き続いて2連戦で参戦した今回のレースは、2年前にBクラスで参戦して6位入賞したレースですが、今回はJクラス(高校生クラス)で出場しました。
前日のJCRCと違い、ゴール地点が監視塔ではなく秀峰亭ゴールで、レース距離もJCRCより1周半長い、8周半でした。
今まで5kmコースでは6周レンジのレースまでしか走っていなかったので、正直後半がどういう風になるよくわかりませんでした。
人数は8人と少ないですが、他の選手は多くが走ったことの無い高校生で、全く展開の予測がつきませんが、自分の中では中盤からの単独逃げを理想としてレースに臨みました。
天気は曇りで、スタート時は風も穏やかで気温も17度程ととても走りやすい環境でした。
スタート後、お互いに様子見のような揺さぶりのアタックが掛かりますが、まだ序盤すぎて先行した選手も躊躇して集団に戻ることを繰り返していたので、基本的にはすべて見送って周りの脚が削れていくのを待ちました。
最初の1周は8分40秒程のペースで周り、1周目で遅れる選手も出ていました。
先頭が入れ替わっていくうちに、だんだんと脚のある選手が分かってきて、その選手の動きには対応していくようにしていきます。
そして、3周目の2号橋手前の下りでダウンヒルフォームをとって前に出て少しハイペースで下り、コーナーも勢いを殺さずにクリアして後ろを振り返ると80mくらいの差ができていて、上り返しでも差が縮まらなかったので、まだ少し逃げ始めるには早い気がしましたが、思い切ってエスケープに入りました。
秀峰亭を通過する時点ですでに20秒近く差が開き、逃げてそこから広げていくにはちょうど良い感じでした。
そこからはパワーメーターを見ながら一定ペースを保って、徐々にタイム差を広げられて40秒近辺で推移するようになりました。
中盤にさしかかる頃から風が強くなり、下り区間で向かい風、登り区間で追い風になりました。
ペースメイクをするのに、急勾配で無理に踏んでいかず、下りや緩斜面でペースをあげて、後半までペースをキープし続けられるように気をつけました。
そのまま50秒までタイム差を広げて最終周に入って、逃げ切りが濃厚になったので気を落ち着けて、とにかくトラブルなくゴールまでたどり着けるように気をつけて慎重に走り、最後はタイム差をさらに広げて独走勝利することができました。
今まで逃げに乗ったり、途中までの逃げは何度かしていましたが、最後まで逃げ切るのは去年のシマノ鈴鹿以来で、しかも今回は登りの多い5kmコースでかなり序盤から逃げ続けることができ、また一つ新たなことができて嬉しく思います。
この直後にはチャレンジロードが控え、昨年はスプリントで敗れての2位で悔しい思いをしたので、今年こそは優勝できるように、この流れにのせていい状態でレースを迎えたいと思います。
これから本格的なシーズンインをし、今までとちがう伊豆総合高校自転車競技部として高体連で走ることになりますが、新しい環境に慣れて、また着実に成長していけるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
レース中の声援、ありがとうございました。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『グランプリ・ド・セナック・エ・サンジュリアン(3/30)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『グランプリ・ド・セナック・エ・サンジュリアン(3/30)』

激しい連戦をこなす若手選手たち
大一番のUCIネイションズカップU23初戦は4月11日


連戦に苦戦も、4月12日に始まるU23選手のワールドカップ「UCIネイションズカップU23」に向けて調子を上げる選手たち。写真は岡 篤志(日本代表U23/EQADS)
Photo: Sudgirondecyclisme


常に前に立ちはだかる常勝男、ミカエル・ラルプ。彼を倒せる実力が無ければプロには上がれない。
Photo: Sudgirondecyclisme

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【レース情報】
-レース名:『グランプリ・ド・セナック・エ・サンジュリアン』
Le 65 Grand Prix des Fêtes de CENAC ET ST JULIEN
-カテゴリー:1.12.1
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:100 km
-期間:2015年3月30日
-開催場所:オーズ周辺
レース会場『セナック・エ・サンジュリアン(Cenac et Saint Julien)』の所在地:

大きな地図で見る


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【成績】
1位: Mickaël Larpe (Girondins de Bordeaux)
2位: Julien Lamy (Team Elancia-VC Tulle)
3位: Martial Roman (Veranclassic - Ekoï)

完走:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)

完走:内野 直也(日本代表U23/EQADS)

完走:小橋 勇利(日本代表U23)

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完走:岡 篤志(EQADS)


『フランスに帰ってから、2連戦。
準備不足は否めないが、今回のレースは練習と思って、最後まで絶対に走り切ろうと思い臨む。
コースは1周10Km×10の100Km。
勾配の緩い2Km程の登りと、細い農道のアップダウン、テクニカルな下りを下って平坦でゴールと言う感じ。
天候は雨で、風も強い。コンディションもレースの厳しさを強める。
内野選手、小橋選手、自分の3人でのエントリー。
そしてレーススタート。
すぐに登りが始まり、アタック合戦が始まる。
アルメドテールの選手ら3人が飛び出し、自分もそこへブリッジ。集団も縦長になりながら追ってきている。
小橋選手も追い付いてきて、後ろは分裂しているのが見える。このまま行きたいところだったが、突然右足だけパンパンになると言う症状がでて、身体の動きがバラバラ。
全く踏めなくなり、2番手で中切れして逃げからドロップ。
15人程が先行する形に。
後ろの集団に辛うじて付き、脚が回復することを願い耐える。
幸い下りに入り、脚が復活。前には小橋選手が要るため、無理に追走はせず、前に乗せていないマルティーグが懸命に追っていたので任せて次の展開に備える。
2周目に入るところで先頭に追い付き、振り出しに。
すぐに次の攻撃がかかり、小橋選手、自分とで対応するも、キツすぎて何度もオールアウト寸前に。
何度か分裂したが、どうにか一まとまりで3周目へ。
登りでミカエル・ラルプ選手とPRO IMMOの選手が飛び出し先行、そして細い道の強風アップダウン区間で、単発でアタックしていく選手が前で集まり、6人の逃げが行ってしまった。
しばらく見える範囲に推移したが、4周目に4人が先頭に追い付き10人が前に行ってしまった。
悪あがきで自分も5周目で追走を作るべく、テクニカルな下り区間を先頭で攻める。
一人になって、後ろを待つ展開になり、4人が追い付いてきた。
しかし6周目の登り麓で捕まる。
タイム差は1分半に開き、追い付くのは厳しくなってきたが、集中力は切らさないように走る。
7周目、アップダウン区間で3人が飛び出し、自分も追走。逃げ損ねたアルメドテールの選手と下り切りで追い付き、6人の追走が出来た。
ペースもかなり速く、ローテーションを回るのがギリギリ状態。
登りの中腹で回れなくなり、折角乗ったグループからドロップ。
後ろの集団から力で抜け出した選手が抜いてきて、付き直そうと踏むもスピード差が大きくて、誰にも着けなかった。
農道で4人のグループが来たので付き直したが、登りでそこからもドロップ。
脚が完全に終了し、残り2周はクールダウンのようなペースで走り、28位くらいで完走と言う結果に。
優勝は、逃げから更に飛び出したミカエル・ラルプ選手。
昨年も同じレースを沢山走り、顔見知りの選手。今日は圧倒的に強かった。
<感想>
今日のレースは、結果は散々だったが、身体の感触は最近の中では良い方だったと思う。
逃げには乗れなかったが、展開には参加出来て、体力的にも追い込めたので、良い刺激になった。
不安なのはパワーの左右差。
最近特に酷くなってきていて、今日は過去最高に酷かった。
原因を解明して治さないといけない。
身体をケアして、トレーニングを再開して調子を立て直して行きたいです。』

 * * *


完走:内野 直也(EQADS)


『2年前にも出場したエリートナショナルのレース。
10キロのコースを10周のレース。

当日は朝から思わしくない状態だったが、スタート。
しかし話にならず、スタート後アタックについて行ったものの、その後に堪えきれず早々にドロップアウト。

身体の一部分しか使えていない悪い状態の典型的なパターンだった。
相当に歯痒いが一度切り替えて、身体のリカバリーと取り組む姿勢に関して改めて考え直して再始動したい。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『GPサンテガベル(3/30)』ロシアの17歳シヴァコフが優勝

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『GPサンテガベル(3/30)』

ロシアの17歳シヴァコフが優勝



ロシア期待の17歳パヴェル・シヴァコフが優勝。ジュニア選手のUCIステージレース「ロンド・デ・ヴァレーRonde des Vallées」(2.1 MJ)2014にて総合優勝を飾った未来を嘱望される選手だ。父はツール・ド・フランスに3度出場のアレクセイ・シヴァコフ。

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【レース情報】
-レース名:『GPサンテガベル』Grand Prix National de Cintegabelle
-カテゴリー:1.12.7
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:114,3 km
-期間:2015年3月30日
-開催場所:「サンテガベル」
レース会場『サンテガベル』の所在地:


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【成績】
1位:Pavel SIVAKOV(Isle JOURDAIN)
2位:Thomas ALFONSO(UV MAZAMET)
3位:Mathieu CARAMEL(EV BRETENOUX BIARS)

47位:内野 直也(日本代表U23/EQADS)
66位:広瀬 樹(中央大学)
76位:松本 祐典(明治大学)

DNF:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)

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47位:内野 直也(EQADS)


『ベルギーでの活動を終えて南仏の拠点に戻ってきた翌日の参戦。
アップダウンのコースと強風によってレースが動く。

スタートし、アタックの掛け合い。
しかし自分はというと、アップは十分に行えたが変に身体が重く展開に絡んでいけない。
中切れにも遭ってしまい、早々に先頭を外してしまった。
中切れに関して、そこにいる自分が悪かった。
ベルギーにいる間、長い時間のトレーニングが出来ていなかったため切り替えて走り続けゴールした。

感想
前日の長時間移動の翌日で、集中しきれていなかった。
こういう事も上手く順応していけるようになりたい。』

 * * *


DNF:岡 篤志(EQADS)


『今日は家から10㎞くらいの隣町で行われるGP Cintegabelleに参戦。
ベルギー遠征から正直なところコンディションが落ち込み、疲労と練習不足がダブルパンチな感じ。
やってやろう!という気持ちで臨めない時は、気持ちですでに負けている。
今回のレースがまさにそうでした。
このレースは昨年も走っており、その時は先頭集団に残り5位。強風と登りの反復が印象深いレース。
コースは1周9.5㎞×12周の114㎞。
2㎞程の登りがあり、そのあとも道が細く、遮るもののない丘での横風が集団を破壊する。
終始休めないコースだ。
メンバーは今回知っている選手がほとんど来ておらず、調子が良ければ優勝が狙えるはずのレース。
そしてレーススタート。
早速登りが始まりアタック合戦。
横風を受けないように気を付けながら前に上がっていく。
小橋選手が前衛でほとんどの動きに反応していて、飛び出すシーンもあったが吸収。
カウンターで6人が飛び出す形になり、自分は一瞬反応が遅れてしまった。
ここで全開で追えば追いつくだろうと思ったが、もしこれが決まらなかった場合、次の展開に加われないことは必至。自分の余裕の無さから躊躇してしまった。
しかし集団に追走の動きがなく、30秒近いタイム差が付いてしまい、単独で追いつく射程圏外に。
2周目も追走の動きを作ろうとしたが失敗。この時点で集団は30人ほどで、秋田さん、小橋さん、広瀬さんしかいない。
そして3周目、登りの麓から全開でアタック。
一人になってしまったので待ち、3人ほど連れて飛び出したが、集団も1列に伸びながら先頭数名が追いついてきた。
登り頂上でさらに加速していく選手に自分は付けず、そのまま自爆してドロップ。
そこで出来た追走は最終便で先頭に追い付き、勝ち逃げになった。
しばらく第2グループで走っていたが、4周目の横風区間で1列張付けになり、路肩に落ちながら粘るも、追い風に変わったところで千切れて、集中力も切れて次の周でリタイア。
準備不足で臨んだレースとはいえ、残念な結果になりました。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683
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