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【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『GPアヴァイユ・リムズィヌ(7/29)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『GPアヴァイユ・リムズィヌ(7/29)』

前半攻めるも終盤の勝負所で経験不足が露呈
ラコーがシーズン8勝目をマーク


仏コンチネンタルカテゴリーで走っていた経験のあるロナン・ラコーが、AG2Rチームのサテライトであるチームシャンベリーを力ずくで押し切って勝利。
Photo: Les actus du cyclisme


レース後半はAG2Rのサテライトチームであるチームシャンベリーが主導権を握り、それに個の強豪達が立ち向かう展開となった。
Photo: Les actus du cyclisme

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【レース情報】
-レース名:『GPアヴァイユ・リムズィヌ』
Grand Prix d'Availles Limouzine
-カテゴリー:1.12.1(エリートナショナル)
 ◆仏レースカテゴリーの解説はこちら
-距離:116.7km
-期間:2015年7月29日
-開催場所:ポワトゥ=シャラント周辺
レース会場『アヴァイユ・リムズィヌ(Availles Limouzine)』の所在地:


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【成績】
1位: RACAULT Ronan(Guidon Chalettois)2時間36分15秒
2位: ROCHAS Rémy(Chambéry Cyclisme)トップと同タイム
3位: BLANQUEFORT Sylvain(Team U Nantes Atl) トップから+12秒

15位:小橋 勇利(日本代表U23)
24位:秋田 拓磨(日本代表U23)
35位:内野 直也(日本代表U23/EQADS)
51位:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)

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【浅田監督によるレポート】
『20㎞の外周と2.3㎞の小周回で構成されるアマチュアトップカテゴリーレース。平坦中心なコースのためスタートからペースが速く逃げが決まりにくい中、外周では岡、松本が積極的に逃げを試みる。その動きで形成された岡を含む小グループは外周終了まで逃げるが、ゴール前の小周回に入るところで集団が一つに戻る。小周回では小橋が良く動き先頭グループは逃したものの15位でゴールし好調ぶりを見せた。』

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35位:岡 篤志(EQADS)


『後半戦初めてのフランスアマチュアレース。
イタリアからの疲労もあるが、調子は良いはずなので勝ちを狙えるレースをすることを目標に臨む。
コースは20kmの周回を4周したあと、2.5kmの小周回を15周する115km。
大周回には登りが2ヵ所、小周回はホームストレートが登りで、下りは鋭角コーナーもある逃げ切りやすいコース。
昨年は大周回で20人が抜け出し、そのままゴールまで行ってしまったので、今年も前半からの動きに注意して臨む。
そしてレーススタート。
いつも通りアタック合戦がスタート。
AG2Rや元プロ勢らの動きに、ジャパンチームも抜け目なく反応していく。
一度6人ほどの抜け出しを許すが吸収、カウンターでアタックすると独りになってしまい、暫く前で待ちながら踏むと3人が合流、しかしこれも捕まる。
2周目、松本が3人で抜け出していたが捕まり、昨年も勝負が決まった登りでミカエル・ラルプ選手(元プロの強豪選手)がアタック。
これに反応して3人逃げが決まった。
春の最後に走ったエリートナショナルのワンツーコンビで、かなり良いメンバー。
しかしAG2Rや人数を揃えているチームが乗っていないので、簡単には逃がしてくれない。
全開に近いハイペースで逃げるが最大でも30秒差、登りになると10秒近く縮めてくる。
後ろもかなり速い。正直大周回は少人数逃げには向かないが、小周回に入れば簡単には捕まらないはず。
しかし小周回まで10kmを残して追走集団10名程に捕まり、松本が乗っていたが、結局メイン集団にも捕まり振り出しに。
かなり消耗した状態で小周回に入る。
ここは前にいないと逆にキツいので、何がなんでも前へ。
二人が登りでアタックし、先行。
それを追う形でAG2Rの選手が麓からフルもがき。
ピッタリ付いていたがあと少しのところでオールアウト。猛タレし集団後方まで下がる。
結局この動きでできた10人が最後まで逃げきる形に。
自分は暫く集団で回復を待つが、タイム差も開く一方で、心が折れ始める。
明日もレースなので残り5周で遅れ、1lapされゴール。
感想
今日は強力な逃げに乗れて、動くことは出来たが結果に結び付かなかった。
しかし共に逃げたラルプ選手は先頭に残っており、逃げている時も貯めながら走っていたあたり、上手さを感じた。
逃げ切りに意識しすぎて、明らかに踏みすぎた所は反省点。
しかしその上で勝てる力をつけることが課題である。』

 * * *


51位:内野 直也(EQADS)


『20キロ程の平坦、アップダウンの組み込まれた大周回を4周と、2キロ強の小周回を15周の110キロほどのレース。
このレースはもう3年目でどの区間がきついかなどは分かるが、それも走る選手が作る展開によって変わっていく。
シーズン後半はこのようなフランスのアマチュアのレースを中心に走っていく。
まずは、積極的に動いて逃げに乗ることを目標に置いた。
スタートし、少ししてからアタック合戦が始まる。
チームメイトは交互に攻撃を繰り返す事が出来、こういう動きが常に出来れば良いと思う。
1周目後半に、秋田選手含む数名が先行した後、一人が追走。それを追いかけパスして、単独で前に合流成功。
回して逃げを決めたいが、周りは苦しいのか、様子見なのかで全開という訳ではなくさほど差は開かずこれは吸収。
その後もチームは展開に乗っていき、2周目に岡選手含む3名が逃げ始める。
差は30秒を最大に、後ろの集団は一定のペースではなくアタックの掛け合いで強弱がある。
その状況が続いたが、4周目後半で吸収。
今度は自分の番と、攻撃していく。
以前より、短時間の高出力は出せている。

しかし大多数の選手は脚がある状態で、結局どの逃げも捕まり狭い小周回へ。
ここからは1列にならざるを得ない区間もあるため前にいなければならなかったが、10名の先行を許してしまった。
残り12周で単独で抜け出し、追走開始。
しかし15秒が縮まらない。
後ろに追いつかれる方が早く吸収。
集団はいつの間にか小さくなり、その後も諦めず追いかけるが、叶わずこの集団でスプリントしてゴール。


感想

良かった点としては、短時間で大きな出力を後半に以前より出せれる事が感じられた。
これを、出せる力、時間、回数をもっと増やせればと思う。
反省点は、先行を許してしまった点。
例え逃げてこぼれてしまっても、そこに乗っておきたかった。

反省点を踏まえ 後は結果に繋げられるよう、継続して挑戦していく。』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レース前レポ】EQADS石上&渡邊らがUCIジュニアネイションズカップ『ツール・ド・ラビティビ(7/21-26)』に出場

【EQADS選手らがUCIジュニアネイションズカップ『ツール・ド・ラビティビ(7/21-26)』に出場】

世界トップのジュニアが集うステージレース
過去に窪木一茂、吉田隼人、孫崎大樹がステージ優勝



EQADS準所属の石上優大&渡邉歩が、ジュニア選手版ワールドカップの一戦『ツール・ド・ラビティビ(7/21-26)』出場の日本代表ジュニアメンバーに選出されました。

【大会名】
ツール・ド・ラビティビ
TOUR DE L’ABITIBI DESJARDINS

【大会期間】
平成27年7月21日(日)~平成27年7月26日(日)

【大会カテゴリー】
UCI ジュニアネイションズカップ

【開催場所】
カナダ:ケベック州ヴァル・ドール


【ジュニア代表選手団】
石上 優大(EQADS準所属/横浜高校)
大町 健斗(広 島・広島県立安芸府中高等学校)
沢田桂太郎(宮 城・東北高等学校)
渡邉 歩(EQADS準所属/学法石川高校)
當原 隼人(沖 縄・沖縄県立与勝高等学校)
小野康太郎(東 京・スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

<日本選手団フルメンバーは下記をご参照下さい>
http://jcf.or.jp/?p=45009

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【参考リンク】
<JCF日本自転車競技連盟ホームページでの告知>
http://jcf.or.jp/?p=45009

<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS)】『全日本選手権ロード(6/27-28)』目標に及ばずも、輝いたチーム内連携 (エリート)

【レースレポ(EQADS)】『全日本選手権ロード(6/27-28)』

UCIポイント獲得目標に及ばずも、輝いたチーム内連携
(エリート)



レース序盤に出来た強豪選手を多く含む逃げを、他チームと協調して追い詰める内野 直也(EQADS)


レース中盤以降、活発に逃げを試みる面手 利輝(EQADS)
Photo: Yuichiro HOSODA


終盤の勝負が決まる逃げに反応する岡 篤志(EQADS)
Photo: Yuichiro HOSODA

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【大会基本情報】
◆大会名:全日本自転車選手権大会ロードレース(通称:全日本選手権ロード)

◆開催期間:
平成26年6月27日(土)~平成26年6月28日(日)

◆開催場所:
那須町スポーツセンター周辺特設ロードレースコース


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【リザルト】

<6月28日開催:男子エリートロードレース(240.0km)>

1位:窪木 一茂(Team UKYO) 5:55:33.64(平均時速40.49km)
2位:畑中  勇介(Team UKYO)トップから+5秒
3位:増田  成幸(宇都宮ブリッツェン)トップから+6秒

17位:岡 篤志(EQADS)トップから+10秒

40位:面手 利輝(EQADS)トップから+3分13秒

DNF:内野 直也(EQADS)

■フルリザルトPDF

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<6月27日開催:男子U23ロードレース(160.0km)>

1位:中井  路雅(京都産業大学)3:55:40.86(平均時速40.73km)
2位:黒枝  咲哉(鹿屋体育大学)トップから+4秒
3位:岡本  隼(和歌山県)トップから+4秒

22位:椙田 明仁(EQADS)トップから+7秒

DNF:萩原 慎也(EQADS)
DNF:蠣崎 藍道(EQADS)

■フルリザルトPDF

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<6月27日開催:男子ジュニアロードレース(112.0km)>

1位:沢田 桂太郎(東北高校) 2:44:10.63(平均時速40.93km)
2位:中川 拳(帯広三条高校)トップと同タイム
3位:武山 晃輔(甲府工業高校)トップから+1秒

8位:石上 優大(EQADS準所属/横浜高校)トップから+1秒
9位:渡辺 歩(EQADS準所属/学法石川高校)トップから+2秒

■フルリザルトPDF

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<6月27日開催:男子U17+U15ロードレース(79.0km)>

1位:篠田 幸希(前橋工業高校)1:36:45.73(平均時速39.68km)
2位:日野 泰静(チームグロシャ)トップと同タイム
3位:石井 洋輝(白河実業高校)トップから+1秒

16位:蠣崎 優仁(EQADS準所属/伊豆総合高校)トップから+5秒

■フルリザルトPDF

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【選手本人によるレポート】


エリート17位:岡 篤志(EQADS)

『1年の中のレースでも特に大事なこのレース、帰国してから最初のロードレースと言うこともあり、日本で走る貴重な機会。
このレースのためにハードなトレーニングと食事の工夫など行い、準備は万端で臨む。
チームからは面手選手、内野選手、自分の3人で参戦。
今年のコースは、例年に比べて長い登りがなく、細かいアップダウンのコース。
前日のジュニアやU23のレースを見る限り、集団有利な流れるコースだ。
しかしエリートは距離が長いこともあり、予想がつかない。
作戦としては、前半に出来るであろう逃げは、メンバー&人数を見て選択すること。
全日本は例年、エースが最初から逃げることは希であるが、去年のようなパターンも頭に入れる必要がある。
後半勝負になれば、強い選手が動くことが予想されるので、そこまで如何に脚を残すか、そして付いていけるかが課題。
天候が心配されたが、レース当日は曇り時々晴れ。
そしてレースはいよいよスタート。
リアルスタートと同時にアタックがかかるものの、有力選手は様子見といった感じ。しかし2周目辺りから有力選手達も動きだし、自分も同調していく。
内野選手も積極的に前で展開。
一時、土井選手やNIPPOの選手、アンカー井上選手らと飛び出す場面もあったが吸収。
一旦下がり3周目、ここで前を見るとかなり良いメンバーがごっそり先行している。
かなりヤバイと思うも、時すでに遅し。
アンカーからは初山選手、井上選手、西薗選手。UKYOからは土井選手、ブリッツェンからは増田選手、シマノは木村選手、愛三は平塚選手、小森選手、ブラーゼンから佐野選手等、主要チーム全てが乗った19人の逃げに、EQADSからは乗っていない。
集団はスローダウンし、タイム差はすぐに1分を超し、最大で5分差が開いた。
レースが終ってもおかしくない状況になり、チームとして動かなければ行けなくなった。
しかし3人しかいないチーム、そしてエースと言うものを決めておらず、全員が勝負したい中で、選択を迫られた。
皆調子が良いし、勝負したい。
話し合いの末、最も長時間の牽引が得意な内野選手が追走に参加してくれることに。
自分は絶対に結果で返さなければ行けない。
そして幸にも、愛三の作戦が逃げでの勝負ではなかったため、逃げの二人を戻して集団牽引に参加。
キナン、マトリックスも参加し、毎周回30秒以上詰めていく。
自分は面手選手とアンカーの後ろで温存。
クラブチームの選手4人が逃げから脱落し13人となり、9周目、20秒差まで縮めた所で、内野選手も離脱。感謝とプレッシャーを感じながら、次の展開に集中。
そして残り100kmを残し、逃げを吸収。
カウンターで内間選手が単独でエスケープ、追走で山本元喜選手と飛び出す。
しかしここで、バイクから「止まって!」の指示。
意味がわからなかったが、女子のレースとの調整で止められたようだ。
全員が止まり、自分はトイレタイム。
暫くして再スタート。結局集団からスタートし、逃げの内間選手も戻り、振り出しに。
ここからは単発なアタックが頻発し、面手選手がかなり動いてくれる。
自分は人数とメンバーを見て反応。
他に積極的なのは、NIPPOの山本選手、アンカーの内間選手、キナンの伊丹選手ら。
UKYOも土井選手の指示で代る代る反応している。
自分も常に10番手前後で勝負の瞬間を逃さないように動く。
途中、伊丹選手が単独で逃げ、差をつける。
キナンが徹底チェックでローテが回らず、かなり厄介だったが、登りでペースを上げて吸収。
今度は愛三の中島選手、シマノ入部選手、アンカー内間選手3人が飛び出す。
この動きに土井選手が動き、登りアタック。番手にいた自分も反応したが、付き切れしそうであった。
前に追い付き、10人ほどになる。
メンバーも各チームのエースしかおらず、決まったと思ったが、下り区間でスピードが上がらず吸収。
そして遂にラスト1周、面手選手がUKYO畑中選手、アンカー井上選手と飛び出すも、ホームストレートで吸収。
その直後、下りでスピードの落ちた先頭と、後ろから勢い良く抜け出した選手とでギャップが出来る。
慌てて左端からブリッジ。
先頭に追い付くと、かなり離れている。
11人になり、全開でローテを回し、逃げる。
力ではなくタイミングで決まったこの逃げは、メンバー的にもチャンスが大きい。
増田選手、山本選手、初山選手、早川選手らが強敵だが、スプリンターがいないぶんラッキーだ。
ラスト10kmでタイム差30秒との情報、上手く行けば逃げ切れる。
その直後、土井選手が追い付いてきている、そしてブリッツェン鈴木譲選手、アンカー西薗選手、ブラーゼン鈴木龍選手も合流。
引き伸ばされながらも後ろから集団も迫っている。
しかし勝者はここから出るはず。登りでペースが上がるが、絶対に先頭をはずさないように脚を使いながらも粘る。
しかし土井選手のアタックに付ききれず、逃がしてしまい、ラスト3km。
後ろを見ると更に人数が増えている。追い付いてきているようだ。
追走に加わりつつ、最後に備える。
ラスト1km、更に集団も追い付いてきて、ここでUKYO窪木選手がアタック。
増田選手も追うが離れる。自分も追いたいのに脚が動かない。
ラスト500m、窪木選手、増田選手、畑中選手3人が先行で右に曲がり最終ストレート。
あわよくばブリッジと思い、全開でもがく。
しかし脚が全く動かず大失速。
後ろを引き連れる形になり、集団の選手全員に抜かれながらも踏めず、17位でゴール。
優勝は窪木選手。

感想
最後は勝てるチャンスがあると思っただけに悔しい結果になった。
最後は自分の脚の状態的には、4位狙いの集団でトップ10を目指すのがベストだっただろう。
温存が下手だったこと、そして冷静さが足りなかった。
結果として何も残らず終わってしまった。
自分の結果を犠牲にして牽いてくれた内野選手には申し訳ない。
しかし、最初の逃げに乗れなかったことを除いて、最後までチームとしてレースに参加できたことは良かった。
後半、何度も分裂し、何度も決まったと思う場面で、全てを先頭でこなせたことは自信にもなった。結果的に動き損なところもあったが、レースは分らないので結果論。
この悔しさは次のレースにぶつけたい。
暫くレースが空きますが、ヨーロッパ遠征に向けてコンディションを整えていきます。

ありがとうございました。(岡篤志)』

 * * *


エリート40位:面手 利輝(EQADS)


『今シーズンの前半戦を締めくくる6月の全日本選手権、2月のアジア選手権から始まった今シーズン数多く海外レース走ってきた前半戦で得てきたもの、成長できたと感じている自分の実力をこの舞台で発揮して必ず次に繋がる走りをするため準備して臨んだ全日本選手権ロードレース240kmの戦い。

240kmという長距離レース。200kmを超えてからの後半に受け身側ではなく攻撃する側に立ち繰り返し攻めるレースをできるかどうかが自分が求めるものを得るためには重要だと思っていた。レース終盤の本当の力勝負をしてそこでの力勝負を勝ち抜き、少人数に絞られた先頭でゴールへ飛び込んでこようというイメージを描いてレースをスタートした。

レース前半に有力チームのエース級選手を多く含む19人の逃げが決まってしまったとき、チームメイトの内野選手が自分の身を削る走りをして自分と岡選手のために集団牽引に加わり捨て身の走りで自分たちを助けてくれたこと。誰もが自分の結果を狙いたい全日本選手権で、覚悟して、あの場でその決断ができた内野選手に対してチームメイトとして深く感謝しているし尊敬する。自分にはあの場で捨て身覚悟のその決断はできなかった。このレースでもうひとつ彼の強さを感じました。

内野選手が集団牽引に加わってくれたことで自分と岡選手は集団内で力を温存させて走ることができた。最大5分半ほど開いた19人の逃げグループをレース中盤に吸収し次の展開が始まる。体力を使い果たして尽くしてくれた内野選手に「後は頼みますよ」と言われ、なんとしてでも力で飛び出そうと高い集中域に入った。

後半のアタックや抜け出しの動き、ほぼすべての動きに反応してどの逃げが決まっても自分と岡選手のどちらかが必ず入れるように展開した。数的には2人とは不利だが自分たちはフランスでこういうレースを積み重ねてきている。だから岡選手も自分も言葉を交わさなくてもお互いにお互いがどう動くべきかをよく把握できていた。

レース後半には少人数での抜け出しを試みてアタックし、または反応して集団から少し抜け出しをリードする場面は何度もあったが、集団にエースを構えるチームのアシスト選手がそれを逃してはくれず、決定的な逃げとして決まることはなかった。

ハードに動いたことで脚がキツいがラスト周回へ入る手前で井上選手(BSアンカー)と畑中選手(team UKYO)と3人で抜け出した。これでBSアンカーとteam UKYOは追ってこない。チャンスと思い集団を引き離そうと先頭で思いっきり踏んで最終回へ先頭で入って行ったが集団を引き離すことができず、吸収された直後の下でのカウンターアタックで11人の逃げが決まった。そこには反応していきたくても脚が動かず反応して乗っていくことができなかった。それが悔しい。そのカウンターに岡選手がそこには乗って行った。

最終回の上りで後方集団からのブリッジに乗っていけず、集団から千切れて遅れて自分は40位でゴールした。

結果40位。結果は残念でした。何も残せなかったことは。
だけど去年と今年とではレース走った内容は全然違うものだった。ひたすら受け身で苦しめられ集団から千切れないようについていくだけだった去年に比べ、受け身ではなく攻撃を繰り返す側で攻めるレースができた今年。勝ちを意識できるのはどっちか、どっちがこの先に繋がるか自分の中でははっきりしている。

評価とリザルト、それと自分がレースを走って感じ得たものは必ずしもイコールではないと思う。それがロードレースの難しい部分でもあり、走る選手にとっても面白い部分なのかもしれない。競技であるからには結果が全てなのだけれども... やりたいことは悔いなくやりきれて得るものがあった全日本選手権だった。これが今の実力、今はまだまだ力及ばずだけど、この先、来年までには他チームから存在を恐れられるくらいの強い選手になっていたい。

本当に沢山の応援、レース会場でのご声援をありがとうございました。(面手 利輝)』

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エリートDNF:内野 直也(EQADS)


『238キロの長丁場。

目標は10位以内に与えられるUCIポイントの獲得も目指すが最大の目標は優勝。
準備はしてきた。

レースがスタートし、長丁場ではあるが昨年のような強く足並みが揃った逃げが出来るという事も多いに考えられるためまず序盤は前で気を張って走る。アタックが幾つもかかり自分や岡選手も対応していく。

体調は良い、昨年から悩まされてきた片脚に偏ってしまうぺダリングの症状も感じない。
苦しいけど良い感触だ。しかし、いざ何度か数人で抜け出すが長い距離に対する不安感か、お互いにイマイチペースが上がらず吸収を繰り返す。

そんな動きを繰り返していた2周目の終わり、ゴール前の登り入口で詰まった所で落車してしまう。完全に停止して、チェーンも外れてしまい再スタートに手間取るが何とか集団最後尾について3周目に入った所で追いつく。

しかし、この時点で有力所が入った大人数の逃げが決まってしまっていた。
すぐに差は開き最大5分差まで。このままではレースが終わってしまう。
この全日本選手権で自分の結果はもちろん欲しい、そしてその先にあるネイションズ、世界選手権の代表にもここでアピールして選ばれたい。

しかし、今はチームで戦っている。他のチームのように数が多く且つ個々の力が強ければ他にも手段はあるがEQADSは3人、個々がバラバラになって走って争える程甘くはない。そしてこのようなコースでは自分も好きだが2人の方がより脚質に合っている。
もうやる事は一つ、この後の事はまた後で考えれば良い、その後のレースで力を見せれば。

岡選手に自分が牽引に加わる事を伝え、面手選手にもその旨と共に勝負所まで脚を温存しておいてもらうよう伝えた。 集団先頭に上がり、愛三の中根選手に追走に加わる事を伝え、その他にキナン、マトリックスの選手達と追走を開始。差は5分、遠いが本来こういった一定でジワジワ走るのは得意なので気合を入れる。集中。 周りの選手達と同じペースで踏んで交代を繰り返す。

このコースは走ると分かるが、集団で一定で走る分には楽を出来るが前で風を受けると、脚は削られていく。一定走は得意ではあるが、次第に脚がきつくなる。だけど差は少しずつ縮まっている。逃げに追いつくまで何としても追走し続けろと言い聞かせ、9周目で差は30秒を割った。

ここからが中々縮まらなかったが、10周目に入る時には逃げを吸収。

前も決して全開で回していた訳ではなかったと思うが一緒に追走してくれた愛三やキナンの選手達がいなければ、追いつくのは不可能だったと思う。地獄絵図だ。ここは展開に救われた。ここで150キロ。もう脚は残っていない。レース展開に加わるのは厳しい、面手選手、岡選手に補給を渡し、あとを託してその後すぐにペースの上がった集団から千切れた。

自分の結果はDNF

感想

自分の結果が残らなかった事は悔しい。

まず、前半の逃げに乗れなかった事が反省点。乗れる自信も体力もあったが落車でチャンスを失った。

しかし、逃げに乗ったチーム、選手達はどこもしっかり乗っている点から落車してしまう危険な位置にいた事自体が劣っている。
その後の展開のために起こした行動には後悔はしていない。

追走に加わらず、運任せで例えあの後集団が一つになったとしても追走には参加するべき事だった。

色々なチーム、選手が出場していてそれぞれに事情があると思うが、自分達はここで他力本願な走りをしてもその先に何にも繋がらないと思った。

残った面手選手達は最後まで先頭で戦ってくれて、結果は伴わなかったがその事で報われた。次は自分が輝けるよう、精進していく。

今回もたくさんの応援をありがとうございました。(内野 直也)』

 * * *


U17+U15 DNF:蠣崎 優仁(EQADS)


『今シーズン最大の目標で、昨年の6月に惨敗したときから1年間かけてトレーニングを重ね、自分のもてる力のすべてを発揮して挑んだ今年の全日本ロード。
自分の脚質にもすごく合っているコースだと感じて、『今年こそ全日本チャンピオンジャージに袖を通す』と強い思いを持ってスタートラインに並びました。
しかし、結果にこだわるだけの走りではなく、アタックを積極的にして誰よりも自分から動けるレースをして、できることなら少人数で逃げたいと考えていました。
1週間前のポイントレースで優勝し、調子をすごく上げてきているという実感を持って調整でき、気持ちと体をシンクロさせる事ができていました。

レースはあいにくの雨でしたが、下りが得意な自分としては少し有利になるとポジティブに捉えられて、特に心配はなくしてレースを進められました。
スタートからしばらくは下り区間なので、アタックもなくて集団1つなので、後ろに下がってしまうと落車の危険があるので前に位置取って連続コーナーのセクションに差しかかると、グリップがまるで無く、とても危険でした。
なんとかそこでは落車も無く、そのまま集団一つでコースで最大難易度といわれる登りの手前までくると、なぜか一気にペースが緩んだのでその隙をついて道路の端から抜け出してアタックし、すぐに5秒くらいの差ができましたが、集団ごとチェックに入られてしまって登りの中盤で吸収されてしまいました。
そのあとはずっとアップダウンを繰り返し、必ず誰かしらアタックをすると思ったので、その前に踏んでいたので自分で反応しようとすると肝心なところでアタックできる脚を無くしてしまうので、一旦集団中ほどに待機しました。
そしてゴールまで階段状に登っていく農道区間に入って案の定飛び出そうとする選手がいてペースが上がり、自分も抜け出すチャンスがあるかもしれないと考えて前方に上がっていきますが、特には大きな動きが生まれずにただ集団一つのままのハイペースとなってしまい、自分としてはとてもやりにくい展開でした。
そうしているうちに1周目の残り1km付近まできて、何も動きが作れないままいると、自分の斜め後方で集団落車が起きて集団の半分がいなくなりました。
それによって35人くらいまでに減って2周目に入っていき、その頃には雨脚もどんどん激しくなってどんどん過酷になって来ました。
コーナー上にあるマンホールや側溝のふたによって滑る選手が多く、いつまた落車があってもおかしくない状況だったので、少しきつくても絶対に後ろに下がりすぎないように気をつけて、スリッピーな下り区間に差しかかると、やはり後方で単独落車があったりと危険が続きます。
自分はなんのアクシデントも無くクリアして、アップダウン区間に突入し、また同じようなポイントでアタックを仕掛けていきます。
しかし、数人が集団をおいて来てほしいところですが、集団ごとついてきてしまって全く逃げられません。
それでも攻撃を繰り返し続けましたが、なかなか決まらないままレースが進みんで2周を終えて、3周目も同じように過ぎてしまい、あっという間に最終周に突入しました。
手段も30人弱も残っていて、最後の大集団スプリントになることが分かったので、それまで使った脚を回復させるためにも、自分からあまり動かずにスプリントに備えようと切り替えました。
やはり集団全体で少し牽制気味になり、ペースが上がるところで踏まずに緩んだところで前に出るように、自分は一定ペースで走るようにしてとにかく足を消耗しない走りを心がけました。
すると、アップダウン区間に入って最初の一番つらい登りのあとの下りで単独で飛び出す選手がいて、一気にペースが上がり、自分もそこでは踏んで前を追う動きに同調しているとすぐに吸収しましたが、細かい動きがちょこちょことかかり始めて、コース終盤の階段状のアップダウン区間になって、逃げようとする選手が代わる代わる飛び出すのですが、それまでの自分の動きの影響なのか、集団が動かずに自分に追わされてしまい、まずいとは分かっていたのですが、どうする事もできずに自分の脚をつかってしまう動きを繰り返した状況で残り1kmを切って横目一杯に広がって牽制がかかり、自分も位置的にはとてもいいポジションに付けられて、もがけば狙えると思っていました。
そして残り500m地点で一人が飛びだして、自分はすぐに反応したのですがまるでスピードに乗れずにむしろ失速していってしまい、後ろからどんどんと抜かれていきますが、踏み直すこともできず、残り250mでは完全に戦線離脱してしまいました。
ゴールまではなんとかもがけるだけもがいて、最終的にトップから6秒遅れの16位に終わりました。

率直に今回の結果は言い尽くせないくらいにすごく悔しいです。
ですが、今までとちがって、自分で攻撃をし続けたけれども逃げにできずに最後まで進んでスプリントできずに負けたので、ただ悔しいのではなく、できることはしたという満足感もあります。
レース中には体の動きもよく、これは狙えると思いましたが、4月のチャレンジロードと同じくマークが厳しくて自分の想像以上に消耗していたことが、今回の敗因だと反省しています。
もっと動くタイミングを絞り込んで、むやみな攻撃ではなくて選んだ攻撃をしないと、勝利につながる動きにはならないと強く痛感しました。
これで今シーズン最大の目標のレースが終わってしまいましたが、このあとも8月にはインターハイとベルギー遠征、10月にはジャパンカップと、重要レースがいくつも控えているので、いつまでも引きずらずに、切り替えて次の目標に向かっていきたいと思います。
インターハイロードレースが’、今年は鈴鹿サーキットで行われ、自分にとっては何度も走った事があり優勝した事もある、とても相性が良くて得意なコースなので、満足のいく好成績を残せるように残り1ヶ月を使います。
今回はご期待にお応えできずに悔しかったですが、レース中の熱い声援がとても力になりました。
ありがとうございました。今後とも、応援よろしくお願いします。(蠣崎 優仁)』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS)】『全日本選手権TT(6/21)』

【レースレポ(EQADS)】『全日本選手権TT(6/21)』

岡がエリートにて7位
社会人レーサーの中村がプロを封じ込め大金星


スタートを待つ岡 篤志(EQADS)


スタート直前の内野 直也(EQADS)

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【レース情報】
-レース名:第19回全日本選手権個人タイム・トライアル
-期間:2015年6月21日(日)
-開催場所:栃木県大田原市


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【成績】
<男子エリート>
1位: NAKAMURA, Ryutaro/中村  龍太郎 JPN19901224 千 葉 イナーメ信濃山形 0:49:54.42(平均時速44.72km/h)
2位:MASUDA, Nariyuki/増田  成幸 JPN19831023 栃 木 宇都宮ブリッツェン BLZ 0:49:58.08 (平均時速44.66km/h)トップから+00:03.65
3位:NISHIZONO, Ryota/西薗  良太 JPN19870901 鹿児島 ブリヂストンアンカーサイクリ BGT 0:49:58.20 (平均時速44.66km/h) トップから+00:03.78

6位: OKA, Atsushi/岡 篤志(EQADS) JPN19950903 茨 城 EQADS 0:50:45.53 (平均時速43.97)トップから+00:51.10

26位:UCHINO, Naoya/内野 直也 JPN19940501 埼 玉 EQADS 0:53:45.75 (平均時速41.51km/h)トップから+03:51.32

<男子U23>
1位: KOISHI, Yuma/小石  祐馬 JPN19930915 京 都 CCT p/b CHAMPION SYST CCT 16:28.49(平均時速45.15km/h)
2位: YAMAMOTO, Masaki/山本  大喜 JPN19960108 奈 良 鹿屋体育大学 16:33.66 (平均時速44.92km/h)トップから+00:05.16
3位: KOBAYASHI, Marino/小林  海 JPN19940701 東 京 RIMO-Construcciones PAU 16:37.56 44.74km/h 00:09.07

28位: SUGITA, Akihito/椙田  明仁 JPN19960711 埼 玉 EQADS 17:55.56 (平均時速41.50km/h)トップから+01:27.06

<男子ジュニア(12.4km)>
1位: OMACHI, Kento/大町  健斗 JPN19980428 広 島 安芸府中高校 16:56.63 (平均時速43.90km/h)
2位: ISHIGAMI, Masahiro/石上 優大 JPN19971020 神奈川 EQADS準所属/横浜高校 16:59.58 (平均時速43.78km/h) トップから+00:02.95
3位: ONO, Kotaro/小野  康太郎 JPN19970516 東 京 スミタ・エイダイ・パールイズ 17:03.55 (平均時速43.61km/h)トップから+00:06.91

■PDFフルリザルト(JCF)

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【監督の浅田顕によるレポート】
<男子エリート>
『U23の年齢ながら岡篤志と内野直也はレース距離が個人TTの標準的な37.2㎞という距離のエリートクラスに参加した。昨年5位の岡は有力選手が出走する第2ヒートで、雨が降るなかでのレースとなり平均速度は伸びなかったが、エリート選手に混じり7位でゴールした。昨年より順位は落としたが、上位からのタイム差と出場メンバーを考えると成長を見せた成績であった。内野は些細なことがきっかけで、トレーニングでは出来た走りが、本番では完全にバランスを失ってしまい、コースミスを含め実力を全く発揮せずに終わってしまった。力はあるので次週のロードレースで大きく挽回したい。(浅田顕)』

<男子U23>
『浅い経験から今年EQADSに加入し、3か月のフランスローカルレースの経験を経て参加した椙田は個人TTも初経験。持久力のある選手なので、今回の経験から次にどのくらいの成長幅を見せるかが重要。(浅田顕)』

<男子ジュニア>
『石上はスイスとドイツのネイションズカップ帰国後から体調がすぐれなかったが、まずは全日本個人TTを1位と僅差の2位で終え一安心。優勝は逃したが決して悪い走りではなかった。しかしジュニアでも同種目で世界は違うレベルに有ることを、本人は強く意識しているようで表情は晴れやかではない。
来年から始まるU23への挑戦に向けてTTでも通用する力を付けて欲しい。(浅田顕)』

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7位:岡 篤志(EQADS)


『今年の全日本TTは栃木県大田原市で開催。
コースはスタートしてから一気に下り、平坦と緩登りな道を5km程行き、Uターンしてから最後に平均勾配11%250mの登りを超え、一周。12.4km×3周の37.2km。
先のジュニアやU23の結果を見ながら目標を設定。
昨年同様、エリートだけ他クラスの3倍の距離であるが、昨年もU23のトップよりエリートトップの平均スピードが上回る結果になっており、今年も勝つにはU23優勝小石選手のAve45Km/h以上、1周のラップタイム16m28sが必要と予想。
自分は昨年5位だったので、最後から6番目のスタート。
天気は雨予報だったが、エリートの第1フィート終了まで降らずにもっている。
このままドライで行けるかと思ったが、第2フィートスタートと同時に本降りに。
スタートする頃にはフルウエット。
そしてスタート。
この先長いので、踏みすぎないようにシッティングで加速、下りはトップチューブに座り、漕がずにエアロで休む。70Km/hに乗せ、惰性で最初の坂を越える。
左に曲がると向かい風。
かなり失速し、U23の折り返しタイムよりかなり遅いが、焦らないように折り返し、帰りは追い風で52Km/h程で踏む。
最後の坂はインナーに落とし、シッティングメインで抑えて登る。
登りはタイム差が付きやすいため、踏んだ方がトータルのワットは抑えられるが、すぐに下らせてくれないこのコースでは慎重に行くのが得策と判断。
しかし1周目のラップタイムは伸びず、16m55s程の44Km/h。
2周目からは更に雨足が強くなり、土砂降り状態。
路面が濡れると、グリップが落ちる代わりに路面抵抗が減ると言うが、ここまで水溜まりができると、重たい感触しかしない。
2回目になると先程すれ違った場所とで他選手との比較ができる。
最初に驚いたのはイナーメの中村選手。
かなりの距離を離されている。この時点でかなり萎える。
そして折り返し、前を走る増田選手、前走者の窪木選手にも30秒近く離されている。そして後ろの西薗選手にも詰められている。
この時点で5位以下だ。
逆に、NIPPOの山本選手、石橋選手、土井選手とは僅差の範囲内。
この中ではトップを取りたい。
2周目もほぼ同じラップタイムで通過し、最終周へ。
やはり中村選手が速いのが分かる。
佐野選手にもじわじわ詰められている。
しかし自分のペースを崩したところで限界がある。復路はかなり踏んだが、他選手も踏んだため縮まってはいない様子。
最後の登りをダンシングでもがき、ゴール。
結果は50m45sのave43.97Km/h。
この時点で5番時計だが、すぐに西薗選手、佐野選手に抜かれ、結果7位。
優勝はなんとイナーメの中村龍太郎選手(49m54s)
4秒差で増田選手、西薗選手が続き、窪木選手、佐野選手、山本選手。

感想
今回、目標としていた結果には遠く届かなかったが、ワットのデータを見る限り、練習の結果がそのまま出たとしか言えない。
レース当日の絶好調に期待するところもあるが、どちらにせよ限度はある。
昨年より順位を落とす結果になったが、メンバーが濃くなったと言うのが実際のところ。
別府選手不在の影響はあるが、昨年トップと3分以上あった差が、51秒に縮まってはいる。
しかし、プロではない社会人が優勝した事実は、僕らにとって重く受け止めるべきことである。
来年は本気で優勝を狙えるように準備していきたい。
とりあえず今は来週のロードに向けて切り替えていきます。
ありがとうございました。』

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【次のレースは6月27&28日です】
-レース名:第 84 回 全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース
-期間:2015年6月27日(U23/ジュニア/ユース) & 28日(エリート)
-開催場所:那須町スポーツセンター周辺特設ロードレースコース(16.0 km/周)
【EQADSからの参加選手】
<エリート>
清水  太己 東 京 EQADS
面手  利輝 神奈川 EQADS
内野  直也 埼 玉 EQADS
岡   篤志 茨 城 EQADS

<U23>
萩原  慎也 栃 木 EQADS
椙田  明仁 埼 玉 EQADS
蠣崎  藍道 静 岡 順天堂大学/EQADS準所属

<ジュニア>
石上  優大 神奈川 横浜高校/EQADS準所属
渡邉  歩 福 島 学校法人石川高校/EQADS準所属

<MU17+MU15>
蠣崎  優仁 静 岡 伊豆総合高校/EQADS準所属

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『クルス・ド・ラ・ペ U23(5/29-31)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『クルス・ド・ラ・ペ U23(5/29-31)』

U23の世界最前線にて欧州勢に惨敗
国レベルでの組織的な取り組みが急務


U23日本ナショナルチーム。左から清水太己(EQADS)内野直也(EQADS)、秋田拓磨(朝日大学)、面手利輝(EQADS)、小橋勇利(JP SPORTS TEST TEAM MASSA ANDEX)、岡篤志(EQADS)


第2ステージで勝ち、総合優勝を飾ったグレゴール・ミュールベーガー(オーストリア、先頭)は来年度からプロコンチネンタルチーム「ボーラ・アルゴン18」と契約予定。写真2番手、第3ステージ優勝を飾ったロイク・ヴリーヘン(ベルギー)は2015年8月からUCIプロツアー「BMCレーシング」への加入が決まっている。ともに21歳。今後世界の表舞台に上がってくるであろう逸材だ。
写真:nachrichten

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【レース情報】
大会名:クルス・ド・ラ・ペ U23
Course de la Paix U23
大会期間:平成26年5月29日(金)~平成26年5月31日(日)
大会カテゴリー:UCI N-Cup(UCIネイションズカップ)
開催場所:チェコ共和国(リマロフ周辺)


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【成績】

<第1ステージ JESENIK~RYMAROV 122㎞>


1 CULLAIGH Gabriel (イギリス)2:59:13
2 PAVLI Marko (スロベニア)+0s
3 TUREK Daniel (チェコ)+0s
…18岡篤志+13s、88秋田拓磨+13s
…104内野直也+2m25s、121面手利輝、122小橋勇利+7m21s、125清水太己+13m25s
■第1ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St1)】
コースは2~3㎞登る山岳ポイント3つとスプリントポイント2つを含むが、どちらかというと易し目の山岳ステージ。チームは選手達が組み立てた作戦で臨む。昨年の結果から集団ゴールを予想し全員がメイン集団に残りスプリントでは小橋と岡を発射させる作戦。レースはスタート直後のアタックした2名を逃がし、集団は緩い展開で進んだ。途中面手が追走する場面もあったが集団に吸収。集団はラスト25㎞で先行2名を吸収しペースアップを開始し、さらに展開が始まる。チームはペースアップに耐えた秋田と岡の2名のみがメイン集団に残り、ゴール前3名のアタックを許した集団では岡がスプリントし18位でゴールした。勝ったのはジュニアカテゴリーから上がったばかりのCULLAIGH Gabriel (イギリス)。展開の末100人の大集団に2名しか残せなかった結果はチームとして力不足であった。(浅田 顕)

【選手によるレポート(St1)】

第1ステージ18位:岡 篤志(EQADS)

ネイションズカップ4戦目となる今大会は、チェコのステージレース(3days)。

コース的にも初日は3ステージ中最も難易度が低く、集団スプリントになる可能性が高い。
ネイションズポイントは、ステージ3位以内か総合20位まで与えられる。
1dayレースなら15位以内なので、難易度が上がる。
しかしステージ3位以内を狙うなら今回が唯一のチャンスと言っても過言ではない。

・スタート前のミーティング
前半出来るであろう逃げには、チームとして乗れるように皆で動くこと。
そして集団スプリントになった場合は自分か小橋選手で狙い、チームで連携できるように。
コースは、97km地点までラインレース、最後周回に入り、12km×2周でゴールの122km。
途中に標高差200~400m程の登りが3ヵ所あるが、勾配が緩いので集団に有利な登りだ。
そしてレーススタート。
早速最初の登りに入り、アタック合戦。
3人程が先行したところで集団落車があり、集団は緩む形になりその逃げが決まる。
僕としては人数的にも逃げ切らないと感じたので、集団で終盤まで温存することに集中。
その後集団は登り以外は遅いペースで進む。
二つ目の登りが終わり、下り区間で面手選手がコロンビアの選手と抜け出し、先行する形に。
先頭から集団まで4分、面手選手が2分と言う構図。
そして58km地点の一番長い登りに入り、集団もペースアップ。イタリア、オーストリア、オランダ、ポーランド等がコントロールし、2人を吸収。大きな集団のままゴールの街へ向かう。
そして周回まであと少しのところで小橋選手が落車。
自分が勝負するしかない。
面手選手に前まで引き上げてもらい、周回へ。
ここで初めてゴール地点のレイアウトを見ることになったが、ラスト300mにヘアピンコーナー、からの石畳登りゴールだった。
そして周回にも登りがあり、予想以上に厳しい。
1列棒状で登りをクリアし、集団中程で耐える状態。
集団のままラスト一周に入り、再び登りへ。
また引き伸ばされ、そこからイギリス、スロベニア、チェコ、コロンビアの4人が抜け出し逃げができてしまった。
自分もいっぱいいっぱいではないが、アタックに反応する余裕はなく、遠目に見ていることしか出来なかった。
イタリア、ベルギー、オランダ等、懸命に追っていたので、捕まるだろうと思っていたが、コーナーが多かったり、集団も余裕がなかったりとの条件が重なり逃げ切ってしまった。

自分は単騎での位置取りになり、少しずつポジションを上げる。
どこで上がれるかは前周で分かっている。
ラスト2kmのヘアピンコーナー、自分はIN側をチョイス。アウト側は膨らんだ選手の影響で10人近くが畑にダイブ。
命拾いし、ラスト1km、1列になっている所の後ろまで来れたが、ここから先に行くのは難しい。
ギリギリまで貯め、丁度横から上がっていくアメリカ人の後ろにつき、ラスト300mの最終コーナーまでスプリント。
10番手程で突っ込んだが、アウタートップのまま入ってしまい、加速に失敗。前と車間が空いてしまい、石畳で更に失速。3人ほどに抜かれて、先頭3人と13秒差の18位に終わった。

・感想
過去に出場したネイションズカップの中では、展開的に楽なレースであったが、チャンスを掴むことは出来なかった。
最後の逃げに乗れなかったのは完全に力不足。
集団スプリントになったにしろ、他力本願になるしかなく、まだ展開に加われていない。
スプリントに関しては、トレインを組んでいる強豪国の間には入ることが出来ず、後ろに待機して最終コーナー直前でスプリントしてから、2度スプリントする形になり、登り自脚系スプリントと言うこともあり伸びなかった。
チームで連携し、温存してスプリント出来れば、一桁は狙えたと感じる。(岡篤志)


第1ステージ104位:内野 直也(EQADS)

『 スタートから直ぐに登りと、その後も断続的に登りが続くアップダウンのコース。最後は12キロの周回を2周してゴールの120キロのレース。

チームの目標として、最後に大きな集団で来た場合は小橋選手、岡選手のサポート。
且つ翌日以降のステージに備えてタイム差を取られないようにゴールすること。

スタート後直ぐに、アタック合戦。
自分も加わり、自らもアタックをする。
調子は比較的良い、苦しいが、ここ一ヶ月登り重視のトレーニングを続けてきて感触はまずまず。
しかし、やはりレベルの高いネイションズカップ。決まるかの瀬戸際の場面では物凄くきつい。 結果的に逃げは少人数が先行し、レースは落ち着く。

その後、集団でいくつも登りをこなす。一定のペースでは登っているがじわじわと脚を削られていく。
周回に向けて、ペースも上がっていき逃げも吸収して最後の小周回へ。
この周回がかなりパンチがあり、ダメージを受ける。
日本チームはここに至るまでで落車などのトラブルも受け、ラスト周回に入るまでには、秋田選手、岡選手、自分の3人が集団にいる状況。
そんな自分も、余裕はなくちょっとしたトラブルで集団1番後方に下がってしまう。
登りが始まり、ジワリジワリと離されはじめ、あと少しで下りに入れる所で千切られた。

チームカーの隊列も利用しながら追ったが、追いつけず単独でゴール。
あと少しの集中力だった。(内野直也)』

 * * *

<第2ステージ GLUCHOLAZY~PADED 113km>


1 MÜHLBERGER Gregor(オーストリア)3h02m04s
2 DE Plus Laurens(ベルギー)+2s
3 EIKING Odd Christian (ノルウェー) +7s
…70岡篤志+6m55s、97小橋勇利+11m59s、98秋田拓磨+12min38s、108面手利輝+18m30s、112内野直也+18m52s、122清水太己+19m33s
総合リーダー:
MÜHLBERGER Gregor(オーストリア)

■第2ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St2)】
第2ステージはポーランドの町GLUCHOLAZYからチェコへ戻り標高1400mのPADEDの山頂にゴールするステージ。チームは秋田と岡を最後の登り温存し個人総合ポイント圏内(20位以内)ゴールを目指した。今日のステージは個人総合に大きな影響があるため展開は最後の登りに絞られると予想したが、スタートからペースが上がり途中何度か集団が分断する場面もある厳しいレースだった。レースは終盤に差し掛かりいよいよ最後の登りに差し掛かる地点、雨に濡れ油の浮いた路面の影響で落車が発生。秋田、面手、小橋、岡が巻き込まれ足止め状態に。岡は何とか先頭グループに追い付き最後の登りに差し掛かるが、先頭グループから遅れて、脱落してくる選手を一人一人パスしながら単独でのゴールとなった。
結果はトップから6分55秒遅れの70位に留まり目標の個人総合20位は遠のいた。勝ったのはオーストリアのミュールベルガ―。オーストリアは強豪国ながら今年のネイションズカップでの初得点となり、更に個人総合で大量得点が見込まれる。(浅田 顕)

【選手によるレポート(St2)】

第2ステージ70位:岡 篤志(EQADS)

『第2ステージは標高1500mまで登る山頂ゴール。
総合を狙うなら絶対に外せないステージだ。
コースはポーランドからいつもの街へ向かう113kmのラインレース。スタート10kmから勾配のある登りがあり、81km地点にもGPM、そして100kmからゴールまでヒルクライム。

・ミーティング
前のステージで、タイム差無しでゴールしたのは自分と秋田選手だけだったので、他の選手にサポートしてもらいながら、最後の登りに備えること。
序盤の逃げは無視して、とにかく何処まで付いていけるかの勝負に。
過去のリザルトを見ると、総合20位以内を狙うなら先頭と2分以内にはゴールしなければチャンスはない。

そしてレーススタート。
スタートからペースが速く、そこから4人程が飛び出し一旦落ち着く。
今日はこの逃げを行かして落ち着くかと思われたが、10kmからの登りで集団は活性化。
力のある選手達がアタックを仕掛け、自分も20番手程で登りに入ったもののインターバルがキツすぎて、じわじわ下がる。
逃げを吸収してもペースは落ちず、勾配がキツい区間で耐えきれなくなり、数名と共に遅れを期す。
まだ序盤、そして同グループが20人近くいたこともあり追い付くことは予想できたが、ここで遅れたことは不安要素でしかない。
昨日よりも調子が良くない感触もあり、走りながら調子が上がることを願う。
下りきった所で先頭集団に復帰し、2人が先行したところで集団は落ち着く。
しばらくペースは安定したので、集団後方で休む。
主要国が後ろで休んでいる間は安心だ。
しかし50kmあたりだろうか、地元だけにコースを熟知しているチェコチームが横風を利用した攻撃を仕掛けてきた。
慌てて前に上がったがまだ中程。
追い横風だが強風ではないため、そこまでのダメージはない。
メーターを見ると70km/h出ているが、風向きが変わった所で攻撃も終了。
特にレース展開に影響を与える動きにはならなかった。
そしていよいよレースも後半、まずは81km地点にある6km程の登り、ここは前で入って力を使わずにクリアしたい。
面手選手や、清水選手に引き上げてもらいながら、登りに突入。イギリスチームがコントロールして進み、ここは問題なくクリア。
下り、100kmから始まる登りに向けて位置取りも激しくなってくる。
雨が降りだし、路面もwetで危険な雰囲気。
自分の調子もあまり良くはなってくれない。
面手選手が何度も前に上げようとしてくれたが、自分もあまり余裕がなく、またはぐれてしまったりで上手く行かない。
道の細い農道に入り、ますます上がるのが難しい状況に。
そして登り口まで目前、前が詰まり急ブレーキ、そして目の前で落車が発生。
ペダルを外してすり抜けたが、面手選手、秋田選手、小橋選手が巻き込まれ、雨な上に路面が超スリッピーだったこともあり、後ろにいた選手は殆どが落車or足止めをくらい、集団は半分程に。
どうにか集団最後尾に復帰し、登りへ。
350W程のペースで進み、かなりキツいが中腹にある平坦区間までは集団でクリアしたい。
しかし数人前の選手が離れだし、自分もそれを詰める脚がない。
仮にもがいて追い付いたとしても、オーバーペースになったら立て直せない。
守りに入る選択をし、早くも単独で自分との戦いに。
前からはオールアウトして遅れた選手、後ろからは強いにも関わらず落車で遅れた選手が飛ぶように登っていき、同じペースで走れる選手がいない。
結局ゴールまで殆どを一人で走り、6分55秒遅れの70位。
実質総合のチャンスも消えてしまい、辛い結果になった。

・感想
今日は、昨日のステージで活躍した選手も早々に遅れ、全く違うレースになった。
自分も登りが得意な選手ではないが、このレースのために登りの練習を積んできた。
しかし先頭20人に残るには大きな力不足であった。(岡篤志)』


第2ステージ112位:内野 直也(EQADS)

『前日にタイム差がついてしまったため、今日やることは、秋田選手、岡選手の総合成績のためのアシスト。
特に自分は、最後の長い登りで自分の持ち味である一定ペースで登る力で、2選手を引き上げるようなサポートを期待された。

スタート後にはすぐに登りが始まる。
最初のアタック合戦には加わらないものの、ペースが早く落車の足止めの影響を受けてしまい、1度離されるが下りで再合流。
その後、横風で分断も起きるが、またまとまり、終盤の山岳地帯へ。
他選手が秋田選手達のために引き上げる動きをしている。
自分も側にはいるが、最後に力を発揮出来るようここは温存させてもらいながら走っていた。
そんな中、登りでも集団内は不安定で落車寸前の状況が何度も起こる。
1度止まるとかなり無駄脚を使わされる。
頂上手前で若干離れた状態で通過し、下りで追いかける。
そして、雨も降り始める。
追い付きかけた、登りの麓で今度は大落車が発生。
転びはしなかったが、狭い道で完全にストップ。
秋田選手が落車して、一緒に復帰を目指すが追い付く事はなく、ただ登ってゴールとなってしまった。

脚に余裕はなかったが、最後の為にと意気込んでいた。
不完全燃焼に終わった。(内野直也)』

 * * *

<第3ステージ JESENIK~JESENIK 160km>


1 VLIEGEN Loic ベルギー 3h57m30s
2 EIKING Odd Christian (ノルウェー)+0s
3 MOSCON Gianni (イタリア)+0s
…96面手利輝+27m39s、98小橋勇利+②7m39s、99秋田拓磨+27m50s、100内野直也+27m59s 102清水太己+29m57s 103岡篤志+29m58s
■第3ステージフルリザルト

総合優勝:
Gregor MUHLBERGER(オーストリア)9h58m50s

2 VLIEGEN Loic(ベルギー)+0s
3 EIKING Odd Christian(ノルウェー)+7s
…88岡篤志37m03s、90秋田拓磨40m34s、96小橋勇利+47m03s、99内野直也+49m13s、101面手利輝+53m34s、103清水太己+1h02m52s
■最終総合フルリザルト(UCI)

【監督の浅田顕によるレポート(St7)】
最終ステージは厳しい山岳ステージ。個人総合上位者をほぼ決めた第2ステージと同じタイプの選手が活躍するが、総合上位から脱落する選手も出そうな難度。チームは誰かかが必ず逃げに乗ることを課題とし前半から動いた。スタートして間もなくアタック合戦が開始されペースが上がる中、秋田が6名の逃げに乗る。しかし集団も登り区間を利用しペースアップし人数を絞りながら60km地点で逃げを吸収。チームは全員早くもここで先頭から遅れてしまい、その後勝負に関係なくゴールを目指す集団で160kmのレースを終了した。レース先頭は総合上位の選手たちによる争いで、ヴリーヘン(ベルギー)がステージ優勝、そして昨日リーダーとなったミュールベルガーが個人総合優勝を飾った。チームは秋田が逃げの展開で成長を見せた他は、重要な最終日にして早々と脱落してしまう粘りの無さを露呈したステージとなった。(浅田 顕)


ステージ103位、最終総合88位:岡 篤志(EQADS)

『早くも最終ステージ、今日のコースは4~8km程の登りが5個程あり、獲得標高も2600mの160km。
・ミーティング
昨日のステージで総合のチャンスは無くなり、今日は失うものもない。
前半から逃げに乗る事を目標に、そして乗れなかった場合も、登りで生き残れるように粘ること。
そしてレーススタート。
スタートから5km地点にGPMは無いものの2km程の登りがあり、ここで逃げが決まる事が予想される。
今日は総合に絡めなくなった国の選手達が逃げを狙ってくるだろう。

登りに入り、ペースが上がる。
昨日の疲れもかなりあり、筋肉が痛い。
自分はアタック合戦に参加出来なかったが、チームからは秋田選手が逃げに乗った。
ネイションズカップの逃げに乗るのは非常に難しく、かなり凄い。
集団はリーダーチームのオーストリアが完全コントロールで、タイム差を開きすぎないように牽いている。
次の勝負所は55kmから始まる8kmの登り。
そこまでは集団後方で温存。
そしていよいよ登りへ。
しかし前に上がろうとした段階で道が急に細くなり、完全に位置取りを失敗。
登りが始まり、蓋をするようなスローペースで最初の1kmを消化し、逃げと1分半差。
そしてここから今まで脚を回復させてましたとばかりにペースアップ。
千切れていく選手をパスしながら辛うじて集団に付く。
GPMまで残り2kmの看板を過ぎ、いよいよ脚が限界に達し、オランダ、チェコ、イギリスと共に遅れ、前に見える範囲で頂上を通過。
全開で下りを踏んだが、下りきった瞬間次の登りが始まる。
しばらく追い付く望みに賭けて踏んだが、千切れた選手が先頭のペースより速いペースで登れるはずもなく、心も折れて70km地点にしてレースは終了。
後ろに大きなグルペットがあるとのことだったので、そちらを待ち、完走を目指すことに。
ゴールまでの道のりは長く、ただただ虚しく辛い時間だった。
結果的にこの最終グルペットで日本人全員がゴールする結果になり、そこも虚しい気分だった。

感想
今回何も収穫なしでレースが終ってしまった事が申し訳なく、悔しい限りです。
元より厳しいレースなのは分かっており、ラッキーポイントなどあり得ないコースなのも分かっていたことです。
しかし自分のなかでは悪くない調子で臨んだつもりだったので、特に今日のステージの走りは残念でした。
このレースのために尽力くださったスタッフの皆様、ありがとうございました。(岡篤志)』


第3ステージ100位、総合99位:内野 直也(EQADS)

『総合は厳しくなった為、全選手逃げに乗る事を目標にスタート。

コースは長い登りがいくつも組み込まれたかなりハードなステージ。

最初の登りの早い段階で、秋田選手が逃げに入って、集団は容認。

次の63キロ地点の山岳ポイントに向けて、進んでいく。
その登りに入り、細い道を進んでいく。
最初はスローペースで進んでいたが、途中で一気に上がり始める。
対応していくが、この登りのスピードについていけなかった。
リズムよく登れない。
ペースの上がった集団に追いつける事なく、グルペットでゴール。


感想
春に感じた根本的な身体能力に加えて、あとは精神面での劣りも痛感した。
トレーニングは帰国してから、積んだ自身はある。それに関しては今回結果に繋がらなかった事で間違っていたのか?とブレそうになるが、今後も継続して取り組んでいくしかない。
精神面では、苦しいのは皆当たり前、そこから1段も2段も3段も「狂う」ようになりたい。
ここに来ている、特にトップで争うような選手の頭は「普通」じゃない。(内野直也)』

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レース前レポ(ジュニア日本代表)】EQADS石上がスイス&ドイツでのUCIネイションズカップに出場

【EQADS石上優大が日本代表ジュニアとしてスイス&ドイツでのUCIネイションズカップに出場】

ジュニア最高峰のステージレースに石上優大出場
ジュニアの世界トップがスイス&ドイツに集う



石上優大(EQADS準所属/横浜高校)がジュニア選手版ワールドカップ『ツール・デュ・ペイ・ド・ヴォー(5/28-31)』『トロフェオ・カールスベルグ(6/5-7)』出場の日本代表ジュニアに選出されました。

両大会ともジュニア選手にとって世界トップに上がる登竜門であり、前者はファビアン・カンチェッラーラがジュニア時代に、後者はミカエル・クフィアトコウスキーが同じくジュニア時代に優勝を飾っています。

昨年度世界選手権ジュニアにて17位となった石上優大の成長に期待。

 * * *

【大会名&期間】
スイス『ツール・デュ・ペイ・ド・ヴォー(5/28-31)』
Tour du Pays de Vaud 2015

ドイツ『トロフェオ・カールスベルグ(6/5-7)』
http://trofeo.gersheim.de/
Trofeo Karlseberg 2015

【大会カテゴリー】
UCI ジュニアネイションズカップ

【ジュニア代表選手団】
      石上 優大(EQADS準所属/横浜高校)
      大町 健斗(広 島・広島県立安芸府中高等学校)
      徳田  匠(京 都・京都府立北桑田高等学校)
      當原 隼人(沖 縄・沖縄県立与勝高等学校)
      中川  拳(北海道・北海道立帯広三条高等学校)
      中村 圭佑(東 京・昭和第一学園高等学校)

<日本選手団フルメンバーは下記をご参照下さい>
http://jcf.or.jp/?p=44320#more-44320

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【参考リンク】
<JCF日本自転車競技連盟ホームページでの告知>
http://jcf.or.jp/?p=44320#more-44320

<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レース前レポ(U23日本代表)】EQADS選手らが日本代表U23としてUCIネイションズカップ『クルス・ド・ラ・ペ(5/29-31)』に出場

【EQADS選手らが日本代表U23としてUCIネイションズカップ『クルス・ド・ラ・ペ(5/29-31)』に出場】

世界トップのU23が集う大決戦。
1948年から続く伝統のステージレース



EQADSの選手らがU23選手版ワールドカップの一戦『クルス・ド・ラ・ペ(5/29-31)』出場の日本代表U23に選出されました。監督は浅田顕

本大会はU23選手にとっての最高峰ステージレース「ツール・ド・ラヴニール」への出場が掛かった重要な大会です。

【大会名】
クルス・ド・ラ・ペ
Course de la Paix

【大会期間】
平成26年5月29日(金)~平成26年5月31日(日)

【大会カテゴリー】
UCI N-Cup

【開催場所】
チェコ共和国(リマロフ周辺)


【U23代表選手団】
      清水 太己(東 京/EQADS)
      面手 利輝(神奈川/EQADS)
      内野 直也(埼 玉/EQADS)
      小橋 勇利(愛 媛・JP SPORTS TEST TEAM MASSA ANDEX)
      岡 篤志(茨 城/EQADS)
      秋田 拓磨(福 井・朝日大学)

<日本選手団フルメンバーは下記をご参照下さい>
http://jcf.or.jp/?p=44317#more-44317

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【参考リンク】
<JCF日本自転車競技連盟ホームページでの告知>
http://jcf.or.jp/?p=44317#more-44317

<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/17-24)』

【レースレポ(日本代表)】『ツアー・オブ・ジャパン(5/17-24)』

東京stにて黒枝咲哉(日本代表)がUCIポイント獲得
しかし海外勢に惨敗の日本。組織的な選手強化・戦いが急務。


東京ステージで5位に食い込んだ黒枝咲哉(日本代表。中央の白ジャージ)。優勝はミラノサンレモにて5位となったボニファッツィオ(ランプレ・メリダ)
Photo: TOJ


未来を担うU23選手のみで構成された日本ナショナルチームメンバー。右から面手 利輝(日本代表/EQADS)、松本祐典(明治大学)、秋田拓磨(朝日大学)、小橋勇利(JP SPORTS TEST TEAM MASSA ANDEX)、徳田優(鹿屋体育大学)、黒枝咲哉(鹿屋体育大学)。監督は浅田顕。

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【レース情報】
ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)
-カテゴリー:UCI 2.1
-期間:2015年5月17日-24日
-開催場所:
大阪から東京までの7ステージ
5月17日(日):堺
5月19日(火):いなべ
5月20日(水):美濃
5月21日(木):南信州
5月22日(金):富士山
5月23日(土):伊豆
5月24日(日):東京
■ステージ詳細■

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【成績】

<第1ステージ『堺』2.65㎞ 個人タイムトライアル>
1ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパックプロサイクリング)3m19s17s
2ニール・ヴァンデルプローグ(ニュージーランド/アヴァンティレーシングチーム)+0s61
3トーマス・ディヴィソン(ニュージーランド/アヴァンティレーシングチーム)+1s15
…8中根英登(愛三工業レーシング)+3s56(日本人選手最高位)
…63秋田拓磨+15S46、84面手 利輝(日本代表/EQADS)+19s16、85黒枝咲哉+19s77、86松本祐典+20s23、89小橋勇利+20s83、90徳田優+20s95
総合リーダー:
ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパック)

■第1ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St1)】
日本最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンに日本ナショナルチームはU23の構成メンバーで参加。初日の堺ステージでは非公式ながら観客を魅了したクリテリウム開催後、第1ステージとなる2.65㎞の個人TTが行われた。日本ナショナルチームでの最高順位は初出場の朝日大学所属の秋田拓磨が63位とおとなしい結果に留まった。日本人最高位は愛三工業レーシングの中根英登で、小柄ながら持ち前のスピードでトップタイムから僅か3秒56の8位であった。一日の移動日を挟み明後日から始まる本格的なステージでは、日本のU23選手の可能性を感じさせる走りを心掛けたい。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St1)

 * * *

<第2ステージ『いなべ』130.7km>
1 ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)3h10m06s
2 フランシスコ・マンセボ(スペイン/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)+15s
3 ルカ・ピベルニック(スロベニア/ランプレ・メリダ)+15s
…土井雪広(チーム右京)+55s 日本選手最高位
…45秋田拓磨+55s、58徳田優+1m20s、60松本祐典+1m22s、70黒枝咲哉+2m39s、71面手 利輝(日本代表/EQADS)+4m34s、75小橋勇利+4m41s
総合リーダー:
ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)

■第2ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St2)】
第2ステージは初めて開催される三重県いなべステージ。パンチの利いた短い急坂を含む1周約15㎞の周回コース。レースは序盤にペースアップがあるもののラスト30㎞までは大きな動きが無いまま終盤を見かえた。8周する中ラスト2周の急坂でペースが上がり集団は複数に分裂した後、前でまとまった14人が先行しゴールへ向かう。最後は14人に2名送り込んだスカイダイブからシュティウイが単独で飛び出しゴール。日本ナショナルチームのメンバーは序盤のレース展開に参加したものの、トップから55秒遅れの後続グループ以下でのゴールとなった。いなべのコースは国際レースに相応しい本格的なものであったが、今日は重要な14人の先頭グループに日本人選手が一人も残れなかったことは非常に残念であり、現在の日本人選手の状態を表している。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St2)

 * * *

<第3ステージ『美濃』134.9km>
1ニコラス・マリーニ(イタリア・NIPPO VINIFANTINI)3h32m18s
2ボリス・シュピレフスキー (ロシア・RTSサンティック)+0s
3アンドレア・パリ―ニ (イタリア・スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+0s
…8黒枝咲哉+0s、20小橋勇利+0s、76徳田優+0s、84松本祐典+1m9s、85秋田拓磨+1m39s、90面手 利輝(日本代表/EQADS)+3m39s
総合リーダー:
ラファ―・シティウイ(チュニジア/スカイダイヴドバイプロサイクリングチーム)

■第3ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St3)】
美濃ステージは比較的平坦な20㎞の周回コースで集団スプリントになる事が多く、チームも昨年ステージ9位の黒枝のスプリント勝負をメインに考えた。ただし単にスプリントに備えるだけではなく、途中の展開では逃げに乗る事も課題とした。レースはスタートから2名の逃げ(間もなく1名が脱落)を一定のタイム差で集団が許す単調な展開でゴールまで進んだ。ラスト1周からアタックの展開も始まりペースが上がるが、レースは大集団スプリントとなる。チームはそれぞれの役割分担で黒枝へのサポートを試みるが、予定通りには連携出来ずゴール前単独での動きを強いられた黒枝は8位でのゴールとなった。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St3)

 * * *

<第4ステージ『南信州』123.6km>
1ベンジャミン・プラデス(スペイン/チームマトリックス)3h0m31s
2アダム・フェラン(オーストラリア/ドラパック)+0s
3トマ・ルバ(フランス/ブリヂストンアンカー)+0s
…57徳田優+9m51s、79黒枝咲哉+15m16s、85小橋勇利+20m15s、93面手 利輝(日本代表/EQADS)+23m58s
個人総合リーダー:
アダム・フェラン(オーストラリア/ドラパック)

■第4ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St4)】
個人総合成績に重要な山岳ステージのひとつ。チームは徳田優の先頭集団ゴールと、面手、秋田、松本の3選手には逃げグループに参加する事を課題とした。レース各チームの逃げ狙いの選手らによるアタックで序盤からペースが上がり、懸命に展開に参加した面手、秋田、そして小橋と松本もメイングループから遅れてしまう。徳田と黒枝はメイングループに残り待機するが、中盤のペースアップで分裂したそれぞれのグループに取り残され徳田が約9分遅れ、今日は温存の日ながら、要所で徳田をサポートした黒枝が18分遅れのグループでゴール、序盤から最終グループで走った小橋、面手も20分以上遅れてのゴールとなった。また、秋田と松本はグループに復帰できず途中棄権となってしまった。途中に様々な展開があったがレース先頭は結局、総合リーダーを42秒ほど置き去りにした形で個人総合上位メンバーによる25名程のスプリントで決着となり、日本人選手としては、土井雪広(TEAM UKYO)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、中根英登(愛三工業レーシング)の3名のみが残った。

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St4)

 * * *

<第5ステージ『富士』11.4㎞>
1ラヒーム・エマミ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)38m27s
2ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)+22s
3ホセイン・アスカリ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)+37s
…43徳田優+6m36s、77小橋勇利+13m39s、78黒枝咲哉+14m03s、90面手 利輝(日本代表/EQADS)16m28s
個人総合リーダー:
ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)

■第5ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St5)】
11.4㎞の富士山ヒルクライムは個人総合成績争において最重要なステージ。個人総合に絡んでいない日本ナショナルチームの4名はそれぞれの走りでベストを尽くす。レースは序盤からイラン勢が主導権を握りペースを作りゴールでも大会新記録を更新し上位を独占した。優勝は普段アシスト仕事の多いエマミ(イラン/ピシュガマン)。ヒルクライムを得意とする徳田優は中盤からペースを上げ追い上げたが、トップから6分36秒遅れ43位でのゴールとなった。日本人選手は全体的にタイムと順位が伸びず、事実上個人総合争いから脱落してしまった。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St5)

 * * *

<第6ステージ『伊豆』122km>
1ヴァレリオ・コンティー (イタリア/ランプレ・メリダ)3h26m58
2ルカ・ピベルニック(スロベニア/ランプレ・メリダ)+5s
3トマ・ルバ(フランス/ブリヂストン・アンカー)+5s
…44面手 利輝(日本代表/EQADS)+14m04s、88黒枝咲哉+28m38s、89徳田優+28m50s、小橋勇利は途中棄権
個人総合リーダー:
ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)

■第6ステージフルリザルト

【監督の浅田顕によるレポート(St6)】
ツアー・オブ・ジャパンの中で最も厳しいステージで、昨年は多くの脱落失格者を出した。レースは総合上位選手を有するイランチーム勢を中心にコントロール。チームからは徳田がスタートアタックを試みたが、すぐに集団のペースに揉み消されてしまう。その後は抜け出したトップグループが1分以内のタイム差で8~10名程の人数で増減しながら後半へ進んだ。終盤には逃げも捕まり新たに抜け出したコンティー(ランプレ・メリダ)がステージを制した。チームでは面手、徳田、黒枝が完走し、小橋は途中棄権となった。日本勢では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が総合成績を少し上昇させたがポイント圏内の12位には届かなかった。一方逃げの展開ではエリートカテゴリー2年目の寺崎武郎(ブリヂストン・アンカー)が終始攻撃に加わり大きな成長を見せた。
■TOJオフィシャルサイトのレポート(St6)



 * * *

<第7ステージ『東京』112.7km>
1ニッコロ・ボニファッツィオ(イタリア/ランプレ・メリダ) 2h17m14s
2ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパック)+0s
3ニコラス・マリーニ(イタリア/NIPPOヴィーニファンティーニ)+0s
…5黒枝咲哉、48面手 利輝(日本代表/EQADS)、60徳田優+0s
■第7ステージフルリザルト

総合優勝:ミルサマ・ポルセイエディゴラコール
■最終総合フルリザルト(UCI)

【監督の浅田顕によるレポート(St7)】
最終日のフラットな東京ステージでは例年個人総合成績の変動は無く、今年も集団スプリントゴールの展開が予測される。チームは黒枝のゴールスプリントに備えながら、面手と徳田は逃げの展開へ参加することを課題とした。レースは序盤から逃げを試みるアタックが繰り返され面手と徳田が交互に反応するが、飛び出しを成功させた7名の先行グループには乗れず、その後は集団で黒枝のアシストに回る。先行グループも人数が減りながらラスト20㎞程で集団に吸収され各チームともゴールスプリントの準備が始まる。黒枝はゴール前多発する落車を回避しながらスプリント力を生かし5位でゴールしUCIポイントを獲得した。勝ったのはランプレ・メリダのボニファッツィオ。1週間のツアー・オブ・ジャパンは終了した。今回の日本ナショナルチームはU23メンバーと言え、厳しいステージを戦えるレベルになかった。日本人選手全体としても海外勢に封じ込まれた印象が強く、UCIアジアツアーランキングでは日本が上位に付ける反面、国内最大のステージレースを戦った結果としては、日本人の存在感は過去最低であった。国際レベルのレースで戦う為には、日本チームが増えれば良いというものではなく、現状各チームに分散する日本人戦力を束ねて戦う必要があると思う。(浅田 顕)

■TOJオフィシャルサイトのレポート(St7)

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ZLMツアー(4/17&18)』デンマーク圧勝。北欧勢が主導権を掌握。

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ZLMツアー(4/17&18)』

デンマーク圧勝。北欧勢が主導権を掌握。
日本は大苦戦も、弱点を明確に出来た事が大きな収穫


第2ステージのチームタイムトライアルに臨む日本代表U23


20歳のソーレン・クラーク・アンデルセン(黄色ジャージ、デンマーク)が第1ステージスプリント勝利、第2ステージTTT優勝、第3ステージ4位で文句の無い総合優勝を飾る。2014年度デンマークU23タイムトライアル王者。近い将来のプロ入りが確実視されている。
Photo: Omroep Zeeland

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【レース情報】
-レース名:『ZLMツアー』
(ZLM Roompot Tour)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 2.Ncup
-期間:2015年4月17日 & 18日
-開催場所:オランダ・ゼーラント州


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【成績】
<第1ステージ>
1位:ソーレン・クラーク・アンデルセン Søren Kragh ANDERSEN(デンマーク)2h45m39s
2位:Daan MYNGHEER(ベルギー)+0s
3位:Owain DOULL(イギリス)+0s
…57位:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)、66位:小石祐馬+4m05s
…97横山航太+8m41s、135位:内野 直也(EQADS)、139位:小橋勇利、140位:徳田優+12m46s
■第1ステージフルリザルト(UCI)

 * * *

<第2ステージ(チームTT)>
1位:デンマーク30m10s
2位:ロシア +25s
3位:フランス +36s
…23位:日本 +3m46s(出走26ヶ国中)
■第2ステージフルリザルト(UCI)

 * * *

<第3ステージ>
1位:Mads PEDERSEN (デンマーク)4h02m18s
2位:Michael Carbel SVENDGAARD (デンマーク) +0s
3位:Daniel HOELGAARD (ノルウェー)+0s
完走69人 日本チーム6名は全員途中棄権

■第3ステージフルリザルト(UCI)

総合優勝:ソーレン・クラーク・アンデルセン
■最終総合フルリザルト(UCI)

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【監督の浅田顕によるレポート】

<第1&2ステージ>
『オランダ南西部で開催の風のレースで知られるZLM TOURは今年から2日間3ステージで開催。初日のハーフステージは122㎞のフラットコース。レースはスタートから位置取り争いで落車が頻発し僅か2㎞地点までに4回の落車が発生する状態。レースはペースアップとダウンを繰り返しながらふるいにかけられ、チームからは勝負するトップ集団に残れず、小石と岡が第2集団の残ったのが最上位であった。
第1ステージ終了後、同日夕方スタートの25㎞のチームタイムトライアルは強風の中農道の細い道路で行われた。その中チームは前半のペース作りに苦戦したが後半はペースが整いつつ上り調子でのゴール、しかし結果はトップのデンマークに3分以上の差を付けられスピード域の差を痛感したレースとなった。』

<第3ステージ>
『最終の第3ステージは177㎞のフラットコースで朝から強い風が吹く。レースはスタートから一気にペースが上がり集団を分解させては元に戻る動きが繰り返され、やがて後方グループは元に戻らなくなる。時々アタックはあるもののリーダーのデンマークに他の強豪国が屈した形でレースが自在にコントロールされる。日本勢の殆どが早くから脱落集団に取り残される中、2つ目のメイングループに小石、岡を残すが、中盤に小石は横風での路肩走行で不運な落車で肩を強打しレースをリタイヤ、岡もポジション争いで路肩から畑に落とされ集団復帰ができず終盤にリタイヤとなった。
ステージを制したのはリーダーを擁しながらスプリントも制したデンマークのペデルセン。デンマークは個人総合優勝を含み完全にレースを支配した。今回のレースでは体格と体力の差の大きさを感じた。坂の無い超消耗戦で地元オランダ、ベルギー勢でさえ頼りなく感じるほど北欧勢のパワーを見せつけられた2日間であった。小石は検査の結果鎖骨骨折が判明し、しばらくは治療に専念することになる。しっかり完治させ早く元気な走りを見せてほしい。(浅田顕)』

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【選手自身によるレポート】


岡 篤志(EQADS)


<第1ステージ>
『コート・ピカルドの2日後、ネイションズカップ3戦目はオランダのZLM TOUR。
例年は1Dayレースであったが、今年は初日にRRとTTT、2日目に例年のコースを使ったRRというステージレースに。
ネイションズポイントは、ステージ3位以内、総合20位以内まで。
TTTはポイントに加算されないが、総合に反映されるため重要になってくる。
まずは初日のRRは、ド平坦の125㎞。しかし遮るものの何もないオランダの土地は、絶えず強風が吹き、毎年レースはバラバラの厳しいものに。
日本人としては過去完走者1人(木下選手)と、この3戦の中で1番苦手分野といっても良い。
しかし自分としては、今年ベルギーやオランダのレースを走り、風のレースも走れる手ごたえを得たので、先頭集団でレースをすることを目標に臨む。
風のレースは、先頭で攻撃したものが有利に働き、受け身になると負けだ。とにかく前で展開することを考えスタート。
皆考えることは同じで、他のレースと比べても常に位置取りが激しい。
スタートして5㎞経たないうちに、4件のも落車が起きた。足止めを食らう場面もあったが、巻き込まれずに集団復帰。路肩から前に上がり、先頭まで出切る。しかしポジションをキープすることは至難の業で、気が付くと中ほどまで下がってしまった。
ここで右に曲がった瞬間、横風を使った攻撃がかかる。一気に1列棒状になり、エシェロンに入れない所から風下に張り付け。中切れでバラバラになり、第2集団になってしまった。
前は50人ほどで、乗ったのは小石選手のみ。
しかし諦めなければ追いつくのが横風レース。有力チームも沢山取り残されていたので、20人ほどでローテーションを回し、先頭に復帰。
その後向かい風になったことで集団は止まり、後ろから沢山のグループが追いついてきた。
しばらくスローペースで進み、若干気を抜いた瞬間の70㎞程、再び横風でデンマーク、オランダなどの国がチームTT開始。また受け身のレースになってしまい、前では分裂が起きている。
50人近いグループの先行を許し、第2グループで追走し続ける。
追走のペースも非常に速く、ローテーションに入れないと千切れてしまいそうなスピード。しかし差はじわじわと開いていく。先頭が見えなくなった瞬間、追走の手は緩み後ろから小石選手含む20人ほどが合流。
40人ほどのグループで4分ほど遅れゴール、57位という結果に。
先頭との自力の差を痛感したが、小柄なこともあり後ろに付いてしまえば耐えられるという事も実感できた。しかし先頭集団で戦うにはもう2段階力も技術もが足りない。
体力という、最も単純で最も難しいことを、伸ばしていくしかない。』

<第2ステージ(チームタイムトライアル)>
『ロードレースが終わり中4時間、第2ステージであるチームTTが始まる。コースは、細い道が多く、テクニカルな区間も多い、吹き晒し25km。ジャパンチームは辛くも6人でスタートラインに立つことが出来た。借り物な選手もいるが、全員がTTbikeを使用して臨む。
そしてスタート。
予想以上の横風に、DHバーを持つことすら躊躇する状態。
道が細く、6人目の選手はエシェロンに入りきれない。
自分の調子も絶望的に悪く、開始早々千切れそうになる。
そんな中、内野選手がメカトラもあり遅れてしまった。
この段階で遅れるとタイムアウトの危険性があるため少し待ったが、厳しそうだったので5人で決行。
自分も調子が上がることを願い、千切れないようにセーブしながら回るが、最後まで苦しいままだった。
中盤からTTの苦手な小橋選手が回れなくなり4人でローテ。
小石選手がペースを作ってくれて、徳田選手、横山選手も強く牽いてくれて、最後は4人でゴール。(チームのタイムは3人目のタイム)
結果はトップのデンマークから3分45秒遅れの23位(26チーム中)。

感想
本来TTが得意な脚質で、長く牽こうと意気込んでいたが、先のレースで脚が完全に終わってしまっていた。
牽いているときの出力も、驚きの低さだった。
改善点をあげるなら、チームTTの練習不足だと感じる。
ディスクにディープホイール、DHバーと不安定要素が多いなか、ハスって落車が起きそうになるなど、横風では怖くてピッタリ付くことが出来なかった。
その結果後ろでも休めず、全体のペースも上がらなかった。
それから、ノーマルバイクでTTTをするときは、下がるときに脚を休めるが、TTbikeは加速が鈍いため、もっとゆっくり下がるべきであった。
前半はそれに気づかず、付き直すときに足を使う場面が多かった。
チームTTのレースは初めてだったので、良い経験になったと思いますが、また機会があった場合はしっかり準備して臨みたいと思います。』

<第3ステージ>
『朝から疲労は否めなかったが、泣いても笑ってもこのレースで帰国。
何か残して帰りたいと思い、気合いを入れ直してスタートへ。
風力発電の国オランダ、今日も当然のように強風が吹き荒れる。
個人総合の1、2、3位を独占しているデンマーク、地元国のオランダ、ベルギー等の国を中心にレースは動くので、昨日の反省からチームぐるみな動きを察知して前に上がることを心掛けて、レースはスタート。
横風での攻撃は、必ずコーナーを曲がって風向きが変わった瞬間に行われる。
後ろの選手は、コーナーで詰まり立ち上がりがキツい上、横風で路肩に張り付けられれば、集団は簡単にバラバラになる。
早速スタートから10km程で、オランダやデンマークが先頭に上がってきた。
コーナーに向かって全員がスプリントしながら突っ込む。
自分は20番程で抜け、1列棒状に。
ここならセーフかと思ったが、エシェロンには入りきれず、2人前の選手が中切れ。
詰めきれずに離れてしまったが、他の主要国も数名ずつこのグループにいたため、落ち着いて追走。
30人程のグループで追い付き、50人程のグループになったが、ここから向かい風区間に入り、集団はストップ。
後ろから続々と合流し、振り出しに。
しばらく向かい風で集団はスローで進むがいつ攻撃が来ても良いように前々で位置取る。
しかし肝心な所で下がってしまい、曲がった瞬間に横風攻撃。
ペースは破壊的ではないが、直線が長く、分断の餌食に。
前は50人以上おり、こちらはバラバラ。かなり危機的状況になったが、チームカーの隊列を利用しながら数名で先頭まで復帰。
ここには小石選手が残っており、このあと後ろから追い付くグループはなかった。
60km地点、再び細い道でデンマークの鬼牽きが始まり、集団は3つに分断。
ここでも後ろにいてしまったが、人数もこちらが多く、追い付きそうだったが、ここで小石選手含む数名が落車。
チームは自分だけになってしまい、前との差も開く。第2グループには追い付いたが、先頭25人程は遥か彼方。
このグループは合流することはなかった。
自分はローテーションに加わり、このまま落ち着いてくれる事を願いながら90km過ぎ、先頭の選手が大斜行し、後ろの選手達はホイールを差しているため、自分も煽りを受けて前輪スポークに前走者のクイックが入り、落車は免れたが路肩に吹っ飛び、集団から10m程離れてしまった。
横風のローテーションは、少しでも離れると、不思議なほど追い付けない。
チームカーの隊列を利用し、ずっと見える位置に推移して、諦めずに踏み続けたが、長いパヴェ区間や入り組んだ農道で、差は詰まらない。
ジャパンのチームカーが来て、手は尽くしてくれたが、後ろに集団はもうなく、完走は厳しくなった。
共に遅れたスペイン人と二人でゴールの街まで走り、145km地点でリタイア。
自分が最後のリタイア者と言う感じ。
つまらない一瞬のミスで全て水の泡になってしまったことが悔しい。
しかしこの二日間3ステージで、トップとは圧倒的な力の差を感じざるを得ない内容&結果でした。
普段からこういったタイプのレースを走っている選手とは経験の差も大きいですが、純粋なパワーも大きな差です。
しかし二日間で成長も感じられたので、収穫のあるZLM Tourだったと思います。

ありがとうございました。』

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【大会の模様映像】
Video: Omroep Zeeland



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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ラ・コット・ピカルド(4/15)』

【レースレポ(EQADS/日本代表U23)】『ラ・コット・ピカルド(4/15)』

U23世界トップの戦いに苦戦が続く日本
伊コンソンニが大集団スプリントを制す


ロードスプリントを得意とする伊コンソンニ20歳が混戦の大集団スプリント制す。
2位のオウェイン・ドゥール(イギリス)は昨年末チーム・ユーロップカーからのオファーを蹴り、トラック専門のウィギンスチームに入団。リオ五輪でのメダルを狙う。表彰プレゼンターは伝説のエディー・メルクス(左)が務めた。
Photo: 伊自転車連盟


スタート前の選手たち(左から岡、小石、面手)

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【レース情報】
-レース名:『ラ・コット・ピカルド』
(La Côte Picarde)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-期間:2015年4月15日(水)
-開催場所:フランス・ピカルディー地方


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【成績】
1位:シモーネ・コンソンニ Simone CONSONNI(イタリア)4時間28分35秒
2位:オウェイン・ドゥール Owain DOULL(イギリス)トップと同タイム
3位:ダニエル・フールガール Daniel HOELGAARD(ノルウェイ)トップと同タイム

55位:小石祐馬(日本代表U23/CCT p/b Champion System)トップから+24秒
92位:小橋 勇利(日本代表U23)トップから+4分29秒
122位:岡 篤志(日本代表U23/EQADS)トップから+10分34秒

DNF:面手 利輝(日本代表U23/EQADS)
DNF:清水 太己(日本代表U23/EQADS)

■フルリザルト(UCI)

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【監督の浅田顕によるレポート】

『4月のネイションズカップの2戦目はフランス開催のLA COTE PICARDE。平坦のラインと18㎞の登りを含む周回を2周してゴールする。チームは小石と面手で10位入賞を狙う。日本人にとっては脚質の相性の良いコースではあるが、例年惜しいところで入賞を逃している。朝から晴天で風もほとんどなく気温が上昇してゆく。レースはハイスピードでスタートするが重要な逃げは決まらない中、面手が単独落車でリタイヤとなる。その後、緩んだすきに飛び出したアイルランドの1名に対し集団は緩いペースで進み150名近くで周回までたどり着く。ペースアップに備え清水、内野らが小石を前方へ上げながら最終回の登りへ。ペースアップで一時は集団がバラけ小石は先頭20名程に残るが、集団は再び緩み60名程のゴールスプリントとなる。ゴールでは残った小橋を小石が引き上げスプリントに入るが、横並びのスプリントでの落車に巻き込まれチャンスを逃した。大集団ゴールスプリントを制したのはイタリア名門アマチュアチーム〝コルパック″に所属するCONSONNI、2位には先日のツール・ド・フランドル・エスポワールでも10位に入ったイギリスのDOULLが入った。(浅田顕)』

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122位:岡 篤志(EQADS)


『ネイションズカップ2戦目であり、コース的にも最もポイント獲得のチャンスが高いレース。

チームはトップ10入りを目指して戦った。

チームオーダーとしては、調子の良い小石選手、面手選手を最後良い状態で残し、トップ集団に残すこと。
もし大きな集団でゴールスプリントになった場合は自分がスプリントをするチャンスを頂いた。

レースがスタートし、アタック合戦が始まる。
自分も少し参加し、調子を確認。
最近の中ではかなり良い感触を感じた。

大人数の飛び出しは容認されず、30分程たったところで飛び出したアイルランドの選手が一人逃げ。

これを集団は容認し、孤独なエスケープが始まる。

集団はサイクリングになり、オーストラリアがペースを作る形に。

昨年は風が強く、横風で分断される場面があったが、今年は風が無く、集団にいれば非常に楽な展開。

途中、面手選手の体調が優れないとのことで、小石選手を皆でサポートすることに。


後ろにいても安全な雰囲気&コースだったので、中盤から後方で休む。

前方や中程は位置をキープするのにストレスがかかるので、位置取り争いのないこのポジションは楽に感じた。

そしていよいよ本当の勝負である18kmの周回(2周)が近づくと、集団のペースも上がり、危険な雰囲気に。

去年の経験から、危険な箇所手前でチームで前に上がり、先頭付近でこなすことができた。

しかし周回まで10kmを切ると、被せ合いが激しくはぐれてしまう。

何度か合流するも、あちこちで落車も頻発し、なかなか引き上げる動きは出来なかった。

清水選手が小石選手を引き上げてくれて、周回へ。

周回には勾配のキツい2km弱の坂と、緩い坂が一つずつ。

下って平坦でゴールと言うコース。

ここまで、何も攻撃もなく、足を使う場面はなかったが、ひとつ目の登りで急に疲労を感じ、ずるずる後退。

最後尾で登りきる有り様で、2周目で千切れることを悟ってしまった。

全く脚に力が入らず、二つ目の登りもギリギリ。

下った後の平坦で小石選手と合流し、自分の状態を伝える。

集団スプリントになりそうな雰囲気だったので、スプリントの場合は小橋選手をエースにすることに。

最終周に入り、案の定登りで遅れ、先頭集団は60人弱。

小石選手と小橋選手に託し、自分は10分ほど遅れてゴールし、122位。
チームは良い形でスプリントに入ったが、落車でチャンスを逃してしまった。



今回、序盤中盤は調子が良く感じたが、最後はペースも速くないのに遅れてしまった。

ワットを見ても全くキツいペースではなかったはず。

185kmと言う長丁場で、少なからず脚に来ていたとは思うが、もう少し粘れないと話にならない。
チームに貢献できたこともあまりなく、個人的には評価のしようもないレースだった。
つくづく自分を許せない気持ちです。

次戦はZLM Tour。
今年はステージレースになり、ロードレース、チームTT、そしてロードレース。

オランダ特有の平坦横風レースで、厳しいレースです。

しかし自分にあっているレースだと思っているので、前半遠征最後のレース、やり残しのないよう頑張ってきます。』

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【次のレースは4月17&18日です】
-レース名:『ZLMツアー』
(ZLM tour)
-カテゴリー:UCI Europe Tour 1.Ncup
-期間:2015年4月17日 & 18日
-開催場所:オランダ

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【参考リンク】
<2015年「エキップアサダ(EQADS)」体制のご紹介>
http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=683
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