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Auther: 

フランスの空気をすいたくて

南フランス・トゥールーズ合宿所引っ越しという命を受けて、懐かしのフランスに一人旅に来させてもらっています。
 懐かしいフランスの景色に、さよならを言える幸せをかみしめながら。
 日本にいたときの倍は寝ています。
 時差なんてまったく感じずに。
 引っ越しの荷物の中でおぼれていると、ふと懐かしい誰かのトロフェィーや、僕が無理やり押し付けて書いたフランス語のテキストが後輩の大事にしまっている荷物から出てきたり。
 その年を経て色あせた紙切れを見ていると、ぽたっとしずくが。
僕は自分が感無量になっているのかと思ったら、それは鼻からでした。

チームのスタッフ、ドゥニーの寛大な心と奥さんアニーの手料理に愛されて、もうレース前に、食卓のワインをこっそりつぐ必要もなくなりました。

ドゥニーはかなり太り気味なのですが僕のために、一緒にお酒もご飯もお替わりします。
ワインをつぐたび肩が痛いとか腕が痛い。それが口癖です。
そのたびに奥さんは、心配そうに、だけど幾分呆れています。
「ドゥニー、瓶をもってリハビリしよう!」
ドゥニーは顔を赤くして照れ笑い、おとなしい奥さんの明るい笑い声が響きました。

懐かしのノルマンディーに明日から2泊で行ってきます。
11年前から5年間お世話になった農家のモニックに久しぶりに電話をすると、たいそうご立腹だった。だけどそれも愛されている証拠だ。
「もう 康司のとまる場所はないわよ。」そう言われた時は、一瞬景色がにじんで見えたが、それからしばらく僕らの近況を話している間に、モニックもいつものやさしい仏の農婦になった。
「僕は絶対会いに行くからね。」僕は一方的に言って電話を切った。

それから元仏チャンピオン僕らのお兄さんフランクに電話をすると、
いつもの明るい声で「いつでも迎えに行くし、とまっていいぞ。」と僕の予定も聞く前から、興奮した声が受話器からびんびん響く。

 おいらの育ての親ベルナール98歳に会えるのも最後になるかもしれない。
 そんな風に思いたくないけど、僕は引退のあいさつをちゃんとしたい。

 こんな機会をいただいたことに感謝しつつ、今日も元気にいってきます。
 雨のち晴れの仏より。 

  

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